懐かしき思い出

本文

水平線の先　僕たちの思い出
変わらない自然　成長する僕ら
あの水平線の先へ行って気づく
世界の広さを　知らない街並みを
別世界のような景色　自然のない風景
僕たちの予想とは違う　裏切られる期待
もうそこへは行かないだろう

もう戻れない
大都会に飲まれてしまったから
染められてしまったから
ごめん　戻れそうにないわ
そう小さく　呟いた
それでも心の穴は
埋まらなかった

数年が経ち　大人になった
生まれ育ったあの場所は
ずいぶん　前のことのように感じる
頬を照りつける赤い太陽
今はビルで隠れてしまった
体を横切る柔らかい風
ここではピリピリしている
故郷へ帰ろうと決めた

数年ぶりに見る大自然
8月の中旬の真夏だった
波の音が懐かしく思う
風は優しく　太陽がよく照り付ける
全て　そう全てが懐かしいのだ
船を降り立った時　気づかされる
まったく変わっていない事に
後ろを振り返るとあの水平線が見えた
ふと涙が零れてしまった

鮮明に思い出される記憶
少年時代の懐かしい思い出だ
心を激しく打つ
故郷がやっぱり１番だ
ここで生きていくと
そっと心に決めた


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筆者より
　最後まで読んで頂きありがとうございます！
今回のはあまり考察の要素は入れませんでした。
この詩は故郷の大切さを表現しました！
次回の小説・詩もお楽しみに！！