204 / 600
第六章 明かされた出自と失われた時間
13話 二人の時間
しおりを挟む
ダートを王城内に用意されたぼくの私室へと案内するけど、そこにはいつも一緒に居たダリアがいない。
ストラフィリアに連れて来られてからずっと彼女が傍にいたから違和感がある。
何というかここ一ヶ月実際に娘として接して来たからか、何となく居ないと寂しい気がして落ち着かない気持ちがあって何とも言えない気持ちだ。
そんな事を思いながら椅子に座るとダートが隣に座って何故かぼくに頭を預けて来る。
「ここがレースの私室なの?」
「うん、この国に来て与えられた部屋だけど思った以上に広くて持て余してるよ」
「ミュラッカの部屋も広かったけど、王族の部屋ってこんなに広いんだね……、いいなぁこんな広い部屋でいつも生活出来るって」
「いつもはいないみたいだよ?王族としての公務がある時以外は与えられた領地に建てられた館で、管理をしているらしいから」
「そうなんだ……、と言う事は普段は王様以外いないの?」
領地を与えられていない幼いルミィと、次期覇王になるヴィーニは王城内で生活しているけどミュラッカだけ領地の管理をしている。
ダートに言われて気付いたけどまるで彼女を首都から離しているような気がして違和感を覚えるけど気のせいだろうか……
「ミュラッカ以外は王城にいるね……、もしかして覇王が彼女を遠ざけているのかも?」
「父親からはお前が男だったらって言われてたんでしょ?という事は……、王城内にいるとヴィーニの立場が危ぶまれるから守ろうとしてたのかな」
「でも定期的に王城に戻ってルミィの面倒を見ていたみたいだし……、それにぼくを保護してからはずっとここにいるよ?」
「多分だけどヴィーニを監視する為に、領地の管理を摂政官に任せて滞在しているんじゃない?それなら違和感が無いと思うけど?」
「それなら確かに……」
そういう理由なら確かに話の筋が通るけど、ヴィーニを監視するだけなら覇王ヴォルフガングに報告して王城内の騎士に警戒させればいいと思うんだけどそれだけじゃ駄目だったんだろうか。
他にも何らかの思いがあるような気がしてならないけど……
「でもさ、それならミュラッカが王城に居なくても騎士達に任せるとかでも対応出来たんじゃ……?」
「もしかしてだけど、レースの近くに居たかったのかも?年上の家族がずっと欲しかったってさっき言ってたでしょ?だから甘えたかったのかもよ?」
「ミュラッカが……?、最初は敬語で凄い距離感を取られてたけど、最近は打ち解けて来たのか二人きりになるとスキンシップが多くなるし、愚痴を吐いたりとか何かと悩みを打ち明けてくれるけど違うんじゃない?多分ぼくの暇つぶしに付き合ってくれてるだけだと思うんだけど」
「……充分に甘えてるじゃない、私の時もそうだったけどどうしてそこまでされてるのに気づけないのかなぁ」
「えっと……、ごめん」
隣でダートが何とも言えない顔をしているけど、ぼくからしたらミュラッカは実の妹であるけど他人でしかないから心の何処かで距離を取っていたのが原因かもしれない。
だから気付くことが出来なかったんだと思うけどこの考えをどう伝えればいいのか……
「まぁ、レースのそういう所は私が補うから良いけど……、私の義妹でもあるから二人でこれから大事にしてあげようね?」
「明日からそうするよ、でも大事にするってどうすればいいのかな……」
「そこはいつも通りに接してあげて甘えて来たら、頭を撫でてあげたりとか黙って話を聞いてあげたりとか色々とあるんじゃない?……まぁ、甘えてる時に頭を撫でて欲しいは私の願望だけど」
「……そっか」
道理でさっきからぼくの方を身を委ねて寄り掛かっているのか、そうして欲しいなら最初から言ってくれたら良かったのにと思ったけど、ダートからしたら言わなくても察して欲しかったのかもしれない。
正直ぼくには難しいけど彼女が望むなら分かって上げられるように頑張ってみようとは思うけど出来るだろうか……、そんな事を思いながら手を頭に置いて撫でるとサラサラとした髪の毛の手触りが気持ち良くて癖になりそうだ。
これは機会があったら定期的に撫でるのもありかもしれない……
「……手触りが気持ち良いね」
「そうでしょ?いつでも触って貰えるように髪手入れに力を入れてるもの」
「ならいつでも触っていいの?」
「んー、二人きりの時ならいいけど、ダリアの近くでは止めてね?見られてると恥ずかしいから」
「そっか……、なら今なら触っててもいいよね」
ダートが椅子の上で横になって膝の上に頭を乗せてくるけど、その体制は座っていて辛くないのだろうかと思うけどそのまま身を任せて来たから髪の毛を触らせて貰っていると、暫くして何時の間にか安心した顔をして眼を閉じていた彼女から寝息が聞こえてくる。
「……ダリアとルミィが大変な状況にあるのにこんな事してていいのかなぁ」
でもダートのおかげで二人が誘拐されたと聞いて張りつめていた気持ちが解けたから彼女なりに気を使ってくれたのかもしれない。
あのままだと明日もし二人を助けに行くとなったとしてもまともに動くことが出来なかったと思うから、いつもダートには助けられてばかりだ……、どんな時もぼくの傍にいてくれてありがとう、と心の中で感謝しつつこれは動いたら彼女を起こしてしまうからどうしようかなと考えていると、部屋の扉が規則的に叩かれて扉が開いていく。
「レース様にダート様、ミュラッカ様からお二人が私室にて夕食をお食べになると聞いたので運んできましたが、入ってもよろしいでしょうか……、あら?」
年老いた侍女が夕食を載せたカートを押して開いた扉の前の前に立っているが、微笑ましい物を見たような顔をしながらぼく達の方を見つめて来る。
それに反応したダートが眼を開いて凄い速さで起き上がると何事も無かったかのような仕草をするが……、反応的に既に見られているから隠しようがないと思う。
「ふふ、仲がよろしいのですね」
「えぇ、ぼくの自慢の人ですから」
「本当羨ましいです、この国の男って戦う力は男の方が強いから女は黙ってついて来いっていう人が多いですからね、何といいますか覇王様とスノーホワイト様の関係を思い出して懐かしい気持ちになります」
「そうなんだ?」
「はい、覇王様は珍しく側室を作らずに王妃様一人を大事にし続けた珍しい方ですからね、本来ならその尊き血を残す為に側室を交えて沢山の子を作って貰わなければいけないのですが、それを良く思ってないのか歴代の覇王の中で最も子供が少ないんですよ?」
その割にはゴスペルと言う妾の子を作ったりしているけどそれは良いんだろうかと思うけど、触れない方がいい気がして何も言えなくなる。
正直ぼくには分からない世界だと思うから関わらない方がいいだろう。
「……ところでお部屋に入ってもよろしいでしょうか?」
「あぁ、はい宜しくお願い致します」
「分かりました、お食事の方をテーブルに置かせて頂きますので暫くお待ちください」
侍女が部屋に入ってくると、テーブルに食事を並べてそれぞれを一口ずつ口に入れて食していく。
この国に来た頃は何で人のご飯を食べるんだろうって思ったけど、こうやって食べる事でこの料理や飲み物には毒が入ってない事を教える為らしいけど、正直毒でも治癒術で解毒出来るから大丈夫なんだけどな……。
「では、私は個室に戻らせて頂きますので後は二人のお時間をお楽しみくださいね……、あぁ食器類は食べ終えたら部屋の外に出して頂けたら夜間見回りの騎士様が片してくれるので置いといてくださいね」
「はい、ありがとうございます」
……そう言って部屋を出ていく侍女が出ていくと二人で夕飯食べ始めるが、美味しいけど何だか少しだけ気持ちが落ち着かない。
ダートも同じ気持ちなのかお互いに口数少なく食事を食べているとダートが『次はダリアと一緒に三人で美味しいご飯を食べようね』と微笑んでぼくの方を見る。
その姿を見て、ぼく達の日常を早く取り戻したいと思うのだった。
ストラフィリアに連れて来られてからずっと彼女が傍にいたから違和感がある。
何というかここ一ヶ月実際に娘として接して来たからか、何となく居ないと寂しい気がして落ち着かない気持ちがあって何とも言えない気持ちだ。
そんな事を思いながら椅子に座るとダートが隣に座って何故かぼくに頭を預けて来る。
「ここがレースの私室なの?」
「うん、この国に来て与えられた部屋だけど思った以上に広くて持て余してるよ」
「ミュラッカの部屋も広かったけど、王族の部屋ってこんなに広いんだね……、いいなぁこんな広い部屋でいつも生活出来るって」
「いつもはいないみたいだよ?王族としての公務がある時以外は与えられた領地に建てられた館で、管理をしているらしいから」
「そうなんだ……、と言う事は普段は王様以外いないの?」
領地を与えられていない幼いルミィと、次期覇王になるヴィーニは王城内で生活しているけどミュラッカだけ領地の管理をしている。
ダートに言われて気付いたけどまるで彼女を首都から離しているような気がして違和感を覚えるけど気のせいだろうか……
「ミュラッカ以外は王城にいるね……、もしかして覇王が彼女を遠ざけているのかも?」
「父親からはお前が男だったらって言われてたんでしょ?という事は……、王城内にいるとヴィーニの立場が危ぶまれるから守ろうとしてたのかな」
「でも定期的に王城に戻ってルミィの面倒を見ていたみたいだし……、それにぼくを保護してからはずっとここにいるよ?」
「多分だけどヴィーニを監視する為に、領地の管理を摂政官に任せて滞在しているんじゃない?それなら違和感が無いと思うけど?」
「それなら確かに……」
そういう理由なら確かに話の筋が通るけど、ヴィーニを監視するだけなら覇王ヴォルフガングに報告して王城内の騎士に警戒させればいいと思うんだけどそれだけじゃ駄目だったんだろうか。
他にも何らかの思いがあるような気がしてならないけど……
「でもさ、それならミュラッカが王城に居なくても騎士達に任せるとかでも対応出来たんじゃ……?」
「もしかしてだけど、レースの近くに居たかったのかも?年上の家族がずっと欲しかったってさっき言ってたでしょ?だから甘えたかったのかもよ?」
「ミュラッカが……?、最初は敬語で凄い距離感を取られてたけど、最近は打ち解けて来たのか二人きりになるとスキンシップが多くなるし、愚痴を吐いたりとか何かと悩みを打ち明けてくれるけど違うんじゃない?多分ぼくの暇つぶしに付き合ってくれてるだけだと思うんだけど」
「……充分に甘えてるじゃない、私の時もそうだったけどどうしてそこまでされてるのに気づけないのかなぁ」
「えっと……、ごめん」
隣でダートが何とも言えない顔をしているけど、ぼくからしたらミュラッカは実の妹であるけど他人でしかないから心の何処かで距離を取っていたのが原因かもしれない。
だから気付くことが出来なかったんだと思うけどこの考えをどう伝えればいいのか……
「まぁ、レースのそういう所は私が補うから良いけど……、私の義妹でもあるから二人でこれから大事にしてあげようね?」
「明日からそうするよ、でも大事にするってどうすればいいのかな……」
「そこはいつも通りに接してあげて甘えて来たら、頭を撫でてあげたりとか黙って話を聞いてあげたりとか色々とあるんじゃない?……まぁ、甘えてる時に頭を撫でて欲しいは私の願望だけど」
「……そっか」
道理でさっきからぼくの方を身を委ねて寄り掛かっているのか、そうして欲しいなら最初から言ってくれたら良かったのにと思ったけど、ダートからしたら言わなくても察して欲しかったのかもしれない。
正直ぼくには難しいけど彼女が望むなら分かって上げられるように頑張ってみようとは思うけど出来るだろうか……、そんな事を思いながら手を頭に置いて撫でるとサラサラとした髪の毛の手触りが気持ち良くて癖になりそうだ。
これは機会があったら定期的に撫でるのもありかもしれない……
「……手触りが気持ち良いね」
「そうでしょ?いつでも触って貰えるように髪手入れに力を入れてるもの」
「ならいつでも触っていいの?」
「んー、二人きりの時ならいいけど、ダリアの近くでは止めてね?見られてると恥ずかしいから」
「そっか……、なら今なら触っててもいいよね」
ダートが椅子の上で横になって膝の上に頭を乗せてくるけど、その体制は座っていて辛くないのだろうかと思うけどそのまま身を任せて来たから髪の毛を触らせて貰っていると、暫くして何時の間にか安心した顔をして眼を閉じていた彼女から寝息が聞こえてくる。
「……ダリアとルミィが大変な状況にあるのにこんな事してていいのかなぁ」
でもダートのおかげで二人が誘拐されたと聞いて張りつめていた気持ちが解けたから彼女なりに気を使ってくれたのかもしれない。
あのままだと明日もし二人を助けに行くとなったとしてもまともに動くことが出来なかったと思うから、いつもダートには助けられてばかりだ……、どんな時もぼくの傍にいてくれてありがとう、と心の中で感謝しつつこれは動いたら彼女を起こしてしまうからどうしようかなと考えていると、部屋の扉が規則的に叩かれて扉が開いていく。
「レース様にダート様、ミュラッカ様からお二人が私室にて夕食をお食べになると聞いたので運んできましたが、入ってもよろしいでしょうか……、あら?」
年老いた侍女が夕食を載せたカートを押して開いた扉の前の前に立っているが、微笑ましい物を見たような顔をしながらぼく達の方を見つめて来る。
それに反応したダートが眼を開いて凄い速さで起き上がると何事も無かったかのような仕草をするが……、反応的に既に見られているから隠しようがないと思う。
「ふふ、仲がよろしいのですね」
「えぇ、ぼくの自慢の人ですから」
「本当羨ましいです、この国の男って戦う力は男の方が強いから女は黙ってついて来いっていう人が多いですからね、何といいますか覇王様とスノーホワイト様の関係を思い出して懐かしい気持ちになります」
「そうなんだ?」
「はい、覇王様は珍しく側室を作らずに王妃様一人を大事にし続けた珍しい方ですからね、本来ならその尊き血を残す為に側室を交えて沢山の子を作って貰わなければいけないのですが、それを良く思ってないのか歴代の覇王の中で最も子供が少ないんですよ?」
その割にはゴスペルと言う妾の子を作ったりしているけどそれは良いんだろうかと思うけど、触れない方がいい気がして何も言えなくなる。
正直ぼくには分からない世界だと思うから関わらない方がいいだろう。
「……ところでお部屋に入ってもよろしいでしょうか?」
「あぁ、はい宜しくお願い致します」
「分かりました、お食事の方をテーブルに置かせて頂きますので暫くお待ちください」
侍女が部屋に入ってくると、テーブルに食事を並べてそれぞれを一口ずつ口に入れて食していく。
この国に来た頃は何で人のご飯を食べるんだろうって思ったけど、こうやって食べる事でこの料理や飲み物には毒が入ってない事を教える為らしいけど、正直毒でも治癒術で解毒出来るから大丈夫なんだけどな……。
「では、私は個室に戻らせて頂きますので後は二人のお時間をお楽しみくださいね……、あぁ食器類は食べ終えたら部屋の外に出して頂けたら夜間見回りの騎士様が片してくれるので置いといてくださいね」
「はい、ありがとうございます」
……そう言って部屋を出ていく侍女が出ていくと二人で夕飯食べ始めるが、美味しいけど何だか少しだけ気持ちが落ち着かない。
ダートも同じ気持ちなのかお互いに口数少なく食事を食べているとダートが『次はダリアと一緒に三人で美味しいご飯を食べようね』と微笑んでぼくの方を見る。
その姿を見て、ぼく達の日常を早く取り戻したいと思うのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる