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第七章 変わりすぎた日常
9話 偽装の魔導具
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カエデの提案通りなら確かにギルド長室まで来た事に関して違和感は無いと思う。
でも肝心の冒険者登録の方はランクがどれくらいになるのだろうか……
「おぉ、いいなそれっ!それで行こうっ!」
「……本来はジラルドさんがこういう柔軟な思考をしなければいけないのですよ?」
「分かってるけどそういうの苦手でさぁ、トレーディアスでミントと結婚するまでの間色々と勉強したけど貴族同士の駆け引きとかも覚えるのに時間かかったし……」
「良くそれで商王クラウズ様に結婚を許して貰えましたね……」
「戦闘力だけは一級品だからという事で出来ない部分は全て専門家を雇って代わりにやって貰う事になったんだよ、それに領地運営の方は前領主の息子が変わりにやってくれるからな」
……ソフィアの話を聞いていてもしやと思っていたけど、本人の話を聞いていて確信出来た。
ジラルドとコルクはぼくがストラフィリアにいた二ヵ月少しの間に結婚していたのか、友人達が無事に結ばれて夫婦になったというのは嬉しい気持ちになるけど、でも結婚式には参加したかったという気持ちがある。
でも今その事に対して触れてしまうと話が逸れてしまうからこの事に関しては後日でいいかな。
「取り合えずこんな話をするよりも冒険者登録の方をさっさと終わらせないとな……、でも心器を使える人物に対するマニュアルが無いからどうすればいいんだ?」
「とりあえずいきなりBやAランクにすると既存の高ランク冒険者から不満の声が出てしまうので、Cランク冒険者として登録した後にBランク以上の方が受けられる依頼を受けて貰って実績を積んで頂いてから昇格して貰うという事で行きましょう……、とは言えこの冒険者ギルドはまだ出来て日が浅いですからそういう依頼が無いんですよね」
「無いってあるじゃねぇか、ほらあの南東の大国マーシェンスの賢王ミオラームが視察に来るとかで予定では開拓中の森に入ったりするとかの」
「あれですか、それなら最近Aランク冒険者として復帰した【死滅の霧】スイさんがこの都市に滞在しているので、護衛依頼の成功率が極めて高い彼女に指名しつつ他に手の空いているBランクの方を他のギルドから呼び出して人員を当てようと思っていたのですが……、同じAランク冒険者であるダートお姉様が帰って来てくれましたしありかもしれませんね、幸いな事に依頼主から渡された金額は潤沢にありますから、Aランクの高位冒険者を二名入れても充分今回は収益がマイナスにならないで済みますし、レースさんの初依頼という意味でもここで結果を出しておけば、Bランクへの昇格という実績としても申し分ないと思います」
「……ならそれで決まりだな、レースっ!取り合えるこっちでCランク冒険者として登録しとくから今から渡すカード型の魔導具に血を少しだけ付けといてくれ」
そう言って机の中から白い金属性のカードと針を取り出すとぼくに渡してくれる。
……これに血を付けろって言われてもどうしてそんな事をする必要があるのか分からないから困惑してしまう、本当に大丈夫なんだろうか。
「大丈夫だよレース、これが冒険者の資格証で血を付ける事で個人の魔力の波長をギルドに登録するの、ほら大分前にアキさんに説明して貰ったの覚えてる?」
「あぁ……、そういえば聞いた記憶があるけど大分前の事だから殆んど覚えてないかな」
「もしかしてあの時はそこまで興味なかった?」
「ごめんね、当時は冒険者になる何て思ってなかったからそういうもんなんだなぁっていう風にしか思って無かったんだと思う、あ、でも登録する事で冒険者が今何処にいるか分かるようになるっていうのは思い出したかな……、確かそれでルードの居場所を表示したりしてたよね」
「他にも色々とあったけど、大体そんな感じで合ってるから今はそれでいいかな……、詳しくは家に帰ったらゆっくり教えてあげるね?」
それ以外にもスイがトレーディアスにいる事もそれで判明したりと色々とあった記憶があるけど、個人的にストラフィリアにいた二ヵ月の経験が余りにも印象に残る事が多すぎたせいで殆んどがうろ覚えだ。
こういう事なら当時、アキから教わっていた際にメモを取る等しておいた方が良かった気がするけど、忘れてる範囲に関しては後でダートがゆっくり教えてくれるらしいから多分大丈夫だろう……、そんな事を考えながら針を親指に刺して血を少しだけ出すとカードに軽く押し付けるようにして付ける。
すると、どういう理論で動いているのか資格証に顔写真と名前が表示されその隣に冒険者のランクが書かれているだろう空白の部分が出来るが……
「名前が【キノス・ルミヒウタレ・ヴォルフガング】で髪の色が白くなってるんだけど?ぼくは【レース・フィリア】で、普段は偽装の魔導具で髪の色を黒くしてるからこれだと……」
「キノス・ルミヒウ?言いづらいからキノスでいいか、名前と登録名が違うのはどういう事だ?」
「彼の本当の名前です、レースって名前はカルディア様が付けた名前で本来の名前はキノス様というらしいですが……、レースさん今迄魔力を使った個人情報を登録する時はどうやっていたのです?」
「……そういうのは自分でやってたんだけど、あっもしかして!試しにもう一つ登録前の資格証を貰ってもいい?」
「わ、分かった」
あの時トレーディアスでゴスペルに壊された偽装の魔術が付与された魔導具のネックレスを空間収納を開いて取り出して魔力を通すと、ジラルドから新たなカードを貰い試しに血を付けてみる。
すると今度は……
「やっぱりだ、名前が【レース・フィリア】になって髪の色が黒になってる、でもおかしいな……それだとヴィーニに連れ去られた時に血を使って血縁関係を調べられたけどその時はレースのままだった」
「もしかしてだけどレース、ずっと偽装の魔導具に魔力を通してたからあの時はネックレスの方が壊れた後も数日の間だけ効果が残ってたとかない?、見た目を偽装する事は出来なくなっても名前は隠せるとか」
「あぁ、難しい事は分からないけど取り合えず無事に登録出来たみたいで良かったじゃんか、なぁカエデ」
「……ですねと言いたいのですが、ふだんは魔導具に魔力を通す事を止めた時点で効果を失う筈なのでそのような事が起きる筈がないんですよね……、レースさん、差し支えなければその偽装の魔導具の作成者を教えて頂けますか?」
「マスカレイドが作ったとは師匠から聞いた事あるけど……」
もしかしてだけどぼくの出自が世に出ないようにマスカレイドなりの気遣いがあったのかもしれない。
そんな事を思ってしまうけど本当にそうなのだろうか……、もしかしたらただ新しい魔導具の効果を検証する為に作った可能性もある。
「彼のような天才的な魔科学者なら確かにそういう事があっても……?、ちょっと私では何とも言えないのでその魔導具を一度預かって栄花騎士団の団長に預けて調べて貰ってもいいですか?」
「別にいいけど……、一部壊れてるけど大丈夫?」
「正常に動いてるみたいなので問題無いと思います、取り合えず私はこれをもって今から栄花に戻りますねっ!レースさんとダートお姉様は今日はもう日が暮れているのでそのまま帰って貰って問題ありません、冒険者資格証は念の為両方持ち帰って頂いて普段はレ―スさんの名前が書いてある方をご利用くださいね、冒険者ランクの方は後でCランクと表記されるようにしておきますのでっ!」
「……だそうだから帰っていいぞ?、何つうか色々とあって大変そうだけど悩んだりしたら俺やアキラがいつでもお前の相談に乗るから悩んだら俺達を頼れよ?」
「うん、ジラルドありがとう、その時は頼るよ」
……ぼくからマスカレイドが作った偽装の魔導具を受け取ると、急いでギルド長室を出て行ったカエデを見送っているとジラルドがそうやって言ってくれる。
迷ったり悩んだりした時に頼る事が出来る相手がいるのは本当に嬉しいと思う、何か行き詰った時は頼らせて貰おう。
そんな事を思いながらギルド長室を出るとそのまま冒険者ギルドを出てダートと二人で帰路に着くのだった。
でも肝心の冒険者登録の方はランクがどれくらいになるのだろうか……
「おぉ、いいなそれっ!それで行こうっ!」
「……本来はジラルドさんがこういう柔軟な思考をしなければいけないのですよ?」
「分かってるけどそういうの苦手でさぁ、トレーディアスでミントと結婚するまでの間色々と勉強したけど貴族同士の駆け引きとかも覚えるのに時間かかったし……」
「良くそれで商王クラウズ様に結婚を許して貰えましたね……」
「戦闘力だけは一級品だからという事で出来ない部分は全て専門家を雇って代わりにやって貰う事になったんだよ、それに領地運営の方は前領主の息子が変わりにやってくれるからな」
……ソフィアの話を聞いていてもしやと思っていたけど、本人の話を聞いていて確信出来た。
ジラルドとコルクはぼくがストラフィリアにいた二ヵ月少しの間に結婚していたのか、友人達が無事に結ばれて夫婦になったというのは嬉しい気持ちになるけど、でも結婚式には参加したかったという気持ちがある。
でも今その事に対して触れてしまうと話が逸れてしまうからこの事に関しては後日でいいかな。
「取り合えずこんな話をするよりも冒険者登録の方をさっさと終わらせないとな……、でも心器を使える人物に対するマニュアルが無いからどうすればいいんだ?」
「とりあえずいきなりBやAランクにすると既存の高ランク冒険者から不満の声が出てしまうので、Cランク冒険者として登録した後にBランク以上の方が受けられる依頼を受けて貰って実績を積んで頂いてから昇格して貰うという事で行きましょう……、とは言えこの冒険者ギルドはまだ出来て日が浅いですからそういう依頼が無いんですよね」
「無いってあるじゃねぇか、ほらあの南東の大国マーシェンスの賢王ミオラームが視察に来るとかで予定では開拓中の森に入ったりするとかの」
「あれですか、それなら最近Aランク冒険者として復帰した【死滅の霧】スイさんがこの都市に滞在しているので、護衛依頼の成功率が極めて高い彼女に指名しつつ他に手の空いているBランクの方を他のギルドから呼び出して人員を当てようと思っていたのですが……、同じAランク冒険者であるダートお姉様が帰って来てくれましたしありかもしれませんね、幸いな事に依頼主から渡された金額は潤沢にありますから、Aランクの高位冒険者を二名入れても充分今回は収益がマイナスにならないで済みますし、レースさんの初依頼という意味でもここで結果を出しておけば、Bランクへの昇格という実績としても申し分ないと思います」
「……ならそれで決まりだな、レースっ!取り合えるこっちでCランク冒険者として登録しとくから今から渡すカード型の魔導具に血を少しだけ付けといてくれ」
そう言って机の中から白い金属性のカードと針を取り出すとぼくに渡してくれる。
……これに血を付けろって言われてもどうしてそんな事をする必要があるのか分からないから困惑してしまう、本当に大丈夫なんだろうか。
「大丈夫だよレース、これが冒険者の資格証で血を付ける事で個人の魔力の波長をギルドに登録するの、ほら大分前にアキさんに説明して貰ったの覚えてる?」
「あぁ……、そういえば聞いた記憶があるけど大分前の事だから殆んど覚えてないかな」
「もしかしてあの時はそこまで興味なかった?」
「ごめんね、当時は冒険者になる何て思ってなかったからそういうもんなんだなぁっていう風にしか思って無かったんだと思う、あ、でも登録する事で冒険者が今何処にいるか分かるようになるっていうのは思い出したかな……、確かそれでルードの居場所を表示したりしてたよね」
「他にも色々とあったけど、大体そんな感じで合ってるから今はそれでいいかな……、詳しくは家に帰ったらゆっくり教えてあげるね?」
それ以外にもスイがトレーディアスにいる事もそれで判明したりと色々とあった記憶があるけど、個人的にストラフィリアにいた二ヵ月の経験が余りにも印象に残る事が多すぎたせいで殆んどがうろ覚えだ。
こういう事なら当時、アキから教わっていた際にメモを取る等しておいた方が良かった気がするけど、忘れてる範囲に関しては後でダートがゆっくり教えてくれるらしいから多分大丈夫だろう……、そんな事を考えながら針を親指に刺して血を少しだけ出すとカードに軽く押し付けるようにして付ける。
すると、どういう理論で動いているのか資格証に顔写真と名前が表示されその隣に冒険者のランクが書かれているだろう空白の部分が出来るが……
「名前が【キノス・ルミヒウタレ・ヴォルフガング】で髪の色が白くなってるんだけど?ぼくは【レース・フィリア】で、普段は偽装の魔導具で髪の色を黒くしてるからこれだと……」
「キノス・ルミヒウ?言いづらいからキノスでいいか、名前と登録名が違うのはどういう事だ?」
「彼の本当の名前です、レースって名前はカルディア様が付けた名前で本来の名前はキノス様というらしいですが……、レースさん今迄魔力を使った個人情報を登録する時はどうやっていたのです?」
「……そういうのは自分でやってたんだけど、あっもしかして!試しにもう一つ登録前の資格証を貰ってもいい?」
「わ、分かった」
あの時トレーディアスでゴスペルに壊された偽装の魔術が付与された魔導具のネックレスを空間収納を開いて取り出して魔力を通すと、ジラルドから新たなカードを貰い試しに血を付けてみる。
すると今度は……
「やっぱりだ、名前が【レース・フィリア】になって髪の色が黒になってる、でもおかしいな……それだとヴィーニに連れ去られた時に血を使って血縁関係を調べられたけどその時はレースのままだった」
「もしかしてだけどレース、ずっと偽装の魔導具に魔力を通してたからあの時はネックレスの方が壊れた後も数日の間だけ効果が残ってたとかない?、見た目を偽装する事は出来なくなっても名前は隠せるとか」
「あぁ、難しい事は分からないけど取り合えず無事に登録出来たみたいで良かったじゃんか、なぁカエデ」
「……ですねと言いたいのですが、ふだんは魔導具に魔力を通す事を止めた時点で効果を失う筈なのでそのような事が起きる筈がないんですよね……、レースさん、差し支えなければその偽装の魔導具の作成者を教えて頂けますか?」
「マスカレイドが作ったとは師匠から聞いた事あるけど……」
もしかしてだけどぼくの出自が世に出ないようにマスカレイドなりの気遣いがあったのかもしれない。
そんな事を思ってしまうけど本当にそうなのだろうか……、もしかしたらただ新しい魔導具の効果を検証する為に作った可能性もある。
「彼のような天才的な魔科学者なら確かにそういう事があっても……?、ちょっと私では何とも言えないのでその魔導具を一度預かって栄花騎士団の団長に預けて調べて貰ってもいいですか?」
「別にいいけど……、一部壊れてるけど大丈夫?」
「正常に動いてるみたいなので問題無いと思います、取り合えず私はこれをもって今から栄花に戻りますねっ!レースさんとダートお姉様は今日はもう日が暮れているのでそのまま帰って貰って問題ありません、冒険者資格証は念の為両方持ち帰って頂いて普段はレ―スさんの名前が書いてある方をご利用くださいね、冒険者ランクの方は後でCランクと表記されるようにしておきますのでっ!」
「……だそうだから帰っていいぞ?、何つうか色々とあって大変そうだけど悩んだりしたら俺やアキラがいつでもお前の相談に乗るから悩んだら俺達を頼れよ?」
「うん、ジラルドありがとう、その時は頼るよ」
……ぼくからマスカレイドが作った偽装の魔導具を受け取ると、急いでギルド長室を出て行ったカエデを見送っているとジラルドがそうやって言ってくれる。
迷ったり悩んだりした時に頼る事が出来る相手がいるのは本当に嬉しいと思う、何か行き詰った時は頼らせて貰おう。
そんな事を思いながらギルド長室を出るとそのまま冒険者ギルドを出てダートと二人で帰路に着くのだった。
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