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Fake Love
将来
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ココくんと久しぶりに会えた無子はしっかり太っていた。
それを感じたココくんは無子に太った?と聞いたけど、それでもいいよと言ってくれた。
それはもう無子に興味がなくなったからなのかもしれない。
けど、そんなことに気がつかない無子にココくんは、
「俺のこと、好き?」
と、聞いてきた。
無子は迷わず好きだよと伝えながら照れるけど、ココくんは嬉しいのかよく分からない表情をしていた。
けど、ココくんは引っ越して自分の家に呼べるようになった無子に、自分の家族の話や自国に旅行したいねと話してくれる。
無子はそれがただただ嬉しくて酔っ払いなココくんに気づけなかった。
だから無子はずっとココくんが好きで、会えなくても気持ちは出会った頃から一緒って思えた。
無子と同じ気持ちだから、ココくんは自国にいるお姉さんやお父さんに私をビデオ通話に参加させてくれたのかなって思ってたけど、違ったみたい。
彼氏がいるはずの無子だけど、卒業前に無子の遅刻早退欠席がおじいさんのお見舞いと無子が気づかないうつ病気味な行動に何も知らないまま嫌気がさし、絶縁した自好さんや見放ちゃん、学校の知り合いもいなくなったからたまに行く1人旅を無子は楽しんでいた。
そんなある日、1人で家に帰る電車の中でともくんと無子が好きなバンドグループのコンサートが当たったとお知らせメールが届いていた。
無子は1人で初めてコンサートに行き、生歌と生バンドグループを観てみんなが手や歓声でボーカルの言葉に応える中、1人で涙を流した。
そのきっかけはともくんがたまに流していた『THE OVER 』だったからかもしれない。
けど、ココくんに一筋になっていた無子はただただ歌詞とライブの声が自分の心にグサグサと届いてるんだと思ってた。
その曲を聴いてから無子はちゃんとココくんに寄り添って、ココくんのタイミングで結婚しようと思ったのでいつも以上にメッセージを抑えて、生理不順を治すためと避妊のためにピルを飲み始めた。
ともくんの時も、ココくんと付き合って半年の時も、生理不順で1週間生理が遅れて妊娠したかと心配させちゃったからそんな不要な心配を二度とさせないためにも無子は家からちょっと遠い婦人科でピルをもらい、体のサイクルをコントロールしていた。
その中でフリーターの無子は自分のお店を持ちたいという夢を叶えるため、起業を応援しているという職場をサイトで見つけてそこで働くことにした。
専門式場でも少しは働いていたけれど、その専門式場ではいろんな専門学校からきた精鋭たちのグループがあってどうしても無子は馴染めず、1人行動1人帰宅を極めていたので新しい職場を増やして新しい知り合いを増やしてみるのもいいのかなと行動してみた。
そのことをココくんにメッセージで伝えると、同じ起業家になるのが嬉しかったらしくすぐに返信をくれた。
こんなに早く返信をくれるならいつも既読だけで済ませないでほしいな。
と、無子は内心ココくんに不満を持ちつつも新しい職場で苦手な電話で営業をかけていく。
けれど、2ヶ月経って3件しか契約が出来ない。
きっと無子の押しの弱さと声の低さで、あの営業声を真似できなかったのが原因だけれど無子は自分なりに頑張った。
朝に新しく始めたカフェで小銭稼ぎをしてから出勤して、慣れないPCの前に座り、上司がくれた名簿にひたすら営業をかけて17時に上がり、家に帰って夜ご飯を作って、皿洗いお風呂掃除をする。
こんなこと社会人なら当たり前なんだろうけれど、無子はその繰り返しに自分の時間が消費されていることに嫌気がさした。
仕事で成果が上がらないのは自分のスキルが伴ってない事と十分承知しているけれど、収入が0なのはキツすぎる。
けど、起業をするなら毎日のように会社に出て勉強しにきた方がいいと上司や周りの先輩方に言われる。
だから無子はそうして専門学校から続けてきた専門式場のバイトを極力減らし、時間をつぎ込んだけれどダメだった。
人には向き不向きがある。
逃げの言葉と言われてもしょうがないかもしれないけれど、その仕事をして無子はその言葉の意味を理解した。
努力で補えないものはどうしてもあって、何も産めない無子のそばで他の人はぐんぐんと成長して件数を伸ばしていく。
それをプレッシャーに感じ始めた無子はココくんに相談したかったけれど、会いたいと言っても既読無視をして3日後に忙しくて返信を忘れてたと言うココくんには会うことも相談することも出来ず、これからどうしようかと思っていると、お母さんに大病が見つかったと初めての家族会議で伝えられた。
環流 虹向/子宮が疼く愛が欲しい
それを感じたココくんは無子に太った?と聞いたけど、それでもいいよと言ってくれた。
それはもう無子に興味がなくなったからなのかもしれない。
けど、そんなことに気がつかない無子にココくんは、
「俺のこと、好き?」
と、聞いてきた。
無子は迷わず好きだよと伝えながら照れるけど、ココくんは嬉しいのかよく分からない表情をしていた。
けど、ココくんは引っ越して自分の家に呼べるようになった無子に、自分の家族の話や自国に旅行したいねと話してくれる。
無子はそれがただただ嬉しくて酔っ払いなココくんに気づけなかった。
だから無子はずっとココくんが好きで、会えなくても気持ちは出会った頃から一緒って思えた。
無子と同じ気持ちだから、ココくんは自国にいるお姉さんやお父さんに私をビデオ通話に参加させてくれたのかなって思ってたけど、違ったみたい。
彼氏がいるはずの無子だけど、卒業前に無子の遅刻早退欠席がおじいさんのお見舞いと無子が気づかないうつ病気味な行動に何も知らないまま嫌気がさし、絶縁した自好さんや見放ちゃん、学校の知り合いもいなくなったからたまに行く1人旅を無子は楽しんでいた。
そんなある日、1人で家に帰る電車の中でともくんと無子が好きなバンドグループのコンサートが当たったとお知らせメールが届いていた。
無子は1人で初めてコンサートに行き、生歌と生バンドグループを観てみんなが手や歓声でボーカルの言葉に応える中、1人で涙を流した。
そのきっかけはともくんがたまに流していた『THE OVER 』だったからかもしれない。
けど、ココくんに一筋になっていた無子はただただ歌詞とライブの声が自分の心にグサグサと届いてるんだと思ってた。
その曲を聴いてから無子はちゃんとココくんに寄り添って、ココくんのタイミングで結婚しようと思ったのでいつも以上にメッセージを抑えて、生理不順を治すためと避妊のためにピルを飲み始めた。
ともくんの時も、ココくんと付き合って半年の時も、生理不順で1週間生理が遅れて妊娠したかと心配させちゃったからそんな不要な心配を二度とさせないためにも無子は家からちょっと遠い婦人科でピルをもらい、体のサイクルをコントロールしていた。
その中でフリーターの無子は自分のお店を持ちたいという夢を叶えるため、起業を応援しているという職場をサイトで見つけてそこで働くことにした。
専門式場でも少しは働いていたけれど、その専門式場ではいろんな専門学校からきた精鋭たちのグループがあってどうしても無子は馴染めず、1人行動1人帰宅を極めていたので新しい職場を増やして新しい知り合いを増やしてみるのもいいのかなと行動してみた。
そのことをココくんにメッセージで伝えると、同じ起業家になるのが嬉しかったらしくすぐに返信をくれた。
こんなに早く返信をくれるならいつも既読だけで済ませないでほしいな。
と、無子は内心ココくんに不満を持ちつつも新しい職場で苦手な電話で営業をかけていく。
けれど、2ヶ月経って3件しか契約が出来ない。
きっと無子の押しの弱さと声の低さで、あの営業声を真似できなかったのが原因だけれど無子は自分なりに頑張った。
朝に新しく始めたカフェで小銭稼ぎをしてから出勤して、慣れないPCの前に座り、上司がくれた名簿にひたすら営業をかけて17時に上がり、家に帰って夜ご飯を作って、皿洗いお風呂掃除をする。
こんなこと社会人なら当たり前なんだろうけれど、無子はその繰り返しに自分の時間が消費されていることに嫌気がさした。
仕事で成果が上がらないのは自分のスキルが伴ってない事と十分承知しているけれど、収入が0なのはキツすぎる。
けど、起業をするなら毎日のように会社に出て勉強しにきた方がいいと上司や周りの先輩方に言われる。
だから無子はそうして専門学校から続けてきた専門式場のバイトを極力減らし、時間をつぎ込んだけれどダメだった。
人には向き不向きがある。
逃げの言葉と言われてもしょうがないかもしれないけれど、その仕事をして無子はその言葉の意味を理解した。
努力で補えないものはどうしてもあって、何も産めない無子のそばで他の人はぐんぐんと成長して件数を伸ばしていく。
それをプレッシャーに感じ始めた無子はココくんに相談したかったけれど、会いたいと言っても既読無視をして3日後に忙しくて返信を忘れてたと言うココくんには会うことも相談することも出来ず、これからどうしようかと思っていると、お母さんに大病が見つかったと初めての家族会議で伝えられた。
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