12 / 13
第二章『蛇苺』
第四話『僕は、元気です』
しおりを挟む
・
借りている別荘に戻ると、準備しておいたエスプレッソマシンが丁度良く温まっていて、克樹は直ぐに、そのエスプレッソマシンでラテを淹れてくれた。あまりの綺麗な手際に、うっかりとその後ろ姿に魅入ってしまう。職人の後ろ姿というのは、それだけでも単純に絵になってしまうのに、それが絶世の美貌を持つ克樹ともなれば、これはもう老若男女全てがお手上げになってしまうだろう。珈琲王子というネーミングも、この姿を見れば納得のいくネーミングだと思える。本人は気に入っていないらしいのだけど、それでも、言い得て妙だと僕には感じられた。
「お待たせ致しました」
出来上がったラテは、ハート型のラテアートが施されていた。話によるとラテアートの中でも難易度は低いようなのだけど、どうしても今日は、僕にハート型のラテを淹れたかったらしい。家にもエスプレッソマシンはあるから、やろうと思えば出来るのに、家ではやらない、この不思議。一体何が違うのか。頼めばやってくれそうではあるけれど。でも、態々僕の方から、『克樹の淹れてくれるハート型のラテが飲みたいな』だなんて、頼む気には……いや、やっぱり辞めておこう。こうしたものは、機嫌が良い時に乗っかるくらいが丁度良い。でないと、後からどんな見返りを求められるか、分かったものでもないから。
「美味しい!うわぁ、僕、こんなに美味しいラテ、初めて飲んだよ」
お世辞ではない驚嘆が口から飛び出ると、克樹は本当に嬉しそうに、それでいて得意げな笑みを浮かべた。
「ふふ、なら良かった。もう、口元に泡付いてるよ。子供じゃないんだから……おいで、瑠衣」
言われてみれば、口元辺りにふわふわと。だけど、自分でそれを拭う前に、克樹が僕のその口元に付いた泡を、親指の腹で拭ってくれた。そして、牛乳で作られたそれを、自分の口の中に……いや、待って。漫画でしか、見た事ないよ。本当にやる人が、いま、目の前にいますよ、お母さん。好きだったよね、そういう話。僕は、恥ずかしくて堪らないのだけど。
「お前は、なんてことをするの……」
「え、何が?」
「……なんでも、ない」
話が前に進まないし、僕が何に気を取られたのか、本当に分からないという顔をしているこの子に、事の経緯の怪奇さの説明をするのは僕が恥ずかしいし、徒労に終わりそうだから、辞めておく事にした。我ながら、良い判断だと思う。
「実は、これ、煎り過ぎた方の豆なんだよ」
「え?そうなの?でも、僕、これ本当に美味しいと思うんだけど」
「基準が刈谷さんだからね。それに、これだけの豆だから、淹れる人間が下手じゃなければ、誰でも美味しく淹れられるよ」
「へぇ……」
「やってみる?教えてあげるよ」
教えたがり、出ました。でも、何となく、そんな流れになるんじゃないかな、と思っていたから、うん、と頷いてみたい気持ちはあったんだけど。その、戯けた様な、明るすぎる態度は、僕の中にある『この時間を出来るだけ長く続けたい』という気持ちに、寧ろ、冷たい風を呼び込んでしまった。
無理を、させている。それが、僕には分かってしまったから。この明るくて暖かい時間を続ければ続けるほど、別れが辛くなると、理解していたから。
「ありがとう……でも、今はいい。僕達の大切な話が終わったら、ゆっくり教えて。これが、この旅行が、僕達の最後の思い出に、なるかもしれないから」
「最後だなんて………言わないでよ」
テーブルの上に置いていた僕の手を、上から覆う様にして掴み、その手に力を込める克樹に、穏やかに微笑んでから、首を横に振る。すると、涙を堪える様にして、ぐ、と唇を噛み締めた克樹が、僕のその包み込んだ手を、自分の顔に寄せて、自分の頬に僕の手の甲を擦り付けた。
「何が、ダメだった?俺の何処が嫌で、そんな話になったの?……言ってよ、必ず、直すから。貴方にとって、して欲しくない事はしないから。だから、俺を置いて一人で生きていくなんて、言わないで」
そうじゃない。違うんだ、克樹。僕は、君が嫌だったから、君に思う所があったから、あの部屋を出ようとしたんじゃない。これは、そう。
「僕自身の問題なんだ。いま、僕がお前に頼りきりになったら、僕は、お前無しでは自立出来ない人間になってしまう。それに何より、僕はまだ、自分の幸せを求めてはいけない人間だから。せめて、あの子が独り立ちする年齢までは、あの子の家に送金しながら、慎ましい生活をするつもりでいるんだ。そんな生活には、勿論、お前を巻き込んだりしたくない。だから、僕が、完全に自分の足で立てる様になって、その時、色々なタイミングが合えば……僕は、その時になって、漸く自分の幸せを求める気持ちになれるかもしれないと思うんだ。だから、いつになるか分からない、そんな時まで、お前に僕を待っていてとは言えないんだよ」
克樹の事が、大好きだ。世界中の誰よりも、この子を愛している。だから、僕は、僕の贖罪の人生に、この子を巻き込みたくない。結局、堂々巡りしてきた僕の思いは、昇華ではなく、胸の中で凝固してしまった。言葉にすれば、なんとも身勝手で、どこまでも情けない。でも、これこそが、混じり気のない、僕の本心だった。
「……瑠衣。実は、貴方に渡して欲しいと言われて、預かったままだった物があるんだ。本当は、ジャムの小瓶を受け取った時に一緒に預かっていたんだけど。貴方にもしも里心みたいな物が芽生えてしまったらと思ったら、怖くて渡せなかった。だから、今になって渡す事になって、ごめんなさい」
話の脈絡もなく、克樹は、突然話をぶつ切りにして、懺悔をし始めた。だから、意表を突かれた僕は、きょとんと目を丸くして、えっと、と気が削がれた人間の戸惑いを口にした。
「それは……よく分からないけど、どういった物なの?」
「……加害者の、先生からの、手紙」
「手紙?」
僕の鸚鵡返しに静かに頷いてから、克樹は僕の手をするりと自分の手から離して、カウンターテーブルの椅子に置いておいた自分のボディバッグから、無地の手紙用の封筒を取り出した。そして、一度封が外された印象のあるそれを僕に手渡すと、僕の座っている椅子の隣に座って、今すぐ僕に読んで貰い、内容を一緒に確認する、という言葉にしない圧を掛けてきた。僕は、少しだけ緊張したけれど、それ以上は何も言わずに、その封筒を開けて、中にある便箋を取り出した。
すると、そこには。
『今まで、ありがとう。そして、本当にすまなかった。私の言えた義理ではないけれど、どうか、誰よりも幸せに』
と言う言葉で終わる、先生から僕に宛てた、長い長い謝罪と感謝の気持ちが綴られていた。けれど、その文章の何処を探しても、僕に対する恨み節は、記されていなかった。あるのは、今までの生活がどれだけ自分を救ってくれたか、どれだけ支えられたかという思いと、そんな僕を傷付けてしまった事への謝罪と後悔のみだった。
「実は、この手紙を俺に渡してくれたのは、お子さんの預かり先のご家族では無かったんだ。お子さんが、留置所にいた父親から預かった物で、貴方には直接は渡せないからと、俺に。その子は、貴方の事をずっと心配していました。そして、俺に、もう一通の手紙を渡してくれたんです」
そう言うと、克樹は、隣に置いたボディバッグから、もう一通の手紙用の封筒を取り出した。そして、クレヨンで宛名が書いてあるそれを一目見た瞬間に、僕は、震えながら自分の口元を掌で覆った。
『るい あにいちやん へ』
あの子は、文字の練習や覚えが、あまり得意な子では無かった。だからこそ、この宛名だけで、どれだけの数を書き直したかが、僕には、直ぐに想像がついた。震える手で、宝物を扱う手付きで、その封筒の中にある便箋を、恐る恐る、取り出す。そして、一枚だけあったその便箋を開くと、そこには。
『ぼくは げんきです るい あにいちやんは げんきですか ? 』
なんてこと。
僕は、一体、なんて事をしてきたんだ。
あんな、小さな子が、辛い立場にいる自分よりも、僕の事を心配しているのを、知りもしないで。あの子は、本当は、誰よりも優しく、強く、逞しい子で。だけど、やっぱり子供だからと、僕は、自分の価値観を押し付けていた。
あの子を勝手に、『可哀想な子』に、してしまっていた。
辛い事、悲しい事、沢山ある筈なのに、君は。僕なんかよりも、ずっとずっと、前を向けているんだね。
未来を生きて、いるんだね。
「……どっちが大人だか、分からないね」
僕は、元気です。
「返事の手紙、考えなくちゃ。一緒に、考えてくれるかな、克樹」
僕は、元気です。
「甘えてばかりで、依存しっぱなしで……本当に、ごめんなさい」
僕は、元気です。
「これで、最後にするから……今回だけでも、頼って、いい、かな」
僕は。
「その為に、俺は、貴方の隣にいるんだよ。何でも頼って。何でも相談して。それは絶対に、昔みたいな、依存じゃないから。そしてそれは、甘えでもない……ねぇ、瑠衣君、その感情はね」
いま。
「信頼って、言うんだよ」
とても、元気で、います。
借りている別荘に戻ると、準備しておいたエスプレッソマシンが丁度良く温まっていて、克樹は直ぐに、そのエスプレッソマシンでラテを淹れてくれた。あまりの綺麗な手際に、うっかりとその後ろ姿に魅入ってしまう。職人の後ろ姿というのは、それだけでも単純に絵になってしまうのに、それが絶世の美貌を持つ克樹ともなれば、これはもう老若男女全てがお手上げになってしまうだろう。珈琲王子というネーミングも、この姿を見れば納得のいくネーミングだと思える。本人は気に入っていないらしいのだけど、それでも、言い得て妙だと僕には感じられた。
「お待たせ致しました」
出来上がったラテは、ハート型のラテアートが施されていた。話によるとラテアートの中でも難易度は低いようなのだけど、どうしても今日は、僕にハート型のラテを淹れたかったらしい。家にもエスプレッソマシンはあるから、やろうと思えば出来るのに、家ではやらない、この不思議。一体何が違うのか。頼めばやってくれそうではあるけれど。でも、態々僕の方から、『克樹の淹れてくれるハート型のラテが飲みたいな』だなんて、頼む気には……いや、やっぱり辞めておこう。こうしたものは、機嫌が良い時に乗っかるくらいが丁度良い。でないと、後からどんな見返りを求められるか、分かったものでもないから。
「美味しい!うわぁ、僕、こんなに美味しいラテ、初めて飲んだよ」
お世辞ではない驚嘆が口から飛び出ると、克樹は本当に嬉しそうに、それでいて得意げな笑みを浮かべた。
「ふふ、なら良かった。もう、口元に泡付いてるよ。子供じゃないんだから……おいで、瑠衣」
言われてみれば、口元辺りにふわふわと。だけど、自分でそれを拭う前に、克樹が僕のその口元に付いた泡を、親指の腹で拭ってくれた。そして、牛乳で作られたそれを、自分の口の中に……いや、待って。漫画でしか、見た事ないよ。本当にやる人が、いま、目の前にいますよ、お母さん。好きだったよね、そういう話。僕は、恥ずかしくて堪らないのだけど。
「お前は、なんてことをするの……」
「え、何が?」
「……なんでも、ない」
話が前に進まないし、僕が何に気を取られたのか、本当に分からないという顔をしているこの子に、事の経緯の怪奇さの説明をするのは僕が恥ずかしいし、徒労に終わりそうだから、辞めておく事にした。我ながら、良い判断だと思う。
「実は、これ、煎り過ぎた方の豆なんだよ」
「え?そうなの?でも、僕、これ本当に美味しいと思うんだけど」
「基準が刈谷さんだからね。それに、これだけの豆だから、淹れる人間が下手じゃなければ、誰でも美味しく淹れられるよ」
「へぇ……」
「やってみる?教えてあげるよ」
教えたがり、出ました。でも、何となく、そんな流れになるんじゃないかな、と思っていたから、うん、と頷いてみたい気持ちはあったんだけど。その、戯けた様な、明るすぎる態度は、僕の中にある『この時間を出来るだけ長く続けたい』という気持ちに、寧ろ、冷たい風を呼び込んでしまった。
無理を、させている。それが、僕には分かってしまったから。この明るくて暖かい時間を続ければ続けるほど、別れが辛くなると、理解していたから。
「ありがとう……でも、今はいい。僕達の大切な話が終わったら、ゆっくり教えて。これが、この旅行が、僕達の最後の思い出に、なるかもしれないから」
「最後だなんて………言わないでよ」
テーブルの上に置いていた僕の手を、上から覆う様にして掴み、その手に力を込める克樹に、穏やかに微笑んでから、首を横に振る。すると、涙を堪える様にして、ぐ、と唇を噛み締めた克樹が、僕のその包み込んだ手を、自分の顔に寄せて、自分の頬に僕の手の甲を擦り付けた。
「何が、ダメだった?俺の何処が嫌で、そんな話になったの?……言ってよ、必ず、直すから。貴方にとって、して欲しくない事はしないから。だから、俺を置いて一人で生きていくなんて、言わないで」
そうじゃない。違うんだ、克樹。僕は、君が嫌だったから、君に思う所があったから、あの部屋を出ようとしたんじゃない。これは、そう。
「僕自身の問題なんだ。いま、僕がお前に頼りきりになったら、僕は、お前無しでは自立出来ない人間になってしまう。それに何より、僕はまだ、自分の幸せを求めてはいけない人間だから。せめて、あの子が独り立ちする年齢までは、あの子の家に送金しながら、慎ましい生活をするつもりでいるんだ。そんな生活には、勿論、お前を巻き込んだりしたくない。だから、僕が、完全に自分の足で立てる様になって、その時、色々なタイミングが合えば……僕は、その時になって、漸く自分の幸せを求める気持ちになれるかもしれないと思うんだ。だから、いつになるか分からない、そんな時まで、お前に僕を待っていてとは言えないんだよ」
克樹の事が、大好きだ。世界中の誰よりも、この子を愛している。だから、僕は、僕の贖罪の人生に、この子を巻き込みたくない。結局、堂々巡りしてきた僕の思いは、昇華ではなく、胸の中で凝固してしまった。言葉にすれば、なんとも身勝手で、どこまでも情けない。でも、これこそが、混じり気のない、僕の本心だった。
「……瑠衣。実は、貴方に渡して欲しいと言われて、預かったままだった物があるんだ。本当は、ジャムの小瓶を受け取った時に一緒に預かっていたんだけど。貴方にもしも里心みたいな物が芽生えてしまったらと思ったら、怖くて渡せなかった。だから、今になって渡す事になって、ごめんなさい」
話の脈絡もなく、克樹は、突然話をぶつ切りにして、懺悔をし始めた。だから、意表を突かれた僕は、きょとんと目を丸くして、えっと、と気が削がれた人間の戸惑いを口にした。
「それは……よく分からないけど、どういった物なの?」
「……加害者の、先生からの、手紙」
「手紙?」
僕の鸚鵡返しに静かに頷いてから、克樹は僕の手をするりと自分の手から離して、カウンターテーブルの椅子に置いておいた自分のボディバッグから、無地の手紙用の封筒を取り出した。そして、一度封が外された印象のあるそれを僕に手渡すと、僕の座っている椅子の隣に座って、今すぐ僕に読んで貰い、内容を一緒に確認する、という言葉にしない圧を掛けてきた。僕は、少しだけ緊張したけれど、それ以上は何も言わずに、その封筒を開けて、中にある便箋を取り出した。
すると、そこには。
『今まで、ありがとう。そして、本当にすまなかった。私の言えた義理ではないけれど、どうか、誰よりも幸せに』
と言う言葉で終わる、先生から僕に宛てた、長い長い謝罪と感謝の気持ちが綴られていた。けれど、その文章の何処を探しても、僕に対する恨み節は、記されていなかった。あるのは、今までの生活がどれだけ自分を救ってくれたか、どれだけ支えられたかという思いと、そんな僕を傷付けてしまった事への謝罪と後悔のみだった。
「実は、この手紙を俺に渡してくれたのは、お子さんの預かり先のご家族では無かったんだ。お子さんが、留置所にいた父親から預かった物で、貴方には直接は渡せないからと、俺に。その子は、貴方の事をずっと心配していました。そして、俺に、もう一通の手紙を渡してくれたんです」
そう言うと、克樹は、隣に置いたボディバッグから、もう一通の手紙用の封筒を取り出した。そして、クレヨンで宛名が書いてあるそれを一目見た瞬間に、僕は、震えながら自分の口元を掌で覆った。
『るい あにいちやん へ』
あの子は、文字の練習や覚えが、あまり得意な子では無かった。だからこそ、この宛名だけで、どれだけの数を書き直したかが、僕には、直ぐに想像がついた。震える手で、宝物を扱う手付きで、その封筒の中にある便箋を、恐る恐る、取り出す。そして、一枚だけあったその便箋を開くと、そこには。
『ぼくは げんきです るい あにいちやんは げんきですか ? 』
なんてこと。
僕は、一体、なんて事をしてきたんだ。
あんな、小さな子が、辛い立場にいる自分よりも、僕の事を心配しているのを、知りもしないで。あの子は、本当は、誰よりも優しく、強く、逞しい子で。だけど、やっぱり子供だからと、僕は、自分の価値観を押し付けていた。
あの子を勝手に、『可哀想な子』に、してしまっていた。
辛い事、悲しい事、沢山ある筈なのに、君は。僕なんかよりも、ずっとずっと、前を向けているんだね。
未来を生きて、いるんだね。
「……どっちが大人だか、分からないね」
僕は、元気です。
「返事の手紙、考えなくちゃ。一緒に、考えてくれるかな、克樹」
僕は、元気です。
「甘えてばかりで、依存しっぱなしで……本当に、ごめんなさい」
僕は、元気です。
「これで、最後にするから……今回だけでも、頼って、いい、かな」
僕は。
「その為に、俺は、貴方の隣にいるんだよ。何でも頼って。何でも相談して。それは絶対に、昔みたいな、依存じゃないから。そしてそれは、甘えでもない……ねぇ、瑠衣君、その感情はね」
いま。
「信頼って、言うんだよ」
とても、元気で、います。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
給餌行為が求愛行動だってなんで誰も教えてくれなかったんだ!
永川さき
BL
魔術教師で平民のマテウス・アージェルは、元教え子で現同僚のアイザック・ウェルズリー子爵と毎日食堂で昼食をともにしている。
ただ、その食事風景は特殊なもので……。
元教え子のスパダリ魔術教師×未亡人で成人した子持ちのおっさん魔術教師
まー様企画の「おっさん受けBL企画」参加作品です。
他サイトにも掲載しています。
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
【BL】正統派イケメンな幼馴染が僕だけに見せる顔が可愛いすぎる!
ひつじのめい
BL
αとΩの同性の両親を持つ相模 楓(さがみ かえで)は母似の容姿の為にΩと思われる事が多々あるが、説明するのが面倒くさいと放置した事でクラスメイトにはΩと認識されていたが楓のバース性はαである。
そんな楓が初恋を拗らせている相手はαの両親を持つ2つ年上の小野寺 翠(おのでら すい)だった。
翠に恋人が出来た時に気持ちも告げずに、接触を一切絶ちながらも、好みのタイプを観察しながら自分磨きに勤しんでいたが、実際は好みのタイプとは正反対の風貌へと自ら進んでいた。
実は翠も幼い頃の女の子の様な可愛い楓に心を惹かれていたのだった。
楓がΩだと信じていた翠は、自分の本当のバース性がβだと気づかれるのを恐れ、楓とは正反対の相手と付き合っていたのだった。
楓がその事を知った時に、翠に対して粘着系の溺愛が始まるとは、この頃の翠は微塵も考えてはいなかった。
※作者の個人的な解釈が含まれています。
※Rシーンがある回はタイトルに☆が付きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる