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男の子?の雨月はイチャイチャしたがる
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始業時間があと数分までになってきたので、陽愛さんは雨月の下着等もろもろを買いに第三会議室をあとにした。
仕事の準備をしたい私はおさない雨月を椅子に暫く座らることにした。
おさない雨月は私から少しでも離れるのが嫌らしく、ブスッとしている。
夏川上司がおさない雨月の隣の椅子に座って雨月の耳元でひそひそ話をし始めた。
私は気になりながらも書類のページを何枚かチェックしながら赤ペンで重要事項を書き足していった。
するとそこへトントンとドアを叩く音が聞こえ、夏川上司がドアの向こうへ話しかけた。
「夏川さん、僕ですよ。入っていいですよね?」
「ああ、どうぞ。気兼ねする身分かい?」
そんな話が聞こえる中ドアが開きそこにいる顔を見た途端、持っていた書類を机に置き私の背筋はシャキンとした。
「お、おはようございます!社長!」
そこには、面接でお会いしてから一度もあったことがない若社長が第三会議室の中へ入ってきた。
「ちゃちょう?」
おさない雨月はいつのまにか夏川上司の膝の上に座っており、首をちょこんと傾げている。
「そうだよ、ここの会社の一番偉い人なんだよ」
夏川上司がおさない雨月に簡単に説明してくれた。
そ、それよりどうしてここに社長が?
私、かなりパニックなのですが……
「夏川さん、そろそろ秘書にくれてもいいんじゃないですか?」
「二言はありません。貴方にあげる予定はないですから」
笑顔の応酬が……怖いんですけど。
「あ、あの……どうしてここに社長が?」
恐る恐る気になることを聞いてみることにした。
幼児を会社に連れて来たことを咎められるのではと、身構え身体を萎縮させた。
「あ、ごめんごめん。夏川さんから君のことを聞いてさー。君が連れてくる子供を見に来たんだよ」
「へ?」
「とりあえず社長にも許可を取っておいたんだ。もし仮に他の社員に雨月君のことがバレても社長の許可さえあれば何とでもなるからね」
……あ、そうだったんだ。
「あ、ありがとうございます!」
「ありがとーーこちゃいまちゅ!」
私が不利にならないように配慮してくれている……そんな夏川上司に私は身体をくの字に傾け心から感謝した。
おさない雨月も私の真似事をするかのように言い頭をちょこんと下に下げた。頭を上げたおさない雨月が夏川上司に小さく囁いている。
「あのちとも、はーちゃのみかた?」
おさない雨月は社長がどういう人なのか気になったよう。
頭を傾けて夏川上司の顔を見ながら聞いているようだ。
「ああ。大丈夫だよ。雨月君と星野君の味方だよ。安心しなさい」
「うん!はーちゃ、とらない?」
「私が阻止してあげるから大丈夫だよ」
「ちょちって……なぁに?」
「取らないように私がいるってことだよ」
「なーちゃ、だいちゅきー!」
夏川上司の膝の上に座っていたおさない雨月が膝の上に立ち上がって夏川上司に抱きついたのです。
「夏川さん、ずるいですよ。僕も仲良くしたいです」
雨月の行動に私、心臓がいくつあっても持ちそうにないんだけど……?
社長まで……なんてこというのですかぁ!
仕事の準備をしたい私はおさない雨月を椅子に暫く座らることにした。
おさない雨月は私から少しでも離れるのが嫌らしく、ブスッとしている。
夏川上司がおさない雨月の隣の椅子に座って雨月の耳元でひそひそ話をし始めた。
私は気になりながらも書類のページを何枚かチェックしながら赤ペンで重要事項を書き足していった。
するとそこへトントンとドアを叩く音が聞こえ、夏川上司がドアの向こうへ話しかけた。
「夏川さん、僕ですよ。入っていいですよね?」
「ああ、どうぞ。気兼ねする身分かい?」
そんな話が聞こえる中ドアが開きそこにいる顔を見た途端、持っていた書類を机に置き私の背筋はシャキンとした。
「お、おはようございます!社長!」
そこには、面接でお会いしてから一度もあったことがない若社長が第三会議室の中へ入ってきた。
「ちゃちょう?」
おさない雨月はいつのまにか夏川上司の膝の上に座っており、首をちょこんと傾げている。
「そうだよ、ここの会社の一番偉い人なんだよ」
夏川上司がおさない雨月に簡単に説明してくれた。
そ、それよりどうしてここに社長が?
私、かなりパニックなのですが……
「夏川さん、そろそろ秘書にくれてもいいんじゃないですか?」
「二言はありません。貴方にあげる予定はないですから」
笑顔の応酬が……怖いんですけど。
「あ、あの……どうしてここに社長が?」
恐る恐る気になることを聞いてみることにした。
幼児を会社に連れて来たことを咎められるのではと、身構え身体を萎縮させた。
「あ、ごめんごめん。夏川さんから君のことを聞いてさー。君が連れてくる子供を見に来たんだよ」
「へ?」
「とりあえず社長にも許可を取っておいたんだ。もし仮に他の社員に雨月君のことがバレても社長の許可さえあれば何とでもなるからね」
……あ、そうだったんだ。
「あ、ありがとうございます!」
「ありがとーーこちゃいまちゅ!」
私が不利にならないように配慮してくれている……そんな夏川上司に私は身体をくの字に傾け心から感謝した。
おさない雨月も私の真似事をするかのように言い頭をちょこんと下に下げた。頭を上げたおさない雨月が夏川上司に小さく囁いている。
「あのちとも、はーちゃのみかた?」
おさない雨月は社長がどういう人なのか気になったよう。
頭を傾けて夏川上司の顔を見ながら聞いているようだ。
「ああ。大丈夫だよ。雨月君と星野君の味方だよ。安心しなさい」
「うん!はーちゃ、とらない?」
「私が阻止してあげるから大丈夫だよ」
「ちょちって……なぁに?」
「取らないように私がいるってことだよ」
「なーちゃ、だいちゅきー!」
夏川上司の膝の上に座っていたおさない雨月が膝の上に立ち上がって夏川上司に抱きついたのです。
「夏川さん、ずるいですよ。僕も仲良くしたいです」
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社長まで……なんてこというのですかぁ!
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