私が拾ったのは子猫なんですけど!そして私は男じゃない!

わらいしなみだし

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男の子?の雨月はイチャイチャしたがる

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「雨月、お願いだから私のおしりのこととか言わないでくれるかな?」

 私は夏川上司の膝の上に座ったままのおさない雨月の目線と同じようにするために目の前にしゃがみこんだ。
 おさない雨月の目は幾ばくかうるうるしている。

 私、雨月のこういうお目目に弱いんだよね……。

「どおちて?とっちゃや!なの。とっちゃ……め!なの……はーちゃはぼくのなの……。はーちゃ、ちゅきなの!はーちゃのおちりもちゅきなの……」

「だからね?好きって言ってくれるのは嬉しいけど、おしりはやめて……お願いだから……」

「め……なの?」

「め!なの!」

 私は心を鬼にして強く言いつける。

「ちらい……なの?……ぐすん……」

 今にも泣きそうなおさない雨月に動揺しそうな私。
 男の子の雨月だって扱い方がわからなかったのに、それ以上の年下の男の子なんか、おさない男の子のことなんか、どうあやしていいのかわかんない。

「嫌いじゃないからね!ね?ね?大好きだからね!雨月、雨月は私の大切な家族なんだからね」

 私の想いを込めて言ってみたけど、思いが通じたかどうかはわかんない。

「…………。かちょ……。かちょ……。ちゅ……。いえない……いえにゃいの……。むちゅかちいの……やなの。わかん……ないの。」

 ぐずり出しそうな……予感。
 お願いだから、当たらないで!
 泣きたいのは私の方なんだから。 

 もうとっくに始業時間が過ぎてるし、このままだったら残業は確定なのよね……。
 時間が気になって気になって私は焦るばかりで狼狽えてしまっている。

「うん、わかったから……ね?」

「うーーー」

 夏川上司は黙って私たちの様子を余裕たっぷりに見ている。

「なーちゃもおちごと。はーちゃもおちごと。わーもおちごと。ぼくのは?」

 ……雨月のお仕事なんか、ないってば!

「雨月のお仕事はね……おとなしくここにいてくれることだからね!雨月なら、できるよね?」

「できりゅ……けど……。ちあうの……。……ひっく……ひっく……。ぼくもおちごと……ちたいの……」

「雨月君、そんなにお仕事がしたいのかな?」

 ここぞとばかりに夏川上司はおさない雨月に優しく問いかけた。私とのやり取りでは埒があかないと思ったのかな?

「うん!はーちゃとなーちゃといっちょ!いっちょ、おちごと、ぼくもちたいの!ここ、おちごとちゅりゅとこ、ぼくもちたい……ひっくひっく……」

「わかった」

「夏川上司!さすがに雨月には無理ですから……ただでさえご迷惑お掛けしているのに、これ以上雨月のことでご迷惑なんか、かけられません!」

「大丈夫だから。私に任せなさい」

「でも……」

「雨月君、これは雨月君にしか出来ない大事なお仕事だから、よーく聞いてくれるかな?」

「うん!」

 いいお返事は嬉しいんだけど……雨月、お願いだからおとなしくしていて!
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