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第三章[裏社会の辿る道]
第七十五話、はぐれマフィア純情派
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気遣おうと伸ばしたアグラヴェインの手は彼女に届かず、伸ばす資格すらなく、沈むように腕は落ちていく。
彼女達の晴れやかな笑顔を消したのは、自分達だと知って。
アシュリー達も一般人だ。マフィアの顔触れなど、知れたとしても度々目にする下っ端くらいだろう。
ボスの娘など見かけたとて分かる筈もない。変装していれば気付けるはずもない。
「……そうでしたか」
「次の日の仕入れに送り出したっきりさ。ホントにいつ会えなくなるかなんて、誰にも分からないね。まさかあの後、もう二度と会えないなんて思わないじゃないか」
「すみません、立ち入った事を聞いてしまいました」
厨房からも親族達が彼女達を憐れみ、思い遣る眼差しで窺っている。
すると我に帰った母が慌てて笑顔を作り、重くなった空気を散らそうと務め始める。
「いいんだよ! 今は上手くやってるんだからね! ごめんなさいね、こんな話しちゃって!」
「……何がいいんだ? 何もよくない」
アシュリーだけは母の虚勢心を受け入れなかった。
彼女のものとは思えない低い声で小さく呟き、俯いたまま厨房へ去ってしまう。
その声音は実に悲哀を表し、聞いた者は胸を引き裂くような痛みを覚える。
「……やはりそう割り切れませんよね」
「ごめんなさいねぇ。あの子、夫と喧嘩しちゃったまま死別しちゃったものだから、私よりよっぽど後悔してるのよ……」
「それは……お辛いでしょうね」
取り返しの付かなくなったあの日を思えば、何気ない理由で喧嘩なんてしなければ、素直に謝れていれば……怒鳴る娘から逃げるように仕入れへ向かう、あの背中を呼び止めていれば。
彼女は当時と同量の後悔と悲しみに、今も苛まれている。それはきっと、これからもずっと。
「……」
「……了解、今から向かいます」
また別日に来店し、焼き立てを買う事を約束してパン屋から出ると、時の運にも恵まれてブルファミリーの居場所が連絡される。
言葉もなく項垂れるアグラヴェインを横目に、バイクへ向かった。
「運転は出来そうですか?」
「……はい」
コールを後ろに乗せ、苦悩を抱えるアグラヴェインがバイクを走らせる。
抗争に一般人が巻き込まれているのは知っていた。憐れんでもいた。ファミリーにはくれぐらも気を付けるようにと何度も言い含めた。
だが実際に目の前にすると、死がもたらした現実は思うよりも現実的だった。
傷痕は死亡者のみならず、周囲の人間にも傷痕を残す。
愛に囲まれ、都合の悪い現実から守られて来たアグラヴェインは、初めて遺族の実状を目の当たりにする。
仲違いをしていても、失った悲しみを引き摺り続けるほど愛し合っていた家族を、引き裂いた一例を目の当たりにしてしまう。
「仲良くやっているように見えても、普通の人達があなた方に向ける一番強い感情は『恐怖』です。あなたが内心では僕を恐れて反抗的な態度を取っているのと同じくね」
「……うるさいっ」
思えば昨夜に会ったバーの店主も、魔戦士達も、瞳の奥にある色合いは同じだった。
事を荒立てないように、苛立たせないように、どうか穏便にと、内心では酷く怯えていたのだろう。
「あなた以外のお仲間は全く気にしていないと思いますよ? ファミリーにとって必要な犠牲だったと言うでしょうね」
「っ……」
「あなたがどうするかは、あなた次第なわけですけどね……また一つ成長しましたね。過去は取り戻せませんが、未来への学びにはなります」
「私達よりも闇に通じる家門が偉そうにほざくなっ!!」
「元気が戻ったようで何より。次の交差点を左です」
警察もお構いなしに爆走し、急減速して交差点を左へ。更に急加速で直線を疾走。乱雑に走る車を縫うように走り、憤然とくすぶる内心を吹き付ける風で拭うように置き去りにする。
「あなたが売人を始末して治安を守っていたように、僕達のできる事をしましょう。ここで停めてください」
「……」
到着したのは、廃墟のような倉庫だった。
煉瓦造りの建物で大層古びている。入り口までの路地にはゴミが散乱しており、煙草の吸い殻が至る所に散見できる。
これは日常的に人が出入りしている証でもある。
「駆け出しのマフィアらしい場所だ。父からも初めは、映画館裏の薄汚い路上が居場所だったと聞いた事があります」
「……別にパパと呼ぶ事は恥ずかしいものではないんですよ?」
「黙らないとその口に弾丸をぶち込みますよっ?」
「失敬……」
血走った眼球で睨み付けられ、堪らず頭を下げていた。
呆れ果てたとばかりに溜め息を吐き、仮にも上司である以上は伺いを立てた。
「それで? ここにブルファミリーのボスだか幹部だかがいるとして、どうするつもりですか?」
「ドン・ビアンコから、潰しても構わないとの許可は頂いています。おそらく、彼等のお友達であるグリージョへのメッセージにでもするつもりでしょうね」
犬猿の仲であるビアンコとグリージョは縄張り争いを主に、幾度もぶつかり合って来た。血で血を洗うマフィアらしい闘争の歴史だ。
しかしここ近年、先代のドン・ビアンコからは棲み分けが出来ており、衝突は傘下の小物同士が小競り合いをしている程度と落ち着いている。
だがここに来て、サニーがビアンコの縄張りへ漏れ出た。グリージョが関与している以上は、警告が必要と考えたのだろう。
「行きましょう。あなたの出番ですよ」
「……気安くならないでもらえます?」
気も楽に歩き出し、アグラヴェインもその後に続く。
行く先には門番代わりを務めるブルファミリーの若い衆がいる。寒空の下で煙草と出来の悪いウィスキーを手に、路地の真ん中で焚き火の暖に当たっていた。
年若い者も数人が見張りをさせられ、歩み寄る二人を早速察知する。
「まあ、まだ若い子は見逃してあげましょうか。甘い話ではありますが、ビアンコファミリーの悪評になっても寝覚が悪い」
「おいテメェ! ふざけんじゃねぇぞ!」
同年代らしき少年が威勢良く歩み寄り、拳銃を引き抜き、コールに上から突き付けて叫ぶ。
「ここが何処だか分かってんのか!? 何しに来やがった!」
「あなた方のボスに合わせ――」
「舐めんじゃねぇぞ!! 殺さねぇと思ってんだろ! 俺はやるぜ! もう何人も殺してんだからな!?」
「僕はただブルファミリーのボスに――」
「冗談じゃねぇ!! 俺が怖いんだろ!? お前なんか一瞬で倒せるんだからな!? やってやろうかコラぁ!!」
「いやだからっ――」
「みんなぁーっ!! こいつどうするぅーっ!? 誰もやらないならオレがやるぜ!」
「……」
「こんなヤツ一撃だぜ!! 行くぜ、みんなぁー!!」
周りの仲間を囃し立て、煽った後に拳銃とは逆の手を振り上げた。
軽量の彼が繰り出す自慢のパンチだ。
「ウラぁ――ギャンッ!?」
コールの顔面に届く、あと数ミリの時点で、我慢の限界を超えて殴り返されてしまう。
顔面を打ち抜かれた見張りの少年は、美しい血の橋を描きながら白鳥の如く飛び立った。
交通事故を思わせるほど軽快に路地を跳ねて転がり、焚き火も撒き散らして遥か向こうへ去っていった。
「……見逃すのでは?」
軽んじられるコールが愉快だったのか、拳を下ろすその背中へと嘲るような笑い混じりに訊ねた。
人が殴られて飛行するという未知の光景に沈黙する路地で、コールはアグラヴェインに方針転換を命じる。
「全員、叩きのめしてください」
「ま、私は構いません」
彼女が彼女らしい笑みを返した。
♤
ブルファミリーは刑務所で出会った不良仲間で興した内輪の組織だった。
今でこそ組員にと訪ねて来る者は多いが、始まりは武闘派の数名が殺し屋をして費用を稼いでいた。故に危険な彼等との敵対を恐れる者は多く、今では名だたる有名マフィアと肩を並べる規模となった。
今日、ボーナスとして現金を支給するべく、幹部達がD地区十二番倉庫へ集まっていた。
雑多に置かれた建築資材の中心にある丸いテーブルには、山と積まれた札束があり、全員が満足げに眺めている。
比較的若い年齢層の男達。何人もの女を侍らせ、高級なスーツに酒にと、成功者という甘美な地位を祝っている。
「凄え……あっという間に、去年の八十倍まで稼げたぜ」
「サニー様々だな」
「これ一本でやっていけるぜ。なあ、ボス」
幹部会に集まったのは八人。始まりの八人だ。
内一人は、発起人として皆へ声をかけた組織の長だ。
ブルファミリーの頭首、ルカ・ブル。
彼は殺し屋ではなく詐欺師だった。老人に投資話を持ちかけ、財産を根こそぎ騙し取って百四十五件。変装により巧みに人相を変え、場所を移し、捜査の目を擦り抜け、エンタック帝国を騒がせた極悪人だった。
「長かった……」
長い懲役生活で人脈を築き、雌伏の時を過ごした。塀の中で耐え忍び、外に出るとルカは生き急いだ。一旗を上げる為に、仲間達と手段を選ばず力を蓄えた。
そしてやっと、全員の努力が成就したのだ。
「……みんな、聞いてくれ」
「嫌です。その前に僕の話を聞いてもらえますか?」
そしてたった今、全員の努力が露と消える。
ルカの背後から、いつの間にか黒髪の美男子が顔を覗かせていた。
彼女達の晴れやかな笑顔を消したのは、自分達だと知って。
アシュリー達も一般人だ。マフィアの顔触れなど、知れたとしても度々目にする下っ端くらいだろう。
ボスの娘など見かけたとて分かる筈もない。変装していれば気付けるはずもない。
「……そうでしたか」
「次の日の仕入れに送り出したっきりさ。ホントにいつ会えなくなるかなんて、誰にも分からないね。まさかあの後、もう二度と会えないなんて思わないじゃないか」
「すみません、立ち入った事を聞いてしまいました」
厨房からも親族達が彼女達を憐れみ、思い遣る眼差しで窺っている。
すると我に帰った母が慌てて笑顔を作り、重くなった空気を散らそうと務め始める。
「いいんだよ! 今は上手くやってるんだからね! ごめんなさいね、こんな話しちゃって!」
「……何がいいんだ? 何もよくない」
アシュリーだけは母の虚勢心を受け入れなかった。
彼女のものとは思えない低い声で小さく呟き、俯いたまま厨房へ去ってしまう。
その声音は実に悲哀を表し、聞いた者は胸を引き裂くような痛みを覚える。
「……やはりそう割り切れませんよね」
「ごめんなさいねぇ。あの子、夫と喧嘩しちゃったまま死別しちゃったものだから、私よりよっぽど後悔してるのよ……」
「それは……お辛いでしょうね」
取り返しの付かなくなったあの日を思えば、何気ない理由で喧嘩なんてしなければ、素直に謝れていれば……怒鳴る娘から逃げるように仕入れへ向かう、あの背中を呼び止めていれば。
彼女は当時と同量の後悔と悲しみに、今も苛まれている。それはきっと、これからもずっと。
「……」
「……了解、今から向かいます」
また別日に来店し、焼き立てを買う事を約束してパン屋から出ると、時の運にも恵まれてブルファミリーの居場所が連絡される。
言葉もなく項垂れるアグラヴェインを横目に、バイクへ向かった。
「運転は出来そうですか?」
「……はい」
コールを後ろに乗せ、苦悩を抱えるアグラヴェインがバイクを走らせる。
抗争に一般人が巻き込まれているのは知っていた。憐れんでもいた。ファミリーにはくれぐらも気を付けるようにと何度も言い含めた。
だが実際に目の前にすると、死がもたらした現実は思うよりも現実的だった。
傷痕は死亡者のみならず、周囲の人間にも傷痕を残す。
愛に囲まれ、都合の悪い現実から守られて来たアグラヴェインは、初めて遺族の実状を目の当たりにする。
仲違いをしていても、失った悲しみを引き摺り続けるほど愛し合っていた家族を、引き裂いた一例を目の当たりにしてしまう。
「仲良くやっているように見えても、普通の人達があなた方に向ける一番強い感情は『恐怖』です。あなたが内心では僕を恐れて反抗的な態度を取っているのと同じくね」
「……うるさいっ」
思えば昨夜に会ったバーの店主も、魔戦士達も、瞳の奥にある色合いは同じだった。
事を荒立てないように、苛立たせないように、どうか穏便にと、内心では酷く怯えていたのだろう。
「あなた以外のお仲間は全く気にしていないと思いますよ? ファミリーにとって必要な犠牲だったと言うでしょうね」
「っ……」
「あなたがどうするかは、あなた次第なわけですけどね……また一つ成長しましたね。過去は取り戻せませんが、未来への学びにはなります」
「私達よりも闇に通じる家門が偉そうにほざくなっ!!」
「元気が戻ったようで何より。次の交差点を左です」
警察もお構いなしに爆走し、急減速して交差点を左へ。更に急加速で直線を疾走。乱雑に走る車を縫うように走り、憤然とくすぶる内心を吹き付ける風で拭うように置き去りにする。
「あなたが売人を始末して治安を守っていたように、僕達のできる事をしましょう。ここで停めてください」
「……」
到着したのは、廃墟のような倉庫だった。
煉瓦造りの建物で大層古びている。入り口までの路地にはゴミが散乱しており、煙草の吸い殻が至る所に散見できる。
これは日常的に人が出入りしている証でもある。
「駆け出しのマフィアらしい場所だ。父からも初めは、映画館裏の薄汚い路上が居場所だったと聞いた事があります」
「……別にパパと呼ぶ事は恥ずかしいものではないんですよ?」
「黙らないとその口に弾丸をぶち込みますよっ?」
「失敬……」
血走った眼球で睨み付けられ、堪らず頭を下げていた。
呆れ果てたとばかりに溜め息を吐き、仮にも上司である以上は伺いを立てた。
「それで? ここにブルファミリーのボスだか幹部だかがいるとして、どうするつもりですか?」
「ドン・ビアンコから、潰しても構わないとの許可は頂いています。おそらく、彼等のお友達であるグリージョへのメッセージにでもするつもりでしょうね」
犬猿の仲であるビアンコとグリージョは縄張り争いを主に、幾度もぶつかり合って来た。血で血を洗うマフィアらしい闘争の歴史だ。
しかしここ近年、先代のドン・ビアンコからは棲み分けが出来ており、衝突は傘下の小物同士が小競り合いをしている程度と落ち着いている。
だがここに来て、サニーがビアンコの縄張りへ漏れ出た。グリージョが関与している以上は、警告が必要と考えたのだろう。
「行きましょう。あなたの出番ですよ」
「……気安くならないでもらえます?」
気も楽に歩き出し、アグラヴェインもその後に続く。
行く先には門番代わりを務めるブルファミリーの若い衆がいる。寒空の下で煙草と出来の悪いウィスキーを手に、路地の真ん中で焚き火の暖に当たっていた。
年若い者も数人が見張りをさせられ、歩み寄る二人を早速察知する。
「まあ、まだ若い子は見逃してあげましょうか。甘い話ではありますが、ビアンコファミリーの悪評になっても寝覚が悪い」
「おいテメェ! ふざけんじゃねぇぞ!」
同年代らしき少年が威勢良く歩み寄り、拳銃を引き抜き、コールに上から突き付けて叫ぶ。
「ここが何処だか分かってんのか!? 何しに来やがった!」
「あなた方のボスに合わせ――」
「舐めんじゃねぇぞ!! 殺さねぇと思ってんだろ! 俺はやるぜ! もう何人も殺してんだからな!?」
「僕はただブルファミリーのボスに――」
「冗談じゃねぇ!! 俺が怖いんだろ!? お前なんか一瞬で倒せるんだからな!? やってやろうかコラぁ!!」
「いやだからっ――」
「みんなぁーっ!! こいつどうするぅーっ!? 誰もやらないならオレがやるぜ!」
「……」
「こんなヤツ一撃だぜ!! 行くぜ、みんなぁー!!」
周りの仲間を囃し立て、煽った後に拳銃とは逆の手を振り上げた。
軽量の彼が繰り出す自慢のパンチだ。
「ウラぁ――ギャンッ!?」
コールの顔面に届く、あと数ミリの時点で、我慢の限界を超えて殴り返されてしまう。
顔面を打ち抜かれた見張りの少年は、美しい血の橋を描きながら白鳥の如く飛び立った。
交通事故を思わせるほど軽快に路地を跳ねて転がり、焚き火も撒き散らして遥か向こうへ去っていった。
「……見逃すのでは?」
軽んじられるコールが愉快だったのか、拳を下ろすその背中へと嘲るような笑い混じりに訊ねた。
人が殴られて飛行するという未知の光景に沈黙する路地で、コールはアグラヴェインに方針転換を命じる。
「全員、叩きのめしてください」
「ま、私は構いません」
彼女が彼女らしい笑みを返した。
♤
ブルファミリーは刑務所で出会った不良仲間で興した内輪の組織だった。
今でこそ組員にと訪ねて来る者は多いが、始まりは武闘派の数名が殺し屋をして費用を稼いでいた。故に危険な彼等との敵対を恐れる者は多く、今では名だたる有名マフィアと肩を並べる規模となった。
今日、ボーナスとして現金を支給するべく、幹部達がD地区十二番倉庫へ集まっていた。
雑多に置かれた建築資材の中心にある丸いテーブルには、山と積まれた札束があり、全員が満足げに眺めている。
比較的若い年齢層の男達。何人もの女を侍らせ、高級なスーツに酒にと、成功者という甘美な地位を祝っている。
「凄え……あっという間に、去年の八十倍まで稼げたぜ」
「サニー様々だな」
「これ一本でやっていけるぜ。なあ、ボス」
幹部会に集まったのは八人。始まりの八人だ。
内一人は、発起人として皆へ声をかけた組織の長だ。
ブルファミリーの頭首、ルカ・ブル。
彼は殺し屋ではなく詐欺師だった。老人に投資話を持ちかけ、財産を根こそぎ騙し取って百四十五件。変装により巧みに人相を変え、場所を移し、捜査の目を擦り抜け、エンタック帝国を騒がせた極悪人だった。
「長かった……」
長い懲役生活で人脈を築き、雌伏の時を過ごした。塀の中で耐え忍び、外に出るとルカは生き急いだ。一旗を上げる為に、仲間達と手段を選ばず力を蓄えた。
そしてやっと、全員の努力が成就したのだ。
「……みんな、聞いてくれ」
「嫌です。その前に僕の話を聞いてもらえますか?」
そしてたった今、全員の努力が露と消える。
ルカの背後から、いつの間にか黒髪の美男子が顔を覗かせていた。
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