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第二章[悪女の生きる道]
第三十五話、初試練
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舞い降りた五体は、地上にあって間違いのない“異物”……。
見上げる巨人の体躯で降り立ち、地面を揺らして人々の恐怖心を煽る。地鳴りを響かせ絶大な危機を知らせる。
「キャアーっ!?」
「な、なんだっ、アレは……! あのバケモノはっ!!」
悪魔ではない。悪魔のような力強さはあれども、狡知の心や理性を失っている。
魔物ではない。似てはいても元は動物であると予測できる上で、その枠組みから外れて変異している。
無論、人間ではない。身体は悪魔のような灰色の肌となり、出来損ないの羽や角まで生えている。
「……」
「コール、どうする……」
かつてと同じくノックブランドの英雄を前に、完璧な調整のなされた侵蝕人が現れた。
指揮を率先するアーサーだが、今回ばかりは指導者である天才へと指針を問う。初めて目にする怪異を前に、いかにアーサーと言えども声音には緊張が走っていた。
『……オマエ、ラ……』
『……』
此度に侵蝕されたのは……訓練生であった。
魔物であるゴブリンやトロールを思わせる化け物じみた変貌を遂げて、片腕や全身を膨張させながらにルーラーを睨み下ろす。
その瞳にあるのは持て余した妬みや謂れなき恨み、激しい憎悪であった。踏み躙られたプライド、見破られた虚勢心、そこに侵蝕の芽は根を生やした。
人工精霊があるだけで、真に優れているのは自分達だと証明する為に、彼等は侵蝕人と化して立ちはだかる。
「ベディビエールさんとパーシバル君で一体を、アーサー様の指揮で残りのメンバーは一体を」
「待て、残る三体はどうするっ……! 教官が来るまでに被害が出るぞ……!」
コールの指示を受けたベディビエール達が飛び出し、コール自身も歩み始める。当たり前にその背へ発せられた問いにも、歩みは止まらない。それどころか肩越しに振り返り、また無謀にも思える発言がされる。
「残る三体は、僕が受け持ちます」
「正気かっ? くっ……!」
アーサー達に議論の暇などなく、一刻も早くコールの援護へとまず目前の一体へと向き合った。
突然の襲撃に、観客としてルーラーを眺めていた訓練生は逃げ出した。しかし、後を追う個体はない。侵蝕された者達の目当てがルーラーなのは明らかだ。
避難する者等を追う個体がいなかったのは、とても幸いであったと言える。
問題があるとすれば……侵蝕人が非常識に強かったことだ。
「ガウェインを前へっ! ガラハッドの魔法を備える! トリスタンはガウェインの援護だ!」
威力で魔法に劣るとされる戦技では、侵蝕された訓練生に傷を付けられない。
けれど魔法を備えるガラハッドは優先して狙われ、後手に後手にと追い詰められる。理性は壊れても知性は微かなりとも残っているようだ。
(人工精霊の備えができないっ……! こちらの手の内や思惑が知られているっ!)
特に最も火力の高い【擬似赤龍】を持つアーサーは、目に見えて警戒されていた。
「私を囮にして攻撃を散らせッ! 【聖剣・赤】ッ!」
大剣の刃に赤々と燃え上がる炎を宿し、真正面から侵蝕人と向き合う。
「【木こり狩り】ッ……!」
「【飛刀】」
炎の軌跡を辿りながら侵蝕人と斬り合うアーサー。質量差は明瞭で、潰れるのは時間の問題だ。
ガウェインらは素早く打ち出せる戦技で侵蝕人を打つも、その顔には焦りと汗に塗れていた。侵蝕人の耐久性と攻撃力は悪魔よりも秀でており、加えてやっと付けた傷も瞬時に回復してしまう。生物として桁外れであった。
「アーサーっ! 行きますっ、離れてください!!」
集めた魔力を手元にするガラハッドの怒号が生まれ、三人が揃って離脱する。この局面でガラハッドの選択した魔法は高威力な“雷魔法”……。
そのクラスは――Ⅳ。
「雷神の鉄槌をっ、【雷轟槌】!」
天空に生まれた魔法陣から落ちる鋭い電雷が、侵蝕人を脳天から叩き割る。巨神の槍を思わせるほど壮大な雷が走り、地上の悪漢へと裁きを下した。
「はぁ、はぁ……手こずりましたね……」
『……』
一瞬の雷光と轟音。立ち込める煙はすぐに晴れ、目を焼く閃光から回復した時、ガラハッドは侵蝕人と目を合わせる。瞳と眼が交差し、合致していた。
肌は焼かれ、電流を未だに纏いながらも、侵蝕人はふらふらと歩んでいたのだ。
「……馬鹿、な。【雷轟槌】で死なないなんて……」
「充分だ。間に合った」
自身の魔力をほぼ消費して打ち出す渾身の大魔法が直撃して尚も、前進を止めぬ怪物。
けれど絶望感に浸り出したガラハッドに、頼もしい声がかけられる。いつでも窮地を切り開いて来たのは、この男であった。
「行くぞ、科学の奇跡よ……」
『っ、アーサぁぁぁぁぁ!!』
ルーラーをルーラー足らしめる存在を背後に、アーサーは侵蝕人を見据える。
帝国を守護する赤き龍を模した人工精霊。赫赫と勇ましいフォルムで現界したその機龍の姿は、侵蝕人であろうと震えるものであった。
「帝国に仇なす者達よ、塵となれ! 【擬似赤龍】ッ!」
『オオアオオアオオオ――――』
赤龍の吐く炎は隕石の如く。侵蝕人など虫ケラ同然に、主人の命令も超えて塵も残さず燃え散らす。レオナルド博士の愛子は世界を覆すまでの性能を遺憾なく発揮して、標的を撃滅してみせた。
何人も、何者も、かの博士を超えるものなし。即ち人工精霊は、人類の可能性を詰め込んだ極限の超兵器である。
「……」
危なかったと、アーサーは勝利の余韻に浸ることなく表情を険しくする。ガラハッドの雷魔法で死なないとなると、王剣魔法でさえ今のアーサーでは何度使用しても侵蝕人の命に届かなかっただろう。
現在のアーサーが引き出せる威力でさえ【擬似赤龍】は見事に難敵を葬った。けれどそれはレオナルド博士の力量が凄まじいからで、この勝利は紛れもなく博士のものなのだ。
「……そちらも片付きましたかっ!」
「ベディ、二人でよく倒せたな……」
呼吸荒く駆け寄るベディビエールとパーシバルも、疲労感は見て取れるも二人で侵蝕人を倒し切ったようだ。
「……! コール!」
この侵蝕人を三体も相手にさせている無理難題に、今更ながら思い至ったアーサーが慌てて視線を巡らせる。そして、その姿を捕捉するよりも早く……ルーラーへと拍手が降った。
「見事です」
「……」
賞賛の声が届けられる。
「……」
「嘘っ……」
目の前に広がる光景は、ルーラー達を愕然とさせる。
「先程の失言は撤回します。あなた方は順調に成長している」
「コール、これは……」
三体もの侵蝕人……であったらしい物の残骸が横たわっていた。戦闘の痕も見当たらず、一方的に斬殺されたことが容易に察せられる。斬り刻まれた侵蝕人の死体を背後に、ルーラー達の戦闘を見守っていたようだ。
「そこまで危うい場面もなく、助けに入る余地もなく倒されました。ルーラーとして期待されるに値するものでしょう」
「……」
柔らかく微笑み、褒め称えるコール。
ルーラー達はこの男との差がまるで見えず、未知の存在を前に身動きできずにいた。コールがそのつもりならば、五体でも何体でも即座に排除できたのだ。
自分という保険をかけた上で、訓練代わりに戦わせたらしい。
「これからは、この侵蝕人とも戦わなければならない。明日からも更なる鍛錬に励みましょう。僕も負けてはいられません」
「……どの口が言いやがる」
圧倒的に驚愕度の低いガウェインのみが、ルーラーの内心を代弁して呟いた。
同時に、悲運の天才が指導者として選ばれた理由にも納得する。コールに師事すれば、帝国の念願である踏破不可能とされていた魔城の攻略も夢ではない。
史上最高の天才が、同時期に二人とも帝国にいる。伝説級の魔戦士を前に、ルーラーはペンドラゴンから告げられた無茶が現実味を帯びているのだと察していた。
侵蝕人の背後に何が潜んでいるのかなど、少しも思い及ばずに……。
見上げる巨人の体躯で降り立ち、地面を揺らして人々の恐怖心を煽る。地鳴りを響かせ絶大な危機を知らせる。
「キャアーっ!?」
「な、なんだっ、アレは……! あのバケモノはっ!!」
悪魔ではない。悪魔のような力強さはあれども、狡知の心や理性を失っている。
魔物ではない。似てはいても元は動物であると予測できる上で、その枠組みから外れて変異している。
無論、人間ではない。身体は悪魔のような灰色の肌となり、出来損ないの羽や角まで生えている。
「……」
「コール、どうする……」
かつてと同じくノックブランドの英雄を前に、完璧な調整のなされた侵蝕人が現れた。
指揮を率先するアーサーだが、今回ばかりは指導者である天才へと指針を問う。初めて目にする怪異を前に、いかにアーサーと言えども声音には緊張が走っていた。
『……オマエ、ラ……』
『……』
此度に侵蝕されたのは……訓練生であった。
魔物であるゴブリンやトロールを思わせる化け物じみた変貌を遂げて、片腕や全身を膨張させながらにルーラーを睨み下ろす。
その瞳にあるのは持て余した妬みや謂れなき恨み、激しい憎悪であった。踏み躙られたプライド、見破られた虚勢心、そこに侵蝕の芽は根を生やした。
人工精霊があるだけで、真に優れているのは自分達だと証明する為に、彼等は侵蝕人と化して立ちはだかる。
「ベディビエールさんとパーシバル君で一体を、アーサー様の指揮で残りのメンバーは一体を」
「待て、残る三体はどうするっ……! 教官が来るまでに被害が出るぞ……!」
コールの指示を受けたベディビエール達が飛び出し、コール自身も歩み始める。当たり前にその背へ発せられた問いにも、歩みは止まらない。それどころか肩越しに振り返り、また無謀にも思える発言がされる。
「残る三体は、僕が受け持ちます」
「正気かっ? くっ……!」
アーサー達に議論の暇などなく、一刻も早くコールの援護へとまず目前の一体へと向き合った。
突然の襲撃に、観客としてルーラーを眺めていた訓練生は逃げ出した。しかし、後を追う個体はない。侵蝕された者達の目当てがルーラーなのは明らかだ。
避難する者等を追う個体がいなかったのは、とても幸いであったと言える。
問題があるとすれば……侵蝕人が非常識に強かったことだ。
「ガウェインを前へっ! ガラハッドの魔法を備える! トリスタンはガウェインの援護だ!」
威力で魔法に劣るとされる戦技では、侵蝕された訓練生に傷を付けられない。
けれど魔法を備えるガラハッドは優先して狙われ、後手に後手にと追い詰められる。理性は壊れても知性は微かなりとも残っているようだ。
(人工精霊の備えができないっ……! こちらの手の内や思惑が知られているっ!)
特に最も火力の高い【擬似赤龍】を持つアーサーは、目に見えて警戒されていた。
「私を囮にして攻撃を散らせッ! 【聖剣・赤】ッ!」
大剣の刃に赤々と燃え上がる炎を宿し、真正面から侵蝕人と向き合う。
「【木こり狩り】ッ……!」
「【飛刀】」
炎の軌跡を辿りながら侵蝕人と斬り合うアーサー。質量差は明瞭で、潰れるのは時間の問題だ。
ガウェインらは素早く打ち出せる戦技で侵蝕人を打つも、その顔には焦りと汗に塗れていた。侵蝕人の耐久性と攻撃力は悪魔よりも秀でており、加えてやっと付けた傷も瞬時に回復してしまう。生物として桁外れであった。
「アーサーっ! 行きますっ、離れてください!!」
集めた魔力を手元にするガラハッドの怒号が生まれ、三人が揃って離脱する。この局面でガラハッドの選択した魔法は高威力な“雷魔法”……。
そのクラスは――Ⅳ。
「雷神の鉄槌をっ、【雷轟槌】!」
天空に生まれた魔法陣から落ちる鋭い電雷が、侵蝕人を脳天から叩き割る。巨神の槍を思わせるほど壮大な雷が走り、地上の悪漢へと裁きを下した。
「はぁ、はぁ……手こずりましたね……」
『……』
一瞬の雷光と轟音。立ち込める煙はすぐに晴れ、目を焼く閃光から回復した時、ガラハッドは侵蝕人と目を合わせる。瞳と眼が交差し、合致していた。
肌は焼かれ、電流を未だに纏いながらも、侵蝕人はふらふらと歩んでいたのだ。
「……馬鹿、な。【雷轟槌】で死なないなんて……」
「充分だ。間に合った」
自身の魔力をほぼ消費して打ち出す渾身の大魔法が直撃して尚も、前進を止めぬ怪物。
けれど絶望感に浸り出したガラハッドに、頼もしい声がかけられる。いつでも窮地を切り開いて来たのは、この男であった。
「行くぞ、科学の奇跡よ……」
『っ、アーサぁぁぁぁぁ!!』
ルーラーをルーラー足らしめる存在を背後に、アーサーは侵蝕人を見据える。
帝国を守護する赤き龍を模した人工精霊。赫赫と勇ましいフォルムで現界したその機龍の姿は、侵蝕人であろうと震えるものであった。
「帝国に仇なす者達よ、塵となれ! 【擬似赤龍】ッ!」
『オオアオオアオオオ――――』
赤龍の吐く炎は隕石の如く。侵蝕人など虫ケラ同然に、主人の命令も超えて塵も残さず燃え散らす。レオナルド博士の愛子は世界を覆すまでの性能を遺憾なく発揮して、標的を撃滅してみせた。
何人も、何者も、かの博士を超えるものなし。即ち人工精霊は、人類の可能性を詰め込んだ極限の超兵器である。
「……」
危なかったと、アーサーは勝利の余韻に浸ることなく表情を険しくする。ガラハッドの雷魔法で死なないとなると、王剣魔法でさえ今のアーサーでは何度使用しても侵蝕人の命に届かなかっただろう。
現在のアーサーが引き出せる威力でさえ【擬似赤龍】は見事に難敵を葬った。けれどそれはレオナルド博士の力量が凄まじいからで、この勝利は紛れもなく博士のものなのだ。
「……そちらも片付きましたかっ!」
「ベディ、二人でよく倒せたな……」
呼吸荒く駆け寄るベディビエールとパーシバルも、疲労感は見て取れるも二人で侵蝕人を倒し切ったようだ。
「……! コール!」
この侵蝕人を三体も相手にさせている無理難題に、今更ながら思い至ったアーサーが慌てて視線を巡らせる。そして、その姿を捕捉するよりも早く……ルーラーへと拍手が降った。
「見事です」
「……」
賞賛の声が届けられる。
「……」
「嘘っ……」
目の前に広がる光景は、ルーラー達を愕然とさせる。
「先程の失言は撤回します。あなた方は順調に成長している」
「コール、これは……」
三体もの侵蝕人……であったらしい物の残骸が横たわっていた。戦闘の痕も見当たらず、一方的に斬殺されたことが容易に察せられる。斬り刻まれた侵蝕人の死体を背後に、ルーラー達の戦闘を見守っていたようだ。
「そこまで危うい場面もなく、助けに入る余地もなく倒されました。ルーラーとして期待されるに値するものでしょう」
「……」
柔らかく微笑み、褒め称えるコール。
ルーラー達はこの男との差がまるで見えず、未知の存在を前に身動きできずにいた。コールがそのつもりならば、五体でも何体でも即座に排除できたのだ。
自分という保険をかけた上で、訓練代わりに戦わせたらしい。
「これからは、この侵蝕人とも戦わなければならない。明日からも更なる鍛錬に励みましょう。僕も負けてはいられません」
「……どの口が言いやがる」
圧倒的に驚愕度の低いガウェインのみが、ルーラーの内心を代弁して呟いた。
同時に、悲運の天才が指導者として選ばれた理由にも納得する。コールに師事すれば、帝国の念願である踏破不可能とされていた魔城の攻略も夢ではない。
史上最高の天才が、同時期に二人とも帝国にいる。伝説級の魔戦士を前に、ルーラーはペンドラゴンから告げられた無茶が現実味を帯びているのだと察していた。
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