42 / 81
第二章[悪女の生きる道]
第四十二話、そりゃ勝つよね
しおりを挟む
勝てる筈がなかった。
いや、勝負にはなっている。だが贔屓に贔屓を重ねて評しても互角であった。
「――ハァァ!」
裂帛の気合いで剣を振り下ろしたローズマリー。日々の鍛錬で繰り返される基礎の型は、理に適ったフォームにより力強くぶつけられる。
「ぐっ……くっそぉぉーっ!!」
剣を翳すも受け切れず、武器を取りこぼした男が悔しさを叫ぶ。手の平は痺れ、握力は既に機能を失っている。
地道なローズマリーの攻め手が身を結んだ勝利だった。
「おめでとうございます、ローズマリー様」
「……これでは負ける方が難しいじゃない」
「そんな事はありません。同じ条件で見事に勝ち取った勝利です」
後の二人を注視しながら称賛するコールに、鋭い視線を向けて不満を滲ませる。
「おっと……!」
「……確かに同じ条件ではあるわね」
別の場所で対する男がサラへ飛ばした魔法……火の玉を、コールは飛翔する斬撃で即座に斬り払った。
属性魔法など我関せず、有無を言わさず青暗い斬撃にで両断して霧散させる。
「またっ……! ふ、不正だろっ、こんなの!!」
「どうしてですか? あなたも魔法を使い、僕も戦技を使った。至ってフェアプレイです」
純粋な武器術での戦闘を強いられ、堪らず憤然とする心情を叫ぶも条件はやはり同じ。コールの実力を致命的に低く見積もっていた男達は、兵士クラスにすら押されていた。
「他人の探られたくない腹の内を引き出してまでの模擬戦です。僕は彼女達に憂さを晴らすチャンスをあげました。ですがそれは、対等な条件下での戦闘です。あなた方にとって分が悪くなるものではない」
「ああっ! なんでこんな事になるんだよっ! こ、こいつを足止めしている間に、兵士クラスを蹂躙するだけの筈だろ!?」
「ほら、また救い難いプランが顔を覗かせた。その将位クラスの実力とやらで、せめて剣で打ち勝ってみせなさい」
けれど戦技や魔法に頼り切りで旗将クラスへ到達した者に、基礎を繰り返させられる兵士クラスを打ち崩す技術はない。導師クラスへ上がれない者の殆どは、早熟である事を驕ったが故に基礎的な鍛錬を怠り、成長しなくなった者達だ。
「デリャァァァ!」
「くぁうっ――!?」
跳ね上がる剣に打ち据えられ、脇腹を強打された男が腹を押さえて蹲る。
「ぐぁぁ……おえっ!?」
「はぁ、はぁ……お母さんを馬鹿にするなっ!」
嘔吐する男へ震え声で怒鳴り付け、サラは苦戦するも勝利を収めた。肩で息をするサラだったが、やがて送られる拍手に気付いて目線をそちらへ。
「サラさんも、おめでとうございます」
「こ、コールさま……」
業物であろう美麗な刀を逆手に持ち、拍手で労うコールを目にして、やっと胸を撫で下ろす。
「……」
「どうした、アーサー。難しい顔をして、あの天才を見て自信でもなくなったか?」
「それもあるかもしれない」
「おいおい……あんなの自信喪失以前だろ。レオナルド博士もいれば、コールみたいな化け物もいるってことだ」
以前にコールを目にして超越者の次元を知ったガウェインだが、こうも気難しく悩むほど柔な精神ではなかった。まさかアーサーがと、気の滅入った者にかける言葉に苦心する。
「だがそれよりも、軍学校の方針を変更すべきかもと思ってな」
「……つまり?」
「コールは刀術のみでルーラーに勝る。今も兵士クラスの彼女達は、何度かの魔法を無力化するだけで旗将クラスにも勝ると示した。これは現制度化でのクラス分けの矛盾点と言えるだろう」
「……確かにな。もしかしたら、魔法や戦技がなくてもルーラーに相応しい人材はいるのかもしれん」
規定を見直す必要がある。そもそもこの立ち会いは、コールによる訴えなのかもしれない。天才の目には、軍学校のクラス分けに潜む不備が明瞭に見えていたのだろうか。
「――ギャァァァーっ!?」
「……どうした?」
突如として上がった痛烈な絶叫に、アーサーが顔を起こしてコール達へと視線を戻す。
「はぁっ、はぁっ……!」
「ガァぁぁ!? ぐぁぁぁぁ!!」
顔面を抑えて悶絶する男を前に、腰を抜かしたヴィヴィアンは顔色悪く男の様を見ている。
「我武者羅に振った杖があの訓練生の顔に当たったんだ! おいっ、救護官を呼べっ!」
「ベディ、来るまで見てやれ」
アーサーに指示に無言で頷き、矢の速度で飛び出したベディビエール。
出鱈目に繰り出したヴィヴィアンの渾身の一撃が不幸にも直撃してしまったらしい。実際の戦闘を想定して行われる実戦形式であれば、不慮の事故は有り得る。
それは生涯の傷ともなりかねない。傷を負った者も、負わされた者も。危惧するアーサーや周囲に対して、ただ一人だけがヴィヴィアンへ冷徹な目を向ける。
「……」
ローズマリーが表情に忌々しさを露わにしてから、その場を後にした。
「……コール様、この度は本当にありがとうございましたっ」
「お陰で胸が梳く思いです!」
運び出される訓練生とヴィヴィアンを見送り、グレイスとサラがコールへ歩み寄り、手を取って感謝を告げる。終結は気持ちのいいものとはならなかったが、兵士クラスの勝利は間違いない。
「それは良かった。あのような悔しい思いは、すぐに発散するに限りますからね」
「コール君っ、見ていたよ! 君は凄い人だ!」
両手を取って振り回し、歓喜する二人に端を発し、扉から盗み見るように窺っていたクラスメイトが駆け寄って祝福する。
「キャァーっ!」
「あ、あたしにも触らせてっ……!」
肩を叩き、腕を絡ませ、これ幸いとコールに触れて勝利を分かち合う。黄色い声が上がるに連れ、縁のない者達からの嫉妬の視線を集めていた。
だが同時に、みるみる青くなるコールの顔色。死体を思わせる血色の失せた顔となるまで、数秒とかからなかった。
「……すみません、救護室まで一名追加で」
「えっ……?」
バタンと音を立てて、土気色の顔をしたコールが倒れる。脈は弱々しく、呼吸は止まり、瞳孔は開いている。すぐに痙攣まで始まり、今や危篤状態となってしまう。
「コールさまっ!? コールさまぁーっ!!」
「だ、誰かぁ! 救護官を呼び戻してくれっ! 早く!」
♤
救護室に運ばれ、治療される旗将クラスの訓練生。
彼は専門家に任せる他なく、アーサーとベディビエールはヴィヴィアンを寮へと送り届ける。
「戦いに怪我は付き物だ。気にすることはない」
「……」
気遣いの言葉にも無言で頭を下げて、俯くヴィヴィアンは静かに寮へと戻って行った。
いや、勝負にはなっている。だが贔屓に贔屓を重ねて評しても互角であった。
「――ハァァ!」
裂帛の気合いで剣を振り下ろしたローズマリー。日々の鍛錬で繰り返される基礎の型は、理に適ったフォームにより力強くぶつけられる。
「ぐっ……くっそぉぉーっ!!」
剣を翳すも受け切れず、武器を取りこぼした男が悔しさを叫ぶ。手の平は痺れ、握力は既に機能を失っている。
地道なローズマリーの攻め手が身を結んだ勝利だった。
「おめでとうございます、ローズマリー様」
「……これでは負ける方が難しいじゃない」
「そんな事はありません。同じ条件で見事に勝ち取った勝利です」
後の二人を注視しながら称賛するコールに、鋭い視線を向けて不満を滲ませる。
「おっと……!」
「……確かに同じ条件ではあるわね」
別の場所で対する男がサラへ飛ばした魔法……火の玉を、コールは飛翔する斬撃で即座に斬り払った。
属性魔法など我関せず、有無を言わさず青暗い斬撃にで両断して霧散させる。
「またっ……! ふ、不正だろっ、こんなの!!」
「どうしてですか? あなたも魔法を使い、僕も戦技を使った。至ってフェアプレイです」
純粋な武器術での戦闘を強いられ、堪らず憤然とする心情を叫ぶも条件はやはり同じ。コールの実力を致命的に低く見積もっていた男達は、兵士クラスにすら押されていた。
「他人の探られたくない腹の内を引き出してまでの模擬戦です。僕は彼女達に憂さを晴らすチャンスをあげました。ですがそれは、対等な条件下での戦闘です。あなた方にとって分が悪くなるものではない」
「ああっ! なんでこんな事になるんだよっ! こ、こいつを足止めしている間に、兵士クラスを蹂躙するだけの筈だろ!?」
「ほら、また救い難いプランが顔を覗かせた。その将位クラスの実力とやらで、せめて剣で打ち勝ってみせなさい」
けれど戦技や魔法に頼り切りで旗将クラスへ到達した者に、基礎を繰り返させられる兵士クラスを打ち崩す技術はない。導師クラスへ上がれない者の殆どは、早熟である事を驕ったが故に基礎的な鍛錬を怠り、成長しなくなった者達だ。
「デリャァァァ!」
「くぁうっ――!?」
跳ね上がる剣に打ち据えられ、脇腹を強打された男が腹を押さえて蹲る。
「ぐぁぁ……おえっ!?」
「はぁ、はぁ……お母さんを馬鹿にするなっ!」
嘔吐する男へ震え声で怒鳴り付け、サラは苦戦するも勝利を収めた。肩で息をするサラだったが、やがて送られる拍手に気付いて目線をそちらへ。
「サラさんも、おめでとうございます」
「こ、コールさま……」
業物であろう美麗な刀を逆手に持ち、拍手で労うコールを目にして、やっと胸を撫で下ろす。
「……」
「どうした、アーサー。難しい顔をして、あの天才を見て自信でもなくなったか?」
「それもあるかもしれない」
「おいおい……あんなの自信喪失以前だろ。レオナルド博士もいれば、コールみたいな化け物もいるってことだ」
以前にコールを目にして超越者の次元を知ったガウェインだが、こうも気難しく悩むほど柔な精神ではなかった。まさかアーサーがと、気の滅入った者にかける言葉に苦心する。
「だがそれよりも、軍学校の方針を変更すべきかもと思ってな」
「……つまり?」
「コールは刀術のみでルーラーに勝る。今も兵士クラスの彼女達は、何度かの魔法を無力化するだけで旗将クラスにも勝ると示した。これは現制度化でのクラス分けの矛盾点と言えるだろう」
「……確かにな。もしかしたら、魔法や戦技がなくてもルーラーに相応しい人材はいるのかもしれん」
規定を見直す必要がある。そもそもこの立ち会いは、コールによる訴えなのかもしれない。天才の目には、軍学校のクラス分けに潜む不備が明瞭に見えていたのだろうか。
「――ギャァァァーっ!?」
「……どうした?」
突如として上がった痛烈な絶叫に、アーサーが顔を起こしてコール達へと視線を戻す。
「はぁっ、はぁっ……!」
「ガァぁぁ!? ぐぁぁぁぁ!!」
顔面を抑えて悶絶する男を前に、腰を抜かしたヴィヴィアンは顔色悪く男の様を見ている。
「我武者羅に振った杖があの訓練生の顔に当たったんだ! おいっ、救護官を呼べっ!」
「ベディ、来るまで見てやれ」
アーサーに指示に無言で頷き、矢の速度で飛び出したベディビエール。
出鱈目に繰り出したヴィヴィアンの渾身の一撃が不幸にも直撃してしまったらしい。実際の戦闘を想定して行われる実戦形式であれば、不慮の事故は有り得る。
それは生涯の傷ともなりかねない。傷を負った者も、負わされた者も。危惧するアーサーや周囲に対して、ただ一人だけがヴィヴィアンへ冷徹な目を向ける。
「……」
ローズマリーが表情に忌々しさを露わにしてから、その場を後にした。
「……コール様、この度は本当にありがとうございましたっ」
「お陰で胸が梳く思いです!」
運び出される訓練生とヴィヴィアンを見送り、グレイスとサラがコールへ歩み寄り、手を取って感謝を告げる。終結は気持ちのいいものとはならなかったが、兵士クラスの勝利は間違いない。
「それは良かった。あのような悔しい思いは、すぐに発散するに限りますからね」
「コール君っ、見ていたよ! 君は凄い人だ!」
両手を取って振り回し、歓喜する二人に端を発し、扉から盗み見るように窺っていたクラスメイトが駆け寄って祝福する。
「キャァーっ!」
「あ、あたしにも触らせてっ……!」
肩を叩き、腕を絡ませ、これ幸いとコールに触れて勝利を分かち合う。黄色い声が上がるに連れ、縁のない者達からの嫉妬の視線を集めていた。
だが同時に、みるみる青くなるコールの顔色。死体を思わせる血色の失せた顔となるまで、数秒とかからなかった。
「……すみません、救護室まで一名追加で」
「えっ……?」
バタンと音を立てて、土気色の顔をしたコールが倒れる。脈は弱々しく、呼吸は止まり、瞳孔は開いている。すぐに痙攣まで始まり、今や危篤状態となってしまう。
「コールさまっ!? コールさまぁーっ!!」
「だ、誰かぁ! 救護官を呼び戻してくれっ! 早く!」
♤
救護室に運ばれ、治療される旗将クラスの訓練生。
彼は専門家に任せる他なく、アーサーとベディビエールはヴィヴィアンを寮へと送り届ける。
「戦いに怪我は付き物だ。気にすることはない」
「……」
気遣いの言葉にも無言で頭を下げて、俯くヴィヴィアンは静かに寮へと戻って行った。
13
あなたにおすすめの小説
僕だけレベルダウンな件〜敵を倒せば倒すほど弱くなるので、目立たずスローライフを目指します〜
小林一咲
ファンタジー
まったく数奇な人生である。
僕の名前は橋本 善。
正真正銘の日本人だが、今は異世界にいる。
理由なんてわかるはずがない。
死んだのか、はたまた何かの召喚に巻き込まれたのか。
僕には固有スキルがあった。
それは、スキル【レベルダウン】。
魔物を倒し、経験値を得るほどレベルやステータスがさがるというものだ。
だから僕は戦わない。
安心安全のスローライフを目指すんだ!!
構造理解で始めるゼロからの文明開拓
TEKTO
ファンタジー
ブラック企業勤めのサラリーマン・シュウが転生したのは、人間も街も存在しない「完全未開の大陸」だった。
適当な神から与えられたのは、戦闘力ゼロ、魔法適性ゼロのゴミスキル《構造理解》。
だが、物の仕組みを「作れるレベル」で把握できるその力は、現代知識を持つ俺にとっては、最強の「文明構築ツール」だった――!
――これは、ゴミと呼ばれたスキルとガラクタと呼ばれた石で、世界を切り拓く男の物語。
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです
桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる