女性のための犯され短編集【R18】

弓月

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巫女は鬼に犯される(2)




『 巫女は鬼に犯される 』の続編です。



 ───



 屋敷の暗闇に閉じ込められた巫女姫は、あれから幾日も鬼の執拗な愛撫と妖気の侵食に晒されていた。

 彼女の身体は熱に浮かされ、霊力は徐々に薄れつつあったが、心の奥底にはまだ微かな抵抗の炎が灯っていた。

 鬼の黄金色の瞳に見つめられ、絡みつくような甘い言葉を囁かれるたび、彼女は己を保つために必死に祈りを捧げていたのだ。

(わたしは巫女……神に仕える者。このような穢れに支配されるわけにはいかない)

 しかし、その祈りも虚しく、鬼の手が彼女の肌を這うたびに身体は裏切り者のように反応してしまう。快楽の波に飲み込まれそうになるたび、彼女は唇を噛み、涙を流して耐えしのんだ。

 そしてある夜

 鬼が眠りに落ちた隙を見計らい、巫女は決意を固めた。

 屋敷の奥に隠されていた壊れた錫杖(シャクジョウ)の欠片を手に握り、裸足のまま部屋を抜け出した。

 暗闇の中、足音を殺しながら長い廊下を進み、戸の隙間から外の冷たい風を感じた瞬間、彼女の胸にほんの僅かな希望が灯る。

(ここから、逃げなければ……!)

 戸を押し開けると、冷たい夜気が彼女の肌を刺した。

 月の光が薄く山頂を照らし、遠くに見える森が彼女を呼んでいるようだった。巫女は一瞬も躊躇せず、屋敷を後にして山の斜面を駆け下りた。

 蓬霊山(ホウレイヤマ)の森は深い霧に包まれ、木々の間を縫うように走る巫女の息は白く凍てついていた。足の裏は石や枝で切り裂かれ、血がにじんでいたが、彼女は止まらなかった。

 鬼の妖気が背後から迫ってくるような錯覚に襲われながらも……ただひたすらに逃げ続ける。

(人の世へ……戻らないと)

 しかし、どれだけ走っても景色は変わらない。森の奥へ進むほどに、空間が歪んでいるような感覚が強くなった。

 木々の配置が不自然に繰り返され、月は一向に動かず、空気は重く澱んでいる。巫女は立ち止まり、錫杖(シャクジョウ)の欠片を握り潰すほど力を込めた。

(この山全体が鬼の結界に閉ざされて……抜け出せなくなっている……!?)

 絶望が彼女の心を締め付けた。

 人の世と鬼の世が交錯するこの「境界」という場所では、どれだけ逃げようとも出口はない。たのみである霊力は弱まり、結界を破る術(スベ)も見つからない──。

 疲れ果てた身体が震え、膝が地面に崩れ落ちた瞬間、遠くから不気味な笑い声が響いた。

「ヒヒヒ……」

「──!?」

 巫女が顔を上げると、霧の向こうから複数の影が現れた。

 赤く光る目、鋭い爪。異形の姿をしたモノノ怪の群れだった。

 山に棲む低級なモノノ怪たちで、人の霊力を味わい、純粋な身体を穢すことに悦びを見出す下劣な存在だ。彼女の弱った気配を嗅ぎつけ、欲望に駆られて群がってきたのだ。

「見ろよ、この女……清らかな匂いがするぜ」

「なんて美味そうな身体だ!」

 モノノ怪たちはニタニタと笑みを浮かべ、舌なめずりをしながら近づいてきた。

 巫女は立ち上がり、壊れた錫杖を手に持つが、霊力を集中させる力はもはや残っていない。

 逃げるしかないと後ずさった瞬間、一匹が飛びかかり、鋭い爪が彼女の腕を切り裂いた。

「ううっ…!」

 血が飛び散り、痛みに顔を歪める。

「邪魔な服はひん剥け!丸裸だ!」

 囲まれた彼女に逃げ場はなく、次々と迫る妖怪たちの手が彼女の巫女服を掴み、引き裂こうとする。絶体絶命の瞬間、彼女は目を閉じ、最後の祈りを口にした。

(神よっ……どうか、どうかお力を)


 その時だった。


「──グオオオッ!」

 轟音と共に、モノノ怪の一匹が吹き飛び、木々に叩きつけられた。

 驚いた巫女が目を開けると、霧の中から白銀の長髪をなびかせた鬼が現れた。黄金の瞳が冷たく光り、その威圧感だけでモノノ怪たちが怯んで後退する。

「貴様ら……俺の獲物に手を出すとはいい度胸だな」

 鬼の声は低く、地響きのように森を震わせた。

 一瞬の隙を突いて、彼はモノノ怪たちに襲いかかった。鋭い爪が空を切り裂き、異形たちの身体を次々と引き裂いていく。血と肉片が飛び散り、断末魔の叫びが森に響き渡った。

 巫女は呆然とその光景を見つめていた。鬼の力は圧倒的で、数瞬のうちに妖怪の群れは全滅していた。

「‥‥ッッ‥」

「──…さて」

 血に濡れた鬼が振り返り、彼女を見下ろす。冷たくもどこか愉しげな笑みがその美麗な口元に浮かんでいた。

「お前……俺から逃げた結果がこれか。随分と無謀だな」

「っ‥‥!」

 巫女は恐怖と悔しさで唇を震わせた。助けられた事実に感謝するどころか、鬼への憎しみが再び燃え上がる。

 しかし、力尽きた身体は動かず、鬼が近づいてくるのをただ見ているしかなかった。

 鬼はそんな巫女を抱き上げ、再び屋敷へと連れ帰る。抵抗する力もない彼女は、鬼の腕の中でただ震えるだけだった。

 屋敷の戸が再び閉まり、暗闇が二人を包み込む。

 鬼は彼女を床に下ろすと、彼女の腕に刻まれた傷口に目を留めた。モノノ怪の爪に切り裂かれたそこからは、まだ鮮血が滲み出している。

「ほう……」

 鬼は目を細め、彼女の腕を掴んで引き寄せた。そして傷口に顔を近づけると、長い舌を這わせて血を舐め取った。赤い血が鬼の唇を濡らし、彼はその味を堪能するように目を閉じた。

「美味い……お前の血は霊力の香りがしてたまらんな」

「や……めて……」

 巫女は弱々しい声で拒絶したが、鬼は意に介さず、傷口を舌でなぞり続ける。濁りのない血の味と彼女の霊力が混じり合ったそれに、鬼の表情には恍惚とした色が浮かんだ。

 レロォ....

「‥ぅ‥‥ぅぅ‥‥‥!」

 彼女の震える腕を掴んだまま、鬼は彼女を見下ろして嘲るように吐き捨てる。

「俺から逃げた罰を与えてやろう…覚悟しろ」

「お、お願いです……もうやめて……」

 その懇願も虚しく、鬼の手は容赦なく彼女の巫女服を剥ぎ取った。すでにボロボロだった布が引き裂かれ、冷たい空気に晒された肌が震える。

 鬼は彼女の両腕を頭上で押さえつけ、逃げられないように拘束した。

「離してっ…!」

「お前は俺のモノだと言ったはずだ。それを軽んじた罰を、今からたっぷり味わわせてやる」

 鬼の黄金の瞳が暗闇で爛々と輝き、彼女の裸体を見下ろす。逃げたことへの怒りと、それを上回る欲望が彼の動きを支配していた。

「…っ…も、もう…耐えられぬのです」

「……フッ」

 巫女の華奢な身体が震え、涙が頬を伝う姿に、鬼は満足げに笑みを深めた。

「この身体に……俺がどれほど執着しているか教えてやる」

 鬼はまず彼女の胸に顔を寄せた。柔らかな膨らみに舌を這わせ、桃色の突起を口に含む。長い舌がねっとりと絡みつき、唾液で濡らしながら執拗に舐め上げる。

 巫女は嫌悪と快感が入り混じった感覚に耐えきれず、小さな声を漏らした。

「んっ‥‥んん‥‥やめ、て……」

「クク……嫌がる顔も良いものだ」

 鬼は片方の胸を舐めながら、もう片方を指で弄び、彼女の反応を愉しんだ。

「んんっ…ん…//」

 突起を軽く噛み、吸い上げると、巫女の身体がビクンと跳ねる。それでも彼女は唇を噛み、声を抑えようと必死に抗った。

 次に鬼の舌は下へと移動し、彼女の腹を這い、秘部へと近づく。

 巫女は太ももを閉じようとしたが、鬼の強い手で強引に開かれ、逃げ場を奪われた。鬼は彼女の性器に顔を埋め、長い舌をゆっくりと這わせた。

 ヌル....クチュッ
 クチュッ....クチュ....

「‥‥ぁ‥‥はぁぁ‥‥っ、‥‥‥ぁぁ」

 花弁を舐め上げ、敏感な蕾を軽く弾くと、彼女の身体が震え、可憐な声が漏れ出す。

「ぁぁ‥‥っ‥!‥‥く」

「これは罰だ。お前が自身の過ちを悔いるまで、じっくり味わってやる」

「‥‥ぃゃ‥っ‥‥アッ‥!‥‥‥ああっ」

 鬼の舌がさらに深く侵入し、膣の奥へと伸びていく。異常に長い舌は柔らかくうねり、内部を執拗に舐め回した。

 クチュ....ヌプッ♡
 グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ..!

「‥ぃああああ…‥ッッ‥‥!?」

 熱くぬめった感触が彼女を襲い、逃げられない快楽が身体を蝕む。巫女は必死に首を振って抵抗したが、鬼の動きは止まらない。

「んっ‥‥‥ゃぁぁっ!…あっ‥ああっ‥//
 あ、あっ‥‥ぃゃあっ‥‥あっあっあっ」

「謝れ、俺に。──そうすれば…許してやる」

 鬼の声は低く、愉悦に満ちていた。

 舌はさらに奥を突き、媚壁を擦り、彼女を追い詰める。

 巫女の身体は熱くなり、妖気に侵されながらも快楽に屈しそうになる。彼女は涙を流し、震える声で抗った。

「いやぁ‥‥いや‥‥//
 わたし、は‥‥わたしは…謝ら、ない…!」

「強情だな。なら……もっと啼かせてやる」

「あああ‥‥//‥…あっ‥‥だめ//‥‥あああっ」

 鬼の舌が加速し、奥を執拗に舐め続ける。グチュグチュと水音が響き、巫女の腰が勝手に跳ねる。

 グチュッ、グチュッ、グチュッ!
 ヌルゥ...グポッ♡ グチュッ♡

「‥お//‥‥奥っ‥…だめ‥‥//‥‥ダメ‥です‥!
 ぁぁっ、あっ、あっ、あっ‥‥‥//」

 普通では届きようのないトコロを、甘く舐め溶かされる。

 蛇腹状の媚壁から……快楽で膨れた子宮の入口まで……あますことなく。

 グチュッ!グポッ、グポッ、グチュッ♡

「─あっ!‥ひゃっ!…あっ//‥‥あっ//」

 ヌルゥ...グポッ♡グポッ♡グポッ♡

「ああっ♡‥‥ああっ!ああっ!ああっ!はああっ‥//」

 快楽と屈辱が交錯し、意識が朦朧とする中でも、……それでも彼女は謝罪の言葉を拒んだ。

「あっ//……言わ、ない…!‥‥ああっ‥‥
 アッ‥‥あっ‥‥あなたに、などっ‥‥//」

「馬鹿め……お前が逃げた故に、こうなっているのだぞ?」

 舌が奥を抉り、敏感な部分を何度も擦り上げる。巫女の身体は限界に近づき、声が甘く震え出す。それでも彼女は歯を食いしばり、最後の抵抗を試みた。

「わたしはっ‥負け ては、ならぬの、です‥‥//」

「クク……ハァ……どこまでも愛(ウ)い奴だ。
 ……だがもう、限界であろう?」

 その抵抗が鬼の劣情を煽り、執拗さを増幅させる。結果、恐ろしいほどの快楽の波が絶え間なく押し寄せ、巫女の意識が薄れていく。

「‥ぁ♡‥‥ああっ//‥‥言わ‥‥なぃ//‥‥わたし
 わたしは‥っ…‥ああっ、ああっ…ああっ」

 溢れ続ける蜜液を啜られ、舐められていない場所など無いくらいにナカを味わい尽くされている。あいかわらず…この男が与えてくるのは、気が狂いそうな愉悦ばかりだ。

「俺は朝まで続けてやっても構わぬがな……。なにせお前の蜜の味は極上だ」

「あ、ああ‥‥‥ひっ」

 この責め苦に終わりはない。

 ついに耐えきれなくなった彼女は、涙と喘ぎに混じって小さな声で呟いた。


「‥‥はぁっ//‥もぅ、いや、許してぇ‥‥‥!」


「……」


「お許し‥‥っ‥‥ください……貴方から逃げて……ごめん、なさい……!」


「………ククク」


 ──ヌポッ♡


「‥‥‥‥ぁぁっ//」

 彼女の懺悔(ザンゲ)を耳にいれてようやく、鬼は満足げに笑い、舌をゆっくりと引き抜いた。

 ヌルリと糸を引きながら舌が離れる感触に、巫女は身体を震わせて弱々しく息を吐く。

「いい女だ。──…だが、罰はまだ終わらん」

 鬼は彼女の腰を引き寄せ、自らの屹立を押し当てる。謝罪させたことで気を良くした彼は、さらに彼女を支配するべく一気に貫いた。

 痛みと衝撃が彼女を襲い、悲鳴が屋敷に響き渡る。

「あああっ……!」

 挿れてすぐだというに、鬼は容赦なく腰を動かして彼女を追い詰めていく。

「…っ…俺に貫かれ苦しむお前の顔は…いつも格別だな…!…苦しいか?だがこれは罰だ…!もっと奥までたくさん突いてやろうな」

「おっ‥く‥!‥ああっ‥‥ダメ‥//‥ああっあっ!
 あっあっあっあっあっあっ!あああ//」

 妖気がさらに深く注がれ、女体を蝕む熱が跳ね上がった。下半身がドロドロに溶かされていく。

 ..ドチュンッ、トチュンッ、ドチュンッ

「あっ!‥‥あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ‥‥//」

 ヌプッ....
 ズ..ズルッ...ドチュッ!

「ああっ‥‥あっ、やっ、あっあっあっあっ//
 やぁぁっ‥//‥やあっ、ああっ、ああっ‥‥♡」

 勝ち目なんてない、圧倒的な力が
 自分を支配しようとしている。

「俺に溺れろっ……お前はもう逃げられない」

 鬼の言葉が耳元で響き、彼女の正常な思考が砕かれていく。身体は鬼のものとなり、心さえも侵されていくような──甘く恐ろしい感覚に襲われた。



 ──


 その後も鬼は巫女を責め続け、逃げた罰として何度も彼女を犯した。

 まるで時が止まっているかのように朝は来ず、彼女の身体は妖気に染まり、霊力はほぼ失われていた。それでも、彼女の瞳の奥には微かな光が残ったまま。

 鬼はそのか弱い反抗に……慈しみに近い感情を覚えながら、彼女を抱き潰していった。

 人の世に戻ることは叶わず、結界の中で永遠に続く快楽と屈辱の日々。

 巫女姫は鬼に魅入られた運命から逃れられず、甘美な檻に囚われたままであった。








(終)



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