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第1章~無能な勇者~
第1話~勇者・ブレイドの憂鬱~
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「シュー!右だ!抑えろ!」
「ハッハァッ!倒してやるぜぇ!」
「む、無理をするな!」
クソッまたこれだ。俺がシューと呼んだ男、シューイン・スケールズは獣系の魔物、ケンゲール・ティグサラと斬り合う。二足歩行というか跳ねながら移動し残った前足で拾った武器を扱う魔物だ。このケンゲールは両手に剣を装備している。
ケンゲール・ティグサラは4体。俺とシューで2体ずつ引き付けて後衛の魔術師2人に攻撃してもらう予定だったが、シューは右端のケンゲールに斬りかかってしまい隣のケンゲールに対応する者が居ない。
俺は仕方なくポジションを変えて3体相手に応じられる構えを取った。横目でシューを確認するとシューは押しているもののすぐに倒せそうな様子ではない。こうなるから引きつけるだけでよかったのに俺の指示を無視しているのか曲解しているのかうまく連携が取れない。
左端とその隣のケンゲールが同時に攻撃を仕掛けてきた。真正面から打ち合ってしまえば1体が完全にがら空きになってしまう。俺は剣と盾を駆使してケンゲールの攻撃をいなす。だがやはりフォローしきれえない。その隙に空いたケンゲールが魔術師に向かって跳躍を始める。魔術師の方は虚を突かれてしまいケンゲールに向けて魔術を放ったもののかすりもしない。
俺の方は俺の方でまだ2体の攻撃は続く。だがその2体が同時に縦振りの攻撃を仕掛けてきた。俺はここで盾を装備した左腕を押し出して、体勢を崩させる。スピードと獣の魔物にしては器用さがあるケンゲール・ティグサラだが力はそれほどでもない。2体はバランスを崩し次の攻撃は来ない。
そして俺は後ろに跳躍して突破したケンゲールに向けて閃光系魔術【ラ・ブレーズ】を放った。大きく跳躍をしたが空中で体勢や着地点を変える技能は無いケンゲール。奴がどこに着地するかは一目瞭然。俺はそこに向けて今使用できる魔術で最速の閃光系魔術を使用した。
俺のラ・ブレーズはケンゲールに命中。ケンゲールは悲痛な悲鳴を上げて一度後ろに飛び退いた。
「くたばれやアァァァァッ!」
その瞬間シューの声が響く。斬り合っていたケンゲールを倒し、そしてたまたま横一列になっていた3体のケンゲールに対して強烈な突き攻撃を放った。長剣を片手に持って回転をつけながら突きを放つシューの大技だ。その威力は一列に並んだケンゲール3体をまとめて貫く威力。
「ハハハハハ!大勝利!」
シューは高笑いしながら肉塊となったケンゲールから剣を引き抜いて血を払ってから剣を高く掲げる。2人の魔術師もシューを称賛しているが俺はそれを歯ぎしりしながら見る。全く指示を聞かず無駄に味方を窮地に追い込み、結果オーライで敵を全滅させただけのこと。魔術師2人もそれを分かっていない。俺はこのままではいけないと思い、場所を変えて改めてシューたちと話すことにした。
「ハッハァッ!倒してやるぜぇ!」
「む、無理をするな!」
クソッまたこれだ。俺がシューと呼んだ男、シューイン・スケールズは獣系の魔物、ケンゲール・ティグサラと斬り合う。二足歩行というか跳ねながら移動し残った前足で拾った武器を扱う魔物だ。このケンゲールは両手に剣を装備している。
ケンゲール・ティグサラは4体。俺とシューで2体ずつ引き付けて後衛の魔術師2人に攻撃してもらう予定だったが、シューは右端のケンゲールに斬りかかってしまい隣のケンゲールに対応する者が居ない。
俺は仕方なくポジションを変えて3体相手に応じられる構えを取った。横目でシューを確認するとシューは押しているもののすぐに倒せそうな様子ではない。こうなるから引きつけるだけでよかったのに俺の指示を無視しているのか曲解しているのかうまく連携が取れない。
左端とその隣のケンゲールが同時に攻撃を仕掛けてきた。真正面から打ち合ってしまえば1体が完全にがら空きになってしまう。俺は剣と盾を駆使してケンゲールの攻撃をいなす。だがやはりフォローしきれえない。その隙に空いたケンゲールが魔術師に向かって跳躍を始める。魔術師の方は虚を突かれてしまいケンゲールに向けて魔術を放ったもののかすりもしない。
俺の方は俺の方でまだ2体の攻撃は続く。だがその2体が同時に縦振りの攻撃を仕掛けてきた。俺はここで盾を装備した左腕を押し出して、体勢を崩させる。スピードと獣の魔物にしては器用さがあるケンゲール・ティグサラだが力はそれほどでもない。2体はバランスを崩し次の攻撃は来ない。
そして俺は後ろに跳躍して突破したケンゲールに向けて閃光系魔術【ラ・ブレーズ】を放った。大きく跳躍をしたが空中で体勢や着地点を変える技能は無いケンゲール。奴がどこに着地するかは一目瞭然。俺はそこに向けて今使用できる魔術で最速の閃光系魔術を使用した。
俺のラ・ブレーズはケンゲールに命中。ケンゲールは悲痛な悲鳴を上げて一度後ろに飛び退いた。
「くたばれやアァァァァッ!」
その瞬間シューの声が響く。斬り合っていたケンゲールを倒し、そしてたまたま横一列になっていた3体のケンゲールに対して強烈な突き攻撃を放った。長剣を片手に持って回転をつけながら突きを放つシューの大技だ。その威力は一列に並んだケンゲール3体をまとめて貫く威力。
「ハハハハハ!大勝利!」
シューは高笑いしながら肉塊となったケンゲールから剣を引き抜いて血を払ってから剣を高く掲げる。2人の魔術師もシューを称賛しているが俺はそれを歯ぎしりしながら見る。全く指示を聞かず無駄に味方を窮地に追い込み、結果オーライで敵を全滅させただけのこと。魔術師2人もそれを分かっていない。俺はこのままではいけないと思い、場所を変えて改めてシューたちと話すことにした。
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