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第2章~2回目の小学生~
第7話Part.17~逆転の一手~
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ホルトは片膝立ちの体勢から突如立ち上がり、低い体勢のまま指揮官にぶち当たった。不意を突かれた指揮官は剣を振り下ろすことができずに重心が崩れる。その隙を逃さずにホルトは指揮官の腰と膝の裏を取ってそのまま押し倒す。
倒れた指揮官は何が起きたか分からずすぐに次の行動へと移れなかった。当然狙っていたホルトはその隙に馬乗りとなる。
そしてホルトは左腕を相手の頭の下に潜り込ませて、左肩で指揮官の首を極めに入る。指揮官はこの攻撃を知らなかっただろうが、自身の首が狙われていることは承知したようで大きく抵抗し始めた。
体格は指揮官の方が遥かに良いし、手足もホルトの2倍くらいは長いので極められているはずの相手の右拳も容易にホルトに突き刺さる。
ある程度はアーシュレの回復薬で治ったものの、内部はまだ治りきっていないホルトには大きなダメージとなった。顔は鬼気迫る表情で誤魔化せてはいたが、脇腹を殴られるたびに彼は血を吐いてしまい指揮官には治りきっていないことを悟られただろう。
だがホルトは指揮官の抵抗を耐えつつ、相手の左腕を自分の頭と指揮官自身の首で挟み込むような体勢を取り、そのまま右手と左手をガッチリ掴んだ。
そしてホルトは指揮官の左肘を頭で相手の首に押し込み、相手の首を絞め上げていく。
指揮官は呼吸ができなくなり足をバタつかせて必死にもがいているが、その足はホルトにほぼ当たることは無かった。
首を絞めてからしばらく激しく抵抗していた指揮官だったが、徐々に衰弱していき抵抗が弱まってきた。
そろそろかと考え始めた頃、ホルトの目に飛び込んできた光景があった。
今まで特に指揮官を助けることも無かった魔族の女2人が魔術を使おうとしていたのだ。どうやら指揮官に侍るためだけに居たようで慣れない様子だったが、指揮官を助けようとしている。
魔術の強弱にもよるが、今それを食らえばこちらの命は無いかもしれない。しかし首を絞めている指揮官の息はまだある。
かなりの消耗はあるだろうがそれはホルトとて同じ事、抵抗を押さえつけるだけでも傷には響くし、自分より圧倒的に体格が良い相手を押さえつけているのだから体力の消費も大きかった。
それなのでここで相手を離せばホルトが負け、せっかくひっくり返しかけた戦況がまた戻されるかもしれなかった。
それだけは避けたいホルトは首絞めを続行する。なんとか魔術を飛ばされる前に最低でも絞め落とせればと考えている。だがホルトは腹立ち紛れに
「邪魔をするなアァァァァァッ。」
と大喝した。腹の底から唸り声を上げる姿はただ1人の貴婦人に仕える騎士ではなく獰猛な獣そのもの。彼のその鬼気迫る表情と相まって経験の浅い彼女らの心胆寒からしめるには十分すぎた。
2人はその場にへたり込んでもう二度とこちらに魔術を打つ素振りを見せなかった。
その後しばらくして指揮官は動かなくなった。だがこの指揮官も中々ペテンがうまいので、死んだふりをしているのではないかと疑って動かなくなった相手の首をしばらく絞め続けた。
もう良いだろうと考えて、ホルトは指揮官への首絞めを解除した。指揮官はやはり動かない。
ホルトは指揮官から目を離さず、相手の使っていた長剣を拾って高く剣を構えた。相手は気絶しているだけかもしれないので確実に命を奪っておこうと考えたためだ。
ホルトは指揮官の長剣を振り下ろした。そしていともあっさりと指揮官の頭と身体を離れさせた。
倒れた指揮官は何が起きたか分からずすぐに次の行動へと移れなかった。当然狙っていたホルトはその隙に馬乗りとなる。
そしてホルトは左腕を相手の頭の下に潜り込ませて、左肩で指揮官の首を極めに入る。指揮官はこの攻撃を知らなかっただろうが、自身の首が狙われていることは承知したようで大きく抵抗し始めた。
体格は指揮官の方が遥かに良いし、手足もホルトの2倍くらいは長いので極められているはずの相手の右拳も容易にホルトに突き刺さる。
ある程度はアーシュレの回復薬で治ったものの、内部はまだ治りきっていないホルトには大きなダメージとなった。顔は鬼気迫る表情で誤魔化せてはいたが、脇腹を殴られるたびに彼は血を吐いてしまい指揮官には治りきっていないことを悟られただろう。
だがホルトは指揮官の抵抗を耐えつつ、相手の左腕を自分の頭と指揮官自身の首で挟み込むような体勢を取り、そのまま右手と左手をガッチリ掴んだ。
そしてホルトは指揮官の左肘を頭で相手の首に押し込み、相手の首を絞め上げていく。
指揮官は呼吸ができなくなり足をバタつかせて必死にもがいているが、その足はホルトにほぼ当たることは無かった。
首を絞めてからしばらく激しく抵抗していた指揮官だったが、徐々に衰弱していき抵抗が弱まってきた。
そろそろかと考え始めた頃、ホルトの目に飛び込んできた光景があった。
今まで特に指揮官を助けることも無かった魔族の女2人が魔術を使おうとしていたのだ。どうやら指揮官に侍るためだけに居たようで慣れない様子だったが、指揮官を助けようとしている。
魔術の強弱にもよるが、今それを食らえばこちらの命は無いかもしれない。しかし首を絞めている指揮官の息はまだある。
かなりの消耗はあるだろうがそれはホルトとて同じ事、抵抗を押さえつけるだけでも傷には響くし、自分より圧倒的に体格が良い相手を押さえつけているのだから体力の消費も大きかった。
それなのでここで相手を離せばホルトが負け、せっかくひっくり返しかけた戦況がまた戻されるかもしれなかった。
それだけは避けたいホルトは首絞めを続行する。なんとか魔術を飛ばされる前に最低でも絞め落とせればと考えている。だがホルトは腹立ち紛れに
「邪魔をするなアァァァァァッ。」
と大喝した。腹の底から唸り声を上げる姿はただ1人の貴婦人に仕える騎士ではなく獰猛な獣そのもの。彼のその鬼気迫る表情と相まって経験の浅い彼女らの心胆寒からしめるには十分すぎた。
2人はその場にへたり込んでもう二度とこちらに魔術を打つ素振りを見せなかった。
その後しばらくして指揮官は動かなくなった。だがこの指揮官も中々ペテンがうまいので、死んだふりをしているのではないかと疑って動かなくなった相手の首をしばらく絞め続けた。
もう良いだろうと考えて、ホルトは指揮官への首絞めを解除した。指揮官はやはり動かない。
ホルトは指揮官から目を離さず、相手の使っていた長剣を拾って高く剣を構えた。相手は気絶しているだけかもしれないので確実に命を奪っておこうと考えたためだ。
ホルトは指揮官の長剣を振り下ろした。そしていともあっさりと指揮官の頭と身体を離れさせた。
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