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夏 約束
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今年の夏は一味違う。君と過ごす夏だから。君と付き合って少し経つが、そこらのバカップルとは違い、喧嘩をしたり人目を気にせず愛し合ったりなどそんなことはしてない。
恋人ってより友達って言った方が自然かもしれない。
夏休みに入り、君は僕に楽しそうにこう言った。「一緒に花火見に行こうよ!」
当然僕はOKした。君は「約束ね!」と嬉しそうに言った。
これが僕が君とした初めての約束だ。
今年の夏は楽しかった。海に行ったり、プールに行ったり。毎日のように君と過ごした。幸せだった。
約束した花火当日、君は浴衣姿で待ち合わせ場所に来た。浴衣姿が似合う君を見て僕は顔を真っ赤にした。
君はわたがしが食べたいと言った。花火までまだ時間があるので買って食べた。
わたがしを食べながら「わたがしみたいに私たちの恋も溶けてほしくないな。」君はそう呟いた。僕は聞いていないふりをした。
花火が始まった。
「綺麗だね。」とはしゃぐ君。
僕は花火よりも君のほうに気を取られていた。そうしていると花火は終わっていた。
「来年も行こうね。約束だよ!」君は笑顔で言った。
これが君との2回目の約束だ。
こうして君との夏はあっという間に終わった。
恋人ってより友達って言った方が自然かもしれない。
夏休みに入り、君は僕に楽しそうにこう言った。「一緒に花火見に行こうよ!」
当然僕はOKした。君は「約束ね!」と嬉しそうに言った。
これが僕が君とした初めての約束だ。
今年の夏は楽しかった。海に行ったり、プールに行ったり。毎日のように君と過ごした。幸せだった。
約束した花火当日、君は浴衣姿で待ち合わせ場所に来た。浴衣姿が似合う君を見て僕は顔を真っ赤にした。
君はわたがしが食べたいと言った。花火までまだ時間があるので買って食べた。
わたがしを食べながら「わたがしみたいに私たちの恋も溶けてほしくないな。」君はそう呟いた。僕は聞いていないふりをした。
花火が始まった。
「綺麗だね。」とはしゃぐ君。
僕は花火よりも君のほうに気を取られていた。そうしていると花火は終わっていた。
「来年も行こうね。約束だよ!」君は笑顔で言った。
これが君との2回目の約束だ。
こうして君との夏はあっという間に終わった。
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