平凡な俺は魔法学校で、冷徹第二王子と秘密の恋をする

ゆなな

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書籍化記念SSキリヤ×ユノおしおきシリーズ

おしおき♡R18♡



「ま……待って……キリヤっ……い……痛いのは……嫌かも……」
 酔っている間の痴態を聞かされたユノは、眉毛をへにゃりと下げてキリヤに言った。
「嫌『かも』ってことは、もしかして痛いことも嫌じゃないかもしれないってことにも取れるな?」
 ユノの手首を抑えつけて、上に伸し掛かったキリヤが美しい顔にニヤリと笑みを浮かべて言った。
 だから、ユノは「ひっ……」と息を呑んで、お尻を叩かれるくらいの覚悟をしなければならない、と思ったのだが。




「……あっ……あっ……やだぁ……おしおきって……っい……痛いのじゃないの……っ? ……ぅあ……っ」
 ユノの甘い声は、もうずっとずっと長いこと啼かされているせいで、掠れはじめていた。
「痛いのがよかったのか?」
 そう言いながら、彼の長い長い指が、ユノのすっかり敏感になって火照った隘路の内壁を、ゆっくりとゆっくりと気が遠くなるほどゆっくりと、撫でた。
 彼の熱い舌と香油によってたっぷりと濡らされていた上に、ユノの屹立からしたたり落ちる体液でぐちゃぐちゃに濡れているそこは、ゆっくりと動くだけでも淫らな水音をたてる。
「痛いのは……やだぁ……けど……っ」
「うん。僕も可愛いユノに痛いことなんてできないな……ユノの北生まれらしい真っ白な可愛いお尻を叩いてみたい欲望に駆られることもあるけれど……」
「ひゃ………ぁん」
「可愛がって、賢い君をぐずぐずのとろとろにして泣かせるほうが僕の好みなんだ」
 そう言って、体内に入れている指とは反対の手で、すうっと尻の丸みを辿られた。
「可愛いな……きゅって締まった……ココも少し赤みが強くなった……」
 うっとりしたような声で言ったキリヤは今度は、下腹にある紋様を指で辿った。
 ユノは自分ではよくわからないが、この下腹部にある紋様はユノが深く感じると紅味が強くなるらしい。
「あっ……あっ……キリヤぁ……も、お願い……っ」
「うん? どうしてほしい?」
 彼の長い指の先が、すっかり火照って泥濘んだ内壁をそうっと擽るように愛撫する。ユノは焦れったくて気が狂いそうになる。
 そう、もうずっと長い時間キリヤは右手のその長く美しい人差し指一本だけをユノの濡れた穴の中にずっぷりと根元まで含ませて、それはそれは気が遠くなるほど、優しく内壁を擽るように指の腹でゆっくり撫でるのだ。
 反対の手の指先はユノのなだらかなお尻のラインや下腹の紋様、それからもうぷっくりと膨らんだ胸の先をゆっくり擽るように撫でる。
 もう、どこを触られてもみっともないほどに体はびくついて、はしたないほどに彼の指を締め付けてしまう。
「キリヤ……っキリヤぁ…」
「全く君ときたら、そんな甘い声で名前を呼ばれたら、僕が堪らなくなって、僕のペニスでぐちゅぐちゅに犯したくなるって、知っているくせに……悪い子だ……」
「あ……っ」
「ふは。ぐちゅぐちゅに犯されるって聞いたら、想像した? 中、また熱くなった……想像力もあるから、賢い子は意外とエッチだっていうのは本当のことだな」
「な……なんで……ぇっ?」
「ん? なんで今僕が我慢できてるのかって? それはね、昨夜はせっかくホリデーパーティーの夜なのに、君ときたら他の人と楽しく遊ぶのを見せつけるだけ見せつけて、恋人を放って寝ちゃうだなんて。あんまり可愛い顔で寝てるものだから、僕は寂しくユノの寝顔を見ながら一人でシたんだ」
「え……っ」
 どこから見ても完璧な作りでクールな美貌をもつ彼が、とんでもないことを言うので、ユノは火照った頰をさらに真っ赤にして動揺した。
「そう、一人でシたんだよ。僕は昨夜はホリデーパーティーの聖なる夜らしくロマンチックに君を抱く気満々だったのに、叶わなかったことと、何度か出しておけば、いつも我慢できずに君に入れてしまう僕でも、こうやって焦らしておしおきできると思ってね」
「ひっ……ぅああ……っ」
 そう言って、指先でユノの体内にある一番感じるふっくらと腫れぼったいところをくすぐるように撫でた。
 そのひどく敏感なところには僅かに指先が触れただけなのに。
 ユノの陰茎からはとろりと透明な液体があふれた。
 深く達しないようにコントロールされながら、何度も甘イキさせられて、もうユノの頭はどろどろに溶けてしまったみいだった。
「ああっ……」
 普段はいろんなことを素早く考える脳も、すっかり馬鹿になってしまったみたいで、何も考えられない。
 もう、緩やかな甘い絶頂だけではもの足りなくて、どうしてもほしくてほしくてたまらないことを隠しきれない。
 キリヤの指を一本だけ含んだそこは、もっと大きなものを絞りたいというように、みっともないほどにひくひくと収縮を繰り返し、何かをねだるように腰が揺れてしまう。
 力が入らない足も誘うようにだらしなく開かれたままで、閉じられない。
 キリヤだって、わかってるくせに。
 ――もうだめ、おかしくなっちゃう……
 ほしくて、ほしくて、それしか考えられないなんて、恥ずかしい。でも、もう我慢できない。
 眦に溜まった熱い涙は、すぐにあふれて幾度も頰を濡らしているのに、キリヤはうっとりとした声で「だらしなくなってる君がこんなに可愛いなんて」というばかり。
「ひ……っ」
 くちゅ……
 甘くイったばかりの体の中の泥濘を、またゆっくりと擦られて、もうダメだった。
 僅かに残っていた理性がとろとろと、形ないものになっていくのを自覚したとき。
「さっき教えたよね? 言ってごらん。言えたら、そのとおりにいっぱい気持ちよくしてあげるよ」
 ユノの心の声をまるで聞いていたかのようなセリフ。
 とっても甘くて愛にあふれている声色なのに、ひどく意地悪な彼の声が鼓膜をくすぐる。
 どうしてほしいか、なんてわかってるくせに。
「……っ……」
 涙で濡れた目で、恨みがましく彼を見ても、彼は何かを我慢するように息を呑むだけで、許してくれない……
「……っほら、おねだりできたら、楽になるよ……君の口から聞きたいんだ。僕はいつも君の可愛らしさに我慢できなくなってしまって、聞くことができないからね。僕にどうしてほしいの? この可愛い口で教えて?」」
 恥ずかしくて、恥ずかしくて、体中が熱いけれど、もうどうしても我慢できなくて……
「キリヤぁ……キリヤが欲しい……っこれ……俺のココに……入れてくださ……っうぁぁ……っ」
「……っ、くそ……っユノ反則だぞっ……っあぁ、でももうダメだ……僕も我慢できない……っ」
「……っんんんっ」
 キリヤはもっといやらしい言葉をユノの口から言わせたかったようだが、どうしても言えないユノは、キリヤのペニスに手を添えて、ぐっしょり濡れた自らの穴に導いたのだ。
 ユノにはキリヤのユノに恥ずかしいことを言わせたいという願望はよくわからなかったが、どうやらその仕種が彼の中の何かをひどく刺激したようで、その端正でクールな美貌から想像できないほどに熱いものが充てがわれ……
「あっ……あっ……深ぃ……っあっ……」
 ずぷ……っと一番奥まで一気に貫かれた。
 焦らされて、焦らされて、火照ってぐずぐずのそこに、頭がおかしくなりそうなほどほしかったものが与えられた。
 すっかり蕩けたそこは焦がれたキリヤのものを、切ないほどにきゅうっと締め上げた。
「……っユノ……あぁ……すごい……とろとろで柔らかいのに、きゅうって絡みついてくる」
「キリヤぁ……も、イく……っ」
 ようやく欲しかったものが与えられ、頭はもう真っ白でキリヤのことしか考えられない。
「ユノ……っユノ……っ可愛い……愛してる……っ」
「……あぁ……ぁっ……キリヤぁ……好き……大好き……っんんっ」
 キリヤの首筋に腕を絡めると、深い口づけが降ってくる。
 ユノは深く口づけられながら絶頂に達した。
 キリヤのものも熱く爆ぜて、体液が注がれるあまりの快感に、目の前が真っ白になった。
 まるで、キリヤとユノの体の奥で熱く溶け合ってしまうような快感。
「は……ぁ……はぁ……え……? あ、やだ……っ……」
 深い絶頂に達して、まだ呼吸は乱れているし、散々焦らされて与えられた絶頂で、粘膜はぽってりと充血しているのに……
 なんと、キリヤはまた奥の方でぐちゅぐちゅとユノを掻き回すのだ。
「やだ? どうして? 欲しかったんだろう? 僕はまだまだ足りないよ……もっとユノがほしい……」
「だ……って……イったばっかりだからっ……っおかしくなっちゃう……っあっ……」
 汗で湿ったユノの前髪をそっと避けてくれる仕草はうんと、優しいのに、青い瞳の奥はひどく獰猛で。
「可愛い……ユノ……っ賢い君がおかしくなってしまうところが見たい……っもっと見せて」
「あっ………そんな……ぁ、も、だめ……許して……ぇ」
 散々焦らされて、火照った中は絶頂に達してぐちゃぐちゃのどろどろになって、キリヤに奥深くを掻き回される。
 頭が真っ白になって、何度も許してと散々泣いても、許してもらえなくて、ユノはキリヤに余すところなく、全てを晒したというのに。

 ようやく最後にキリヤが自身を抜いたとき、ユノは薄れゆく意識の中。
「これでもまだ足りないよ……ユノ……もっと、君がほしいんだ……」
 狂おしい彼の声が聞こえた。
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