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一章
巻き込まれてしまった時、僕は……~Part4~
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「ここは、うぐっ……一体、どこなんだ?」
身体中に響く筋肉の悲鳴を感じながら、ソファーの上で何度目かのため息を吐く。
意識を取り戻して五分程経過したが、未だ戸惑いを隠せない。風船のように膨らみ続ける不安のせいか、心なし呼吸が浅くなっているような気がする。
前を見ても後ろを見ても本。右を見ても左を見ても本。本、本、本…………。
ソファーの上に立ち部屋の中を見渡す。部屋自体はそこまで広くない。およそ六畳程度だろうか。僕の寝かされていたソファーとその前に置かれたテーブルを中心にして三六〇度堆く積まれた本のタワーがそこかしこに建造されている。壁にも埋め込み式のスペースに本が並べられている。本好きにはたまらない場所なのだろうが、あいにく僕にそんな嗜好はない。それならばツンデレかと思ったヒロインが実はヤンデレで、血走った目で愛の告白をしながら隠してあった包丁で刺されるというシチュエーションの方が何百倍もましだ。何より萌える。……と、まあ、僕の嗜好は置いといて……うーむ、どうしたものか。
そうやって思考を巡らせながら、ふと目に入った本を手に取る。
『居心地の良い鳥籠』
相川真琴という作家が書いた小説らしいのだが、ラノベと漫画しか読まない僕が知っているはずもなく、そっと元に戻す。よく見てみると著者相川真琴の本は多い。特にハードカバーで分厚いものがその大半を占める。
ソファーの上に立ち、今一度周囲を見渡してみる。すると、扉があるのに気付いた。
堆く積まれた本を倒さないように避けながら、扉に近づく。扉を開けようとしたが、外から鍵がかけられており開かない。
今一度、どうしたものかと思考を巡らせていると、突然の波が僕を襲う。先ほどの刺激が引き金になったのかもしれない。あの衝撃は凄まじかったからな。でも、まあ、なんにせよ……やばい、漏れそうだ。
そんな時だった。
――――ウガー、ウウー…………。
僕の状況を見計らったように僕のスマホがへんてこな音とともに着信を知らせる。
〝080-××××-××××〟
知らない電話番号。基本的に吉備か雪乃としか電話やメールをする相手がいないため、普段であれば問答無用で無視する。しかし、こんな状況でかかってくるのは、絶対にこの状況を知っている人である。それは分かっているのだが……。
そんな悩みをまたもや見計らったように一枚の紙が扉の隙間から投書された。そして、そこには妙に達筆な字で『しょんべんくさい童貞野郎、早く出ろ!』と書かれてある。
その字で電話の相手を悟った僕は、電話に出ることにした。童貞はともかく、しょんべんくさいは心外だ。だってまだ漏らしてないんだから。
身体中に響く筋肉の悲鳴を感じながら、ソファーの上で何度目かのため息を吐く。
意識を取り戻して五分程経過したが、未だ戸惑いを隠せない。風船のように膨らみ続ける不安のせいか、心なし呼吸が浅くなっているような気がする。
前を見ても後ろを見ても本。右を見ても左を見ても本。本、本、本…………。
ソファーの上に立ち部屋の中を見渡す。部屋自体はそこまで広くない。およそ六畳程度だろうか。僕の寝かされていたソファーとその前に置かれたテーブルを中心にして三六〇度堆く積まれた本のタワーがそこかしこに建造されている。壁にも埋め込み式のスペースに本が並べられている。本好きにはたまらない場所なのだろうが、あいにく僕にそんな嗜好はない。それならばツンデレかと思ったヒロインが実はヤンデレで、血走った目で愛の告白をしながら隠してあった包丁で刺されるというシチュエーションの方が何百倍もましだ。何より萌える。……と、まあ、僕の嗜好は置いといて……うーむ、どうしたものか。
そうやって思考を巡らせながら、ふと目に入った本を手に取る。
『居心地の良い鳥籠』
相川真琴という作家が書いた小説らしいのだが、ラノベと漫画しか読まない僕が知っているはずもなく、そっと元に戻す。よく見てみると著者相川真琴の本は多い。特にハードカバーで分厚いものがその大半を占める。
ソファーの上に立ち、今一度周囲を見渡してみる。すると、扉があるのに気付いた。
堆く積まれた本を倒さないように避けながら、扉に近づく。扉を開けようとしたが、外から鍵がかけられており開かない。
今一度、どうしたものかと思考を巡らせていると、突然の波が僕を襲う。先ほどの刺激が引き金になったのかもしれない。あの衝撃は凄まじかったからな。でも、まあ、なんにせよ……やばい、漏れそうだ。
そんな時だった。
――――ウガー、ウウー…………。
僕の状況を見計らったように僕のスマホがへんてこな音とともに着信を知らせる。
〝080-××××-××××〟
知らない電話番号。基本的に吉備か雪乃としか電話やメールをする相手がいないため、普段であれば問答無用で無視する。しかし、こんな状況でかかってくるのは、絶対にこの状況を知っている人である。それは分かっているのだが……。
そんな悩みをまたもや見計らったように一枚の紙が扉の隙間から投書された。そして、そこには妙に達筆な字で『しょんべんくさい童貞野郎、早く出ろ!』と書かれてある。
その字で電話の相手を悟った僕は、電話に出ることにした。童貞はともかく、しょんべんくさいは心外だ。だってまだ漏らしてないんだから。
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