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資本経済はお金儲けがルール

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資本経済には利点が沢山ある。

市場経済とか

私財を持てることとか


でも弱点も色々あることが見えてきている。

環境破壊とか

貧富の差とか

それを感じてきておる人達はポスト資本経済という世界を思い描く。

しかし、資本経済の中で、ポスト資本経済のような理想的な世界を思い描いたとして、資本世界の中でポスト資本世界を目指して生活することは損をする。

つまり、お金儲けがルールの世の中で、環境に良くないとか、世界全体の事を考えたらこんな社会は良くないとか真面目に考えすぎて行動を縛ってしまうと損をする。

やはり、資本経済の中ではお金儲けがルールなのだ。

お金を持っている人が偉い。

お金を持っている人の言うことは簡単に聞くが、お金を持ってないやつの事は誰も聞かない。

たとえ間違っていたとしても、お金を持っている組織の言うことを人は聞くのだ。


何故かと言えばそれがルールだからだ。


サッカーがルールのフィールドでラグビーをすることは出来ないし、

ラグビーがルールのフィールドで足しか使わないのは不利すぎる。

環境問題を考えるにしてもまずはお金を儲けなければ話にならない。

誰かに言うことを聞かせるには、その世界でトッププレーヤーになって、さらにその先を思い描いていないといけない。

たとえ資本経済の仕組みに嫌気がさしていたとして、理想的な世界を思い描いていたとして、貧乏人の言うことは誰も聞かない。

まずはこの世界のルールで力を持たなければ何も言えない。

中国もそこに気づいてきたのかお金にものを言わせて世界に影響を与えはじめている。
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