飲み会でウケた小話集 25笑

へおいびくに 屁負い比丘尼

屁をするのは恥ずかしい事です。

それは万国共通の話かも知れません。

ある国の王様には、毎日やることなすこと記録する係の人がついていたそうです。

ある日、王様は屁をこきました。

すると、記録係の人が

 王様は屁をこきました。

と記録したそうです。


しかし、王様は恥ずかしかったので

「今、私が屁をこいた事は記録しなくてよい」と言ったそうです。

すると、記録係は 

「今、私が屁をこいた事は記録しなくてよい」と王様が言った。

と記録したそうです。

その記録が今でも残っています。


日本では明治時代、結婚式で屁をこいた嫁が三人も自殺したほど恥ずかしい事だったようです。

屁をこいて自殺するなんて今では考えられませんよね。


しかし、江戸時代には屁をこくことが相当恥ずかしかったらしく、屁負い比丘尼（へおいびくに）という人（女性）がいたそうです。

その人はお嬢様の近くにいて、お嬢様が屁をこいた時に

「ハイハイ、私が屁をこきました」と身代わりになる役だったそうです。

臭いはどうだったのでしょうか。