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1-18 ヨットの中で涼介から刺激されて葛藤が渦巻く崇
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休日の午後にヨットハーバーに係留しているヨットの中はいい隠れ家だ。
もしも、ヨットででかけるなら朝から出航しているだろう。
おそらく人は来ないはず。
だけれども誰かが来たらと思うと涼介と崇はドキドキした。
ヨットの個室のフカフカの椅子に隠れるように座って、窓から少しだけ顔を覗かせて海を見る。
船の中かから見る景色は、港から見る景色と違っていた。
海はすぐそこにあり、遠くに見える橋や高層ビルがよりリアルに感じる。
船が通った後に起きる大きな波にヨットが揺れて崇はバランスを崩して涼介の上に覆いかぶさるように倒れ込んだ。
顔と顔が近づく。
バラのようないい匂いがほのかに香る。
崇は涼介の顔をマジマジと見つめる。
猫のような大きな目に鼻筋の通った綺麗な顔立ちをした涼介がフリルの女の子っぽい服装をしている様をみていると、崇は女の子と抱き合っているような錯覚に陥った。
いかんいかん。
と崇が我に返ろうとした瞬間に崇は涼介に抱きしめられた。
頬と頬がそっと触れ合い、微かな呼吸が聞こえる。
崇は涼介が男なのを忘れて理性が吹っ飛びそうになっていた。
そう言えば、若い頃に一度だけ女の人にこんな風に積極的にされて理性が吹っ飛んだ事があった。
その時はバイト先で知り合った年上の女性とデートをした帰りに夜の公園でキスをされ、胸に手を導かれた崇は興奮して理性が吹っ飛んだ。
公園である事を忘れて夢中になってディープキスをして、服の中に手を入れた。
興奮はもう収まらなかった。
その年上の女性、名前は確か雅子さんの肌はとても熱くなっていて、お世辞にも大きいとは言えない乳房の真ん中で乳首がぷっくりと膨らんでいた。
理性の吹っ飛んでいた崇はスカートの中にまで手を入れた。パンティはぐっしょりと湿っていて、その脇から指を差し入れた。
その時、ガサッと大きな音がしたので慌てて振り向くと、警察官が二人立っていた。
崇は一気に冷めてなんでもなかったようにベンチに座り直した。
そんな崇達の様子を見ていた二人の警察官はニヤニヤしながら歩き去った。
崇はそれ以上ことを進める気もなくなり、なんとなく気まずい雰囲気のまま家に帰った。
結局、雅子とはその後男女の関係になることも無く疎遠となった。
崇はあの時のなごりおしいような感情が思い出された。
涼介の背中に回っている手に少しだけ力を入れると、涼介も少しだけ力を入れてくる。
何だかいいよと返事をされているようだ。
だけれども涼介は男だ。
崇はもしこの先に進んだとしたら、男同志が最終的にどうなるのか分からない。
怖い。
だけれども、じっとしていられない。
崇の頭の中には葛藤の渦が巻いていた。
体は軽く火照っている。
すると、涼介が痺れを切らしたかのように背中を撫でてきた。
や、やばい。
理性が吹っ飛ぶ。
と崇は気持ちを斜め45度辺りに置いておこうとした。
しかし、涼介の手の動きは優しく、頭の中心にゾゾゾゾと快感を呼び起こすような刺激を加えてくる。
涼介の手が頭を優しく撫でてきた頃には崇は軽く喘ぎ声を出していた。
もしも、ヨットででかけるなら朝から出航しているだろう。
おそらく人は来ないはず。
だけれども誰かが来たらと思うと涼介と崇はドキドキした。
ヨットの個室のフカフカの椅子に隠れるように座って、窓から少しだけ顔を覗かせて海を見る。
船の中かから見る景色は、港から見る景色と違っていた。
海はすぐそこにあり、遠くに見える橋や高層ビルがよりリアルに感じる。
船が通った後に起きる大きな波にヨットが揺れて崇はバランスを崩して涼介の上に覆いかぶさるように倒れ込んだ。
顔と顔が近づく。
バラのようないい匂いがほのかに香る。
崇は涼介の顔をマジマジと見つめる。
猫のような大きな目に鼻筋の通った綺麗な顔立ちをした涼介がフリルの女の子っぽい服装をしている様をみていると、崇は女の子と抱き合っているような錯覚に陥った。
いかんいかん。
と崇が我に返ろうとした瞬間に崇は涼介に抱きしめられた。
頬と頬がそっと触れ合い、微かな呼吸が聞こえる。
崇は涼介が男なのを忘れて理性が吹っ飛びそうになっていた。
そう言えば、若い頃に一度だけ女の人にこんな風に積極的にされて理性が吹っ飛んだ事があった。
その時はバイト先で知り合った年上の女性とデートをした帰りに夜の公園でキスをされ、胸に手を導かれた崇は興奮して理性が吹っ飛んだ。
公園である事を忘れて夢中になってディープキスをして、服の中に手を入れた。
興奮はもう収まらなかった。
その年上の女性、名前は確か雅子さんの肌はとても熱くなっていて、お世辞にも大きいとは言えない乳房の真ん中で乳首がぷっくりと膨らんでいた。
理性の吹っ飛んでいた崇はスカートの中にまで手を入れた。パンティはぐっしょりと湿っていて、その脇から指を差し入れた。
その時、ガサッと大きな音がしたので慌てて振り向くと、警察官が二人立っていた。
崇は一気に冷めてなんでもなかったようにベンチに座り直した。
そんな崇達の様子を見ていた二人の警察官はニヤニヤしながら歩き去った。
崇はそれ以上ことを進める気もなくなり、なんとなく気まずい雰囲気のまま家に帰った。
結局、雅子とはその後男女の関係になることも無く疎遠となった。
崇はあの時のなごりおしいような感情が思い出された。
涼介の背中に回っている手に少しだけ力を入れると、涼介も少しだけ力を入れてくる。
何だかいいよと返事をされているようだ。
だけれども涼介は男だ。
崇はもしこの先に進んだとしたら、男同志が最終的にどうなるのか分からない。
怖い。
だけれども、じっとしていられない。
崇の頭の中には葛藤の渦が巻いていた。
体は軽く火照っている。
すると、涼介が痺れを切らしたかのように背中を撫でてきた。
や、やばい。
理性が吹っ飛ぶ。
と崇は気持ちを斜め45度辺りに置いておこうとした。
しかし、涼介の手の動きは優しく、頭の中心にゾゾゾゾと快感を呼び起こすような刺激を加えてくる。
涼介の手が頭を優しく撫でてきた頃には崇は軽く喘ぎ声を出していた。
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