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響く
しおりを挟む近づいて来たルイを見て俺の目は輝いたと思う。
久しぶりにルイの方から近づいて来てくれた。
いつのまにか当たり前になっていたルイの存在。
ルイが近づいて来ただけでドキドキするなんて今までなかったのに…
何が原因かわからないけど…
悪いことをしたのなら謝りたい。
ルイと一緒にいつもの話したり近くにいるだけで…
ルイが目の前に止まりルイに謝ろうと言葉を発した。
「ルイ…ごめ」
"パンッ"
1つの学年が集まった広間でルイが俺をビンタした音でスプーンの音が響く程静まり返った。
そしてルイは目に涙をいっぱい溜めた目で俺をぐっと見た後広間から走って出て行った。
俺はそんなルイを追うことが出来ずビンタの音以上に胸の奥底に響いた。
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