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二人のアリバイ確認
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式たちが教室についた頃には、既に二人の生徒が待っていた。
吉野が呼び出した真中慎吾と水瀬聖奈だ。
「ついたわね。この二人が慎吾と聖奈よ」
「よろしくお願いします。私は榊刹那と申します。こちらは私のクラスメイトの式十四郎くんです」
「よ、よろしくお願いします」
式と榊は二人に挨拶をした。
「貴子から話は聞いてるよ。一度殺人事件を解決した君なら、今回もきっと解決してくれると願っている。頼む、あいつを殺した犯人を必ず見つけ出してくれ!」
「わ、私もできる限り協力します……」
「は、はい」
息を荒げて式に頼みこむ真中と、オドオドしながら協力すると申し出た水瀬を見て、正反対の二人だな、と式は思った。
「それで早速質問なのですが、二人は昨晩十一時頃はどこで何をやっていましたか?」
「その時間は確か、部屋で明日の準備をした後に漫画を読んでたと思う」
真中が頭を唸らせながら答えた。
「それを証明できる人はいますか?」
「証明ねえ。一応家には家族がいたし、それじゃダメかな」
「……あなたを疑うわけではないのですが、それだとこっそり抜け出せば家族にはバレずに外に出ることができると思うのですが」
真中の言葉に榊が反論する。
「俺の部屋は二階にあるんだ。ベランダがあるけど、二階から飛び降りて外に出るのはいいとしても、戻るときはどうするんだ?」
「ロープ等を用意しておけばそれで済むと思います。夜中なら、人通りも少ないですし、上り下りしているところを誰かに見られる可能性も低いでしょうし」
「そういわれると反論できないが、俺は殺してなんかいないからな」
榊に反論できなくなった真中だが、それでも殺人だけは否定した。
「榊さん、その辺にしといた方がいいよ。これ以上は真中さんに失礼だし」
「……そうですね。真中先輩、申し訳ありませんでした」
「いや、気にしなくていいよ」
榊の謝罪を、快く受け入れる真中。
「では、他の質問をしますね。最近の井田さんは、誰かに恨まれていたりしていたのでしょうか。あるいは、殺されるようなことをしていたとか」
「あいつは誰かに恨まれるような奴じゃない。あいつのことは、俺が一番知っていた。それは俺が保証する」
「……そうですか」
榊は一通り聞いた後、メモ帳に内容を書き込み、次に水瀬に向き合った。
「では、次は水瀬さんに同じ内容を聞きたいのですが」
「は、はい。答えられることでしたら、何でも」
水瀬はオドオドしながらも、芯のある声で返事をした。
友のために事件解決に協力したいというのは本当なのだろう。
「私は、昨日は家で井田君と一緒にゲームをやっていました。井田君とはよくゲームをやる仲だったから、昨日もいつもと同じようにゲームをしていたんですが……」
「ゲーム? どこでですか?」
「あ、一緒の場所でやってたわけじゃなくて、ネットて対戦ゲームをしていたんです。ほら、これです」
といって水瀬は制服のポケットから携帯型ゲーム機を取り出した。
「……」
「今日も井田君と休み時間に対戦するつもりで持ってきたんです。でも、まさかこんなことになるなんて」
「……昨日、井田さんは何か変わった様子はありませんでしたか? 何か深刻な悩みがあったとか」
「そんな様子はなかったと思うんですけど……」
水瀬は自分の記憶を辿るように言った。
「……そうですか。ゲームはお二人だけでやっていたのですか?」
「はい。一対一の対戦ゲームだから、他の人を交えて、というのは無理だと思います」
「そのゲームの対戦履歴などは残っていますか?」
「はい。今見せますね」
水瀬はゲームを起動し、井田と対戦したときの記録を式たちに見せつけた。
「これで大丈夫でしょうか」
「……確かに、対戦していたようですね」
榊がゲームを操作して対戦時間を確かめた。
「対戦時間は午後十時頃になっているね」
「はい。確か最後に対戦したのが、そのくらいの時間だったはずです」
「じゃあ、井田さんは水瀬さんとゲーム対戦した後に殺されたってことになるね」
「しかも学校の軽音楽部の部室で、ですか」
ここで発生した疑問が一つ。
「井田さんはどうして軽音楽部の部室に、しかも夜十時~十一時頃行ったんだろう」
「それは、誰かに呼び出されたからでは?」
当然だと言わんばかりに榊が答える。
「でも、井田さんの携帯には着信履歴は残ってなかったよ」
「着信履歴くらいなら簡単に消すことができるでしょう」
「最近の携帯はほとんどがパスワードでロックされてるだろうし、難しいんじゃないかな」
「本当にそうでしょうか。スマートフォンならばほとんどが4桁の数字でロックすることができますが、その類ならば案外簡単に対処することができますよ」
「どうやって?」
式が聞いてきたので、榊は自分のスマートフォンを取り出して説明した。
「スマートフォンは、操作するときはほとんど画面をタッチして操作しますよね。例えば、よーく目を凝らして見ると、画面の一部分が少し凹んでいる部分があるかもしれません。もしあったとするならば、その凹みはロックを解除するために入力したパスワードの可能性が高いでしょう」
「どうして、そう思うの?」
「最も入力する機会が多いのがパスワードだからです。スマートフォンを使うときなら必ず入力しなければなりませんから。もしそうだとすれば、凹んでいる部分は4か所あるはずです。そうなれば、一万通りを虱潰しに入力するよりは遥かに手間が省けるはずです。どうですか。少なくとも、全く有り得ないという推理ではないと思うのですが」
「……」
式は一考した後、
「確かに、可能性としては有り得るかもしれないね。携帯の画面については、隼人さんに聞いてみよう」
と答えた。
「他にも今のスマホなら指紋認証のものも多いですし、犯人が殺害した後に被害者の指紋を使ってパスワードを解除し、履歴を消した可能性もあります」
「その可能性も十分あるね。それも確認しておこう」
榊はスマホのことをメモした。
「とりあえず、今二人に聞きたいことは聞けました。後は他の三人にも話を聞ければいいんですが」
「他のメンバーからはまだ返信がないのよねえ。しばらくたてば気づくと思うから、もうちょっと待ってて」
「ではその間に隼人兄さんのところへいきましょうか。また何か情報があるかもしれませんし」
「でも、さっき教室に戻れって言われたばかりだし、追い返されるんじゃない?」
「私たちも情報を持っていると言えば大丈夫ですよ。真中先輩と水瀬先輩から聞いた話を教える必要もありますし」
「まあ、とりあえず行ってみるか」
式と榊は隼人のところへ向かった。
吉野が呼び出した真中慎吾と水瀬聖奈だ。
「ついたわね。この二人が慎吾と聖奈よ」
「よろしくお願いします。私は榊刹那と申します。こちらは私のクラスメイトの式十四郎くんです」
「よ、よろしくお願いします」
式と榊は二人に挨拶をした。
「貴子から話は聞いてるよ。一度殺人事件を解決した君なら、今回もきっと解決してくれると願っている。頼む、あいつを殺した犯人を必ず見つけ出してくれ!」
「わ、私もできる限り協力します……」
「は、はい」
息を荒げて式に頼みこむ真中と、オドオドしながら協力すると申し出た水瀬を見て、正反対の二人だな、と式は思った。
「それで早速質問なのですが、二人は昨晩十一時頃はどこで何をやっていましたか?」
「その時間は確か、部屋で明日の準備をした後に漫画を読んでたと思う」
真中が頭を唸らせながら答えた。
「それを証明できる人はいますか?」
「証明ねえ。一応家には家族がいたし、それじゃダメかな」
「……あなたを疑うわけではないのですが、それだとこっそり抜け出せば家族にはバレずに外に出ることができると思うのですが」
真中の言葉に榊が反論する。
「俺の部屋は二階にあるんだ。ベランダがあるけど、二階から飛び降りて外に出るのはいいとしても、戻るときはどうするんだ?」
「ロープ等を用意しておけばそれで済むと思います。夜中なら、人通りも少ないですし、上り下りしているところを誰かに見られる可能性も低いでしょうし」
「そういわれると反論できないが、俺は殺してなんかいないからな」
榊に反論できなくなった真中だが、それでも殺人だけは否定した。
「榊さん、その辺にしといた方がいいよ。これ以上は真中さんに失礼だし」
「……そうですね。真中先輩、申し訳ありませんでした」
「いや、気にしなくていいよ」
榊の謝罪を、快く受け入れる真中。
「では、他の質問をしますね。最近の井田さんは、誰かに恨まれていたりしていたのでしょうか。あるいは、殺されるようなことをしていたとか」
「あいつは誰かに恨まれるような奴じゃない。あいつのことは、俺が一番知っていた。それは俺が保証する」
「……そうですか」
榊は一通り聞いた後、メモ帳に内容を書き込み、次に水瀬に向き合った。
「では、次は水瀬さんに同じ内容を聞きたいのですが」
「は、はい。答えられることでしたら、何でも」
水瀬はオドオドしながらも、芯のある声で返事をした。
友のために事件解決に協力したいというのは本当なのだろう。
「私は、昨日は家で井田君と一緒にゲームをやっていました。井田君とはよくゲームをやる仲だったから、昨日もいつもと同じようにゲームをしていたんですが……」
「ゲーム? どこでですか?」
「あ、一緒の場所でやってたわけじゃなくて、ネットて対戦ゲームをしていたんです。ほら、これです」
といって水瀬は制服のポケットから携帯型ゲーム機を取り出した。
「……」
「今日も井田君と休み時間に対戦するつもりで持ってきたんです。でも、まさかこんなことになるなんて」
「……昨日、井田さんは何か変わった様子はありませんでしたか? 何か深刻な悩みがあったとか」
「そんな様子はなかったと思うんですけど……」
水瀬は自分の記憶を辿るように言った。
「……そうですか。ゲームはお二人だけでやっていたのですか?」
「はい。一対一の対戦ゲームだから、他の人を交えて、というのは無理だと思います」
「そのゲームの対戦履歴などは残っていますか?」
「はい。今見せますね」
水瀬はゲームを起動し、井田と対戦したときの記録を式たちに見せつけた。
「これで大丈夫でしょうか」
「……確かに、対戦していたようですね」
榊がゲームを操作して対戦時間を確かめた。
「対戦時間は午後十時頃になっているね」
「はい。確か最後に対戦したのが、そのくらいの時間だったはずです」
「じゃあ、井田さんは水瀬さんとゲーム対戦した後に殺されたってことになるね」
「しかも学校の軽音楽部の部室で、ですか」
ここで発生した疑問が一つ。
「井田さんはどうして軽音楽部の部室に、しかも夜十時~十一時頃行ったんだろう」
「それは、誰かに呼び出されたからでは?」
当然だと言わんばかりに榊が答える。
「でも、井田さんの携帯には着信履歴は残ってなかったよ」
「着信履歴くらいなら簡単に消すことができるでしょう」
「最近の携帯はほとんどがパスワードでロックされてるだろうし、難しいんじゃないかな」
「本当にそうでしょうか。スマートフォンならばほとんどが4桁の数字でロックすることができますが、その類ならば案外簡単に対処することができますよ」
「どうやって?」
式が聞いてきたので、榊は自分のスマートフォンを取り出して説明した。
「スマートフォンは、操作するときはほとんど画面をタッチして操作しますよね。例えば、よーく目を凝らして見ると、画面の一部分が少し凹んでいる部分があるかもしれません。もしあったとするならば、その凹みはロックを解除するために入力したパスワードの可能性が高いでしょう」
「どうして、そう思うの?」
「最も入力する機会が多いのがパスワードだからです。スマートフォンを使うときなら必ず入力しなければなりませんから。もしそうだとすれば、凹んでいる部分は4か所あるはずです。そうなれば、一万通りを虱潰しに入力するよりは遥かに手間が省けるはずです。どうですか。少なくとも、全く有り得ないという推理ではないと思うのですが」
「……」
式は一考した後、
「確かに、可能性としては有り得るかもしれないね。携帯の画面については、隼人さんに聞いてみよう」
と答えた。
「他にも今のスマホなら指紋認証のものも多いですし、犯人が殺害した後に被害者の指紋を使ってパスワードを解除し、履歴を消した可能性もあります」
「その可能性も十分あるね。それも確認しておこう」
榊はスマホのことをメモした。
「とりあえず、今二人に聞きたいことは聞けました。後は他の三人にも話を聞ければいいんですが」
「他のメンバーからはまだ返信がないのよねえ。しばらくたてば気づくと思うから、もうちょっと待ってて」
「ではその間に隼人兄さんのところへいきましょうか。また何か情報があるかもしれませんし」
「でも、さっき教室に戻れって言われたばかりだし、追い返されるんじゃない?」
「私たちも情報を持っていると言えば大丈夫ですよ。真中先輩と水瀬先輩から聞いた話を教える必要もありますし」
「まあ、とりあえず行ってみるか」
式と榊は隼人のところへ向かった。
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