19 / 51
第2章 コンビニの訪問者
8
しおりを挟む
「いい?今日はこの薫ちゃんの計画書通りに、行動してよ!絶対に余計な事しないでね!」
「「「「は~い!!」」」」
いい返事。今日は前回の反省を活かして、どうとでも取れる様な言い方をしない……
返事をしてるのが予定より1人多いけど、気にしない!気にしたら負けよ!!
何故、こんな事になっているかと言うと、話は昨日に遡る……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学校に着くと真っ青な顔の薫ちゃんに、いきなり同行会室へ引っ張って行かれた。
中にはもう坂野君が居て、私達を待っていた。
「えっ!?倉本先輩が入院した?」
「そうなのよ!流石に限界だったらしくて、昨日の夜入院したって今朝お母さんから聞いたの。どうしよう?」
「ヤバいな。誰がアイツを呼び出すんだ?俺は無理だぞ!」
作戦決行前に三波さんを呼び出す役の倉本先輩が、過労で入院してしまった。
「どうするの?今から他の人に頼むとか無理だし…… 」
「そうねー。信頼出来る人でってなると厳しいわね。」
「なぁ?誰か知り合いに代わりを頼めそうな人居ないのか?」
豆狸と稲荷狐の知り合いなら居るけど……
「一応、徳さんに聞いてみるわ。
あの人、顔が広いから知り合いに声帯模写の得意な人とか居るかもしれないし…… 」
さっそく六を通して、連絡を取ると『昼休憩の時間までには、」探しておく。』と返事があった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
六
{『寿司桶いっぱいの、美味い稲荷寿司』で引き受けてくれるそうだ。前に寛現寺の花まつりの時に振る舞われているのを食べた事あるんだって。}
その事を薫ちゃんに伝えると……
「へーお寺の行事に参加した事ある人なんだ。」
「なんか相手の人、無類の稲荷寿司好きらしくてね。『寛現寺の稲荷寿司がもっと食べたい。』って言ってるの。」
寛現寺の花まつりで振る舞われる稲荷寿司は、美味しいと評判だ。
ただし、数に限りがあるので《1人1個づつ》というルールがある。遅く行くと食べれない事もある。
「そんな事ならお安い御用だけど、本当にそんな事でいいの?」
「と…とにかくそれで『引き受けてくれる。』って言うんだからいいじゃない。」
「問題はその頼んだ相手が、どれだけ先輩を真似る事が出来るかだ。」
「とりあえず、普段の先輩の声が入ったデータを集めてみるけど、上手くいくかしら?」
「私も瑞稀と弟君に協力してくれる様に頼んでみるわね。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして決行日の今日、私の前に居るのは六、徳さん、満月。
それから、徳さんのお友達…自称《田口さん》。
当初予定していた広島で一番権威のある方のお友達は、急用で呼び戻された為、ピンチヒッターで来てくれたそう。
そう言えば、何処に稲荷神社あったわね……
お帰りになったお友達も、打ち上げには参加するそうなの。
そういうところは、ちゃっかりしてるのね。
「じゃあ私は支度があるから、先に行ってるわね。くれぐれも予定外の事はしない様に!」
「「「「は~い。」」」」
そう…返事だけはいいのよ。返事だけは!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※1
4月1日のお釈迦様の誕生日に行われる仏教行事。
正式名称は灌仏会です。
子供の頃、友人に誘われて1度行っただけなので、うろ覚え。
「「「「は~い!!」」」」
いい返事。今日は前回の反省を活かして、どうとでも取れる様な言い方をしない……
返事をしてるのが予定より1人多いけど、気にしない!気にしたら負けよ!!
何故、こんな事になっているかと言うと、話は昨日に遡る……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学校に着くと真っ青な顔の薫ちゃんに、いきなり同行会室へ引っ張って行かれた。
中にはもう坂野君が居て、私達を待っていた。
「えっ!?倉本先輩が入院した?」
「そうなのよ!流石に限界だったらしくて、昨日の夜入院したって今朝お母さんから聞いたの。どうしよう?」
「ヤバいな。誰がアイツを呼び出すんだ?俺は無理だぞ!」
作戦決行前に三波さんを呼び出す役の倉本先輩が、過労で入院してしまった。
「どうするの?今から他の人に頼むとか無理だし…… 」
「そうねー。信頼出来る人でってなると厳しいわね。」
「なぁ?誰か知り合いに代わりを頼めそうな人居ないのか?」
豆狸と稲荷狐の知り合いなら居るけど……
「一応、徳さんに聞いてみるわ。
あの人、顔が広いから知り合いに声帯模写の得意な人とか居るかもしれないし…… 」
さっそく六を通して、連絡を取ると『昼休憩の時間までには、」探しておく。』と返事があった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
六
{『寿司桶いっぱいの、美味い稲荷寿司』で引き受けてくれるそうだ。前に寛現寺の花まつりの時に振る舞われているのを食べた事あるんだって。}
その事を薫ちゃんに伝えると……
「へーお寺の行事に参加した事ある人なんだ。」
「なんか相手の人、無類の稲荷寿司好きらしくてね。『寛現寺の稲荷寿司がもっと食べたい。』って言ってるの。」
寛現寺の花まつりで振る舞われる稲荷寿司は、美味しいと評判だ。
ただし、数に限りがあるので《1人1個づつ》というルールがある。遅く行くと食べれない事もある。
「そんな事ならお安い御用だけど、本当にそんな事でいいの?」
「と…とにかくそれで『引き受けてくれる。』って言うんだからいいじゃない。」
「問題はその頼んだ相手が、どれだけ先輩を真似る事が出来るかだ。」
「とりあえず、普段の先輩の声が入ったデータを集めてみるけど、上手くいくかしら?」
「私も瑞稀と弟君に協力してくれる様に頼んでみるわね。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして決行日の今日、私の前に居るのは六、徳さん、満月。
それから、徳さんのお友達…自称《田口さん》。
当初予定していた広島で一番権威のある方のお友達は、急用で呼び戻された為、ピンチヒッターで来てくれたそう。
そう言えば、何処に稲荷神社あったわね……
お帰りになったお友達も、打ち上げには参加するそうなの。
そういうところは、ちゃっかりしてるのね。
「じゃあ私は支度があるから、先に行ってるわね。くれぐれも予定外の事はしない様に!」
「「「「は~い。」」」」
そう…返事だけはいいのよ。返事だけは!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※1
4月1日のお釈迦様の誕生日に行われる仏教行事。
正式名称は灌仏会です。
子供の頃、友人に誘われて1度行っただけなので、うろ覚え。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる