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冴えないメガネ野郎の実態!
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ガラッとクラスのドアを開けると飛び込んできた男女のキスシーン……
いや、それ以上!?
慌てて扉を閉める際「お邪魔しました」なんて事を言ってしまったような気もするが……
うぉ、そうじゃない……
見た!
見てしまった!
冴えないあのメガネ君がぁぁ~!
何の変哲もない日常の放課後、学校帰り……
キレイな先輩が淫らにも胸元を開けてあのメガネ野郎に身体を許すとは何事!
碓氷中也
私と同じ地味系だと思っていたのに……
衝撃すぎてネギが折れ曲がってしまったではないか!!
「ダメだ、考えるのはやめて夕食の買い物に集中しなきゃ……」
私の家は母子家庭だ……
小さな弟(4歳)を抱えながらお母さんは働き私を高校へと通わせてくれている
私の名前は高梨叶芽
高校一年生の冴えない眼鏡女子である
学校帰りスーパーに寄って買い物をしてからの夕食作りは私の日課である
いつも持っているはずのエコバッグを教室に忘れるという失態さえ侵さなければあんなものぉー!!
見なくても済んだというものを!
しかも今日はエコバッグがないせいで3円も出して袋を買わなくてはならない
「なんてもったいない……」
ため息はでるし足取りは重い
あの2人のシーンが脳裏に焼き付いたまま頭を離れないのは少しばかり先輩の胸元に赤い血らしきものが垂れていたように見えたからだ
まぁ、今はそんなことより可愛い弟凪の為に夕食作りだ
「ただいま~凪~」
「お姉ちゃん!!」
「うほっ」
駆け寄る凪が愛おしい~
タックルのように突撃されようが弟はホントに可愛いのである
「今日は和風ハンバーグだよ~」
「やった!……お姉ちゃんネギ折れてるよ?」
「おぉう、そうそう今日はね、エコバッグ忘れちゃったから小さいスーパーの袋でね~こうしないとはいらないんだよ~」
なんて誤魔化しながらネギを見つめる
あのメガネ野郎のせいだ!
「お姉ちゃん、早く~僕もコネコネするよ~」なんてお手伝いしようと小さな戦隊もののエプロンを身につけスタンバイする弟がこれまたキュンキュンである
お母さんは看護師で今日は夜勤だ
私も将来はそちらの道へ進むため勉強しなければと日々地味に生きている!
手洗いと着替えを済ませたらちょこまかと動く凪をキッチンに呼ぶ
そんな毎日に私はとても満足している
凪をお風呂に入れて寝かせると私の時間である
大好きな小説を読み勉強にも取り組む
しかし、明日の学校は少しばかり気が重い
私だと気づいてはいない事を願い眠りにつく事にした
いや、それ以上!?
慌てて扉を閉める際「お邪魔しました」なんて事を言ってしまったような気もするが……
うぉ、そうじゃない……
見た!
見てしまった!
冴えないあのメガネ君がぁぁ~!
何の変哲もない日常の放課後、学校帰り……
キレイな先輩が淫らにも胸元を開けてあのメガネ野郎に身体を許すとは何事!
碓氷中也
私と同じ地味系だと思っていたのに……
衝撃すぎてネギが折れ曲がってしまったではないか!!
「ダメだ、考えるのはやめて夕食の買い物に集中しなきゃ……」
私の家は母子家庭だ……
小さな弟(4歳)を抱えながらお母さんは働き私を高校へと通わせてくれている
私の名前は高梨叶芽
高校一年生の冴えない眼鏡女子である
学校帰りスーパーに寄って買い物をしてからの夕食作りは私の日課である
いつも持っているはずのエコバッグを教室に忘れるという失態さえ侵さなければあんなものぉー!!
見なくても済んだというものを!
しかも今日はエコバッグがないせいで3円も出して袋を買わなくてはならない
「なんてもったいない……」
ため息はでるし足取りは重い
あの2人のシーンが脳裏に焼き付いたまま頭を離れないのは少しばかり先輩の胸元に赤い血らしきものが垂れていたように見えたからだ
まぁ、今はそんなことより可愛い弟凪の為に夕食作りだ
「ただいま~凪~」
「お姉ちゃん!!」
「うほっ」
駆け寄る凪が愛おしい~
タックルのように突撃されようが弟はホントに可愛いのである
「今日は和風ハンバーグだよ~」
「やった!……お姉ちゃんネギ折れてるよ?」
「おぉう、そうそう今日はね、エコバッグ忘れちゃったから小さいスーパーの袋でね~こうしないとはいらないんだよ~」
なんて誤魔化しながらネギを見つめる
あのメガネ野郎のせいだ!
「お姉ちゃん、早く~僕もコネコネするよ~」なんてお手伝いしようと小さな戦隊もののエプロンを身につけスタンバイする弟がこれまたキュンキュンである
お母さんは看護師で今日は夜勤だ
私も将来はそちらの道へ進むため勉強しなければと日々地味に生きている!
手洗いと着替えを済ませたらちょこまかと動く凪をキッチンに呼ぶ
そんな毎日に私はとても満足している
凪をお風呂に入れて寝かせると私の時間である
大好きな小説を読み勉強にも取り組む
しかし、明日の学校は少しばかり気が重い
私だと気づいてはいない事を願い眠りにつく事にした
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