錆びれた食堂日記

月詠

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9食目 「お茶の秘話」

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カランカラン

栗原 いらっしゃいませ

客 豹さんは居ないのかい?

栗原 はい。緑王亭の花板さんと会議に行ってます

客 そうかい。実はね職場の上司にお茶を入れたら怒られてしまって

栗原 なるほど…もしかしたらこちらのお茶ですか?

客 それだよ!それ!玉露のだよ!

栗原 では私が用意した玉露のお茶と比べてみましょう。こっちが市販のと専門店の玉露の茶葉です

客 市販のと比べて細いんだね。

栗原 はい。玉露は茶葉の新芽を蒸し丁寧に揉んで作られます。

客 へぇ~手間かかってるのか。

栗原 では入れてみましょう。

客 市販のは濃い緑だが~専門店は黄色っぽいもんだね

栗原 飲んでみて下さい。

客 げっ何だ市販のお茶は塩っ辛いし何とも言えない。それに比べて専門店は透き通った香りに爽やかな甘みだね。

栗原 専門店は文句無しの味ですが市販は添加物を使ってます。

客 なに!添加物だと!?だから色も味も違ったのか

栗原 そうです。恐らくお客さんの上司はこの事を知ってて怒ったのでしょうね。もし良かったら家で使ってる茶葉をお裾分けしますので上司に飲んでもらってくださいよ。

客 ありがとう。また来るよ。

栗原 ありがとうございました。

豹 栗原くん!

栗原 どうしたんですか?豹さん

豹 大変だ……

栗原 ?
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