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本編
第8話 その男、ダイ〇ン並みにつき
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ブラン・ノワールはそこまで広い建物ではない。カフェと厨房部分を除けば簡単な事務作業を行うための部屋と従業員用の更衣室があるのみで、その更衣室もスペースがないので男女共用だ。流石に同時利用ではなく交代制で利用という形になる。室内は人数分のロッカーと更衣スペースに加え、精々二人分の休憩スペースが確保されただけの比較的手狭な間取りだ。そんなこぢんまりとした部屋の空気は今まさに澱んでいた。
「ハル、おい、ハル」
「……」
柊夜が話しかけるも陽葵は無言のままで、黙々と着替えている。陽葵の機嫌は明らかに悪い。都村の帰り際に一悶着あってからずっとだ。あの後柊夜の手は陽葵によって再びおしぼりで丁寧に拭われたのだが、陽葵の顔に笑顔が戻ることはなかった。バックヤードに戻り無表情で淡々と仕事を進めるだけの人形と化していた。貴匡と暁は苦笑していたが、柊夜は正直ちょっと怖かった。柊夜の前ではいつも犬っころのように明るく、一瞬機嫌が悪くなってもすぐ元に戻る。七年ほど付き合いがあるが、ここまで不機嫌な陽葵は見たことはないわけでもないが珍しい。バタンとロッカーを閉める音がした。音に反応して顔を上げると陽葵と目が合う。陽葵の顔がくしゃりと歪んだ。
「……ひいちゃん先輩ごめん。俺、ちょっと今感情の制御ができなくて、だから、」
陽葵が苦しそうにTシャツの胸元を掴みながら声を絞り出す。イライラが噴き出して抑えられない、けれどそれを柊夜にぶつけたくない。普段なら柊夜にまとわりつきながら……もとい、仲良く連れ立って帰るところだが、諦めるしかない。下を向いて、唇を噛み締める。するとぽん、と陽葵の頭の上に柊夜の手が乗った。そのまま髪を掻き混ぜる様に撫でられる。
「ひいちゃ……」
「ほら、飯行くぞ。さっき約束しただろ」
「でもっ! 俺今すげぇイライラしてて……ぶつけたくない」
「本当は行きたいって顔してるぞ。今日は俺のおごりなのにいいのか?」
陽葵が泣きそうな顔になった。無理して行かないと言ったけれど、本心ではそうでないとの表れだ。図体が大きいのに可愛げがある後輩だな、と柊夜が苦笑する。
「お前のイライラは俺が吸い取ってやるから、我慢するな」
陽葵が目を大きく瞠った。次いで破顔する。
「……思い出すなぁ」
ポツリと呟くと、柊夜を抱きしめた。
「あ? 何が」
柊夜が訝しげに問う。
「ひいちゃん先輩と俺の馴・れ・初・め」
「何だそりゃ。つーか、言い方が気持ち悪ぃよ」
「へへ、大好き、ひいちゃん先輩」
「ドMか……?」
この後戸締りをしに来た貴匡にさっさと帰れと言われるまで、先輩と後輩のじゃれ合いは続いたのだった。
◆
(あー、楽しかった!)
陽葵は鼻歌交じりに家路を辿る。バイト中に不機嫌だったことが嘘であったかのように、今ではすっかり上機嫌だ。
貴匡に帰りを促されてから柊夜と共に夕食を食べに行った。男同士で旧知の仲それも学生なので、連れて行かれた店は畏まったおしゃれな店でも何でもないこぢんまりとした店だった。そこそこ量もあるのにリーズナブルで美味しい穴場的な所だ。街の中華屋のような内装で、テーブル数はあまり多くないがゆったりと座れるのでせせこましい感じはしなかった。メニューは内装とは関係ない家庭料理中心のラインナップだった。カフェの常連さんの一人に教えてもらったとか。そこで色々な料理を摘みながら、柊夜と二人きりで話を楽しんだ。おごりだと言ってくれたので遠慮なくご馳走になった。イライラは更衣室内でのやり取りである程度落ち着いていたが、二人でゆっくり過ごすうちに完全に霧散してしまったので現金なものだ。
柊夜は本人は無自覚だが、人のささくれ立った心を丸くしてくれるのが上手い。その性質のためか、柊夜は深く関わった相手からの人望が厚い。その中には勿論陽葵も含まれる。
柊夜と陽葵の出会いは中学の部活動だ。柊夜が在籍していたバスケットボール部に一学年下の新入部員として陽葵が入ってきた。
その頃の陽葵は少々尖っていた。運動神経が優れていたこともあり一年生の中でも群を抜いてバスケが巧かった陽葵は、同級生からも上級生からも最初こそ褒められていたが、次第に嫉妬され、僻んだ者から口撃を受けるようになった。そんな状況下にある中で陽葵は『巧くなるように努力しないから俺に負けるんだろ』などと言ったものだから関係に余計に亀裂が入ってしまい、試合中にパスを回してもらえなくなった。試合で負ければチームメイトたちが責任を陽葵に押し付けてくる。
そんな日々が続き、いい加減嫌気がさしてきた陽葵はある日の部活中にとうとう体育館を飛び出した。体育館裏で苛立ち交じりに壁を蹴っていると、そこに柊夜がやって来た。
柊夜は足首の捻挫で部活をしばらくの間休んでいた。昨日戻って来たばかりの先輩で、まだ調整中らしく体育館の隅っこでボールを磨いているところしか見ていない。陽葵にとってはあまり印象に残っていないような地味めな人だった。部活前ミーティングで復帰の挨拶をした際には何故か上級生からも同学年からも大歓迎といった感じだったが。そんな先輩が自分の隣に腰を下ろしてきた。
陽葵は溜まりに溜まった鬱憤をぶつけるように、先輩である柊夜に向かって『どっか行けよ!』と怒鳴った。どうせ柊夜もくだらない部活仲間たちと同じなんだろう、そう思って。すると柊夜が手を振り上げた。殴られるかと思わず身構えたが、そんなことはなかった。わしゃわしゃと髪を掻き回すように撫でられただけだった。ぽかんとして柊夜を見つめると、柊夜は眉根を下げて『気づくのが遅くなってごめんな』と言った。『言いたいこと言ってみ、イライラは吸い取ってやるから。安心しろ、俺の吸引力はダイ〇ン並みだぞ?』とも。
陽葵は涙をこぼした。入部してから負の感情ばかり向けられていたから、初めて自分を慮ってくれる存在が現れて張っていた虚勢が崩れた瞬間であった。
柊夜に撫でられながらぽつぽつと胸の内を話していくうちに心が軽くなるのが分かった。柊夜は『聞』くではなく、『聴』いてくれる。だから安心できた。吐露し終えると『教えてくれてありがとな、よく頑張ったな。でもお前も少しは言い方ってもんに気を付けろよ』と言われて、自分も言い方が悪かったことに気付く。素直に頷けば柊夜はまた陽葵の頭を撫でてから『後は任せろ』と悪い笑顔を浮かべた。
その後柊夜は陽葵の手を引いて部活に戻ると部員全員に雷を落とし、彼らは震え上がることとなった。互いに反省し、謝罪し合ってからは陽葵は部活で馴染めるようになった……というのが事の顛末だ。それから陽葵にとって柊夜は心を許せる人であり、あたたかい人であり、大切な人となった。
柊夜には幸せになってほしいと思う、大好きだから。柊夜に中野あずさという彼女ができたと知った時はひどくショックだった。そして陽葵は気づいた、自分が柊夜に抱いていた感情がいつのまにか恋愛感情に変わっていたことを。
陽葵は心配から、そして嫉妬心からあずさのことを調べることにした。すると顔がいいが性格はあまりよくなく、男からちやほやされるのが好きなタイプであることが分かった。
当時の柊夜はあまり女子に免疫がなかった。実は整った顔立ちなのだが、前髪で目元が隠れがちでファッションに然程興味もなかったため一見かなりの地味メンだ。陽葵も出会った時は地味だと思っていたが、ある日部活で前髪をアップしてバスケをしていた時に初めてちゃんと顔全体を見て驚いたものだ。まあ陽葵にとって顔立ちはあまり関係ないのだが。
そんな柊夜の周囲は男子ばかりで、進んで寄ってくる女子はいなかった。免疫がなくても当然だ。
あずさは年頃になってから恋愛的な意味で柊夜に近づいた初めて女子だった。性格が悪くても見る目はあるなとは思った。柊夜を傷つけるなら容赦はしないが、そうでないのなら見守ろう。そう決めていた。
程なくして二人は別れた。原因はあずさの父の転勤だという。柊夜は寂しそうにしていた。陽葵は元気を出してもらおうと積極的にまとわりついた。彼女ができた時から少し距離を置いていたが、その分まで。
二人で、時には他のバスケ部メンバーを交えて遊んでいるうちに柊夜はあっさりと元気を取り戻した。その後柊夜の姉の朝実により柊夜はいろんな意味で劇的なイメチェンを遂げてしまったが、彼女も彼氏も作ることはなかった……というか、モテ始めていたのに気づかなくてチャンスを逃しまくっていた。基本的に柊夜はにぶちんなのだ。
そのおかげもあって陽葵は柊夜の一番近くにいることができたわけだが、そうなってくると人間欲が出るもので。
いつか自分のことを見てもらえるんじゃないかなどと淡い期待が頭を擡げる。けれど柊夜のそういう対象が女であることは日常のちょっとしたやり取りで嫌と言うほどわかっている。だから、可愛い後輩のままでそばにいようと思っていた。そうやって心の均衡を保ってきた。
しかし今日、それが崩れた。都村藤真――――大学の王子様と言われる男。直感的に危険だと感じた。嫌な予感がする、とも。
(女なら、しんどいけど我慢する。でも、同じ男なら――――絶対に渡すもんか)
あの男を極力柊夜に近づけないようにしなければならない。敵を討つには相手を知る必要がある。できるだけたくさんの情報を集めようと心に決め、残り僅かな家路を急いだ。
「ハル、おい、ハル」
「……」
柊夜が話しかけるも陽葵は無言のままで、黙々と着替えている。陽葵の機嫌は明らかに悪い。都村の帰り際に一悶着あってからずっとだ。あの後柊夜の手は陽葵によって再びおしぼりで丁寧に拭われたのだが、陽葵の顔に笑顔が戻ることはなかった。バックヤードに戻り無表情で淡々と仕事を進めるだけの人形と化していた。貴匡と暁は苦笑していたが、柊夜は正直ちょっと怖かった。柊夜の前ではいつも犬っころのように明るく、一瞬機嫌が悪くなってもすぐ元に戻る。七年ほど付き合いがあるが、ここまで不機嫌な陽葵は見たことはないわけでもないが珍しい。バタンとロッカーを閉める音がした。音に反応して顔を上げると陽葵と目が合う。陽葵の顔がくしゃりと歪んだ。
「……ひいちゃん先輩ごめん。俺、ちょっと今感情の制御ができなくて、だから、」
陽葵が苦しそうにTシャツの胸元を掴みながら声を絞り出す。イライラが噴き出して抑えられない、けれどそれを柊夜にぶつけたくない。普段なら柊夜にまとわりつきながら……もとい、仲良く連れ立って帰るところだが、諦めるしかない。下を向いて、唇を噛み締める。するとぽん、と陽葵の頭の上に柊夜の手が乗った。そのまま髪を掻き混ぜる様に撫でられる。
「ひいちゃ……」
「ほら、飯行くぞ。さっき約束しただろ」
「でもっ! 俺今すげぇイライラしてて……ぶつけたくない」
「本当は行きたいって顔してるぞ。今日は俺のおごりなのにいいのか?」
陽葵が泣きそうな顔になった。無理して行かないと言ったけれど、本心ではそうでないとの表れだ。図体が大きいのに可愛げがある後輩だな、と柊夜が苦笑する。
「お前のイライラは俺が吸い取ってやるから、我慢するな」
陽葵が目を大きく瞠った。次いで破顔する。
「……思い出すなぁ」
ポツリと呟くと、柊夜を抱きしめた。
「あ? 何が」
柊夜が訝しげに問う。
「ひいちゃん先輩と俺の馴・れ・初・め」
「何だそりゃ。つーか、言い方が気持ち悪ぃよ」
「へへ、大好き、ひいちゃん先輩」
「ドMか……?」
この後戸締りをしに来た貴匡にさっさと帰れと言われるまで、先輩と後輩のじゃれ合いは続いたのだった。
◆
(あー、楽しかった!)
陽葵は鼻歌交じりに家路を辿る。バイト中に不機嫌だったことが嘘であったかのように、今ではすっかり上機嫌だ。
貴匡に帰りを促されてから柊夜と共に夕食を食べに行った。男同士で旧知の仲それも学生なので、連れて行かれた店は畏まったおしゃれな店でも何でもないこぢんまりとした店だった。そこそこ量もあるのにリーズナブルで美味しい穴場的な所だ。街の中華屋のような内装で、テーブル数はあまり多くないがゆったりと座れるのでせせこましい感じはしなかった。メニューは内装とは関係ない家庭料理中心のラインナップだった。カフェの常連さんの一人に教えてもらったとか。そこで色々な料理を摘みながら、柊夜と二人きりで話を楽しんだ。おごりだと言ってくれたので遠慮なくご馳走になった。イライラは更衣室内でのやり取りである程度落ち着いていたが、二人でゆっくり過ごすうちに完全に霧散してしまったので現金なものだ。
柊夜は本人は無自覚だが、人のささくれ立った心を丸くしてくれるのが上手い。その性質のためか、柊夜は深く関わった相手からの人望が厚い。その中には勿論陽葵も含まれる。
柊夜と陽葵の出会いは中学の部活動だ。柊夜が在籍していたバスケットボール部に一学年下の新入部員として陽葵が入ってきた。
その頃の陽葵は少々尖っていた。運動神経が優れていたこともあり一年生の中でも群を抜いてバスケが巧かった陽葵は、同級生からも上級生からも最初こそ褒められていたが、次第に嫉妬され、僻んだ者から口撃を受けるようになった。そんな状況下にある中で陽葵は『巧くなるように努力しないから俺に負けるんだろ』などと言ったものだから関係に余計に亀裂が入ってしまい、試合中にパスを回してもらえなくなった。試合で負ければチームメイトたちが責任を陽葵に押し付けてくる。
そんな日々が続き、いい加減嫌気がさしてきた陽葵はある日の部活中にとうとう体育館を飛び出した。体育館裏で苛立ち交じりに壁を蹴っていると、そこに柊夜がやって来た。
柊夜は足首の捻挫で部活をしばらくの間休んでいた。昨日戻って来たばかりの先輩で、まだ調整中らしく体育館の隅っこでボールを磨いているところしか見ていない。陽葵にとってはあまり印象に残っていないような地味めな人だった。部活前ミーティングで復帰の挨拶をした際には何故か上級生からも同学年からも大歓迎といった感じだったが。そんな先輩が自分の隣に腰を下ろしてきた。
陽葵は溜まりに溜まった鬱憤をぶつけるように、先輩である柊夜に向かって『どっか行けよ!』と怒鳴った。どうせ柊夜もくだらない部活仲間たちと同じなんだろう、そう思って。すると柊夜が手を振り上げた。殴られるかと思わず身構えたが、そんなことはなかった。わしゃわしゃと髪を掻き回すように撫でられただけだった。ぽかんとして柊夜を見つめると、柊夜は眉根を下げて『気づくのが遅くなってごめんな』と言った。『言いたいこと言ってみ、イライラは吸い取ってやるから。安心しろ、俺の吸引力はダイ〇ン並みだぞ?』とも。
陽葵は涙をこぼした。入部してから負の感情ばかり向けられていたから、初めて自分を慮ってくれる存在が現れて張っていた虚勢が崩れた瞬間であった。
柊夜に撫でられながらぽつぽつと胸の内を話していくうちに心が軽くなるのが分かった。柊夜は『聞』くではなく、『聴』いてくれる。だから安心できた。吐露し終えると『教えてくれてありがとな、よく頑張ったな。でもお前も少しは言い方ってもんに気を付けろよ』と言われて、自分も言い方が悪かったことに気付く。素直に頷けば柊夜はまた陽葵の頭を撫でてから『後は任せろ』と悪い笑顔を浮かべた。
その後柊夜は陽葵の手を引いて部活に戻ると部員全員に雷を落とし、彼らは震え上がることとなった。互いに反省し、謝罪し合ってからは陽葵は部活で馴染めるようになった……というのが事の顛末だ。それから陽葵にとって柊夜は心を許せる人であり、あたたかい人であり、大切な人となった。
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陽葵は心配から、そして嫉妬心からあずさのことを調べることにした。すると顔がいいが性格はあまりよくなく、男からちやほやされるのが好きなタイプであることが分かった。
当時の柊夜はあまり女子に免疫がなかった。実は整った顔立ちなのだが、前髪で目元が隠れがちでファッションに然程興味もなかったため一見かなりの地味メンだ。陽葵も出会った時は地味だと思っていたが、ある日部活で前髪をアップしてバスケをしていた時に初めてちゃんと顔全体を見て驚いたものだ。まあ陽葵にとって顔立ちはあまり関係ないのだが。
そんな柊夜の周囲は男子ばかりで、進んで寄ってくる女子はいなかった。免疫がなくても当然だ。
あずさは年頃になってから恋愛的な意味で柊夜に近づいた初めて女子だった。性格が悪くても見る目はあるなとは思った。柊夜を傷つけるなら容赦はしないが、そうでないのなら見守ろう。そう決めていた。
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二人で、時には他のバスケ部メンバーを交えて遊んでいるうちに柊夜はあっさりと元気を取り戻した。その後柊夜の姉の朝実により柊夜はいろんな意味で劇的なイメチェンを遂げてしまったが、彼女も彼氏も作ることはなかった……というか、モテ始めていたのに気づかなくてチャンスを逃しまくっていた。基本的に柊夜はにぶちんなのだ。
そのおかげもあって陽葵は柊夜の一番近くにいることができたわけだが、そうなってくると人間欲が出るもので。
いつか自分のことを見てもらえるんじゃないかなどと淡い期待が頭を擡げる。けれど柊夜のそういう対象が女であることは日常のちょっとしたやり取りで嫌と言うほどわかっている。だから、可愛い後輩のままでそばにいようと思っていた。そうやって心の均衡を保ってきた。
しかし今日、それが崩れた。都村藤真――――大学の王子様と言われる男。直感的に危険だと感じた。嫌な予感がする、とも。
(女なら、しんどいけど我慢する。でも、同じ男なら――――絶対に渡すもんか)
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閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
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次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
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