5 / 5
鬼軍団にとどめを刺す時
しおりを挟む
鬼軍団の巨大兵器は、黄島が操作するメカの突進で、ダメージを受けた。
「黄島!」
黒岩が、黄島を叫んだ時、赤井たちがようやく到着した。
「黒岩、鬼軍団は?」
赤井が、鬼軍団を気にかけた。黒岩は、鬼軍団の巨大兵器は倒されたと思い込んだ。しかし、
「あの巨大兵器が、立ち上がるぞ!」
五つ星戦隊の隊員の一言で、黒岩は現実に戻された。巨大兵器は、黄島のメカを飲み込んだまま、ロボとなって立ち上がったのだ。
「…そうだ。あのメカで!みんな、俺の作戦を聞いてくれ!」
黒岩は、黄島が託した、ギャングスターの巨大メカを思い出し、赤井たちに指示した。そして、バクソウレンジャーの五人は、ギャングスターのメカを発進させた。しかし、
「そうか。黄島のメカがない。合体できないのか!?」
黒岩は、メカが三体揃っていないことに気付いた。
その時、幻となった黄島が、黒岩に指示した。
「黒岩、強化メダルを使うんだ。強化メダルが、俺のメカの代わりになる!」
黒岩は、強化メダルのプログラムディスクを手にした。そして、ディスクをインストールした時、巨大兵器の中で爆破したはずのトラック型メカが、飛び返ってきた。
「そうか。これで合体出来る!」
バクソウレンジャーは、揃った三体のメカに乗り込み、ギャングロボに合体した。
バクソウレンジャーが操縦する、ギャングロボ。
「黄島、お前の気持ちは、俺たちが引き継ぐ!必ず、平和な街を守ってみせる!」
黒岩が、指揮を取り、黄島の想いを操縦にぶつけた。こうして、鬼軍団の巨大メカとギャングロボとの闘いが始まった。
しかし、ギャングロボ単体では、鬼軍団のパワーには適わなかった。
「パワーが、桁外れに違うようだ。どうすれば…。」
黒岩が、操作に悩んでいると、再び黄島の幻が、
「俺たちが、力を貸すぞ!」
と応えた。そして、ギャングロボのパワーが強化される力を感じた。
「これは、黄島たちギャングスターの想いだ!」
バクソウレンジャーが乗るギャングロボは、胸に強化メダルを装着した。それは、黄島の最期の想いが、メトロレンジャーの時に失った力を、再び取り戻す時でもあった。
「…あの三人は?」
黒岩は、強化メダルの上に乗る、幻のギャングスターの三人を見たように感じた。
「赤井、今だ!」
「よし!ギャングロボビーム!」
鬼軍団の巨大メカは、ギャングロボの必殺ビームで大きなダメージを受け、ついに爆破された。それは、鬼軍団が崩壊され、九州に再び平和が戻る時でもあった。
幻となった黄島は、既に亡くなった野々宮と青山に囲まれて、あの世へ向かおうとしていた。黄島は、野々宮と青山に愛され、再び三人で歩んでいくようであった。黒岩は、そんな様子を見送るようであった。
あれから、九州にも平和な日々が続き、危機に陥る時には、五つ星戦隊が出動することを誓った。
そして、五つ星戦隊がピンチになった時には、きっとギャングスターの三人が、再び蘇り、悪でなく、今度は正義のヒーローとして活躍してくれる。黒岩や、五つ星戦隊のメンバーは、そう望んだ。
「黄島!」
黒岩が、黄島を叫んだ時、赤井たちがようやく到着した。
「黒岩、鬼軍団は?」
赤井が、鬼軍団を気にかけた。黒岩は、鬼軍団の巨大兵器は倒されたと思い込んだ。しかし、
「あの巨大兵器が、立ち上がるぞ!」
五つ星戦隊の隊員の一言で、黒岩は現実に戻された。巨大兵器は、黄島のメカを飲み込んだまま、ロボとなって立ち上がったのだ。
「…そうだ。あのメカで!みんな、俺の作戦を聞いてくれ!」
黒岩は、黄島が託した、ギャングスターの巨大メカを思い出し、赤井たちに指示した。そして、バクソウレンジャーの五人は、ギャングスターのメカを発進させた。しかし、
「そうか。黄島のメカがない。合体できないのか!?」
黒岩は、メカが三体揃っていないことに気付いた。
その時、幻となった黄島が、黒岩に指示した。
「黒岩、強化メダルを使うんだ。強化メダルが、俺のメカの代わりになる!」
黒岩は、強化メダルのプログラムディスクを手にした。そして、ディスクをインストールした時、巨大兵器の中で爆破したはずのトラック型メカが、飛び返ってきた。
「そうか。これで合体出来る!」
バクソウレンジャーは、揃った三体のメカに乗り込み、ギャングロボに合体した。
バクソウレンジャーが操縦する、ギャングロボ。
「黄島、お前の気持ちは、俺たちが引き継ぐ!必ず、平和な街を守ってみせる!」
黒岩が、指揮を取り、黄島の想いを操縦にぶつけた。こうして、鬼軍団の巨大メカとギャングロボとの闘いが始まった。
しかし、ギャングロボ単体では、鬼軍団のパワーには適わなかった。
「パワーが、桁外れに違うようだ。どうすれば…。」
黒岩が、操作に悩んでいると、再び黄島の幻が、
「俺たちが、力を貸すぞ!」
と応えた。そして、ギャングロボのパワーが強化される力を感じた。
「これは、黄島たちギャングスターの想いだ!」
バクソウレンジャーが乗るギャングロボは、胸に強化メダルを装着した。それは、黄島の最期の想いが、メトロレンジャーの時に失った力を、再び取り戻す時でもあった。
「…あの三人は?」
黒岩は、強化メダルの上に乗る、幻のギャングスターの三人を見たように感じた。
「赤井、今だ!」
「よし!ギャングロボビーム!」
鬼軍団の巨大メカは、ギャングロボの必殺ビームで大きなダメージを受け、ついに爆破された。それは、鬼軍団が崩壊され、九州に再び平和が戻る時でもあった。
幻となった黄島は、既に亡くなった野々宮と青山に囲まれて、あの世へ向かおうとしていた。黄島は、野々宮と青山に愛され、再び三人で歩んでいくようであった。黒岩は、そんな様子を見送るようであった。
あれから、九州にも平和な日々が続き、危機に陥る時には、五つ星戦隊が出動することを誓った。
そして、五つ星戦隊がピンチになった時には、きっとギャングスターの三人が、再び蘇り、悪でなく、今度は正義のヒーローとして活躍してくれる。黒岩や、五つ星戦隊のメンバーは、そう望んだ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
包帯妻の素顔は。
サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
行き場を失った恋の終わらせ方
当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」
自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。
避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。
しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……
恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。
※他のサイトにも重複投稿しています。
それは思い出せない思い出
あんど もあ
ファンタジー
俺には、食べた事の無いケーキの記憶がある。
丸くて白くて赤いのが載ってて、切ると三角になる、甘いケーキ。自分であのケーキを作れるようになろうとケーキ屋で働くことにした俺は、無意識に周りの人を幸せにしていく。
【完結】仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる