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キティの告白2
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楽しい事も悲しい事もある孤児院生活を送っていたキティに、恐ろしい事件が起こった。
事の発端は、孤児院あてに来た手紙だった。匿名の資産家が孤児院に保養所を用意してくれたのだ。マザーは孤児院を併設させている教会を、積極的に世間に発信していたので、援助してくれる者も少なくなかった。
「マザーはね、自己顕示欲と承認欲求が強いんだって」
「キティ、そんな難しい言葉よく知っているわね?」
突然大人びた言葉を言うキティに、レイチェルが驚いてたずねると、アンナが教えてくれたという。アンナという女の子はとても大人びていたようだ。
レイチェルは素直にアンナを聡明さをほめると、キティはニッコリ笑って答えた。
「あたしアンナ大好きなの」
キティたちは謎の資産家が用意してくれた保養所に行く事になった。この後起こる惨劇も知らずに。
マザーを筆頭に、シスターが七人、子供たちが二十三人。大所帯なのでバスを一台借りきって行く事になった。保養所は湖の側にあり、キティたちはとても喜んだ。
バスの運転手はキティたちを保養所に送り届けて帰っていった。キティたちが保養所を去る三日後にまた迎えに来てくれる約束だった。
子供たちは湖の側で元気よく遊んだ。子供たちの中には、湖で泳ぐ者もいた。キティは泳げなかったので、アンナと足だけ水につけて水遊びをした。
夕方になり、シスターたちが作ったシチューを夕食に食べた。食事はいつもと同じだが、食べる場所がことなったためか、とても美味しく感じた。
寝室は二段ベッドが設置された八人部屋で、キティは振り分けでアンナと別れてしまった。しかも嫌な事に、メグと同じ部屋だった。キティはがっくりしていると、アンナがコソリと夜中に私の部屋に来ればいいと言ってくれた。
キティはアンナの言葉にしたがい、点呼が終わるまで起きている事にした。点呼とは孤児院でも毎日ある。シスターたちが手分けして、子供たちがベッドにいるか確認するのだ。
子供たちは昼にたくさん遊んだので、すでに眠っている子供もいた。キティもベッドに入りながら、シスターが来るの待った。
またいじめられるのではないかと心配していたメグは、疲れていたのかベッドの中で大人しくしていた。
キティもベッドの中でうとうととしていた。もうすぐ九時だ。シスターが見回りをしている頃だろう。早くシスターが来てくれないと、キティはこのまま眠ってしまう。
キティが睡魔と必死に戦っていると、キャアァと女の悲鳴が聞こえた。それは大合唱のように保養所内に響き渡った。
さすがの子供たちも何事かと飛び起きた。キティはわけがわからずパジャマのままベッドからはい出た。
部屋の子供たちはしょざいなげに固まって立っていた。何か問題が起きたのだろうか。キティたちが不安な気持ちでたたずんでいると、ギギと部屋のドアが開いた。
シスターが見回りをするため、部屋のカギはかけていなかった。きっとシスターが来てくれたのだ。いつもは口うるさくてうとましいシスターだが、この時ばかりは早く会いたかった。
だがドアの外にいたのはシスターではなかった。キティはポカンと口を開けて来訪者を見上げた。それほど奇妙な者だったからだ。
事の発端は、孤児院あてに来た手紙だった。匿名の資産家が孤児院に保養所を用意してくれたのだ。マザーは孤児院を併設させている教会を、積極的に世間に発信していたので、援助してくれる者も少なくなかった。
「マザーはね、自己顕示欲と承認欲求が強いんだって」
「キティ、そんな難しい言葉よく知っているわね?」
突然大人びた言葉を言うキティに、レイチェルが驚いてたずねると、アンナが教えてくれたという。アンナという女の子はとても大人びていたようだ。
レイチェルは素直にアンナを聡明さをほめると、キティはニッコリ笑って答えた。
「あたしアンナ大好きなの」
キティたちは謎の資産家が用意してくれた保養所に行く事になった。この後起こる惨劇も知らずに。
マザーを筆頭に、シスターが七人、子供たちが二十三人。大所帯なのでバスを一台借りきって行く事になった。保養所は湖の側にあり、キティたちはとても喜んだ。
バスの運転手はキティたちを保養所に送り届けて帰っていった。キティたちが保養所を去る三日後にまた迎えに来てくれる約束だった。
子供たちは湖の側で元気よく遊んだ。子供たちの中には、湖で泳ぐ者もいた。キティは泳げなかったので、アンナと足だけ水につけて水遊びをした。
夕方になり、シスターたちが作ったシチューを夕食に食べた。食事はいつもと同じだが、食べる場所がことなったためか、とても美味しく感じた。
寝室は二段ベッドが設置された八人部屋で、キティは振り分けでアンナと別れてしまった。しかも嫌な事に、メグと同じ部屋だった。キティはがっくりしていると、アンナがコソリと夜中に私の部屋に来ればいいと言ってくれた。
キティはアンナの言葉にしたがい、点呼が終わるまで起きている事にした。点呼とは孤児院でも毎日ある。シスターたちが手分けして、子供たちがベッドにいるか確認するのだ。
子供たちは昼にたくさん遊んだので、すでに眠っている子供もいた。キティもベッドに入りながら、シスターが来るの待った。
またいじめられるのではないかと心配していたメグは、疲れていたのかベッドの中で大人しくしていた。
キティもベッドの中でうとうととしていた。もうすぐ九時だ。シスターが見回りをしている頃だろう。早くシスターが来てくれないと、キティはこのまま眠ってしまう。
キティが睡魔と必死に戦っていると、キャアァと女の悲鳴が聞こえた。それは大合唱のように保養所内に響き渡った。
さすがの子供たちも何事かと飛び起きた。キティはわけがわからずパジャマのままベッドからはい出た。
部屋の子供たちはしょざいなげに固まって立っていた。何か問題が起きたのだろうか。キティたちが不安な気持ちでたたずんでいると、ギギと部屋のドアが開いた。
シスターが見回りをするため、部屋のカギはかけていなかった。きっとシスターが来てくれたのだ。いつもは口うるさくてうとましいシスターだが、この時ばかりは早く会いたかった。
だがドアの外にいたのはシスターではなかった。キティはポカンと口を開けて来訪者を見上げた。それほど奇妙な者だったからだ。
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