文字の大きさ
大
中
小
152 / 254
連載
307、加護の力
「ああ、もちろんさ! やってみるよ」
アンジェがそれを聞いて、残念そうに口をとがらせる。
「私たちも、もう少しでクラスチェンジできるのに!」
先程までエイジとパーティを組んでいたオリビア、ライアン、シェリルの三人は上級クラスへのクラスチェンジが可能だ。
だが、アンジェたちはそうではないためにエイジと一緒に中級クラスの上限にまだ達してはいない。
「はは、アンジェたちは俺と一緒に行くんだからいつでも出来るさ」
「それは、そうだけど」
アンジェとしては、オリビアに負けたくないのだろう。
それに、ラエサルにもいい所を見て欲しいに違いない。
その思いが伝わってきて苦笑するエイジ。
一方で、オリビアの時のようにエイジの前にひざまずくライアン。
「頼むぜ! エイジ」
「ああ、分かった。ライアン」
先程のように儀式を始め、最後にライアンに問う。
「汝、ライアンは己の中に秘められた力の解放を望むか?」
「ああ、エイジ様、望むぜ!」
「ふにゃ~、ライアン何にゃその態度は? 偉そうにゃ」
横から突っ込みを入れるシェリルの口を押えるオリビア。
儀式を邪魔しないようにだろう。
(はは、ライアンらしいな)
エイジはライアンに宣告する。
「それでは、我が女神メルティの名において、そなたの力を開放しよう!」
オリビアの時と同じように、ライアンの体が淡い光に包まれる。
それを見て、思わず声を上げる半獣人の槍使い。
「おお! 凄え! 体の中から力がみなぎってくるぜ!!」
その言葉にオリビアが大きく頷いた。
「ええ、分かるわライアン。中級クラスにクラスチェンジした時に教会には行ったことがあるけれど、こんな感覚は初めてだったわ!」
儀式を終えたエイジは、首を傾げてオリビアに尋ねる。
「そうなのか? なにか俺おかしなことやってるのかな」
ふと不安になるエイジ。
その姿を見てオリビアは笑った。
「逆よ。エイジにクラスチェンジして貰った時の方が、自分の内なる力が強く目覚める気がしたの」
「へえ、そうなんだ」
エイジは念のために、ライアンのステータスも確認してみる。
名前:ライアン
種族:半獣人
職業:上級槍使いLV17
HP:1170
MP:120
力:521
体力:476
知恵:321
魔力:112
器用さ:361
素早さ:452
幸運:115
スキル:【槍装備】【踏み込み】【チャージアタック】【サイドステップ】【二段突き】【貫通撃】【闘気纏刃】
ユニークスキル:【獣気覚醒】
魔法:無し
特殊魔法:無し
加護:無し
称号:無し
上級の槍使いに相応しいステータスである。
(これは! オリビアだけじゃない、ライアンにもユニークスキルが)
『獣気覚醒:獣人や半獣人に特有の強い闘気、獣気を爆発的に高めて全身を強化し活性化する。生まれつき強い闘気の持ち主のみが会得可能。効果の強さと持続時間は戦闘職のレベルに依存する』
エイジがそれに確かめた時にはもう、ライアンは槍を構えていた。
そして気合を込めて叫ぶ。
「おぉおおおおおお!!」
ライアンの体を包む強烈な闘気。
それは、今までのモノよりも遥かに強まっている。
「へへ、見たかよこれ! 俺のユニークスキルだぜ!!」
それを見てオリビアは驚いたように言った。
「ユニークスキルって、ライアン貴方もなの!?」
「ん? 何だよ、オリビアもかよ! 黙ってるなんて人が悪いぜ」
オリビアは肩をすくめた。
「言わなくても、いずれ分かることだもの」
(はは、いきなり使うライアンもライアンだけど、オリビアもオリビアだな)
対照的な二人の性格にエイジは肩をすくめた。
槍を振り回すライアン。
その動きは今までよりも遥かにスピードを増して、力強くなっていた。
「エイジ、ちょっと付き合ってくれよ!」
どうしても直ぐに新しい力を試したいのだろう。
そんなライアンの様子に、半ば呆れる一行。
だがエイジも興味が沸いた様子で、大剣を抜いて構える。
「ああ、俺がクラスチェンジしたんだ。なんだか気になるもんな」
「そうこなくっちゃな!」
(へへ、何だかエイジに置いてかれちまった気がして、少し寂しかったんだ。でもこの力があれば!)
ライアンはそう思った。
広い場所に二人で歩み出ると距離を取る。
そして、ライアンは槍を構えるとエイジに言った。
「行くぜ! エイジ!!」
ライアンの体が霞むように動く。
「速い!!」
「今までのライアンとは別人みたいだわ」
エリスとリアナが思わず声を上げる。
その言葉通りライアンは、もうエイジと激しく撃ち合いを繰り広げていた。
二人の周囲を無数に飛び散る火花。
エイジは大剣を構えながら、その先にいる友人を見つめた。
「これが、ライアンのユニークスキルか! 一撃の重さも速さも格段に上がってるぜ」
「へへ、だろ!?」
そう言いながらもライアンは思った。
(強ええ、さっきまでは力の差があり過ぎて分からなかったが。こうして正面から戦うとエイジの強さがよく分かるぜ)
無数に繰り出されるライアンの強力な連撃が、全て鮮やかに受け流されていく。
上級剣士にクラスチェンジしたことで、鍛冶職人が持つ【武器の知識】の効果がより強く発揮されるエイジの技。
力で押し切ろうとしても、逆に後退してしまうことにライアンは衝撃を受けた。
(これでまだ精霊の力は使ってないんだからな。やっぱりこいつは別格だぜ)
ラエサルの戦いで見たバニシングクロスを思い出す。
凄まじいほどの技だった。
ギィイイイイイイン!
ひと際大きな音がして、ライアンの大槍とエイジの大剣がぶつかり合った。
ライアンはふぅと長く息を吐くと槍を引く。
「ちぇ! やっぱりエイジには勝てねえか。でもよ、凄え力だ。ありがとなエイジ!」
「はは、別に礼を言われることじゃないさ。教会に行けば、どうせクラスチェンジできたんだし」
エイジの言葉にオリビアは暫く考え込むと、首を横に振った。
「いいえ、やっぱり教会でクラスチェンジした時とは違ったわ。自分の中に眠っている力が呼び覚まされるような感覚。もしかして、これもエイジの加護の力じゃないかしら?」
それを聞いて、シェリルが期待に満ちた目でエイジを見つめる。
「ふにゃ! じゃあ、エイジにクラスチェンジしてもらえば、私もライアンみたいなスキルが覚えられるのかにゃ?」
「え? はは……お、おいオリビア無責任なこと言うなって」
大きな耳をピコピコさせて自分を見つめるシェリルからのプレッシャーを感じて、思わず後ずさるエイジ。
シェリルは頬を膨らますとエイジに迫る。
「何で逃げるにゃ? 観念して私のこともクラスチェンジするにゃ!」
「お、おい。シェリル落ち着け、分かったからさ。やってみるって!」
「ふにゃ、それじゃあ頼むにゃ」
打って変わって、嬉しそうにひざまずくシェリルを見てエイジはため息をついた。
軽く咳ばらいをして右手をシェリルの額にあてた。
そして、二人と同じように儀式を進めるエイジ。
(おかしいな、オリビアやライアンの時はもっと沸き上がってくるようなものを感じたんだよな……)
緊張しているからなのか、それとも二人の才能が稀有だったのか。
シェリルからも何か力を感じるのだが、それがうまく引き出せないことに焦る。
(集中しろ……)
エイジは儀式を勧めながらシェリルの額に強く意識を集中した。
その時──
エイジはシェリルの中の何かに触れた気がした。
可愛らしい顔の獣人の少女の唇から、少し溜め息のような声が漏れる。
「ふにゃ~、オリビアのいう通りにゃ。何かが目覚める気がするにゃ」
まるで温泉にでもつかっているかのように、気持ちよさそうにそう言うシェリル。
その時──
(これは……)
エイジは、自分の中で何かが変化していくのを感じていた。
アンジェがそれを聞いて、残念そうに口をとがらせる。
「私たちも、もう少しでクラスチェンジできるのに!」
先程までエイジとパーティを組んでいたオリビア、ライアン、シェリルの三人は上級クラスへのクラスチェンジが可能だ。
だが、アンジェたちはそうではないためにエイジと一緒に中級クラスの上限にまだ達してはいない。
「はは、アンジェたちは俺と一緒に行くんだからいつでも出来るさ」
「それは、そうだけど」
アンジェとしては、オリビアに負けたくないのだろう。
それに、ラエサルにもいい所を見て欲しいに違いない。
その思いが伝わってきて苦笑するエイジ。
一方で、オリビアの時のようにエイジの前にひざまずくライアン。
「頼むぜ! エイジ」
「ああ、分かった。ライアン」
先程のように儀式を始め、最後にライアンに問う。
「汝、ライアンは己の中に秘められた力の解放を望むか?」
「ああ、エイジ様、望むぜ!」
「ふにゃ~、ライアン何にゃその態度は? 偉そうにゃ」
横から突っ込みを入れるシェリルの口を押えるオリビア。
儀式を邪魔しないようにだろう。
(はは、ライアンらしいな)
エイジはライアンに宣告する。
「それでは、我が女神メルティの名において、そなたの力を開放しよう!」
オリビアの時と同じように、ライアンの体が淡い光に包まれる。
それを見て、思わず声を上げる半獣人の槍使い。
「おお! 凄え! 体の中から力がみなぎってくるぜ!!」
その言葉にオリビアが大きく頷いた。
「ええ、分かるわライアン。中級クラスにクラスチェンジした時に教会には行ったことがあるけれど、こんな感覚は初めてだったわ!」
儀式を終えたエイジは、首を傾げてオリビアに尋ねる。
「そうなのか? なにか俺おかしなことやってるのかな」
ふと不安になるエイジ。
その姿を見てオリビアは笑った。
「逆よ。エイジにクラスチェンジして貰った時の方が、自分の内なる力が強く目覚める気がしたの」
「へえ、そうなんだ」
エイジは念のために、ライアンのステータスも確認してみる。
名前:ライアン
種族:半獣人
職業:上級槍使いLV17
HP:1170
MP:120
力:521
体力:476
知恵:321
魔力:112
器用さ:361
素早さ:452
幸運:115
スキル:【槍装備】【踏み込み】【チャージアタック】【サイドステップ】【二段突き】【貫通撃】【闘気纏刃】
ユニークスキル:【獣気覚醒】
魔法:無し
特殊魔法:無し
加護:無し
称号:無し
上級の槍使いに相応しいステータスである。
(これは! オリビアだけじゃない、ライアンにもユニークスキルが)
『獣気覚醒:獣人や半獣人に特有の強い闘気、獣気を爆発的に高めて全身を強化し活性化する。生まれつき強い闘気の持ち主のみが会得可能。効果の強さと持続時間は戦闘職のレベルに依存する』
エイジがそれに確かめた時にはもう、ライアンは槍を構えていた。
そして気合を込めて叫ぶ。
「おぉおおおおおお!!」
ライアンの体を包む強烈な闘気。
それは、今までのモノよりも遥かに強まっている。
「へへ、見たかよこれ! 俺のユニークスキルだぜ!!」
それを見てオリビアは驚いたように言った。
「ユニークスキルって、ライアン貴方もなの!?」
「ん? 何だよ、オリビアもかよ! 黙ってるなんて人が悪いぜ」
オリビアは肩をすくめた。
「言わなくても、いずれ分かることだもの」
(はは、いきなり使うライアンもライアンだけど、オリビアもオリビアだな)
対照的な二人の性格にエイジは肩をすくめた。
槍を振り回すライアン。
その動きは今までよりも遥かにスピードを増して、力強くなっていた。
「エイジ、ちょっと付き合ってくれよ!」
どうしても直ぐに新しい力を試したいのだろう。
そんなライアンの様子に、半ば呆れる一行。
だがエイジも興味が沸いた様子で、大剣を抜いて構える。
「ああ、俺がクラスチェンジしたんだ。なんだか気になるもんな」
「そうこなくっちゃな!」
(へへ、何だかエイジに置いてかれちまった気がして、少し寂しかったんだ。でもこの力があれば!)
ライアンはそう思った。
広い場所に二人で歩み出ると距離を取る。
そして、ライアンは槍を構えるとエイジに言った。
「行くぜ! エイジ!!」
ライアンの体が霞むように動く。
「速い!!」
「今までのライアンとは別人みたいだわ」
エリスとリアナが思わず声を上げる。
その言葉通りライアンは、もうエイジと激しく撃ち合いを繰り広げていた。
二人の周囲を無数に飛び散る火花。
エイジは大剣を構えながら、その先にいる友人を見つめた。
「これが、ライアンのユニークスキルか! 一撃の重さも速さも格段に上がってるぜ」
「へへ、だろ!?」
そう言いながらもライアンは思った。
(強ええ、さっきまでは力の差があり過ぎて分からなかったが。こうして正面から戦うとエイジの強さがよく分かるぜ)
無数に繰り出されるライアンの強力な連撃が、全て鮮やかに受け流されていく。
上級剣士にクラスチェンジしたことで、鍛冶職人が持つ【武器の知識】の効果がより強く発揮されるエイジの技。
力で押し切ろうとしても、逆に後退してしまうことにライアンは衝撃を受けた。
(これでまだ精霊の力は使ってないんだからな。やっぱりこいつは別格だぜ)
ラエサルの戦いで見たバニシングクロスを思い出す。
凄まじいほどの技だった。
ギィイイイイイイン!
ひと際大きな音がして、ライアンの大槍とエイジの大剣がぶつかり合った。
ライアンはふぅと長く息を吐くと槍を引く。
「ちぇ! やっぱりエイジには勝てねえか。でもよ、凄え力だ。ありがとなエイジ!」
「はは、別に礼を言われることじゃないさ。教会に行けば、どうせクラスチェンジできたんだし」
エイジの言葉にオリビアは暫く考え込むと、首を横に振った。
「いいえ、やっぱり教会でクラスチェンジした時とは違ったわ。自分の中に眠っている力が呼び覚まされるような感覚。もしかして、これもエイジの加護の力じゃないかしら?」
それを聞いて、シェリルが期待に満ちた目でエイジを見つめる。
「ふにゃ! じゃあ、エイジにクラスチェンジしてもらえば、私もライアンみたいなスキルが覚えられるのかにゃ?」
「え? はは……お、おいオリビア無責任なこと言うなって」
大きな耳をピコピコさせて自分を見つめるシェリルからのプレッシャーを感じて、思わず後ずさるエイジ。
シェリルは頬を膨らますとエイジに迫る。
「何で逃げるにゃ? 観念して私のこともクラスチェンジするにゃ!」
「お、おい。シェリル落ち着け、分かったからさ。やってみるって!」
「ふにゃ、それじゃあ頼むにゃ」
打って変わって、嬉しそうにひざまずくシェリルを見てエイジはため息をついた。
軽く咳ばらいをして右手をシェリルの額にあてた。
そして、二人と同じように儀式を進めるエイジ。
(おかしいな、オリビアやライアンの時はもっと沸き上がってくるようなものを感じたんだよな……)
緊張しているからなのか、それとも二人の才能が稀有だったのか。
シェリルからも何か力を感じるのだが、それがうまく引き出せないことに焦る。
(集中しろ……)
エイジは儀式を勧めながらシェリルの額に強く意識を集中した。
その時──
エイジはシェリルの中の何かに触れた気がした。
可愛らしい顔の獣人の少女の唇から、少し溜め息のような声が漏れる。
「ふにゃ~、オリビアのいう通りにゃ。何かが目覚める気がするにゃ」
まるで温泉にでもつかっているかのように、気持ちよさそうにそう言うシェリル。
その時──
(これは……)
エイジは、自分の中で何かが変化していくのを感じていた。
感想 665
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部 2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisanバーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界にクラス転移したので俺はスローライフを満喫する事にしようかな
美鈴ホットランキング一位本当にありがとうございます!
【※毎日18時更新中】
タイトル通り異世界に行った主人公が異世界でスローライフを満喫…。出来たらいいなというお話です!
間が空いてしまったので書き直しました。もう一度この物語を少しでも楽しんでいただければと思います。
※カクヨム様にも投稿しております
※イラストはAIアートイラストを使用