しゃべる

桐島

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どうやら長いこと寝ていたらしい。 

ふと目が覚めて外を見てみると何やら騒がしくなっている。 

「どうした、どうした。」問いかけてみるが何も返事はない。みんな何かに夢中になっていてわたしの声が聞こえないようだ。 

「いったい何に夢中になっているんだ?」そう思った私の目に飛び込んできたものは得体のしれない謎の生物だった。なにやら周囲の人々はみんなその生物に話しかけては、せわしなく働いている。子供から年寄りまでそれほどまでに可愛がるほどその生物はかわいいとは思えないが人々はそれと常に一緒にいるようだ。 

昔はよくうちに来ていた友人たちの姿を探してみるがどうも見当たらない、なぜだ、前にあってからまだ百年しかたっていないのに。 
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