ひと夏の恋

凛道桜嵐

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ひと夏の恋

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後五分で期末テストが終わる
これが終わればほぼ夏休みだ。
後は成績表を貰うまで赤点さえ取らなければ私は自由だ。
夏休みはどう過ごそうか、私は問題用紙の空白部分に箇条書きでどんどん予定を書く
花火をしたい、プールも行きたい、プールなら水着を新しく買わなきゃ、最近の流行りなの何かな~
テスト終わったら探してみようかな。
他にも夏祭りも行きたい!浴衣!
なんて沢山箇条書きで書いていると見回りの先生が私の背中越しで文字が見えたのかコツンと頭を叩いて
「見直しをしろ」
と言ってきた。
「いてー」
と叩かれた所を擦っているとクラスの他の子達がクスクスと笑う。
私はちょっと恥ずかしくなって下を向いた。
(村田先生めっ。)
と思う。
村田先生は化学の先生。
背中は丸くていつも白衣を着てトイレとかで履きそうなスリッパを履いて歩いてる。
皆からムラさんって呼ばれてる。
ムラさんは40代だってこの間噂で聞いた。
奥さんと2人暮らしで子供は居ない。でも、おじさんにしては最近の若者の流行りをいち早く知っては皆に自慢する。
それが人気で皆から慕われているのだ。
ムラさんは私を小突いた後、教卓に向かう。
私は後ろから奏(かなで)がツンツンとして来たのでトントンと振り返らないように返した。

キーンコーンカーンコーン
とチャイムが鳴る
一斉に静かに座っていた生徒達がテストが終わった喜びの歓声を挙げた。
この歓声を毎年聞く度に私はテストが終わった喜びを感じる事が出来る。
先生がそんな歓声の中
「後ろから答案用紙を裏にして前に渡して集めろ~!」
と叫ぶ。私は奏に
「この問題難しかった~。今回の佐瀬ちゃん難しいの出しすぎだよ~」
と愚痴を言いながら答案用紙を前の席の子に渡す。奏は私の話を笑いながら
「それよりもあんた、ムラさんに叩かれてたじゃん!」
と言われた。
私は
「ムラさん厳しいよ~見てよ~私夏休みの予定を決めてたのに~!」
と口を尖らせた。そんな私のメモを見て奏はまた笑う。
「必死に書いてるから何かと思ったら予定なんて書いてたの?それで小突かれるとか笑える。」
「ぜんぜーん笑えない!絶対笑えない。あーあ。椎名くんも笑ってたよね。きっと。」
「あんた、椎名くん好きだよね。どこが良いのか分からないけれど。」
「なんで?椎名くんめっちゃイケメンじゃん!」
「そっかー?ああやって友達と話してても全然イケメンに見えない。何かさ由香ってB線超えてZ線だよね。」
「言い過ぎじゃない?」
と笑いながらテストの解放に喜びに浸る

椎名くんは私の好きな人で入学して早々に一目惚れして2年になってやっと一緒のクラスになったけれども一言もまだ話せていない。
奏からは色々話な?とか連絡先を聞きな?て言われるけれどもなかなか勇気が出ないのだ。
そんな日がどんどん進んで教室は同じなのに机が遠いからか、心も一層遠く感じさせた。
奏が後ろからトントンとする
「その夏休みの予定さ椎名くん誘って行ったらどう?私は短期のバイト入ってるから行けないし。」
「え?奏バイトやるの?」
「うん。この間受かったから夏休みガッツリ稼いでくる。だからその間に椎名くんと仲良くなりなよ。3年になったら受験で無理になるし仲良くなるなら今だよ?」
と言われた。
「そういわれても~」
と私は項垂れる。
誤算だった。この予定は全部奏と過ごすつもりだったのだ。椎名くんなんて妄想でも難しい、恥ずかしくて絶対無理だ、声なんてかけられない。
そんな風に机に負い被さるようにして小さく唸っていると、今度は担任にうるさいぞと怒られた。
私が話している間にいつの間にかホームルームの時間になっていたのだ。
テストの返却は想像以上に悲惨だった。
赤点は免れてもう少し点数が良いと思っていたので、成績がノート点とかで加算されてないと真面目にヤバいと思って私は放課後に職員室に寄ってどうか2にしないでと泣いて回った。
ただ、先生達の交わし方は私よりも何枚も上でするりするりと抜けては無理矢理帰らされた。
職員室の前で落ち込んでいると、
「柿沼さん?」
と声を掛けられた。
私はその声に驚いて声のする方を向くと椎名くんがノートを持って立っていた。
「椎名くん!え?あ、どうしたの?ノート?」
と急に好きな人が目の前に現れてビックリして私はあたふたしてしまった。
そんな私が面白かったのか椎名くんは小さく笑う。
(そんな笑う姿もカッコイイ。)
そう思っていたら
「分からないところがあってそれを先生に聞きたくて来たんだよ。」
「テスト終わったのにもう勉強してるの?」
「あー、うん。俺が行ってる塾が厳しくてさ、だから早めに受験勉強しないと着いていけないから今から勉強必死にしてるけど、クラスの奴らには内緒ね?」
とシーと人差し指を口に当てながら言う椎名くんはアイドルそのもののファンサで心の中でありがとうございます、とどの神か分からないけれども手を合わせて感謝した。
ふと奏の言葉を思い出した。
この夏が私の恋もラストなんだ、そう思ったらつい
「椎名くんは夏休みの間はずっと塾なの?」
ドキドキしながら聞くと椎名くんは何でもないように
「違うよ~ただ、俺も自分で勉強したいから図書館には通うかな~」
「図書館?」
「うん。この学校の図書館特別に開けてくれるって言ってくれたから先生に頼んで鍵を借りて塾が無い時は図書館で勉強するよ。」
「凄いね・・・・私はそこまで全然してないや。椎名くんは凄いな~」
「俺は凄くないよ。ただ周りに置いて行かれないように必死なだけだよ。・・・・ねぇ、もしさ柿沼さんが嫌じゃなければ一緒に図書館で勉強しようよ。」
「え?」
と私は驚いて声が出なかった。まさかこんな展開になるとは思わなかった。
「え。あ。もし、椎名くんが邪魔じゃなければ~・・・・」
と言うと椎名くんはまた笑いながら
「迷惑な訳ないじゃん。じゃあ、俺8月の1周目まで塾で忙しいからその後にしようよ。8月8日とかはどう?」
と聞いてくる。私は予定なんて無いから頷いて良いよと伝える。
椎名くんは
「じゃあ、午前10時に職員室前で」
と言って職員室に入って行った。
私はすぐに奏にLINEした。
奏は私のLINEを見て良かったね!と連絡先は?と聞かれて椎名くんに聞いていないことに気がついて、どこかのタイミングで8日に聞かなきゃと思った。

8日。私は朝6時に目が覚めた。
寝坊しなくて良かったけれども早く起きすぎた。
緊張しすぎて夜眠れなかったのだ。
絶対お昼に眠くなる気がする。椎名くんの前で寝る訳にはいかないのにどうしても眠れなくて、気がついたら8時になっていたので急いで出かける用意をして私は飛び出した。
椎名くんに今日は会える。
私はいつも向かう学校の道のりが楽しくて短く感じた。
学校に着くと私は汗だくだったので持って来ていたタオルで拭く、タオルは段々私の汗で湿って行く。私はさっきまで夢中で自転車を漕いでいたから分からなかったが、セミの声がうるさかった。でも、今日は椎名くんに会えるからそんな事を気にしない。
私は自転車置き場に自転車を置いて職員室に向かう。職員室の前には椎名くんがもう来ていて私は少し小走りに整えた前髪が崩れないように向かう。
椎名くんは私に気がついて
「柿沼さん!」
と呼んでくれた。
私は嬉しくて手を振る、ずっと片想いをしていた椎名くんが私の名前を呼んでくれて私に手を振ってくれている。こんな嬉しい事があって良いのだろうかと思いながら近くに走る。
椎名くんは笑顔で
「おはよう」
と声を掛けてくれた。

案の定私は図書館で昼寝をした。
最悪なことにイビキをかいていたらしい。
椎名くんが起こさずにソっとしてくれたお陰で眠気はスッキリしたけれども、好きな人の前で寝るなんて事を私はするなんて思わなかった。
最悪だと頭を抱えてると椎名くんはまた明日図書館で勉強しようよと誘ってくれた。
私は二つ返事でうん!と返すと椎名くんは家がある方に自転車を漕いで私も家がある方に自転車を漕いだ。
そして帰り道に気がついた。
私はまた椎名くんの連絡先を聞くのを忘れていた。
奏にLINEをするとバイトが終わってから返信があって
「バカ」
と一言書かれていた。
バカなのは私が1番分かっている。
明日こそは!と思って気合いを入れて私は眠りについた。

椎名くんと勉強するようになって椎名くんと話して色んな姿を知って行った。
私が妄想した彼とは違うけれど、それでも椎名くんが好きな気持ちは変わらなくてどんどんその気持ちは溢れて行った。
椎名くんとまた明日と言う毎日が楽しくて夏休みが終わらなければ良いのにと思う。
どんな花火よりもどんな夏祭りよりもどんな事よりも椎名くんと一緒に勉強するのはとても輝いて見えた。
そして、私は毎日思い出してガッカリするのである。
今日も私は話に夢中になって椎名くんの連絡先を聞くのを忘れた。

椎名くんと勉強をするようになって職員室にも顔を出すようになった。
先生が私が勉強を始めたことに最初は涙を流すマネをして驚いていたけれども最近では慣れたかのように鍵を貸してくれる。
今日はたまたまムラさんが担当だった。
昨日まで居なかったムラさんに
「久しぶりじゃん。ムラさん。」
と言うと
「昨日まで部活の合宿とかで学校には居たぞ~」と言われた。
ムラさんの担当する部活は野球部の顧問。
今の時期は特に甲子園で盛り上がるけれど私の学校は早々に負けてしまったらしい。
ムラさんは私達に鍵を渡しながら
「毎日勉強頑張っていて偉いな!椎名も偉いぞ!」
と言って私達の頭をワシャワシャと大型犬を撫でるように撫でてきた。
私は止めてよと言いながら髪の毛を直したが、椎名くんは顔を真っ赤にして俯いていた。
私は何か見てはいけない気持ちになって誤魔化すように先生の手を避けた。

椎名くんと勉強中さっきの椎名くんの表情が忘れられなかった、でも聞けなかった。
聞いたら何かが変わる気がして聞けなかった。
椎名くんは私の集中出来ない気持ちと反して真面目に塾の復習をしている。私はそんな椎名くんを見ながら数学の教科書を見ては問題を解いていった。
辺りは暗くなる、そろそろ帰ろうかとお互いに相手の集中具合で決める。
私は椎名くんがそろそろとしている姿を見てすぐに問題を解くのを止めてシャーペンの芯を閉まって筆箱に閉まった。
いつもなら丁寧にしまう教科書を雑にカバンに詰めて私は椎名くんに聞いた。
「この後学校近くのお祭りに行かない?」
と。
椎名くんはビックリした表情をしていたがすぐに頷いてくれた。
私は嬉しくなった。朝の事なんて気にならないくらいに嬉しかった、どんなに頭隅にあの椎名くんの表情があっても私は夏祭りに一緒に行けることの嬉しさでいっぱいになった。

夏祭りは最高に楽しくて射的が苦手な椎名くんは妄想と違って
「椎名くんって射的出来るイメージがあった~」
と笑うと
「射的出来る気がしたけれども全然ダメだった~」
と笑って返してくれた。
焼きそばを2人で全部食べたら夕飯食べられなくなるからって言って半分に分け合って、かき氷のお店ではブルーハワイにしようかいちごにしようか2人で悩んでいる姿を見て店の人が
「よ!お似合いのカップル!」
と冷やかされて2人で笑った。
他にも輪投げがあってこれなら私出来そうな気がするって言って投げたけれども全部外れて、逆にこれは凄い!て言われて2人で記念に写真も撮った。
夏祭りの楽しい時間はあっという間でそろそろ本当に帰らなくてはいけない時間になった。
私は名残惜しかったけれども仕方なかった。
でも、もう数日で夏は終わるのだ。
そうしたら、椎名くんとの勉強会も無くなる。
沢山話して沢山一緒に勉強して、毎日会っていたけれどもそれがクラスメートの1人になるのだ。
夏祭りの賑やかな時間を一緒に過ごしたから余計に寂しさが増した。帰り道に自転車を向けて帰ろうとする椎名くんに私は声を掛けた。
「また明日ね!」
椎名くんは笑顔で
「また明日ね」
と言ってくれた。

椎名くんと勉強会の最終日、夏休みの最後の日。
去年の私は確か宿題をしていなくて慌てて家族を巻き込んで宿題をしていた気がする。
今年は去年とは違って宿題が終わっていて夏休み明けのテストの勉強も完璧になっていた。
こんな事も椎名くんのお陰だ。
今日はテストの復習をするだけ、明日から学校。
いつもと変わらない夏休み前の私に戻るだけ。
私はそう思えばこんな出来事が夢だったんだと思える、でも目の前で勉強をする椎名くんを見ると夢にはしたくなかった。
今日の私はあまり集中出来なさそうだけれど椎名くんにバレないように私は勉強に集中するフリをした。
あっという間に時は流れていく、椎名くんがカリカリとシャーペンを動かせば私もカリカリとシャーペンを動かす。
そんな時にガラガラと図書館のドアが開いた。そこに立っていたのは夏休みなのに白衣を着たムラさんだった。
ムラさんは
「勉強に明け暮れる野郎共!」
と言って入ってくる。片手にはコンビニの袋を提げていつものペタペタさせながらサンダルを怠そうにして歩いてくる。
「村田先生!」
と椎名くんは動かしていたシャーペンを止めた。
私も一緒のタイミングでシャーペンを止める。
「先生どうしたんですか?」
と顔を真っ赤にして慌てる椎名くんにムラさんは平常通りに
「頑張っているお前らに贈り物だよ。」
と言って袋を差し出してきた。中に入っていたのはガリガリくんのソーダ味
「ムラさん、ここはハーゲンダッツにしてよ。」
「欲を言うな!勉強大好き野郎共!先生のお小遣いは少ないんだ!」
「先生ってお小遣い制?」
「そうだ!あるだけ使うから奥さんに通帳を握られてるから自由じゃないんだ!敬え!」
「どこに敬う所があるのよ。」
と話す私達を余所にボーとムラさんを見る椎名くん。
私は椎名くんに
「どうしたの?」
と聞くと何でもないよ!と言った途端にバサバサと筆箱を肘に当てて床に落としてしまった。
ガシャガシャと音を立てて落とした筆箱を慌てて拾う椎名くんにムラさんはゆっくりと筆箱の中にあったペン達が落とした事で散らばってしまったのを丁寧に一つ一つ拾っていく。
するとムラさんが
「あ、このシャーペンまだ使ってるんだ~。」
といつも椎名くんが使っているシャーペンを手に取って言った。
「1年の時に椎名が自習で教室で勉強してるのを俺が見つけて話しかけたらこのシャーペンを使っててさ~昔俺もこのシャーペンを持ってたから懐かしいって話をしてたんだよね、これ確か椎名の勝負ペンだよな?頑張ってるな~」
と椎名くんの頭をポンポンと叩きシャーペンを机に置くと部屋から去っていった。
私は溶けそうになるアイスを眺めながら顔を真っ赤にして俯く椎名くんを見て
「アイス食べよう」
と言って渡した。

セミの音が今日は一段とうるさく感じる。
私の心音はゆっくりだ。
私はまだ顔を真っ赤にしながらアイスを食べる椎名くんと一緒にアイスを食べる。
シャリシャリと言わせながら食べるアイスはいつもよりもどこかほろ苦く感じた。
図書館の窓から見える夏空はこのアイスのように透き通った水色に白くて固そうな雲が浮かんでいた。
私の夏は終わりを迎えた。
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