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人生を辿るゲーム
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この世の中は狂っている。
月並みな表現だがそうは思わないか?
理解不能な考え方やルール。
そして理不尽な出来事。
何がこの世をこの世たらしめているのか、1度でも考えたことがある?
それは未練。
それは過去。
それは畏怖。
それは嫉妬。
まぁ僕は考えたこと無いんだけど。
理解できないものを理解するほど僕は暇じゃない。
未練だとか過去だとかは昔どこかで読んだ本の言い分だ。僕の言い分ではない。
この世の不条理が4項目で語れるわけがないだろう、馬鹿か。
僕は13年の歳月しかこの世を味わっていないが、それらに当てはまらない考えがたくさんあることくらい一瞬で分かる。
例えば、「無理が通れば道理が引っ込む」なんてまさにそうだろう。
これは言わば、自尊。
いや、傲慢と言った方が分かりやすいか。
世の中にはこの手のワケワカ構文が多すぎる。
なんだ、「赤信号みんなで渡れば怖くない」って。
頭おかしいんじゃないのか。
この手のワケワカ構文は心底嫌いだ。
あぁ、またワケワカ構文がデカデカと広告になってる。
嫌気がさす。
「真実は小説より奇なり。―バイロン(1819)」
幸いにも、激しい音色を奏でながらやってきた電車が、僕の視線を遮ってくれた。
僕は帰宅して早々に部屋に閉じこもった。
引きこもりだからではない。その節は否定出来ないが。
今回ばかりは部屋に用事があるからだ。
今ハマりにハマっているゲーム、
「Hard to live(ハード トゥ ライブ)」
の続きを一刻も早くプレイするためだ。
このゲームは、1人の人間の人生をプレイするシュミレーションゲームだ。
小学生から始まり、プレイを続ければ主人公が老衰するまでプレイできるらしい。
まぁ話題にはなっていないが、僕はこのゲームは素晴らしいゲームだと思う。
だってさ、好きな知識を習得できて、やりたい趣味を練習できて、話したいキャラと自由に話せて、好きなキャラと恋すらできる。
こういうゲームを待っていたんだ。
僕のキャラクターはいま小学6年生。
やれる事が少ないけれど、一つ一つが新鮮で、1日がいつまでも続くんじゃないかってくらい長くて、自然が、世界が自分に優しく語りかけてくれているような気がした。
没頭しているうちに、僕のキャラクターはもう中学2年生まで成長していた。
半年前から付き合ってる彼女もいる。
まぁ、2時間前に別れたんだけど。
孤独は辛い。
ゲームの中とはいえ、何となくほかの作業が捗らず、もたもたしてる間に3年生になってしまった。
よし、この日はもう寝て、次の日から趣味のギターの練習を再開しよう。
もう彼女が部屋に来て、練習が妨げられることも無いしな。
…っと。ご飯の時間か。
今からって時に。
仕方ないか。続きは後だ。
――――――――――――――
→ 『寝る』
『寝ない』
――――――――――――――
すぐさま戻ってきてゲームを再開した。
なんて素晴らしいゲームなんだ。
僕は飽きることなく何日も何日もプレイし続けた。
色々なことを学んで
色々なことを経験して
なんてことない日常を送って
なんてことない恋をして
なんてことない人生はこれほど楽しいのか。
大人は分かってない。
なんてことない人生を送ることがどれだけ難しいことなのかを。
幸せに生きることの難しさを何も分かっていない。
この世界には平凡の価値が分からないクズしかいないんだ。
この世は狂っている。
そう思うんだ。
なんでこんな世界で生きているんだろう。
なんで必死にもがいて生きているんだろう。
なんで人々は幸せそうに生きているのだろう。
なんで自分は幸せになれないのだろう。
「真実は小説より奇なり。」
嘘つくなよ。
真実はいつだって空っぽだ。
――――――――――――――
『生きる』
→ 『死ぬ』
――――――――――――――
幸いにも、激しい音色を奏でながら電車がやってきた。
月並みな表現だがそうは思わないか?
理解不能な考え方やルール。
そして理不尽な出来事。
何がこの世をこの世たらしめているのか、1度でも考えたことがある?
それは未練。
それは過去。
それは畏怖。
それは嫉妬。
まぁ僕は考えたこと無いんだけど。
理解できないものを理解するほど僕は暇じゃない。
未練だとか過去だとかは昔どこかで読んだ本の言い分だ。僕の言い分ではない。
この世の不条理が4項目で語れるわけがないだろう、馬鹿か。
僕は13年の歳月しかこの世を味わっていないが、それらに当てはまらない考えがたくさんあることくらい一瞬で分かる。
例えば、「無理が通れば道理が引っ込む」なんてまさにそうだろう。
これは言わば、自尊。
いや、傲慢と言った方が分かりやすいか。
世の中にはこの手のワケワカ構文が多すぎる。
なんだ、「赤信号みんなで渡れば怖くない」って。
頭おかしいんじゃないのか。
この手のワケワカ構文は心底嫌いだ。
あぁ、またワケワカ構文がデカデカと広告になってる。
嫌気がさす。
「真実は小説より奇なり。―バイロン(1819)」
幸いにも、激しい音色を奏でながらやってきた電車が、僕の視線を遮ってくれた。
僕は帰宅して早々に部屋に閉じこもった。
引きこもりだからではない。その節は否定出来ないが。
今回ばかりは部屋に用事があるからだ。
今ハマりにハマっているゲーム、
「Hard to live(ハード トゥ ライブ)」
の続きを一刻も早くプレイするためだ。
このゲームは、1人の人間の人生をプレイするシュミレーションゲームだ。
小学生から始まり、プレイを続ければ主人公が老衰するまでプレイできるらしい。
まぁ話題にはなっていないが、僕はこのゲームは素晴らしいゲームだと思う。
だってさ、好きな知識を習得できて、やりたい趣味を練習できて、話したいキャラと自由に話せて、好きなキャラと恋すらできる。
こういうゲームを待っていたんだ。
僕のキャラクターはいま小学6年生。
やれる事が少ないけれど、一つ一つが新鮮で、1日がいつまでも続くんじゃないかってくらい長くて、自然が、世界が自分に優しく語りかけてくれているような気がした。
没頭しているうちに、僕のキャラクターはもう中学2年生まで成長していた。
半年前から付き合ってる彼女もいる。
まぁ、2時間前に別れたんだけど。
孤独は辛い。
ゲームの中とはいえ、何となくほかの作業が捗らず、もたもたしてる間に3年生になってしまった。
よし、この日はもう寝て、次の日から趣味のギターの練習を再開しよう。
もう彼女が部屋に来て、練習が妨げられることも無いしな。
…っと。ご飯の時間か。
今からって時に。
仕方ないか。続きは後だ。
――――――――――――――
→ 『寝る』
『寝ない』
――――――――――――――
すぐさま戻ってきてゲームを再開した。
なんて素晴らしいゲームなんだ。
僕は飽きることなく何日も何日もプレイし続けた。
色々なことを学んで
色々なことを経験して
なんてことない日常を送って
なんてことない恋をして
なんてことない人生はこれほど楽しいのか。
大人は分かってない。
なんてことない人生を送ることがどれだけ難しいことなのかを。
幸せに生きることの難しさを何も分かっていない。
この世界には平凡の価値が分からないクズしかいないんだ。
この世は狂っている。
そう思うんだ。
なんでこんな世界で生きているんだろう。
なんで必死にもがいて生きているんだろう。
なんで人々は幸せそうに生きているのだろう。
なんで自分は幸せになれないのだろう。
「真実は小説より奇なり。」
嘘つくなよ。
真実はいつだって空っぽだ。
――――――――――――――
『生きる』
→ 『死ぬ』
――――――――――――――
幸いにも、激しい音色を奏でながら電車がやってきた。
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