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第一章・光の精霊の国
31話・スリスリ
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一人は金髪の青色の目の子、一人は金髪の赤色の目の子。
どちらも、顔はよくにている。っというか、ライトに似てる?!
ポッと、昨日の事を思い出して顔が赤くなった。頭から追い出すために見えない考えをパタパタと手で払った。
「あなたたちは誰?」
「あれ、知ってるよね?」「知ってるよね?」
「……ライト?」
「「そうだよー」」
うれしそうに二人がキラキラと輝く。
「僕はライト」
「僕もライト」
「僕達みんなライトだよ」
あっ…、それで僕達の名前を呼んでってことなのね。
「そう!」
それにしても、大きなライトは美形さんだったけど、ミニサイズになると……かわいい!!
すごいかわいいんですけど!! 目もくりっとしてるし! 頭身が低いし! 小さいし! ぷにっとしてそうだし!
「リサにほめられたー!」
はっ、この子達。思ってることまでバレてる!?
「「バレてる!」」
「変なこと考えられないねー」
あははと汗をかきながら、私は小さなお客様達とお喋りを続けた。
「今日は、ライト、大きなライトは?」
「アイツはカナのとこだよ」
「カナからあまり離れられないからね」
「だから僕達が、リサのところに行ったの」
ん? どういうこと?
「アイツがリサが気になるからって」
「おかげでリサの力もらえた! 美味しかった!!」
さっきの魔法を使ったときのことかな?
「あなた達が手伝ってくれたのね! ありがとう」
「「はーい。いつでも呼んで!」」
コンコン、ノックの音がする。
「はい!」
「リサちゃん、ミュカ達の行き先を見に行こうか」
そうだ! どうなったのか、ちゃんと確かめなきゃ。
「リサ行っちゃう?」
「じゃあ、またね」
二人はきた時のようにただの光に戻ってフッと消えてしまった。
急に消えてしまうところはライトもミニライトも同じようだった。私は、カタリと立ち上がり扉へと、足を進めた。
ーーー
「ねえ、何ここ?」
大きな屋敷がお城の敷地内にあります。
「ここはボクの使用人さん達が使ってる屋敷だよ」
えっと、そうじゃなくてですね、
「猫だらけ……」
そう、猫、猫、猫。ここから見ただけでも十匹は居る。
にゃーん、にゃーんと足元にスリスリ寄ってくる子や、屋根でくぁぁーとあくびしながら日向ぼっこしてる子、植木をガリガリ爪研ぎしてる子、しっぽをパタパタさせて遊んでいる子。
そう、ここは猫パラダイス……。
「これでも、だいぶ貰われたりして減ってるんだけどね」
「もっといたんだ……」
そこに、先ほど連れて行かれたミュカとキーヒがお風呂にいれてもらってさっぱりとした格好で立っていた。
どちらも、顔はよくにている。っというか、ライトに似てる?!
ポッと、昨日の事を思い出して顔が赤くなった。頭から追い出すために見えない考えをパタパタと手で払った。
「あなたたちは誰?」
「あれ、知ってるよね?」「知ってるよね?」
「……ライト?」
「「そうだよー」」
うれしそうに二人がキラキラと輝く。
「僕はライト」
「僕もライト」
「僕達みんなライトだよ」
あっ…、それで僕達の名前を呼んでってことなのね。
「そう!」
それにしても、大きなライトは美形さんだったけど、ミニサイズになると……かわいい!!
すごいかわいいんですけど!! 目もくりっとしてるし! 頭身が低いし! 小さいし! ぷにっとしてそうだし!
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はっ、この子達。思ってることまでバレてる!?
「「バレてる!」」
「変なこと考えられないねー」
あははと汗をかきながら、私は小さなお客様達とお喋りを続けた。
「今日は、ライト、大きなライトは?」
「アイツはカナのとこだよ」
「カナからあまり離れられないからね」
「だから僕達が、リサのところに行ったの」
ん? どういうこと?
「アイツがリサが気になるからって」
「おかげでリサの力もらえた! 美味しかった!!」
さっきの魔法を使ったときのことかな?
「あなた達が手伝ってくれたのね! ありがとう」
「「はーい。いつでも呼んで!」」
コンコン、ノックの音がする。
「はい!」
「リサちゃん、ミュカ達の行き先を見に行こうか」
そうだ! どうなったのか、ちゃんと確かめなきゃ。
「リサ行っちゃう?」
「じゃあ、またね」
二人はきた時のようにただの光に戻ってフッと消えてしまった。
急に消えてしまうところはライトもミニライトも同じようだった。私は、カタリと立ち上がり扉へと、足を進めた。
ーーー
「ねえ、何ここ?」
大きな屋敷がお城の敷地内にあります。
「ここはボクの使用人さん達が使ってる屋敷だよ」
えっと、そうじゃなくてですね、
「猫だらけ……」
そう、猫、猫、猫。ここから見ただけでも十匹は居る。
にゃーん、にゃーんと足元にスリスリ寄ってくる子や、屋根でくぁぁーとあくびしながら日向ぼっこしてる子、植木をガリガリ爪研ぎしてる子、しっぽをパタパタさせて遊んでいる子。
そう、ここは猫パラダイス……。
「これでも、だいぶ貰われたりして減ってるんだけどね」
「もっといたんだ……」
そこに、先ほど連れて行かれたミュカとキーヒがお風呂にいれてもらってさっぱりとした格好で立っていた。
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