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第1話
しおりを挟む「お前との婚約は破棄だ!破棄!」
バーク家のバラ園にて。
政略結婚の為に婚約させられたヘンリー・バーク様に、今まさに婚約破棄を申し付けられてしまいました。
「それは突然・・・。理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「理由だと!?お前また俺に断りもなく領地経営の指示を出しただろう!この出しゃばり女め!」
「指示を出したなどとんでもない。臣下の方に相談を受けたので少し意見を申し上げただけで・・・」
「うるさい!それだけではないぞ!商工会にも意見しているそうじゃないか!なんという分をわきまえない女なんだ!それにお前のそのどんな時でも澄ました顔も嫌なのだ!まったく可愛げのない女だ!」
ヘンリー様はさらに捲し立てます。
「俺は他の女と結婚する!お前とは違って愛想の良いかわいい女だ!お前はもうお払い箱だ!今すぐ田舎に帰るがいい!」
そう言われてしまえばバーク家よりも爵位の低い家の出の私は反論できる訳もする気もなく。
言われた通りにそそくさと実家へと帰ったのでありました。
申し遅れました。
私、結婚適齢期上限ギリギリの年齢のローラ・ソーンダースと申します。
この度、家の為にヘンリー・バーク様と婚約しておりましたが、ただいまご覧になった通り婚約破棄されてしまいました。
バーグ家は公爵家なので縁談としましてはとても良いお話だったのですが、いかんせんご本人に難ありでしたので向こうから婚約を破棄していただいて、正直ほっとしております。
ですが実家に帰ればまたすぐに良縁を探さないといけませんので忙しくなりますわ。
かれこれもう何名もの殿方と婚約まではいったのですが、ことごとく婚約を破棄されているのです。
結婚適齢期の上限間近の令嬢というものは婚活が厳しくていけませんわね。
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