私との婚約を破棄した殿方がことごとく不幸になるのですが・・・。

あさみ

文字の大きさ
1 / 2

第1話

しおりを挟む

「お前との婚約は破棄だ!破棄!」

バーク家のバラ園にて。

政略結婚の為に婚約させられたヘンリー・バーク様に、今まさに婚約破棄を申し付けられてしまいました。

「それは突然・・・。理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「理由だと!?お前また俺に断りもなく領地経営の指示を出しただろう!この出しゃばり女め!」
「指示を出したなどとんでもない。臣下の方に相談を受けたので少し意見を申し上げただけで・・・」
「うるさい!それだけではないぞ!商工会にも意見しているそうじゃないか!なんという分をわきまえない女なんだ!それにお前のそのどんな時でも澄ました顔も嫌なのだ!まったく可愛げのない女だ!」

ヘンリー様はさらに捲し立てます。

「俺は他の女と結婚する!お前とは違って愛想の良いかわいい女だ!お前はもうお払い箱だ!今すぐ田舎に帰るがいい!」

そう言われてしまえばバーク家よりも爵位の低い家の出の私は反論できる訳もする気もなく。

言われた通りにそそくさと実家へと帰ったのでありました。





申し遅れました。
私、結婚適齢期上限ギリギリの年齢のローラ・ソーンダースと申します。
この度、家の為にヘンリー・バーク様と婚約しておりましたが、ただいまご覧になった通り婚約破棄されてしまいました。

バーグ家は公爵家なので縁談としましてはとても良いお話だったのですが、いかんせんご本人に難ありでしたので向こうから婚約を破棄していただいて、正直ほっとしております。

ですが実家に帰ればまたすぐに良縁を探さないといけませんので忙しくなりますわ。

かれこれもう何名もの殿方と婚約まではいったのですが、ことごとく婚約を破棄されているのです。
結婚適齢期の上限間近の令嬢というものは婚活が厳しくていけませんわね。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢の去った後、残された物は

たぬまる
恋愛
公爵令嬢シルビアが誕生パーティーで断罪され追放される。 シルビアは喜び去って行き 残された者達に不幸が降り注ぐ 気分転換に短編を書いてみました。

婚約破棄ですか?あなたは誰に向かって口をきいているのですか!?

ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私、マリアンヌ・バークレーは王宮の誕生日パーティーでいきなり婚約破棄を言い渡された。は!?婚約破棄ですか?あなたは誰ですの?誰にモノを言っているのですか?頭大丈夫ですか?

平手打ちされたので、婚約破棄宣言に拳でお答えしました

Megumi
恋愛
婚約破棄を告げられ、婚約者に平手打ちされた——その瞬間。 伯爵令嬢イヴの拳が炸裂した。 理不尽に耐える淑女の時代は、もう終わり。 これは“我慢しない令嬢”が、これまでの常識を覆す話。

【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!

貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。

実家を没落させられ恋人も奪われたので呪っていたのですが、記憶喪失になって呪わなくなった途端、相手が自滅していきました

麻宮デコ@SS短編
恋愛
「どうぞ、あの人たちに罰を与えてください。この身はどうなっても構いません」 ラルド侯爵家のドリィに自分の婚約者フィンセントを奪われ、実家すらも没落においやられてしまった伯爵家令嬢のシャナ。 毎日のように呪っていたところ、ラルド家の馬車が起こした事故に巻き込まれて記憶を失ってしまった。 しかし恨んでいる事実を忘れてしまったため、抵抗なく相手の懐に入りこむことができてしまい、そして別に恨みを晴らそうと思っているわけでもないのに、なぜか呪っていた相手たちは勝手に自滅していってしまうことになっていった。 全6話

婚約者を奪っていった彼女は私が羨ましいそうです。こちらはあなたのことなど記憶の片隅にもございませんが。

松ノ木るな
恋愛
 ハルネス侯爵家令嬢シルヴィアは、将来を嘱望された魔道の研究員。  不運なことに、親に決められた婚約者は無類の女好きであった。  研究で忙しい彼女は、女遊びもほどほどであれば目をつむるつもりであったが……  挙式一月前というのに、婚約者が口の軽い彼女を作ってしまった。 「これは三人で、あくまで平和的に、話し合いですね。修羅場は私が制してみせます」   ※7千字の短いお話です。

【完結】夫が私を捨てて愛人と一緒になりたいと思っているかもしれませんがそうはいきません。

マミナ
恋愛
ジョゼルは私と離婚を済ませた後、父様を説得し、働いている者達を追い出してカレンと一緒に暮らしていたが…。 「なんでこんな事になったんだ…。」 「嘘よなんでなの…。」 暮らした二人は上手くいかない事ばかりが続く。 新しい使用人が全く入って来ず、父様から急に伯爵の地位を親族の1人であるブレイルに明け渡すと告げて来たり貴族としての人脈作りは上手くいかず、付き合いのあった友人も離れていった。 生活は苦しくなり、父様に泣きついたが、頑なに援助はしないと突っぱねられたので何故そうするのかジョゼルは父様に訪ねると…。

まさか、今更婚約破棄……ですか?

灯倉日鈴(合歓鈴)
恋愛
チャールストン伯爵家はエンバー伯爵家との家業の繋がりから、お互いの子供を結婚させる約束をしていた。 エンバー家の長男ロバートは、許嫁であるチャールストン家の長女オリビアのことがとにかく気に入らなかった。 なので、卒業パーティーの夜、他の女性と一緒にいるところを見せつけ、派手に恥を掻かせて婚約破棄しようと画策したが……!? 色々こじらせた男の結末。 数話で終わる予定です。 ※タイトル変更しました。

処理中です...