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DAY 23.
神聖かつアレな場所 3
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「あ゛?」
あかりのナカに入ろうという、
このタイミングでのお預けに・・
俺は、ブチ切れ寸前で思い止まる。
ベッドの脇に置いた携帯水槽に
被せた布を引っぺがすと、
水槽の中のトニが落ち着きなく
水槽の中を泳ぎまわってる。
『通信の腕輪の通話に出てください!
一也さんからの通話です』
「あと、20分・・いや、10分でイイから・・」
ベッドの上では虚ろな目のまま、
あかりが
ムンムンに色気をまき散らしながら
息を荒くして、
身体をひくひくさせながら、横たわってる。
『・・道哉さん!道哉さん!!
しっかりしてください・・』
「・・・ンーーー・・」
まるで夢を見ているような気分のまま、
あかりにのしかかる。
そのまま、キスをして口の中に
舌を差し込むと
あかりの舌が当たり前みたいに
俺の舌に絡みついた。
・・・ピチャ・・・
そのまま、張り詰め過ぎて、
短パンを突き破りそうに
なってるムスコを外に出そうとした・・
その時だった。
・・・ご愛嬌みたいなレベルで
この空間のプライバシーを守っていた
カーテンを誰かがスッと開けた。
入ってきたのは・・女だった。
日本人の女としては
そんなに高身長だけど、
こっちの世界の基準で考えれば小柄だろう。
女は俺を見下ろした。
「我慢するなんて、無理よねぇ・・・?」
「は?!」
「・・ごめんなさいね。
若い子のお楽しみの時間を邪魔するのは
趣味じゃないんだけど・・・」
入ってきた女は軽い調子でそう言って、
部屋の奥に置いてあった
ランプを取って、
後ろに居た小さな人影に話しかける。
ついでに俺の腕でコール音を
鳴らし続ける通信の腕輪の着信を切った。
「頼める?」
「分かりました。"ワカコ"様・・」
小さな人影は女に頷くと、
俺の前に立って俺の顔の前に
さっきまでこの部屋にあった
ランプをかざした。
(こども・・)
熱に浮かされたぼんやりした頭で
現状を認識しようとする。
「お楽しみ頂けましたか?
女神様の神殿で肉欲を貪る時間は、
このランプが3回揺らめくと終わります。
さぁ、見つめてください。」
ランプの炎がゆらっと揺れる。
無意識なのか意識的なのか・・
俺は数を数える。
(1・・・2・・3・・・)
気のせいか、夢から覚めるみたいに・・
「??」
「ご気分はいかがですか?」
その"こども"は大人みたいな
口調で俺に聞く。
「・・・いや、そんな変わらないケド・・」
しばらく黙って俺を見てたけど、
わざとらしく、ため息を付いて
あかりの方に向かってランプを持ち上げた。
「・・・えーっと?どういうことだ?」
『申し訳ないです。道哉さん!!』
トニがそう言った時だった。
あかりがばっと起き上がって身体を隠した。
「もう大丈夫よ?・・・
はい、男性陣・・あっち向いて~~」
大人の方の女が慣れた様に俺とトニに言った。
「何が大丈夫なんだよ?!・・てか、
アンタ達、誰?」
訳がわからない俺達の背中で
しゅるしゅると布が擦れる音がする。
「細かい話は後でいいかしら?・・
はい、終わり。こっち向いてイイわよ。」
女はそう言ったから振り返ると、
女はすっかり身支度を整えてしまった
あかりの背中をポンと叩いた。
振り返った俺の顔を見て・・
視線を俺の股間にもっていった。
1番イイとこでお預け食らった
俺の股間は張り詰めたままだ。
「あらあら・・本当にごめんなさいね?」
女はそう言うとトニの水槽を
俺の肩に掛けさせた。
「それで前隠してね・・」
「「・・・」」
複雑な気分でムラムラ・・・
もといイライラしている俺を指さして
"こども"が言った。
「この人、かかってない。」
女は『あらあら』と言ったものの、
特に気にした様子もなく・・
「細かい事情は外で、
あなた達のお魚さんに聞くとイイわ。
あなた達は、肩を組んで仲良く
何事もなかった顔をして
ココから出るの。
私たちの事は神殿の中では
絶対に口にしちゃダメよ?
ココを出る時は、
お魚さんの指示に従ってね?」
そう言って、俺たちを部屋から出した。
女が入ってきてから、
部屋の外に出るまで僅か2分。
あかりの顔を確認すると、
あかりは真っ赤な顔のまま俯いた。
『道哉さん、あかりさん・・すみません。
今はここを出る事に集中してください。
肩を組んで仲良く・・
何事もなかった顔をして・・ですよ?』
頭に響くトニの念話の声が
緊張して聞こえた。
◇◇◇
何の問題もなく・・(?)外に出た俺たちは、
この世界のタクシー・・
へーニーに乗り込んだ。
自動運転で運転手もいない
へーニーの中は個室だ。
そんな個室の中で、
トニに・・話しかける事なく、
俺はあかりを押し倒してキスをした。
「・・・マジであり得ねぇ・・」
「み・・みちやくん・・・
顔・・怖いです」
しばらく、キスを繰り返した後ぼやくと、
あかりが顔を引き攣らせた。
まだ、あかりの体温が高い。
「・・・寸止めヒドイ・・」
割と本気の涙目で縋り付くと、
あかりが俺の頭をサラサラと撫でた。
「あかりは・・シたくない?」
いじける俺の頭を撫でながら、
あかりは耳まで赤くして目を泳がせた後、
俺の耳元に震えるような声で囁いた。
「わ・・私も・・すごく・・シたいです。
こ・・今夜は・・いっぱい・・
シてください。」
「うん。」
「こ・・今夜です!!今夜・・」
あかりの服を脱がしにかかる俺に
あかりがじたばたと抵抗する。
『道哉さん・・』
トニの水槽から情けない声が頭に響いた。
「何だよ!!」
イライラと返事をすると
俺にトニが冷静に言った。
『一也さんに連絡を入れないと・・』
・・・
あかりに視線を戻すと、
あかりがコクコクと頷く。
思わず項垂れると、
あかりがまた俺の頭を撫でた。
『折り返し通話の発信方法は分かりますか?』
トニの指示に従って、
折り返し通話を入れると
2コール目が終わる前に青木が出た。
「大橋・・遅いって・・」
呆れた様な青木の声がする。
この通信の腕輪・・
何とびっくり、基本的にスピーカー通話だ。
専用のマイク付きイアホン・・みたいな
オプション品を買わなければ、
青木の声はあかりにもトニにも丸聞こえだ。
そんな訳で、
この通話はスピーカー通話だ。
「なんだよ・・・」
どうにも普段の声が出なくて
低い苛立った声で応じると・・
「田口・・近くにいるだろ?
そのバカを甘やかしたらダメだから・・」
青木は俺よりよっぽど不機嫌なのか・・
俺でなく、あかりに話す事にしたらしい。
「は・・・はい。」
あかりは慌てて、
俺の頭を撫でてた手を引っ込めた。
俺が舌打ちする。
舌打ちの音は、
青木の耳にも入ったはずだけど、
スルーされた。
「田口、いい?
近いうちにエロースの時間が取って
エロースと話し合う。
それまで、単独行動はしないで?
必ず、魚と大橋と3人で行動して?」
「な・・何を話し合うんですか?」
「アフロディーテの神殿の
内輪揉めのとばっちり対応についてだよ。」
あかりのナカに入ろうという、
このタイミングでのお預けに・・
俺は、ブチ切れ寸前で思い止まる。
ベッドの脇に置いた携帯水槽に
被せた布を引っぺがすと、
水槽の中のトニが落ち着きなく
水槽の中を泳ぎまわってる。
『通信の腕輪の通話に出てください!
一也さんからの通話です』
「あと、20分・・いや、10分でイイから・・」
ベッドの上では虚ろな目のまま、
あかりが
ムンムンに色気をまき散らしながら
息を荒くして、
身体をひくひくさせながら、横たわってる。
『・・道哉さん!道哉さん!!
しっかりしてください・・』
「・・・ンーーー・・」
まるで夢を見ているような気分のまま、
あかりにのしかかる。
そのまま、キスをして口の中に
舌を差し込むと
あかりの舌が当たり前みたいに
俺の舌に絡みついた。
・・・ピチャ・・・
そのまま、張り詰め過ぎて、
短パンを突き破りそうに
なってるムスコを外に出そうとした・・
その時だった。
・・・ご愛嬌みたいなレベルで
この空間のプライバシーを守っていた
カーテンを誰かがスッと開けた。
入ってきたのは・・女だった。
日本人の女としては
そんなに高身長だけど、
こっちの世界の基準で考えれば小柄だろう。
女は俺を見下ろした。
「我慢するなんて、無理よねぇ・・・?」
「は?!」
「・・ごめんなさいね。
若い子のお楽しみの時間を邪魔するのは
趣味じゃないんだけど・・・」
入ってきた女は軽い調子でそう言って、
部屋の奥に置いてあった
ランプを取って、
後ろに居た小さな人影に話しかける。
ついでに俺の腕でコール音を
鳴らし続ける通信の腕輪の着信を切った。
「頼める?」
「分かりました。"ワカコ"様・・」
小さな人影は女に頷くと、
俺の前に立って俺の顔の前に
さっきまでこの部屋にあった
ランプをかざした。
(こども・・)
熱に浮かされたぼんやりした頭で
現状を認識しようとする。
「お楽しみ頂けましたか?
女神様の神殿で肉欲を貪る時間は、
このランプが3回揺らめくと終わります。
さぁ、見つめてください。」
ランプの炎がゆらっと揺れる。
無意識なのか意識的なのか・・
俺は数を数える。
(1・・・2・・3・・・)
気のせいか、夢から覚めるみたいに・・
「??」
「ご気分はいかがですか?」
その"こども"は大人みたいな
口調で俺に聞く。
「・・・いや、そんな変わらないケド・・」
しばらく黙って俺を見てたけど、
わざとらしく、ため息を付いて
あかりの方に向かってランプを持ち上げた。
「・・・えーっと?どういうことだ?」
『申し訳ないです。道哉さん!!』
トニがそう言った時だった。
あかりがばっと起き上がって身体を隠した。
「もう大丈夫よ?・・・
はい、男性陣・・あっち向いて~~」
大人の方の女が慣れた様に俺とトニに言った。
「何が大丈夫なんだよ?!・・てか、
アンタ達、誰?」
訳がわからない俺達の背中で
しゅるしゅると布が擦れる音がする。
「細かい話は後でいいかしら?・・
はい、終わり。こっち向いてイイわよ。」
女はそう言ったから振り返ると、
女はすっかり身支度を整えてしまった
あかりの背中をポンと叩いた。
振り返った俺の顔を見て・・
視線を俺の股間にもっていった。
1番イイとこでお預け食らった
俺の股間は張り詰めたままだ。
「あらあら・・本当にごめんなさいね?」
女はそう言うとトニの水槽を
俺の肩に掛けさせた。
「それで前隠してね・・」
「「・・・」」
複雑な気分でムラムラ・・・
もといイライラしている俺を指さして
"こども"が言った。
「この人、かかってない。」
女は『あらあら』と言ったものの、
特に気にした様子もなく・・
「細かい事情は外で、
あなた達のお魚さんに聞くとイイわ。
あなた達は、肩を組んで仲良く
何事もなかった顔をして
ココから出るの。
私たちの事は神殿の中では
絶対に口にしちゃダメよ?
ココを出る時は、
お魚さんの指示に従ってね?」
そう言って、俺たちを部屋から出した。
女が入ってきてから、
部屋の外に出るまで僅か2分。
あかりの顔を確認すると、
あかりは真っ赤な顔のまま俯いた。
『道哉さん、あかりさん・・すみません。
今はここを出る事に集中してください。
肩を組んで仲良く・・
何事もなかった顔をして・・ですよ?』
頭に響くトニの念話の声が
緊張して聞こえた。
◇◇◇
何の問題もなく・・(?)外に出た俺たちは、
この世界のタクシー・・
へーニーに乗り込んだ。
自動運転で運転手もいない
へーニーの中は個室だ。
そんな個室の中で、
トニに・・話しかける事なく、
俺はあかりを押し倒してキスをした。
「・・・マジであり得ねぇ・・」
「み・・みちやくん・・・
顔・・怖いです」
しばらく、キスを繰り返した後ぼやくと、
あかりが顔を引き攣らせた。
まだ、あかりの体温が高い。
「・・・寸止めヒドイ・・」
割と本気の涙目で縋り付くと、
あかりが俺の頭をサラサラと撫でた。
「あかりは・・シたくない?」
いじける俺の頭を撫でながら、
あかりは耳まで赤くして目を泳がせた後、
俺の耳元に震えるような声で囁いた。
「わ・・私も・・すごく・・シたいです。
こ・・今夜は・・いっぱい・・
シてください。」
「うん。」
「こ・・今夜です!!今夜・・」
あかりの服を脱がしにかかる俺に
あかりがじたばたと抵抗する。
『道哉さん・・』
トニの水槽から情けない声が頭に響いた。
「何だよ!!」
イライラと返事をすると
俺にトニが冷静に言った。
『一也さんに連絡を入れないと・・』
・・・
あかりに視線を戻すと、
あかりがコクコクと頷く。
思わず項垂れると、
あかりがまた俺の頭を撫でた。
『折り返し通話の発信方法は分かりますか?』
トニの指示に従って、
折り返し通話を入れると
2コール目が終わる前に青木が出た。
「大橋・・遅いって・・」
呆れた様な青木の声がする。
この通信の腕輪・・
何とびっくり、基本的にスピーカー通話だ。
専用のマイク付きイアホン・・みたいな
オプション品を買わなければ、
青木の声はあかりにもトニにも丸聞こえだ。
そんな訳で、
この通話はスピーカー通話だ。
「なんだよ・・・」
どうにも普段の声が出なくて
低い苛立った声で応じると・・
「田口・・近くにいるだろ?
そのバカを甘やかしたらダメだから・・」
青木は俺よりよっぽど不機嫌なのか・・
俺でなく、あかりに話す事にしたらしい。
「は・・・はい。」
あかりは慌てて、
俺の頭を撫でてた手を引っ込めた。
俺が舌打ちする。
舌打ちの音は、
青木の耳にも入ったはずだけど、
スルーされた。
「田口、いい?
近いうちにエロースの時間が取って
エロースと話し合う。
それまで、単独行動はしないで?
必ず、魚と大橋と3人で行動して?」
「な・・何を話し合うんですか?」
「アフロディーテの神殿の
内輪揉めのとばっちり対応についてだよ。」
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