性観遊戯館

riyo

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-レオ&ヒイロ- 02

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2人は向かい合わせで幸せそうに
遊戯を行なっていた

精密に言えば互いが愛し合いながら
セックスを行なっていたが正しいだろう‥

時々、観察者達のイヤホンに漏れる喘ぎ声が
場を支配しながら映し出される2人の繋がる様子

初めて観察する者達は2人の様子を
幸せそうに見守りながら
はたまた、自分がされているのだと感じながら
様々な形で遊戯を楽しんでいた

「‥ほら、もっとイケるだろ?
良い声きかせろ、ヒイロ」

「はっ‥あっ、あっレオもっと
もっと欲しい…ちょうだい」

もう何度目か分からない快感と声を
皆が堪能する

2人も遊戯を楽しんでるが
観察されている事すら忘れてない

レオはヒイロに向けて
片方のマイクに向けて呟く

「‥なぁ俺、お前となら
此処を出て俺と子を作るか?
もちろん、子を作るって事はだ
‥お前は俺の物だと証明する事になるぜ?」

観察側からのコメントに流れていた台詞だが
レオが言うと妙に色っぽくてカッコよく感じる

それは直に聴いてるヒイロが感じるのだから
イヤホン越しで聴く観察者達の多くが
レオの声で悶えてイッた事だろう

「…僕でいいなら‥好き…だよ
‥愛してっレオっ
激しくしないでっ‥あっ‥イヤ‥ダメ‥」

可愛らしいセリフを読んでいる中でも
2人の遊戯は続いている

ヒイロの可愛らしい声に
レオは激しくヒイロに貪りつく

「ヒイロっ‥いやヒイっ
俺だけのヒメ‥イケっ‥」

「イク‥いっちゃ‥あっ‥うっ‥」

そうして何度目かの絶頂を終えて
2人は近くに設置されている監視型の
時計の時間を見るとベッドから離れて
最初に挨拶したカメラに向かう

「無料放送は、ここまで‥らしい
あとは会員になった人向けの有料放送だとよ」

「…まだ足りないよ‥レオ」

「もう何度ヤッてんだよ‥まぁ俺もだけどよ
初めての放送で遊戯で観てくれた人が
楽しんで貰えたんなら良かった‥と思う
有料放送はヒイロ‥いやヒイを
泣き疲れるぐらい抱き潰してやる」

「…もう
じゃ‥えっと次回の配信も楽しんでね?
貰ったプレゼントは
次回までに届くってあるし
此処にあるので買ってくれたのは
使えるって書いてるから有料放送でも
僕らの遊戯を楽しんで欲しいな」

「…玩具で‥かエロな‥‥たが悪くねぇな」

「程々でね」

「悪いが俺は手加減しねぇぜ
俺を煽ったバツだなヒイ」

そう言いヒイロをベッドに倒し込んだ

「あっ、ちょっ‥まだ無料放送の人に
お別れしてないのに‥っあっ‥レオっ」

「…大丈夫だ‥安心してイケ‥
無料放送の皆、有料放送もよろしくな」

そこで無料放送分の映像が停止した

最初の放送は反響を受け
その日の有料会員数は2桁どころか
3桁にも登る人気を誇り与えられた付与金も
プレゼントの数も遊戯館の中で
歴代トップ成績となったのであった‥


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