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第22話 どーも、野営の準備と訓練です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 ワイバーンと戦う
本文
どーも、翼竜を撃破したオッサンです。
そのあとおかわりがあって逃走、現在は翼竜ワイバーンから身を隠しじっと息を潜めて待機待機中。小声でユリさんと会話をしながら前日のオセロの続きを行う。
「ユリさん、新技良かったよ。スキル習得してたんだね。うーん、ここかな」
オセロは序盤、石を取りすぎない事が大事。俺は初心者であろうが手を抜くつもりはない。
「スキルについては、ケンさんの乱れ切りと横一文字の技を参考にして訓練をしました。一撃が軽いので手数を増やし、最後に横一文字で隙を突いて首を刎ねます。はい、ケンさんの番ですよ」
石を多く取りに来たユリさん。ぷぷぷ。自分の石が多い方が勝ちと聞くと、つい取りたくなるよね。
「ユリさんは、技に名前をつける人?」
「技に名前ですか?スキルの名前が技の名前じゃないのですか?」
「モンスター相手なら特に意識しなくてもいいけど、知能がある種族相手に発動するスキルの名前を言うと対応されるかもしれない」
オセロが中盤に差し掛かる。圧倒的にユリさんの石が多いが問題ない。これからが勝負だ。
「それは困りますね。技の名前を考えるのは苦手なので何も言わないようにします。ただ、ケンさんと連携して攻撃する時はスキル名を言っておかないと巻き込んでしまうかもしれません」
「そうだね、俺もそうするよ。翼竜ワイバーンも諦めたところだし、オセロが終わったら野営の準備をしよう?」
ユリさんの顔がだんだん険しくなっていく。なぜなら、俺が角の石を取って巻き返しているからだ。
「むー、ケンさん手を抜いているのかと思いましたが...作戦だったのですね」
「ぷぷ、この勝負、俺の勝ちだね。まだ続ける?」
オセロはまだ終わっていないが、どうあがいても俺の勝ちは揺るがない。
「いえ、降参です。箱型の小さな家を出して、ゆっくりしましょうか」
小さな家と言っても、プレハブのようなものでテントとは違って造りがしっかりとしている。
「小さな家って言っても、よくこんなのがマジックバックに入るよな。マジックバックを開発した人は偉大だね!この小さな家が周囲にさほど気にならないように草とかをかぶせておくか...」
「お任せください、精霊魔法で周囲の土や草をかけておきます。魔力解放ほど強力なものではないので魔力感知されないと思います」
おおー、魔法って凄いな。土や葉っぱが舞って小さな家に被っていく。これなら余程な事がなければ見つからないだろう。
「ユリさん、お見事です。お疲れ様、家の中でお茶でも飲んでゆっくりしてて。俺は、この家の横に天幕を設営して風呂場にするから」
「分かりました、ありがとうございます。森の中でお風呂が入れるなんて贅沢ですね。ふふふ」
家の中って言っても4畳ぐらいしかないから2人揃って寝ると狭く感じる。交代で見張りをすることになるから大丈夫だけどね。
天幕を手際よく設営し、中に大きな樽を用意。この樽は、ガンツの店に放置してあったから貰ったもの。元々、槍などの長差がある武器をしまっていたから底が抜けないように鉄板でしっかりと固定されている。
「樽は綺麗にしてあるから水を入れて加熱した石を放り込めば温かくなるかな。あとは、小さい樽と入浴セットをして。はい、簡易風呂の完成。お湯に浸かることは出来ないけど、汚れを落として髪も洗えるから充分だな」
小さい家の扉を叩いてユリさんを呼ぶ。
「ユリさん、お風呂が出来たから先にどうぞー」
「はーい、ケンさんお願いがあるのですが...髪を洗って下さらない?」
「やだ、自分で洗って。面倒くさい」
「ケンさんのケチ!じゃあ、ケンさんの服で我慢します!」
適当にあしらって、警戒及び訓練を行うためにマジックバックからハルバードを取り出す。
「今日の訓練は、ガンツの自信作ハルバードだ。先端は短剣より長い剣で左に斧のような大きい刃、右は尖った刃。これを自在に操れたら多数の敵に囲まれても対応出来るな」
戦斧と槍を合わせた長柄武器は斬る、突く、鉤爪で引っ掛ける、叩きつけるなど、使い方は多岐に渡る為すぐに使いこなす事が出来ない。
グギャ、ギャァ
「子鬼?丁度いいや、ハルバードの訓練の相手になってもらう。ユリさん!モンスターが来たけど、こっちで対処するからのんびりお風呂入っててー」
ユリさんから返事が返ってくるのを確認した後、3体の子鬼の方へ走り先頭にいた奴にハルバードを突きだす。
「うお、思ったより重い。左右対処じゃないから、重心を把握しながら振らないと...なっ!」
突き出したハルバードが1体の子鬼の額をえぐる。突き出したハルバードの握る位置を変え戦斧が付いている方に遠心力を利用して薙ぎ払う。戦斧で首を刎ね、残り最後の子鬼は慌てて逃げようとするが遅い。戦斧の反対の鉤爪で頭を貫く。
「剣より戦闘が楽かな?でも疲れるなこれ。突きと薙ぎ払いの練習を繰り返さないとダメだ」
全身を使って舞うような感じで振り回す。もっと鋭く、もっと早く...
「ケンさん?いつまでそこにいるんですか?」
「あ、ごめん。お風呂上がったのね。すぐ戻るよ」
「私がお風呂入っている間、長いこと離れていましたね。見張りが出来ていなかったので罰としてケンさんのお背中を流しますよ?」
「えぇー、見張りを忘れていたのは本当にごめんなさい。罰は別のにしてください。お願いします」
「もう、気をつけて下さいね。罰は無しでいいですから、ケンさんもお風呂どうぞ」
はいよ、雨に濡れたり汗もかいて...お風呂を作って正解だね。さっぱりするだろうな。
後書き
次回 スケルトン
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主人公 ワイバーンと戦う
本文
どーも、翼竜を撃破したオッサンです。
そのあとおかわりがあって逃走、現在は翼竜ワイバーンから身を隠しじっと息を潜めて待機待機中。小声でユリさんと会話をしながら前日のオセロの続きを行う。
「ユリさん、新技良かったよ。スキル習得してたんだね。うーん、ここかな」
オセロは序盤、石を取りすぎない事が大事。俺は初心者であろうが手を抜くつもりはない。
「スキルについては、ケンさんの乱れ切りと横一文字の技を参考にして訓練をしました。一撃が軽いので手数を増やし、最後に横一文字で隙を突いて首を刎ねます。はい、ケンさんの番ですよ」
石を多く取りに来たユリさん。ぷぷぷ。自分の石が多い方が勝ちと聞くと、つい取りたくなるよね。
「ユリさんは、技に名前をつける人?」
「技に名前ですか?スキルの名前が技の名前じゃないのですか?」
「モンスター相手なら特に意識しなくてもいいけど、知能がある種族相手に発動するスキルの名前を言うと対応されるかもしれない」
オセロが中盤に差し掛かる。圧倒的にユリさんの石が多いが問題ない。これからが勝負だ。
「それは困りますね。技の名前を考えるのは苦手なので何も言わないようにします。ただ、ケンさんと連携して攻撃する時はスキル名を言っておかないと巻き込んでしまうかもしれません」
「そうだね、俺もそうするよ。翼竜ワイバーンも諦めたところだし、オセロが終わったら野営の準備をしよう?」
ユリさんの顔がだんだん険しくなっていく。なぜなら、俺が角の石を取って巻き返しているからだ。
「むー、ケンさん手を抜いているのかと思いましたが...作戦だったのですね」
「ぷぷ、この勝負、俺の勝ちだね。まだ続ける?」
オセロはまだ終わっていないが、どうあがいても俺の勝ちは揺るがない。
「いえ、降参です。箱型の小さな家を出して、ゆっくりしましょうか」
小さな家と言っても、プレハブのようなものでテントとは違って造りがしっかりとしている。
「小さな家って言っても、よくこんなのがマジックバックに入るよな。マジックバックを開発した人は偉大だね!この小さな家が周囲にさほど気にならないように草とかをかぶせておくか...」
「お任せください、精霊魔法で周囲の土や草をかけておきます。魔力解放ほど強力なものではないので魔力感知されないと思います」
おおー、魔法って凄いな。土や葉っぱが舞って小さな家に被っていく。これなら余程な事がなければ見つからないだろう。
「ユリさん、お見事です。お疲れ様、家の中でお茶でも飲んでゆっくりしてて。俺は、この家の横に天幕を設営して風呂場にするから」
「分かりました、ありがとうございます。森の中でお風呂が入れるなんて贅沢ですね。ふふふ」
家の中って言っても4畳ぐらいしかないから2人揃って寝ると狭く感じる。交代で見張りをすることになるから大丈夫だけどね。
天幕を手際よく設営し、中に大きな樽を用意。この樽は、ガンツの店に放置してあったから貰ったもの。元々、槍などの長差がある武器をしまっていたから底が抜けないように鉄板でしっかりと固定されている。
「樽は綺麗にしてあるから水を入れて加熱した石を放り込めば温かくなるかな。あとは、小さい樽と入浴セットをして。はい、簡易風呂の完成。お湯に浸かることは出来ないけど、汚れを落として髪も洗えるから充分だな」
小さい家の扉を叩いてユリさんを呼ぶ。
「ユリさん、お風呂が出来たから先にどうぞー」
「はーい、ケンさんお願いがあるのですが...髪を洗って下さらない?」
「やだ、自分で洗って。面倒くさい」
「ケンさんのケチ!じゃあ、ケンさんの服で我慢します!」
適当にあしらって、警戒及び訓練を行うためにマジックバックからハルバードを取り出す。
「今日の訓練は、ガンツの自信作ハルバードだ。先端は短剣より長い剣で左に斧のような大きい刃、右は尖った刃。これを自在に操れたら多数の敵に囲まれても対応出来るな」
戦斧と槍を合わせた長柄武器は斬る、突く、鉤爪で引っ掛ける、叩きつけるなど、使い方は多岐に渡る為すぐに使いこなす事が出来ない。
グギャ、ギャァ
「子鬼?丁度いいや、ハルバードの訓練の相手になってもらう。ユリさん!モンスターが来たけど、こっちで対処するからのんびりお風呂入っててー」
ユリさんから返事が返ってくるのを確認した後、3体の子鬼の方へ走り先頭にいた奴にハルバードを突きだす。
「うお、思ったより重い。左右対処じゃないから、重心を把握しながら振らないと...なっ!」
突き出したハルバードが1体の子鬼の額をえぐる。突き出したハルバードの握る位置を変え戦斧が付いている方に遠心力を利用して薙ぎ払う。戦斧で首を刎ね、残り最後の子鬼は慌てて逃げようとするが遅い。戦斧の反対の鉤爪で頭を貫く。
「剣より戦闘が楽かな?でも疲れるなこれ。突きと薙ぎ払いの練習を繰り返さないとダメだ」
全身を使って舞うような感じで振り回す。もっと鋭く、もっと早く...
「ケンさん?いつまでそこにいるんですか?」
「あ、ごめん。お風呂上がったのね。すぐ戻るよ」
「私がお風呂入っている間、長いこと離れていましたね。見張りが出来ていなかったので罰としてケンさんのお背中を流しますよ?」
「えぇー、見張りを忘れていたのは本当にごめんなさい。罰は別のにしてください。お願いします」
「もう、気をつけて下さいね。罰は無しでいいですから、ケンさんもお風呂どうぞ」
はいよ、雨に濡れたり汗もかいて...お風呂を作って正解だね。さっぱりするだろうな。
後書き
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