どーも、反逆のオッサンです

わか

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シーワーズ帝国復讐編

第51話 どーも、束の間の休息です

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前書き

前回のあらすじ

主人公 ビンタされる


本文


どーも、ビンタされたオッサンです。
ユリさんの抱擁を解いて、俺はウェストの戦いの後の話を聞き出す。姫さまたちが乱入して、それを利用してユリさんとポイントBまで移動した後に意識がなくなったらしい。姫さまたちが乱入?その辺りから記憶がほとんどない。たぶん思考は止めてなかったはず。まあ、この通り生きて帰れたから良しとしますか。

「まさか、姫さまたちが生きて乱入してくるとは。タイミングを見計らっていたのか?」

「それは、分かりません。ただ、ケンさんと騎士との戦いは壮絶で、その周囲に近づけなかったことを考えるとタイミングを見計らっていたのではないと思います。私ですら、あの領域に足を踏み入れたら死んでしまうのではないかと思ったほどです」

「そうなんだ。ということは、まだ戦闘は続いているかもしれないね」

「はい。盾で守りを固めていた兵士のほとんどは死亡し、弓兵は私が皆殺しにしました。魔法師団と騎士たちはケンさんとウェストとの戦い後王城まで撤退しました」

「次の戦闘で騎士団団長が出てくるなら用心しないとな。帝国最強騎士だし、ウェスト以上の強さなら勝てるかどうか分からない。まさか、あれほどの剣士がいるとは思わなかった。隊長クラスが皆んなウェストと同格なら厳しい戦いになりそう」

「魔法師団に隊長がいましたけど、弱かったですよ?近接戦闘が全く出来ていませんでしたので瞬殺です」

「ウェストが例外なのか?こればっかりは、現場を見ないといけないな」

「そうですね。軽食を食べて、また戦場に出ましょう」

「はぁー、常時戦闘な気がする。ユリさん、たまにはゆっくりしない?」

「この戦争が終わったらですね!」

「だよねー。ここまでしておいて止めることは出来ないな。それじゃー、ペペロンチーノを作るから、ユリさんは洗濯物お願い」

俺たちは分担作業してご飯の支度に洗濯物を行う。ご飯作る時が一番平和かもしれない...いやいや、そんなはずはない。この世界の食材の味覚が、前の世界に似ているから良かったものの、そうじゃなかったらホームシックになっていたよ。絶対に。

「ケンさん、ペペロンチーノってなんですか?」

「少し辛いパスタかな。基本的な味付けは、香辛料に塩と胡椒、あとはベーコンとキノコかな」

「良い匂いがします!えへへへ、美味しそうです!」

我ながら上手に出来たと思う。軽食には少し重たいかもしれないけど、香辛料が鼻を刺激して食欲を誘う。お皿に盛り付けて...はい完成!

「お待たせー。どうぞ召し上がれ」

「…。ケンさん…」

「な、なに?不味かった!?」

「私の好物にペペロンチーノのが追加されました。おめでとうございます」

「お、おう。ありがとう」

「前から思っていたのですが、ケンさんはなんで料理がお上手なのですか?」

「え?前の世界では、ほとんど料理した事ないよ?この世界に転移してから自炊しなきゃと思ってレシピ通りに作っているだけ」

「ええええ!こんな美味しい料理を作れるのに、前の世界では作っていなかったんですか?」

「ああ、コンビニっていうお店があって、そこで弁当買ったり簡易的な料理を食べたり...」

前の世界の食事事情を話すこと30分。

「魔法のような発明をする世界ですね。パスタを温めるだけで、この料理に匹敵するものが出来上がるとか...正直想像が出来ません。この世界を食文化によって平和に出来るかもしれない」

「それは言い過ぎだよ。でも、生きている限り食事は必要だ。こうやってご飯が食べられるだけで幸せなのかも。それにさ、前は一人で食べていたのが、今はユリさんと一緒に食事出来て更に美味しく感じるよ」

「うっ。その笑顔を守りたい!」

「どこからその言葉を覚えたの?普通、それ、男が言うセリフだからね」

「なら、ケンさんは私の笑顔を守ってください」

「はいはい、俺が生きている限り大丈夫だと思いたいですね。本当に、この世界は残酷すぎるよ」

「しんみりするのは辞めましょう。今、生きているのですから前を向いて行動あるのみです!」

「その通りだ。悩んでいても仕方ない。さて、腹も膨れたし支度して王城にいるだろう聖剣保持者のアレスを引っ張り出して、ざまぁしてやるか」

「はい!ざまぁって言いたいです」

笑い合う2人は、ご飯を食べ終わり食器を片付け支度を整える。

たぶん、今日2度目の地上での戦闘になるだろう。騎士団団長アレス…お前の首は、俺が刎ねてやる。アンデットの群れをけしかけた罪は重いぞ。



後書き

次回 交渉
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