51 / 145
シーワーズ帝国復讐編
第51話 どーも、束の間の休息です
しおりを挟む
前書き
前回のあらすじ
主人公 ビンタされる
本文
どーも、ビンタされたオッサンです。
ユリさんの抱擁を解いて、俺はウェストの戦いの後の話を聞き出す。姫さまたちが乱入して、それを利用してユリさんとポイントBまで移動した後に意識がなくなったらしい。姫さまたちが乱入?その辺りから記憶がほとんどない。たぶん思考は止めてなかったはず。まあ、この通り生きて帰れたから良しとしますか。
「まさか、姫さまたちが生きて乱入してくるとは。タイミングを見計らっていたのか?」
「それは、分かりません。ただ、ケンさんと騎士との戦いは壮絶で、その周囲に近づけなかったことを考えるとタイミングを見計らっていたのではないと思います。私ですら、あの領域に足を踏み入れたら死んでしまうのではないかと思ったほどです」
「そうなんだ。ということは、まだ戦闘は続いているかもしれないね」
「はい。盾で守りを固めていた兵士のほとんどは死亡し、弓兵は私が皆殺しにしました。魔法師団と騎士たちはケンさんとウェストとの戦い後王城まで撤退しました」
「次の戦闘で騎士団団長が出てくるなら用心しないとな。帝国最強騎士だし、ウェスト以上の強さなら勝てるかどうか分からない。まさか、あれほどの剣士がいるとは思わなかった。隊長クラスが皆んなウェストと同格なら厳しい戦いになりそう」
「魔法師団に隊長がいましたけど、弱かったですよ?近接戦闘が全く出来ていませんでしたので瞬殺です」
「ウェストが例外なのか?こればっかりは、現場を見ないといけないな」
「そうですね。軽食を食べて、また戦場に出ましょう」
「はぁー、常時戦闘な気がする。ユリさん、たまにはゆっくりしない?」
「この戦争が終わったらですね!」
「だよねー。ここまでしておいて止めることは出来ないな。それじゃー、ペペロンチーノを作るから、ユリさんは洗濯物お願い」
俺たちは分担作業してご飯の支度に洗濯物を行う。ご飯作る時が一番平和かもしれない...いやいや、そんなはずはない。この世界の食材の味覚が、前の世界に似ているから良かったものの、そうじゃなかったらホームシックになっていたよ。絶対に。
「ケンさん、ペペロンチーノってなんですか?」
「少し辛いパスタかな。基本的な味付けは、香辛料に塩と胡椒、あとはベーコンとキノコかな」
「良い匂いがします!えへへへ、美味しそうです!」
我ながら上手に出来たと思う。軽食には少し重たいかもしれないけど、香辛料が鼻を刺激して食欲を誘う。お皿に盛り付けて...はい完成!
「お待たせー。どうぞ召し上がれ」
「…。ケンさん…」
「な、なに?不味かった!?」
「私の好物にペペロンチーノのが追加されました。おめでとうございます」
「お、おう。ありがとう」
「前から思っていたのですが、ケンさんはなんで料理がお上手なのですか?」
「え?前の世界では、ほとんど料理した事ないよ?この世界に転移してから自炊しなきゃと思ってレシピ通りに作っているだけ」
「ええええ!こんな美味しい料理を作れるのに、前の世界では作っていなかったんですか?」
「ああ、コンビニっていうお店があって、そこで弁当買ったり簡易的な料理を食べたり...」
前の世界の食事事情を話すこと30分。
「魔法のような発明をする世界ですね。パスタを温めるだけで、この料理に匹敵するものが出来上がるとか...正直想像が出来ません。この世界を食文化によって平和に出来るかもしれない」
「それは言い過ぎだよ。でも、生きている限り食事は必要だ。こうやってご飯が食べられるだけで幸せなのかも。それにさ、前は一人で食べていたのが、今はユリさんと一緒に食事出来て更に美味しく感じるよ」
「うっ。その笑顔を守りたい!」
「どこからその言葉を覚えたの?普通、それ、男が言うセリフだからね」
「なら、ケンさんは私の笑顔を守ってください」
「はいはい、俺が生きている限り大丈夫だと思いたいですね。本当に、この世界は残酷すぎるよ」
「しんみりするのは辞めましょう。今、生きているのですから前を向いて行動あるのみです!」
「その通りだ。悩んでいても仕方ない。さて、腹も膨れたし支度して王城にいるだろう聖剣保持者のアレスを引っ張り出して、ざまぁしてやるか」
「はい!ざまぁって言いたいです」
笑い合う2人は、ご飯を食べ終わり食器を片付け支度を整える。
たぶん、今日2度目の地上での戦闘になるだろう。騎士団団長アレス…お前の首は、俺が刎ねてやる。アンデットの群れをけしかけた罪は重いぞ。
後書き
次回 交渉
前回のあらすじ
主人公 ビンタされる
本文
どーも、ビンタされたオッサンです。
ユリさんの抱擁を解いて、俺はウェストの戦いの後の話を聞き出す。姫さまたちが乱入して、それを利用してユリさんとポイントBまで移動した後に意識がなくなったらしい。姫さまたちが乱入?その辺りから記憶がほとんどない。たぶん思考は止めてなかったはず。まあ、この通り生きて帰れたから良しとしますか。
「まさか、姫さまたちが生きて乱入してくるとは。タイミングを見計らっていたのか?」
「それは、分かりません。ただ、ケンさんと騎士との戦いは壮絶で、その周囲に近づけなかったことを考えるとタイミングを見計らっていたのではないと思います。私ですら、あの領域に足を踏み入れたら死んでしまうのではないかと思ったほどです」
「そうなんだ。ということは、まだ戦闘は続いているかもしれないね」
「はい。盾で守りを固めていた兵士のほとんどは死亡し、弓兵は私が皆殺しにしました。魔法師団と騎士たちはケンさんとウェストとの戦い後王城まで撤退しました」
「次の戦闘で騎士団団長が出てくるなら用心しないとな。帝国最強騎士だし、ウェスト以上の強さなら勝てるかどうか分からない。まさか、あれほどの剣士がいるとは思わなかった。隊長クラスが皆んなウェストと同格なら厳しい戦いになりそう」
「魔法師団に隊長がいましたけど、弱かったですよ?近接戦闘が全く出来ていませんでしたので瞬殺です」
「ウェストが例外なのか?こればっかりは、現場を見ないといけないな」
「そうですね。軽食を食べて、また戦場に出ましょう」
「はぁー、常時戦闘な気がする。ユリさん、たまにはゆっくりしない?」
「この戦争が終わったらですね!」
「だよねー。ここまでしておいて止めることは出来ないな。それじゃー、ペペロンチーノを作るから、ユリさんは洗濯物お願い」
俺たちは分担作業してご飯の支度に洗濯物を行う。ご飯作る時が一番平和かもしれない...いやいや、そんなはずはない。この世界の食材の味覚が、前の世界に似ているから良かったものの、そうじゃなかったらホームシックになっていたよ。絶対に。
「ケンさん、ペペロンチーノってなんですか?」
「少し辛いパスタかな。基本的な味付けは、香辛料に塩と胡椒、あとはベーコンとキノコかな」
「良い匂いがします!えへへへ、美味しそうです!」
我ながら上手に出来たと思う。軽食には少し重たいかもしれないけど、香辛料が鼻を刺激して食欲を誘う。お皿に盛り付けて...はい完成!
「お待たせー。どうぞ召し上がれ」
「…。ケンさん…」
「な、なに?不味かった!?」
「私の好物にペペロンチーノのが追加されました。おめでとうございます」
「お、おう。ありがとう」
「前から思っていたのですが、ケンさんはなんで料理がお上手なのですか?」
「え?前の世界では、ほとんど料理した事ないよ?この世界に転移してから自炊しなきゃと思ってレシピ通りに作っているだけ」
「ええええ!こんな美味しい料理を作れるのに、前の世界では作っていなかったんですか?」
「ああ、コンビニっていうお店があって、そこで弁当買ったり簡易的な料理を食べたり...」
前の世界の食事事情を話すこと30分。
「魔法のような発明をする世界ですね。パスタを温めるだけで、この料理に匹敵するものが出来上がるとか...正直想像が出来ません。この世界を食文化によって平和に出来るかもしれない」
「それは言い過ぎだよ。でも、生きている限り食事は必要だ。こうやってご飯が食べられるだけで幸せなのかも。それにさ、前は一人で食べていたのが、今はユリさんと一緒に食事出来て更に美味しく感じるよ」
「うっ。その笑顔を守りたい!」
「どこからその言葉を覚えたの?普通、それ、男が言うセリフだからね」
「なら、ケンさんは私の笑顔を守ってください」
「はいはい、俺が生きている限り大丈夫だと思いたいですね。本当に、この世界は残酷すぎるよ」
「しんみりするのは辞めましょう。今、生きているのですから前を向いて行動あるのみです!」
「その通りだ。悩んでいても仕方ない。さて、腹も膨れたし支度して王城にいるだろう聖剣保持者のアレスを引っ張り出して、ざまぁしてやるか」
「はい!ざまぁって言いたいです」
笑い合う2人は、ご飯を食べ終わり食器を片付け支度を整える。
たぶん、今日2度目の地上での戦闘になるだろう。騎士団団長アレス…お前の首は、俺が刎ねてやる。アンデットの群れをけしかけた罪は重いぞ。
後書き
次回 交渉
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる