どーも、反逆のオッサンです

わか

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サツキ公国編

第88話 幕間 スパイス

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前書き

前回のあらすじ

主人公 隠れ家に移動する


本文


※プルトス

どうも、私はプルトスと申します。ほ、ほ、ほ、ほ。
先程まで楽しい時間を過ごさせて頂きましたこと、感謝で胸が一杯です。野望から欲望に変わってしまった帝王と関わりを絶って心の底から良かったと思っております。おや?今ごろ、私が抜け出したことに気付いたのですか。少し、弛んでいますね。

「プルトス様、突然居なくなられては困ります!」

「困るのは私です。貴方だけしか気付かないとは、残念なことです。私の護衛をしていた者、貴方以外クビですね」

「お待ち下さい!プルトス様、私の仲間も気付いておりました。先走って私だけ来たのです」

「そうですか。そうですか...」

私は、取引き相手を選ぶ。私と同じ価値観を持ち、私と同等の知恵を持ち、駆け引きが出来る者以外死ねば良いと考えている。私のことを理解してもらおうとは思っておりません。ただ、楽しませてくれる方がいたら応援したいと思っておりますが...

「そうなのです!分かって下さいましたか?」

「そうですね。分かりました、貴方のお仲間をそこの路地裏まで連れて来てください」

「は、はい!すぐに連れてきます」

先程までの楽しい時間の余韻がどうでもいい奴に消えてしまった。しっかり償って貰いましょうか。

「おやおや、ケン様の目にあてられて私まで血の気が強くなってしまいましたか。ほ、ほ、ほ、ほ」


その日の夜、路地裏に6人の死体が見回りの兵によって見つかる。



※?の神官長

「お前たち、ここで何があった?」

「ハッ!サツキ公国の女王を追っておりました。その際、突如我々の目の前で爆発が起き、鉄の破片が散乱し重症者が多数出ました」

「そうか、それで光の神官長はどうした?」

「ハッ!我々に祝福を与えた後、単独で女王を追尾しに行きました」

アイツ、サツキ公国の女王に惚れていたからな。最後の手段に出たか...

「お前、爆発と言ったな?サツキ公国の女王が引き起こしたのか?」

「申し訳ありません。私は後方におりましたので軽傷で済みましたが、先頭にいた者達は全てアテナ様の元へ行きました」

つまり、死んだということか。話に聞く女王の戦闘スタイルに爆発させる攻撃はなかったはず。嫌な予感がする。

「これから、光の神官長を追う。重症者は、馬車の中で安静にしろ。軽傷の者は、私に続いて歩け!」


その日の夜、顔だけが残された光の神官長が発見される。





歓喜、怒り、様々な感情がサツキ公国に向く。



後書き

次回 お出かけ
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