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サツキ公国編
第92話 どーも、海龍との交渉です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 すき焼きを食す
本文
どーも、すき焼きを美味しく頂いたオッサンです。
昼は買い物。夜は隠密行動でざまぁするための仕込みをする。後片付けを終えたユリさんとネイレスさんも出掛ける支度をする。
「今日はどこに行くの?」
「海龍に会いに行く。ネイレスさん、道案内頼むよ」
「分かりました。船はどうしますか?」
「ネイレスさんの船は何処にある?」
「王宮の倉庫です」
「レストの船もそこにある?」
「はい、小型のものがあります」
「それを拝借しよう。陽動は俺。ユリさんとネイレスさんは王宮の倉庫に忍びこんで船を奪取」
「合流地点はどうするの?」
「王宮に向かう道中で決めよう」
「殺しは?」
「必要であれば」
「了解」
「ネイレスさん?」
考え込んでいるネイレスさん。どうしたのだろうか。
「前にケンさんの神龍眼に反応して海龍様が私の身体を乗っ取りましたよね?同じことをすれば、事前に海龍様に伝えることが出来き、王宮に行かずに済むかもしれません」
「カイリは自分のところまで来いと言っていたけど...大丈夫かしら?」
「分かりませんが、試してみる価値はあります」
また左目が痛くなるのか。いっそシャロンにも協力してもらうか?いや、アイツのことだ。そのくらい己の力で何とかしろと言うに違いない。
「それを試してみるか。俺に秘策がある」
「何か思いついたのね。どうせ、とんでもないことでしょうけど」
「ユリさん、失礼だなー。俺が真面目に考えた秘策だ、きっと海龍が反応するさ」
俺は左目に被さっている布をめくり神龍眼を開眼する。ネイレスさんも龍眼化スキルを発動させ、俺と見つめ合う。何も起こらない。そう簡単に物事は解決しない。
「カイリさん、俺が見えるか?シャロンがリンさんと別れてカイリさんと結婚したい...ガァアア、イタい!」
『それは、本当か?シャロン!』
「イタい...照れるなよシャロン。俺が代わりに伝えてやったんだ、感謝しろよ。イタいって!」
『シャロンは、照れているのか。可愛い奴よ』
「早くカイリさんに会いたいらしいけど頼みがあるらしい。くっ...うっ」
歯を食いしばって痛みに耐える。呆れているユリさんの方を向き、後のことをお願いする。
「無茶するわね、ケンさん。カイリ、ケンさんの嘘だから鵜呑みにしてはダメよ」
『そんなことだろうと思ったわ。お前、名は?』
「ユリよ。ネイレスとは恋敵であり親友」
『ほう。ネイレスが恋をしたのか...しかも、そこのバカな若造に』
カイリさんとユリさんが何を話しているのか左目の痛みで分からない。痛すぎて転げ回りたくなる。
「そうよ。私もケンさんが好きなの」
『なるほど。お前たちの願いを一つ聞こう。その代わり』
「その代わり?」
『ネイレスにも、そこの若造と幸せになるようにしろ。それが条件だ』
「考慮するわ。約束は出来ないけどね。決めるのはネイレスだから」
『そうね。今はその言葉が聞ければ十分。して?何をすればよい?」
「公国の海を荒らして欲しい。もうネイレスに必要のないものなの。私たちと一緒に旅をするから」
『旅か...そうか、そうか。分かったわ。生態系が変わるけど問題ないな?』
「ええ、よろしくお願いね」
『そこのバカに伝えておけ。次はないぞと』
「分かっているわ」
殺気がし、俺は身体が固まる。ついでに痛みが止む。シャロン、お前、カイリさんが怖いんだな。
「ふぅー、交渉が上手くいって良かったです。ケンさん?」
パッチィィンッ
カイリさんからネイレスさんに戻り、強烈なビンタをされる。カイリさんの怒りのビンタだな、これは。
「カイリ様からお願いされたので...少しスッキリしました」
「私からもいいかしら?」
ドォンッ
「グヘぇ、は、腹に、蹴りをダメだろぉ...」
「ケンさんのせいで余計な約束をしてしまったわ。この程度で済ませたんだから感謝しなさい」
俺、痛い思いしかしてなくね?
後書き
次回 計画思案
前回のあらすじ
主人公 すき焼きを食す
本文
どーも、すき焼きを美味しく頂いたオッサンです。
昼は買い物。夜は隠密行動でざまぁするための仕込みをする。後片付けを終えたユリさんとネイレスさんも出掛ける支度をする。
「今日はどこに行くの?」
「海龍に会いに行く。ネイレスさん、道案内頼むよ」
「分かりました。船はどうしますか?」
「ネイレスさんの船は何処にある?」
「王宮の倉庫です」
「レストの船もそこにある?」
「はい、小型のものがあります」
「それを拝借しよう。陽動は俺。ユリさんとネイレスさんは王宮の倉庫に忍びこんで船を奪取」
「合流地点はどうするの?」
「王宮に向かう道中で決めよう」
「殺しは?」
「必要であれば」
「了解」
「ネイレスさん?」
考え込んでいるネイレスさん。どうしたのだろうか。
「前にケンさんの神龍眼に反応して海龍様が私の身体を乗っ取りましたよね?同じことをすれば、事前に海龍様に伝えることが出来き、王宮に行かずに済むかもしれません」
「カイリは自分のところまで来いと言っていたけど...大丈夫かしら?」
「分かりませんが、試してみる価値はあります」
また左目が痛くなるのか。いっそシャロンにも協力してもらうか?いや、アイツのことだ。そのくらい己の力で何とかしろと言うに違いない。
「それを試してみるか。俺に秘策がある」
「何か思いついたのね。どうせ、とんでもないことでしょうけど」
「ユリさん、失礼だなー。俺が真面目に考えた秘策だ、きっと海龍が反応するさ」
俺は左目に被さっている布をめくり神龍眼を開眼する。ネイレスさんも龍眼化スキルを発動させ、俺と見つめ合う。何も起こらない。そう簡単に物事は解決しない。
「カイリさん、俺が見えるか?シャロンがリンさんと別れてカイリさんと結婚したい...ガァアア、イタい!」
『それは、本当か?シャロン!』
「イタい...照れるなよシャロン。俺が代わりに伝えてやったんだ、感謝しろよ。イタいって!」
『シャロンは、照れているのか。可愛い奴よ』
「早くカイリさんに会いたいらしいけど頼みがあるらしい。くっ...うっ」
歯を食いしばって痛みに耐える。呆れているユリさんの方を向き、後のことをお願いする。
「無茶するわね、ケンさん。カイリ、ケンさんの嘘だから鵜呑みにしてはダメよ」
『そんなことだろうと思ったわ。お前、名は?』
「ユリよ。ネイレスとは恋敵であり親友」
『ほう。ネイレスが恋をしたのか...しかも、そこのバカな若造に』
カイリさんとユリさんが何を話しているのか左目の痛みで分からない。痛すぎて転げ回りたくなる。
「そうよ。私もケンさんが好きなの」
『なるほど。お前たちの願いを一つ聞こう。その代わり』
「その代わり?」
『ネイレスにも、そこの若造と幸せになるようにしろ。それが条件だ』
「考慮するわ。約束は出来ないけどね。決めるのはネイレスだから」
『そうね。今はその言葉が聞ければ十分。して?何をすればよい?」
「公国の海を荒らして欲しい。もうネイレスに必要のないものなの。私たちと一緒に旅をするから」
『旅か...そうか、そうか。分かったわ。生態系が変わるけど問題ないな?』
「ええ、よろしくお願いね」
『そこのバカに伝えておけ。次はないぞと』
「分かっているわ」
殺気がし、俺は身体が固まる。ついでに痛みが止む。シャロン、お前、カイリさんが怖いんだな。
「ふぅー、交渉が上手くいって良かったです。ケンさん?」
パッチィィンッ
カイリさんからネイレスさんに戻り、強烈なビンタをされる。カイリさんの怒りのビンタだな、これは。
「カイリ様からお願いされたので...少しスッキリしました」
「私からもいいかしら?」
ドォンッ
「グヘぇ、は、腹に、蹴りをダメだろぉ...」
「ケンさんのせいで余計な約束をしてしまったわ。この程度で済ませたんだから感謝しなさい」
俺、痛い思いしかしてなくね?
後書き
次回 計画思案
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