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サツキ公国編
第124話 どーも、公国と激突です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 守護者と戦う
本文
どーも、最終決戦の前に守護者と戦闘したオッサンです。
ユリさんとネイレスさんが俺の元に駆け寄り、心配した声をかける。
「ケンさん、大丈夫!?耳から血...ランディという守護者が来なければグレンを射殺出来たのに。次会ったら私が切り刻んでミンチしてやるわ!」
「ちょ、ユリさん。表現が過激すぎ!切り刻むのは良いけど、情報を引き出してから殺らないとダメだよ」
「何言っているのですか、ケンさん。ユリ、ミンチの前に屈辱を味わってもらいましょう。家畜の排泄物を食べさせるとか...最後は自分が家畜の餌になって終わるみたいなのがいいです。ふふふ、今の私たちが1体1で戦闘したら勝てるか分かりませんが3対1であれば勝てる見込みは高いです」
ええ?表現が生々しいんだけど...ユリさんとネイレスさんに目を付けられたら最後、悲惨な死が待っているのは間違いない。
ご愁傷様...グレン、ランディ
「次会ったらどうするかはおいといて、ランディが言っていた確認は2つの意味があると思った。1つ目が、クーデターの首謀者の確認で2つ目は、俺たちの戦闘能力の確認だ」
俺の言葉の意味が読めたのか、ユリさんとネイレスさんが頷く。
「グレンを見失うなんて有り得ないもの、あの幸薄そうなランディという男。あえて、グレンを放置したと見ていいわね」
「そうですね。将来禿げそうな男ランディの思惑で私たちの前にグレンが来たという方がしっくり来ます。グレンの性格や行動を読んでいたに違いありません」
2人の返事は、俺が考えていたことと同じである。
付け加えるのであれば、
「魔人族との戦闘に役に立つか、グレンを使って確かめた…はぁ、ランディの思惑に乗せられたと思うと腹立つが、アイツらはクーデターを止めるらしいし一時休戦だな」
今度会ったら、グレンの耳をちぎってやろうと決心しながら改めて王宮の方へ移動を始める。
「ゼロ」
ユリさんから小声で、偽名の名を呼ばれる。
ユリさんとネイレスさんの視線の先には、こちらを伺う兵や騎士の姿が見える。
「クーデターの対応だけでなく、俺たちの方までにも対応し始めたというところか。丁度良い、銃を持つ人間を探す手間が省けそうだ」
スマホを取り出し、敵のレベルを確認する。
LV30前半が騎士、LV15~20が兵。
「有象無象の虫と同じレベル。アインスとツヴァイは、どうしたい?」
俺の質問に、ユリさんが両手をヒラヒラさせ戦いたくないと意思表示をし、ネイレスさんも顔を横に振り、敵との衝突を避けようと...
「皆殺しです」
「皆殺しね」
「え?あれ?俺の推測が間違った?2人とも、あの群れに突っ込むの?」
仮面で顔の表情が見えないけど、雰囲気で何となく察する。
あぁ、これは、嗤っているな。
「当たり前です。恐怖を刻まなければなりませんし、私たちの前に立ち塞がった以上、どんな敵であろうと排除しなくては」
「そうね。ツヴァイに賛成。ゼロはどうするつもりだったの?」
「銃を持った人間の顔は覚えている。ソイツを探して奪い取るくらいしか考えていなかったよ。何丁持っているか知らんないけど、ここで奪ったとなればレスト王の警戒が高まるしね。ということで、2人に相談なんだけど」
「何人か逃がす、情報をあえて持ち帰らせるということかしら?」
さすが、ユリさん。話しが早くて助かる。
俺は、今回のリーダーであるネイレスさんの方を見て了承してくれるか否か確認する。
「うーん。死体は何も話さないですし、今回だけは仕方ないですね。ケンさんの提案を取り入れましょう。それにしても、こちらの出方を伺っているのか分かりませんが、全く向かって来ないですね。波状攻撃なり、いくらでも仕掛けられるのに...無能ですね」
元女王としてなのか、本意は分からないが、敵に対して酷評するネイレスさん。
頭の良い人間が多い訳ではない。これは前の世界でも同じだ。頭の良い無能もいるし、本当に無能な奴もいる。
今回、俺たちに相対している敵の指揮官は無能なんだろうね。
「銃を持っていた人間は、俺の死角を狙って撃ってきた。それなりにセンスがあると考えると、あの群れにはいなさそうだけど、居たら居たで撃つ機会を待っているのかも。アインス、弓で先制攻撃しちゃって」
「分かったわ。ツヴァイもそれでいいかしら?」
「はい。お願いします...ふふ、絶望を与えると思うと、にやけてしまいますね」
完全にサイコパスな考えをしているユリさんとネイレスさん。まぁ、俺もなんだけど。人がいくら死のうとどうも思わないし。むしろ死んだ方がマシなのかも。
だって、これからの光景は、普通の感覚を持っている人間からしてみればトラウマになる。
「えいっ!」
可愛い声を発し、魔力付与した矢を放つユリさん。
少し、少しだけど可愛いと思ってしまった。
放たれた矢は、雷を纏い前線の兵に当たり、付与された雷が放出される。
また可愛い声で射抜くユリさん。
「ゼロ。私たち必要ないのかもしれませんね。ゆ...コホン。アインスだけで十分、事足ります。さり気なく、ゼロにアピールしているところは止めた方がいいですけど。なんですか、えいって?死ねばいいのに」
「えいっ」
「チッ。アインス、静かに矢を放ってください。正直言って不愉快です」
「えいっ」
「ちょいちょい。ツヴァイ、剣を抜くなよ。ここで喧嘩は止めて、マジで止めて」
剣を抜き、ユリさんに斬りかかるネイレスさんを取り押さえる。抱きしめる形になったのがいけなかった。
ネイレスさんは、歓喜の声を上げ、ユリさんは、盛大な舌打ちをして俺とネイレスさんを睨む。
「どうして、ゼロ...ケンさんが抱きしめているのかしら?答えによっては、そこで嬉しそうにしているゴミ女を始末しないといけない」
「名前、言い直す必要なくね?これは、アインスの危機を止めるための行為であって仕方ない。だから、許して欲しい。そして、どうか、その矢を俺たちではなく敵に放ってくれ」
ユリさんを宥めるために、冷静に落ち着いた声で説得する。ネイレスさんを抱きしめたままの態勢だけど。
「後で私も抱きしめるなら許しあげるわ」
何か反論しようとしたネイレスさんの口を塞ぎ、ユリさんの要求に従う。
「勿論、抱きしめるからお願い。近づいてきている敵を殺して」
「ふふ、後で沢山抱きしめて貰えるならいくらでも殺すわ」
どうしてこうなるんだよ!
ネイレスさんも口を塞がれて、嬉しそうにもがくなよ!
「はぁはぁ、私の口を塞いで、それから何をしてくれるんですか!ゼロ!」
「何もしねーよ!この変態が!」
ネイレスさんを近づいてくる敵の方へぶん投げる。
飛ばされたネイレスさんは、すれ違いざまに敵の斬っていく。斬られた兵を吹き飛ばすかのように矢が刺さる。
息ピッタリのコンビプレーに、俺は感心するとともに、少し呆れもする。最初からそうしろよ...
「ゼロ、銃を持っている人間を見つけたわ!私から見て2時の方向!」
「了解。俺がいく。任せたよ、2人とも!」
2人の返事を聞かず、銃を持ち、こちらに銃口を向けている人間に向かっていく。
俺が見た騎士ではない人間が銃を持っている。それも、銃と言うよりライフルだな、あれは。
「いくつ持っているんだよ。帝王の遺産がここに来て働くなよ!」
身体能力向上スキルを発動させ、ライフルで撃つ銃弾を近くに居た兵を盾にして躱し、距離を詰める。
「魔力付与弾か...火の魔法を込めていたみたいだね。うん?連射?」
燃えている兵士を捨て、別の兵士を盾代わりにしたのはいいけど、貫通して俺にも届く手前でゴウケツで銃弾を斬る。神龍眼によってスローモーションに見える銃弾を斬ることは造作もない。
俺の目標は、神龍眼でも捉えられない動きをすること。守護者みたく、察知出来ないだけで終わらせるつもりはない。グレンの早さにはついていけたがランディは、もっと早いと俺は思っている。
炎の守護者グレン、風の守護者ランディ。そっちの方がわかりやすい。ランディの戦闘スタイルを見ていないからなんと言えないけどね。
今の攻撃でライフルが2丁ある事が分かった。
さて、この布陣をどう崩すのか...
後書き
次回 狂人
前回のあらすじ
主人公 守護者と戦う
本文
どーも、最終決戦の前に守護者と戦闘したオッサンです。
ユリさんとネイレスさんが俺の元に駆け寄り、心配した声をかける。
「ケンさん、大丈夫!?耳から血...ランディという守護者が来なければグレンを射殺出来たのに。次会ったら私が切り刻んでミンチしてやるわ!」
「ちょ、ユリさん。表現が過激すぎ!切り刻むのは良いけど、情報を引き出してから殺らないとダメだよ」
「何言っているのですか、ケンさん。ユリ、ミンチの前に屈辱を味わってもらいましょう。家畜の排泄物を食べさせるとか...最後は自分が家畜の餌になって終わるみたいなのがいいです。ふふふ、今の私たちが1体1で戦闘したら勝てるか分かりませんが3対1であれば勝てる見込みは高いです」
ええ?表現が生々しいんだけど...ユリさんとネイレスさんに目を付けられたら最後、悲惨な死が待っているのは間違いない。
ご愁傷様...グレン、ランディ
「次会ったらどうするかはおいといて、ランディが言っていた確認は2つの意味があると思った。1つ目が、クーデターの首謀者の確認で2つ目は、俺たちの戦闘能力の確認だ」
俺の言葉の意味が読めたのか、ユリさんとネイレスさんが頷く。
「グレンを見失うなんて有り得ないもの、あの幸薄そうなランディという男。あえて、グレンを放置したと見ていいわね」
「そうですね。将来禿げそうな男ランディの思惑で私たちの前にグレンが来たという方がしっくり来ます。グレンの性格や行動を読んでいたに違いありません」
2人の返事は、俺が考えていたことと同じである。
付け加えるのであれば、
「魔人族との戦闘に役に立つか、グレンを使って確かめた…はぁ、ランディの思惑に乗せられたと思うと腹立つが、アイツらはクーデターを止めるらしいし一時休戦だな」
今度会ったら、グレンの耳をちぎってやろうと決心しながら改めて王宮の方へ移動を始める。
「ゼロ」
ユリさんから小声で、偽名の名を呼ばれる。
ユリさんとネイレスさんの視線の先には、こちらを伺う兵や騎士の姿が見える。
「クーデターの対応だけでなく、俺たちの方までにも対応し始めたというところか。丁度良い、銃を持つ人間を探す手間が省けそうだ」
スマホを取り出し、敵のレベルを確認する。
LV30前半が騎士、LV15~20が兵。
「有象無象の虫と同じレベル。アインスとツヴァイは、どうしたい?」
俺の質問に、ユリさんが両手をヒラヒラさせ戦いたくないと意思表示をし、ネイレスさんも顔を横に振り、敵との衝突を避けようと...
「皆殺しです」
「皆殺しね」
「え?あれ?俺の推測が間違った?2人とも、あの群れに突っ込むの?」
仮面で顔の表情が見えないけど、雰囲気で何となく察する。
あぁ、これは、嗤っているな。
「当たり前です。恐怖を刻まなければなりませんし、私たちの前に立ち塞がった以上、どんな敵であろうと排除しなくては」
「そうね。ツヴァイに賛成。ゼロはどうするつもりだったの?」
「銃を持った人間の顔は覚えている。ソイツを探して奪い取るくらいしか考えていなかったよ。何丁持っているか知らんないけど、ここで奪ったとなればレスト王の警戒が高まるしね。ということで、2人に相談なんだけど」
「何人か逃がす、情報をあえて持ち帰らせるということかしら?」
さすが、ユリさん。話しが早くて助かる。
俺は、今回のリーダーであるネイレスさんの方を見て了承してくれるか否か確認する。
「うーん。死体は何も話さないですし、今回だけは仕方ないですね。ケンさんの提案を取り入れましょう。それにしても、こちらの出方を伺っているのか分かりませんが、全く向かって来ないですね。波状攻撃なり、いくらでも仕掛けられるのに...無能ですね」
元女王としてなのか、本意は分からないが、敵に対して酷評するネイレスさん。
頭の良い人間が多い訳ではない。これは前の世界でも同じだ。頭の良い無能もいるし、本当に無能な奴もいる。
今回、俺たちに相対している敵の指揮官は無能なんだろうね。
「銃を持っていた人間は、俺の死角を狙って撃ってきた。それなりにセンスがあると考えると、あの群れにはいなさそうだけど、居たら居たで撃つ機会を待っているのかも。アインス、弓で先制攻撃しちゃって」
「分かったわ。ツヴァイもそれでいいかしら?」
「はい。お願いします...ふふ、絶望を与えると思うと、にやけてしまいますね」
完全にサイコパスな考えをしているユリさんとネイレスさん。まぁ、俺もなんだけど。人がいくら死のうとどうも思わないし。むしろ死んだ方がマシなのかも。
だって、これからの光景は、普通の感覚を持っている人間からしてみればトラウマになる。
「えいっ!」
可愛い声を発し、魔力付与した矢を放つユリさん。
少し、少しだけど可愛いと思ってしまった。
放たれた矢は、雷を纏い前線の兵に当たり、付与された雷が放出される。
また可愛い声で射抜くユリさん。
「ゼロ。私たち必要ないのかもしれませんね。ゆ...コホン。アインスだけで十分、事足ります。さり気なく、ゼロにアピールしているところは止めた方がいいですけど。なんですか、えいって?死ねばいいのに」
「えいっ」
「チッ。アインス、静かに矢を放ってください。正直言って不愉快です」
「えいっ」
「ちょいちょい。ツヴァイ、剣を抜くなよ。ここで喧嘩は止めて、マジで止めて」
剣を抜き、ユリさんに斬りかかるネイレスさんを取り押さえる。抱きしめる形になったのがいけなかった。
ネイレスさんは、歓喜の声を上げ、ユリさんは、盛大な舌打ちをして俺とネイレスさんを睨む。
「どうして、ゼロ...ケンさんが抱きしめているのかしら?答えによっては、そこで嬉しそうにしているゴミ女を始末しないといけない」
「名前、言い直す必要なくね?これは、アインスの危機を止めるための行為であって仕方ない。だから、許して欲しい。そして、どうか、その矢を俺たちではなく敵に放ってくれ」
ユリさんを宥めるために、冷静に落ち着いた声で説得する。ネイレスさんを抱きしめたままの態勢だけど。
「後で私も抱きしめるなら許しあげるわ」
何か反論しようとしたネイレスさんの口を塞ぎ、ユリさんの要求に従う。
「勿論、抱きしめるからお願い。近づいてきている敵を殺して」
「ふふ、後で沢山抱きしめて貰えるならいくらでも殺すわ」
どうしてこうなるんだよ!
ネイレスさんも口を塞がれて、嬉しそうにもがくなよ!
「はぁはぁ、私の口を塞いで、それから何をしてくれるんですか!ゼロ!」
「何もしねーよ!この変態が!」
ネイレスさんを近づいてくる敵の方へぶん投げる。
飛ばされたネイレスさんは、すれ違いざまに敵の斬っていく。斬られた兵を吹き飛ばすかのように矢が刺さる。
息ピッタリのコンビプレーに、俺は感心するとともに、少し呆れもする。最初からそうしろよ...
「ゼロ、銃を持っている人間を見つけたわ!私から見て2時の方向!」
「了解。俺がいく。任せたよ、2人とも!」
2人の返事を聞かず、銃を持ち、こちらに銃口を向けている人間に向かっていく。
俺が見た騎士ではない人間が銃を持っている。それも、銃と言うよりライフルだな、あれは。
「いくつ持っているんだよ。帝王の遺産がここに来て働くなよ!」
身体能力向上スキルを発動させ、ライフルで撃つ銃弾を近くに居た兵を盾にして躱し、距離を詰める。
「魔力付与弾か...火の魔法を込めていたみたいだね。うん?連射?」
燃えている兵士を捨て、別の兵士を盾代わりにしたのはいいけど、貫通して俺にも届く手前でゴウケツで銃弾を斬る。神龍眼によってスローモーションに見える銃弾を斬ることは造作もない。
俺の目標は、神龍眼でも捉えられない動きをすること。守護者みたく、察知出来ないだけで終わらせるつもりはない。グレンの早さにはついていけたがランディは、もっと早いと俺は思っている。
炎の守護者グレン、風の守護者ランディ。そっちの方がわかりやすい。ランディの戦闘スタイルを見ていないからなんと言えないけどね。
今の攻撃でライフルが2丁ある事が分かった。
さて、この布陣をどう崩すのか...
後書き
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