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カンナ王朝編
第144話 どーも、特訓です
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前書き
前回のあらすじ
炒飯で交渉するヒロイン
本文
炒飯による交渉が水面下で行われていたことに驚くおっさんです。
法国の守護者の強さの一つである魔力の練りについて、毎日、俺の料理を振る舞えば教えてくれる。ユリさんとヨリさんの交渉は、俺の料理に絶対なる自信があったからこそ出来た賭けでもある。っと思いたい。
「ほっほっほ。こりゃあ、儂もしっかり教えないとバチがあたるってもんじゃ。毎日、美味しもんが食えるなら指導にも力が入る。ふむ。指導するのは構わないが、1つお主らに問いたい…」
ヴィルヘルムからプレッシャー、この世界でいうと魔力圧をかけられ姿勢を正す俺たち。
「この技術を習得するれば、お主らは強くなる。しかし、必ず習得出来るものではない。出来るか出来ないかはお主ら自身が泥臭く何にでも耐えうる精神力にかかっている。下手したら死じゃ。その覚悟はあるかの?」
(えっ?死ぬの?聞いていないんだけど...)
ユリさんとヨリさんは、首を縦に振り、覚悟を決めた顔つきになっている。
(まて、まて、まて。どんな修行するんだよ!俺だけ聞いていないんだけど...)
「おーけー爺さん。俺も覚悟は出来ている。ただ、どんな修行するか聞いていないんだけど?」
俺の返事を受け取ると、ヴィルヘルムが魔力圧を消す。
「黒いの。短期間で魔力を練る技術を取得する訓練じゃよ。そこの嬢ちゃんたちの希望でな。お主も大変だのぉ。ほっほっほ。」
俺は、勝手に話を進めた2人の方を見る。そこには笑顔だが、目が真剣。2人ともやる気十分...じゃなくて。
「ユリさん、ヨリさん。勝手に話しを進めないでくれ。どんな訓練をするのか聞いてから判断したの?」
「もちろんよ。私たちなら出来るわ。龍眼眼化スキルとの併用だけど。」
「お爺さんの話しが本当であれば、確実に成功します。」
まるで、成功しかないと思いこんでいるだが...俺は、疑いの目をヴィルヘルムに向ける。
「なんじゃ、その目は。儂の言われた通りにやれば可能じゃよ。失敗したら、まぁ、痛みなく一瞬で死ぬから安心せい。」
「何も安心出来ねぇよ。失敗したら死。成功したら飛躍的に魔力の質が変わる。2択しかねぇのかよ...はぁ。」
「ほっほっほ。いいからさっさとやれ。まずは胸に手を当て、心臓の動きを掴め。」
もう、どうにでもなれと、自暴自棄な気持ちでヴィルヘルムの指示に従う。
「心臓の動きが分かったら、次は想像じゃ。心臓から流れる血を想像しろ。そして、その血を再度心臓に戻すように...想像。ふむ。この想像を心臓の動きに合わせて繰り返し行うのじゃ。」
「想像できたぞ、爺さん。次は?」
「ほぉ。お主、もう掴めたのか?ふむ。どれだけ死地を経験してきたのか...まぁ、よい。今日はこれで終いじゃ。儂の家が近くにある。今日はそこで休め。」
なんか拍子抜けしたというか、もっと厳しい訓練をすると思っていた。それは俺だけではなく、ユリさんとヨリさんも同じ気持ちの様子。
「これでお終い?適当なこと言ってないでしょうね?」
ヴィルヘルムは、俺たちに家の場所を伝え、ユリさんの言葉に伝えて返事をする。
「ほっほっほ。お主らは、すでに土台が出来ておる。あとは、想像し魔力を操作するだけ。万全にしてから教えたいからのぉ。だから休めと言ったのじゃ。」
土台。なんの土台?と聞ける雰囲気ではない。理論で語る爺さんではないから、多分説明出来ないだろう。
俺たちは、爺さんから聞いた二階建ての木造の家に入り、入浴を済ませ、夜が明けそうな時間帯から睡眠をとる。出来れば昼夜逆転生活は嫌なんだけど...
「ほれ、黒いの。起きろ!」
さっき寝たばかりだぞ?何言ってんだ、この爺さん。ヴィルヘルムに俺だけ起こされ...
「おい、爺さん...部屋に勝手に入ってくるのはどうかと思うぞ。それに、俺だけ起こしたつもりでも、俺が起きれば...」
俺にひっついて寝ていたユリさんとヨリさんが着崩していた肌着を直しながら起きる。
「クソジジィ、死にたいようですね。私とケンさんの眠りの邪魔をするなら...」
「おい、ジジィ...死にたいのかしら?」
起きてすぐユリさんがヴィルヘルムの背後に回り込み、ヨリさんは仕込み刀を抜き放ち距離を詰める。
「赤いの、青いの。お主ら、約束した飯を用意せんとぉ。はよ、準備せい。」
「あぁ、そうだった...はぁ。ユリさん、ヨリさん。約束は守らないと。後で寝に来るから先に寝てて。」
寝てすぐ起こされ不機嫌になっている2人をなだめ、爺さんの要望の朝ごはんを作りに台所へ向かう。
「制御出来とらんと違うかぁ?儂、久しぶりに魔王にあった気分になったぞ。黒いの、この家は儂のもんじゃぞ?」
「俺に言うな。あの2人を止めることが出来たら、どんなに楽になると思ってんだよ。」
「まぁ、よい。はよ、飯を作れ。儂に対価を払え、黒いの。」
(おいおい、爺さんも機嫌悪くなって...ちっ。美味い料理食わせて機嫌直してもらわんと。)
後書き
次回 特訓2
前回のあらすじ
炒飯で交渉するヒロイン
本文
炒飯による交渉が水面下で行われていたことに驚くおっさんです。
法国の守護者の強さの一つである魔力の練りについて、毎日、俺の料理を振る舞えば教えてくれる。ユリさんとヨリさんの交渉は、俺の料理に絶対なる自信があったからこそ出来た賭けでもある。っと思いたい。
「ほっほっほ。こりゃあ、儂もしっかり教えないとバチがあたるってもんじゃ。毎日、美味しもんが食えるなら指導にも力が入る。ふむ。指導するのは構わないが、1つお主らに問いたい…」
ヴィルヘルムからプレッシャー、この世界でいうと魔力圧をかけられ姿勢を正す俺たち。
「この技術を習得するれば、お主らは強くなる。しかし、必ず習得出来るものではない。出来るか出来ないかはお主ら自身が泥臭く何にでも耐えうる精神力にかかっている。下手したら死じゃ。その覚悟はあるかの?」
(えっ?死ぬの?聞いていないんだけど...)
ユリさんとヨリさんは、首を縦に振り、覚悟を決めた顔つきになっている。
(まて、まて、まて。どんな修行するんだよ!俺だけ聞いていないんだけど...)
「おーけー爺さん。俺も覚悟は出来ている。ただ、どんな修行するか聞いていないんだけど?」
俺の返事を受け取ると、ヴィルヘルムが魔力圧を消す。
「黒いの。短期間で魔力を練る技術を取得する訓練じゃよ。そこの嬢ちゃんたちの希望でな。お主も大変だのぉ。ほっほっほ。」
俺は、勝手に話を進めた2人の方を見る。そこには笑顔だが、目が真剣。2人ともやる気十分...じゃなくて。
「ユリさん、ヨリさん。勝手に話しを進めないでくれ。どんな訓練をするのか聞いてから判断したの?」
「もちろんよ。私たちなら出来るわ。龍眼眼化スキルとの併用だけど。」
「お爺さんの話しが本当であれば、確実に成功します。」
まるで、成功しかないと思いこんでいるだが...俺は、疑いの目をヴィルヘルムに向ける。
「なんじゃ、その目は。儂の言われた通りにやれば可能じゃよ。失敗したら、まぁ、痛みなく一瞬で死ぬから安心せい。」
「何も安心出来ねぇよ。失敗したら死。成功したら飛躍的に魔力の質が変わる。2択しかねぇのかよ...はぁ。」
「ほっほっほ。いいからさっさとやれ。まずは胸に手を当て、心臓の動きを掴め。」
もう、どうにでもなれと、自暴自棄な気持ちでヴィルヘルムの指示に従う。
「心臓の動きが分かったら、次は想像じゃ。心臓から流れる血を想像しろ。そして、その血を再度心臓に戻すように...想像。ふむ。この想像を心臓の動きに合わせて繰り返し行うのじゃ。」
「想像できたぞ、爺さん。次は?」
「ほぉ。お主、もう掴めたのか?ふむ。どれだけ死地を経験してきたのか...まぁ、よい。今日はこれで終いじゃ。儂の家が近くにある。今日はそこで休め。」
なんか拍子抜けしたというか、もっと厳しい訓練をすると思っていた。それは俺だけではなく、ユリさんとヨリさんも同じ気持ちの様子。
「これでお終い?適当なこと言ってないでしょうね?」
ヴィルヘルムは、俺たちに家の場所を伝え、ユリさんの言葉に伝えて返事をする。
「ほっほっほ。お主らは、すでに土台が出来ておる。あとは、想像し魔力を操作するだけ。万全にしてから教えたいからのぉ。だから休めと言ったのじゃ。」
土台。なんの土台?と聞ける雰囲気ではない。理論で語る爺さんではないから、多分説明出来ないだろう。
俺たちは、爺さんから聞いた二階建ての木造の家に入り、入浴を済ませ、夜が明けそうな時間帯から睡眠をとる。出来れば昼夜逆転生活は嫌なんだけど...
「ほれ、黒いの。起きろ!」
さっき寝たばかりだぞ?何言ってんだ、この爺さん。ヴィルヘルムに俺だけ起こされ...
「おい、爺さん...部屋に勝手に入ってくるのはどうかと思うぞ。それに、俺だけ起こしたつもりでも、俺が起きれば...」
俺にひっついて寝ていたユリさんとヨリさんが着崩していた肌着を直しながら起きる。
「クソジジィ、死にたいようですね。私とケンさんの眠りの邪魔をするなら...」
「おい、ジジィ...死にたいのかしら?」
起きてすぐユリさんがヴィルヘルムの背後に回り込み、ヨリさんは仕込み刀を抜き放ち距離を詰める。
「赤いの、青いの。お主ら、約束した飯を用意せんとぉ。はよ、準備せい。」
「あぁ、そうだった...はぁ。ユリさん、ヨリさん。約束は守らないと。後で寝に来るから先に寝てて。」
寝てすぐ起こされ不機嫌になっている2人をなだめ、爺さんの要望の朝ごはんを作りに台所へ向かう。
「制御出来とらんと違うかぁ?儂、久しぶりに魔王にあった気分になったぞ。黒いの、この家は儂のもんじゃぞ?」
「俺に言うな。あの2人を止めることが出来たら、どんなに楽になると思ってんだよ。」
「まぁ、よい。はよ、飯を作れ。儂に対価を払え、黒いの。」
(おいおい、爺さんも機嫌悪くなって...ちっ。美味い料理食わせて機嫌直してもらわんと。)
後書き
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