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王太子の結婚式
しおりを挟む貴族には、フロンティアを側妃にする話を、知られなかった。
だから、フロンティアが急にいなくなり、フロンティアの妹のファミリアが王太子を支えると言う美談が広げることにした。
王族に媚を売ろうとするもの達は、進んでその噂を広げていた。
令嬢は、ファミリアを支え、
令息は、王太子を支えた。
今までフロンティアがやっていた仕事をその者たちが、するしかなかった。
外交もプライズ様のようには行かず、
通訳を雇って、外交するしかなかった。
フロンティアとプライズがいた頃より人件費が加算された。
「そろそろ結婚式を挙げないとな。」
王太子はぼそっと言った。
「やっと挙げてくれるのですか?」
「国のみんなが、心待ちにしてるだろうからな。」
「そうですわ。美男美女の2人を拝めるのですよ。」
結婚式の準備もあるのに何も考えずに、
2か月後に、すると宣言をしてしまった。
ファミリアは、豪華なドレスで、フリフリのドレスを要望した。国内のデザイナーで、フリフリドレスを得意にする人がいたから、ドレスは結婚式までに間に合った。
「可愛いよ。」
「あなたもかっこいい」
と言って見つめ合った。
この2人は、何もしていないから、幸せだった。
王家と公爵夫人だけは、喜んでいた。
周りのものは疲れ果てていて、
結婚式なんてあげるのかよと思っていた。
いくら取り入ろうとしていても、自分たちの仕事が増え、寝る時間も惜しんでしているのに、ファミリア様は、仕事はしないのに、高いドレスばかり選び節約しようとしない。
「ありがとう」の一言もない。
これでは、、、。
パレードになると騎士団整列し、見た目はカッコよかった。
「すごくいいわ。私たちの国が、素晴らしいのよね。」
「まぁ。そうだな。どこの国にも負けないだろうな。」
と2人は酔っていた。
騎士団たちも冷たい目で、王太子夫婦を見ていた。
騎士団は、フロンティアとプライズの味方だった。
フロンティアが側妃になれと言われたことや、体調不良のことを知っていた。
「この国を守る価値があるのか?」
疑問に思うものが多い。
無事結婚式が終わったことは、みんながホッとしていた。
ファミリアの父の宰相も喜んでいるかと思ったら、そうでもなかった。
宰相は知っていた。
2か月で他国の来賓を呼ぶことはできなかった。
王太子の結婚式に来賓がいないなんて有り得なかったが、王太子は気にしていなかった。
気にすべきことを気にできない。
または、王太子として、評価が上げるようなことをしないと、この先この国の未来はない。
今回の結婚式も中途半端になってしまった。
来賓を呼べるようにしたかったが、妻も王妃もすぐにすべきと、強行だったからな、、、
まぁ。来賓はなくて良かったかもしれないな。
王太子妃として品格がないということをバラすみたいなものだ。
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