上 下
25 / 46

父お祝い

しおりを挟む
キラリは後継を産んだから、チヤホヤされた。
それはビスコ様の指示でもあった。

キラリの性格を考えたことだった。


ナラリに婚約者ができて、後を継ぐ準備ができたので、
お父様は、引退することになったので、
家族みんなでお祝いをすることになった。

ナラリの婚約者のアスファルト様の紹介も含めていた。

アスファルト様は、子爵の次男だけど、優秀だった。



サラリには、まだ子供ができていないそうだ。できたら噂があってもいい。
わたしは後継を産んだから、あの子より立派なのよ。
キラリは機嫌が良かった。




「お姉様。おめでとうございます。」

「ありがとう。可愛いわよ。後継の男の子は、とても可愛いわよ。
ナラリ。綺麗になったわね。婚約者の人に愛されているの?」


「はい、アスファルトはわたしにゾッコンですから。」

「それは良かったわ。」

「お姉様も後継を生まれて、幸せですね。お義兄様も、喜んでいるでしょ。二人で育てているの?」

「うちは、乳母がいるの。わたしに負担がかかるとダメだからと言ってくれてね。」

「幸せそうですね。お義兄様とは、仲が良いと噂になっておりますわ。」

「そう。良かったわ。」


食事が始まる少し前にサラリたちがきた。

「遅くなり、申し訳ありません。お父様。」

「大丈夫だよ。遠くから来てくれてありがとう。ハヤトも忙しいのにありがとうな。」

「いえ。お父様に久しぶりにお会いできて嬉しいです。」



サラリも少しマシになったのね。
その隣はハヤト様?かっこよくなってる。

「キラリ様、ナラリ様。お久しぶりです。」

「「久しぶりですね。」」

「誰かと思いました。お痩せになったのね?」

「ははははっ。そうですね。」


食事の時間になり、
お父様の近くに、サラリとハヤト
お母様の近くに、キラリとビスコ
お父様達の正面にナラリとアスファルト
座った。

「みんな集まってくれてありがとう。わたしは隠居して、ナラリに継いでもらう。アスファルトとナラリが結婚することになる」

「「おめでとうございます」」


「今日は久しぶりの食事だ。たくさん食べてくれ。そして今までどのように過ごしてきたか教えてくれるか?キラリ、サラリ」



「はい。お父様。わたし、キラリは、後継の息子を産みました。今日、連れてこようと思いましたが、風邪気味だったので、自宅でゆっくりしております」

「そうか。男の子を産んだんだね。良かったな。東の町はどうだ?」

「今まで通りに、繁栄していますわ。」

「維持費にお金がかかるだろうけど、ビスコ君がいるから大丈夫だろ。」

「うちは、夫婦別々の経営をしていますの。東の町はわたしがみております」

「わたしは、別の仕事をしておますので、東の町は、キラリが、やっていると思います。時々、質問をしますが、大丈夫と言っております。」

「ビスコ君は見てくれてないのか?一度見てやってくれないか?少し、不安だ。」

「私は、後継の勉学をしていたので大丈夫ですわ。」

「そうよ。あなたは、心配しすぎよ。キラリは優秀だから、ちゃんとできるわ。ビスコ様。キラリは美人だから、自慢できるでしょ。」

「後継の息子を産んでくれたこと、感謝しております。」







しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

継母の心得

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:83,433pt お気に入り:23,401

前世の因縁は断ち切ります~二度目の人生は幸せに~

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:32,682pt お気に入り:997

用済みの神子は、お人形として愛されています

BL / 完結 24h.ポイント:418pt お気に入り:9

【R18】幽閉

ミステリー / 完結 24h.ポイント:1,618pt お気に入り:4

か弱い猫は獅子に勝てない(とは限らない)

恋愛 / 完結 24h.ポイント:241pt お気に入り:39

村に勇者が来た

BL / 完結 24h.ポイント:369pt お気に入り:360

処理中です...