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12温泉
しおりを挟むアルフレッド様に、連れて来てもらったのは、温泉と言うところであった。
「ここは、温泉といって、湯船に浸かると体も温まるから、よく眠れる。疲れが取れるよ。
ゆず風呂があって、いい香りだよ。
ここは、女同士しか無理だから、ダイアナがもうすぐ来る。」
「クレスタ様。お待たせしました。」
「ダイアナ様。ありがとうございます」
「楽しんでおいで。入りすぎないようにね。」
「お気遣いありがとうございます。」
入口をあけるとゆずのいい香りがした。
「いい香り。」
「これはゆずの香りなんだけど、皮も食べるんだよ。」
「そうなんですね。さっぱりして美味しそう。」
「もう帰っちゃうの?」
「はい。」
「いっぱい連れて行きたいところあるのに、、
もっと仲良くなりたいのに。残念。
でも、また、帝国にきてくれるよね?
私をダイアナと呼んでほしい。」
「ダイアナ。私もクレスタって呼んでほしい。私も初めての女友達で、もっといろんなこと教えて欲しかった」
「帝国はどうだった?楽しかった?」
「うん。楽しかったわ。ほんとはもっといたい。
2週間満喫したかったな。」
「ねえ、王太子との関係聞いていいかな?
側妃から聞くところ、王太子が愛しているのは、側妃だけと言うんだけど。ほんと?」
「本当です。私は、幼い頃に政略結婚を結ばれたのです。
王太子は私のこと、地味で嫌いだそうです。
そして、私は小さい頃から家族と離れて妃教育をしていて、全ては、王太子のため。と教えられてきました。
だから私は、王妃になり、ルーセント様のために生きなければなりません。」
「クレスタは頑張ったね。アルフレッド様のことはどう思っているの?」
「尊敬する人です」
「それだけ?大丈夫よ。はっきりと言って、
内緒にしておくから。クレスタの友人として、聞きたい。」
「私は、王太子妃失格なんです。
アルフレッド様と初めて会った時、波長があったんです。
アルフレッド様の表情を読み取ったこと、読み取られたことが嬉しかったんです。
読み取られることは王国の中では、誰1人いませんでした。
それが、出会ってすぐに気がつかれたことが、嬉しかった。
そして、その人の表情を読み取れたことも、私はとても嬉しかった。
優しい。聡明であり、私を高めてくれる人だと思っています。
でも私は、王太子妃なんです。
だから、来世で出会えたらいいなと思います」
「もう一つ聞いていい?」
「はい」
「王太子とは、子供は作らないの?後継問題があるよね?」
「王太子は私に触れたことがありません。
結婚式の時でさえ、誓いのキスもしておりません。
後継は、側妃が産んで、私の子として、育てると言うことです。」
「え?とういうか、もしかして、白い関係?」
「はい。」
「一度もないの?」
「王太子は、私を公務のために正妃にしただけです。ここの部屋も、王太子とは一緒に過ごしていません。お前と過ごせるわけないだろと言われました」
「クレスタは、頑張ってる。
私なんかが、言えることは、クレスタは幸せになれる。その時は、何も考えないで飛び込んで、みんながあなたを好きだから」
「??。ダイアナありがとう。」
「ごめん。。ちょっと話し込んでしまったから、長湯になってしまった。」
「とても気持ちよくて、幸せな気分になるわ。」
浴衣というものを用意してくれた。
ダイアナに着せてもらった。
可愛いピンクの浴衣。そのまま眠れるそう。
下着もダイアナとお揃い。
ほんとは一緒に買いに行きたかったんだけどね。って残念。
温泉から出ると
「ダイアナ。ありがとう。助かった。」
「いえ。私は、帰るわ」
「クレスタ。またね!」
「クレスタどうだった?浴衣似合ってるよ。可愛い。ダイアナとは仲良くなったんだね。」
「すごく気持ちよかったわ。毎日入りたい。
ダイアナ様と夢中で話をしていたので、時間を忘れてしまい、少し長湯してしまいました。」
「今日はゆっくり眠れるとおもうよ。」
その後、夕食は、アルフレッド様と一緒に食べた。
蜂蜜ゆずというジュースをもらった。
美味しかった。アル様は、私の好きなものばかり選んでくれる。
居心地が良い。
今日は何も考えず、眠れた。。
アルフレッドSIDE
温泉は男女で筒抜けになっていた。
全部話が聞こえた。びっくりしたのが、白い関係であった。
なぜ?クレスタがそんな思いをしなければならないのか?という気持ちが出る反面。
誰のものでない喜び。これで、障害はない。本気で奪いにくことにした。
温泉は初めてのものは、毒素が出た経験がないから、少し負担がかかる。
クレスタは睡眠不足の上、頑張りすぎている。
そして少し長湯だった。
明日の朝は、起きにくいと思う。帰国を遅らせれるから、クレスタだけを残せる方法を取ろうと思う。
帝国から命を出そうと思う。
クレスタだけ置いて、帰国してくれるなんて無いわな。
流石にそこまで、馬鹿じゃないよな。それなら、簡単に奪えるのにな。
ダイアナside
クレスタほど、できる人間はいない。
しかも、あのアルフレッド様と合っている。
あんなに波長が合う人は、この世にいない。
クレスタを逃したら、私はプリウスと結婚できない。
しかもこの国の発展は、あの2人にかかれば、最強になる。
今の皇帝と皇后を超えるだろう。
クレスタは愛されることを知らなさすぎ。
それを知った時、最強になる。アルフレッド様もそうだ。
来世なんて言ってられない。絶対私が、機会を与えるわ。
温泉に入った時、打ち明けてくれたことは嬉しかった。信頼してくれるみたい。
私もクレスタのことが大好きになった。しかも白い関係だなんて。
アホ王太子のものになっていなくてよかったわ
アルフレッドも本気になったみたいだから、
あの王太子には、クレスタを蔑ろにした罪を背負ってもらいましょう。ゆくゆく後悔するはずよ。
私は、タネを撒きましょう。
メイドを数名集め、話を広げるように手配。
「サウジランドに近い帝国の端に、夫婦円満になる宿屋があるということ」これだけを広めるだけ。
これが罠。
あの側妃が、クレスタを待ってるわけがない。だから、、多分、王太子に待てないといはずよ。。
サウジランドに近いのではなく、サウジランドにあるの違い。それが、後々問題になる。
側妃好みの可愛くて、キラキラの宿とか、子宝になるとか、一生離れられない。
宿屋の噂が広がった。
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