【完結】2愛されない伯爵令嬢が、愛される公爵令嬢へ

華蓮

文字の大きさ
20 / 36
第一章

実父が公爵邸に

「急にすまないことだな。」

「いえ。お招きありがとうございます。
ただ、公爵様とは、交流もございませんので、私がなぜ呼ばれたのかわかりません。」

「そうだな。少し聞きたいことがあってな。
その前に紹介しよう。妻のマリアーヌ、息子のリュート。
ウィリアム公爵のエリオットと夫人のリオンだ。妻のマリアーヌとリオンは姉妹だ。」

「はじめまして、ルーセント、カイトと申します。」と挨拶をした。

「娘さんの話を聞きたくて、お呼びしたのだ。」 

「リリアナは、ブラックリー伯爵のアラン殿と婚約中ですが、、、」

「もう一人いるよね?」

「シャーロットの事ですか?」

「アラン殿の婚約者ではなかったのですか?なぜか婚約者が変わったのですか?」

「なぜ聞かれるのでしょう?」

「シャーロット嬢と息子のリュートが知り合いでね。
アラン殿の婚約者が変わったという噂があるので、真意を確かめたくて。」

「次期公爵のお方と、シャーロットが知り合いだと聞いておりません。」

「そうですか。で、シャーロット嬢のことを教えて欲しい。どこにいるのか?」

「リリアナとアラン殿が好き同士になったので、シャーロットと婚約破棄をし、リリアナとアラン殿が婚約しました。」

「ほぉ。アラン殿は、婚約者がいながら、婚約者の妹を手を出したんだね。妹も姉の婚約者を奪ったわけだ。」

「好きになったもの同志の結婚です。もともとシャーロットとアラン殿とは、政略結婚で、、、」

「まぁ、好きもの同志くっつくのは幸せだな。」

「そうですね。」

「シャーロットは、どうしてるのだ?
婚約者に突然婚約破棄をされて、落ち込んでいないのか?」

「えーと。家を出ました。
アラン殿が、第二夫人にといったのですが、それを断ったので、勘当すると言ったら、受け入れて、平民になりました。
私は、平民より第二夫人のが、いいと思い進言しました。でも、シャーロットは、平民を選びました。」

「カイル殿。お主の血のつながった娘だよな?」

「はい。前妻との間に生まれた子です。」

「そうだったな。シャーロット嬢のことは、娘と思っていなかったのか?
普通。第二夫人を提案された、娘のことを考えると断るよな。」

「いえ。娘と思っていましたよ。妹の面倒を見るようにいってありました。
リリアナたちは、家族になりたいと努力していたのに、シャーロットは、心許さなかったようで、だから、第二夫人を話された時、姉妹で助け合えるチャンスだと」

「ほぉ。姉の婚約者を平気で奪う者と浮気者と仲良くできるものかな?普通は無理だと思うけどな。」



「それは、、、」




「まあいい。シャーロットは、平民なら、伯爵から籍を抜いてるんだな。」

「いえ。それが、数日後、騎士団から森の湖で行方不明と。」

「亡くなったのか?」

「行方不明です。遺体が上がってませんので。」

「捜索してるのか?はい。」

「平民にしたのだから、探す必要はないのでないか?」

「湖で亡くなっていたらと思って、、、」

「体裁か。」

「いえ、冷たい湖で、亡くなったなら、かわいそうだし、生きているのなら、見つけ出してあげないと。。」



「別に体裁なら、死亡届でも出したらいいではないか?」

「どうゆうことでしょうか?」

「ちょうど書類はあるから、どちらを選ぶ?」

「待ってください。シャーロットは、死んでいません。」

「なら、、平民にしたのだろう。除籍のがいいな。書いてくれ。」

「待ってください。」

「何を言ってる?体裁のために、探してるんだろ?卒業パーティのときに、平民にしたのだろう?何も迷うことないだ。。

きちんと、籍抜いたら、渡したいものがあるんだ。」

「渡したいもの?」

「除籍証明にサインと交換だ」

「迷う必要があるのか?
シャーロットが、平民になって出て行ったんだろ?
お前たちは、シャーロットは、いらなかっただろ?
浮気者を婚約者を奪った者と支えろと言えるくらい、シャーロットのことは、愛情がなかったんだろ。」


除籍書類にサインをした。


「確かに。これで、シャーロット嬢は、平民。これで、あんたとの関係がなくなったな。」

「それで、、、」

「シャーロットから、預かっていたものです。」とリュートが声を出した。

「これは?」

「シャーロットが、もし自分に何かあったら、渡して欲しいと。」





あなたにおすすめの小説

真実の愛の祝福

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
皇太子フェルナンドは自らの恋人を苛める婚約者ティアラリーゼに辟易していた。 だが彼と彼女は、女神より『真実の愛の祝福』を賜っていた。 それでも強硬に婚約解消を願った彼は……。 カクヨム、小説家になろうにも掲載。 筆者は体調不良なことも多く、コメントなどを受け取らない設定にしております。 どうぞよろしくお願いいたします。

【完結】他の人が好きな人を好きになる姉に愛する夫を奪われてしまいました。

山葵
恋愛
私の愛する旦那様。私は貴方と結婚して幸せでした。 姉は「協力するよ!」と言いながら友達や私の好きな人に近づき「彼、私の事を好きだって!私も話しているうちに好きになっちゃったかも♡」と言うのです。 そんな姉が離縁され実家に戻ってきました。

あなたの妻にはなりません

風見ゆうみ
恋愛
幼い頃から大好きだった婚約者のレイズ。 彼が伯爵位を継いだと同時に、わたしと彼は結婚した。 幸せな日々が始まるのだと思っていたのに、夫は仕事で戦場近くの街に行くことになった。 彼が旅立った数日後、わたしの元に届いたのは夫の訃報だった。 悲しみに暮れているわたしに近づいてきたのは、夫の親友のディール様。 彼は夫から自分の身に何かあった時にはわたしのことを頼むと言われていたのだと言う。 あっという間に日にちが過ぎ、ディール様から求婚される。 悩みに悩んだ末に、ディール様と婚約したわたしに、友人と街に出た時にすれ違った男が言った。 「あの男と結婚するのはやめなさい。彼は君の夫の殺害を依頼した男だ」

わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑

岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。 もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。 本編終了しました。

王子は婚約破棄を泣いて詫びる

tartan321
恋愛
最愛の妹を失った王子は婚約者のキャシーに復讐を企てた。非力な王子ではあったが、仲間の協力を取り付けて、キャシーを王宮から追い出すことに成功する。 目的を達成し安堵した王子の前に突然死んだ妹の霊が現れた。 「お兄さま。キャシー様を3日以内に連れ戻して!」 存亡をかけた戦いの前に王子はただただ無力だった。  王子は妹の言葉を信じ、遥か遠くの村にいるキャシーを訪ねることにした……。

婚約解消は君の方から

みなせ
恋愛
私、リオンは“真実の愛”を見つけてしまった。 しかし、私には産まれた時からの婚約者・ミアがいる。 私が愛するカレンに嫌がらせをするミアに、 嫌がらせをやめるよう呼び出したのに…… どうしてこうなったんだろう? 2020.2.17より、カレンの話を始めました。 小説家になろうさんにも掲載しています。

理想の『女の子』を演じ尽くしましたが、不倫した子は育てられないのでさようなら

赤羽夕夜
恋愛
親友と不倫した挙句に、黙って不倫相手の子供を生ませて育てさせようとした夫、サイレーンにほとほとあきれ果てたリリエル。 問い詰めるも、開き直り復縁を迫り、同情を誘おうとした夫には千年の恋も冷めてしまった。ショックを通りこして吹っ切れたリリエルはサイレーンと親友のユエルを追い出した。 もう男には懲り懲りだと夫に黙っていたホテル事業に没頭し、好きな物を我慢しない生活を送ろうと決めた。しかし、その矢先に距離を取っていた学生時代の友人たちが急にアピールし始めて……?

【完結】仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが

ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。 定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──