レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン

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第二章 美少女とはじめる、むっつりスケベの冒険

第38話 謎のカエル

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ティナの膝枕の破壊力に昇天してしまったロック。

なんとか現実に戻って、終わりかけた冒険を再開した。


いつまでも堪能していたかったが、HPが1割ちょっと回復したところで出発。

それでも1時間以上ロスしてしまった。

回復魔法の使い手がいないのは辛い…。


しばらく進むと、見たことのないカエルのモンスターを発見。

いつも通り【隠密】で近づく。


…動かない。

厳密にいうと、ゆっくり動いているが、気づいていないようだ。


(<麻酔針>!)


【麻酔針】を発動する。



身動きできなくなるロック。

ゆっくり動いていたカエルが、ロックの方を見て止まる。


(…え!?)


カエルの手が淡く光る。


(魔法!?【隠密】が効いてたはずなのに!?
 
 やばい!!

 <スキルスナッチ>! )

【麻酔針】の影響で動けない時も別のスキルを使えることは確認済み。

急いでカエルのモンスターのスキルを奪う。


『どのスキルを奪いますか?』

『【起死回生】スキル
 【中級攻撃魔法】スキル
 【ナマケモノ】スキル』


「【中級攻撃魔法】!」


『【中級攻撃魔法】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』


「【武闘家】!」


『【武闘家】スキルは完全に消滅しますが、よろしいですか?』


「うん!」


『【武闘家】スキルと【中級攻撃魔法】スキルを入れ替えました。』



ドスッ!

その瞬間、カエルの首に矢が突き刺さった。

様子がおかしいと感じたティナの攻撃だ。


しかし、カエルの魔法は発動済みだった。


ロックの周りに氷の刃が現れる。

ロックはまだ動けない。


「うわぁ!!」


氷の中級魔法をまともにくらってしまった。

ティナのおかげで回復したHPが削れてしまい、半分以下に。


「ぐっ…。」


そこで【麻痺針】が発動。

カエルもロックもその場から動いていなかったので、針はちゃんと命中した。
 


「<スキルスナッチ>!」


『どのスキルを奪いますか?』

『【起死回生】スキル
 【ナマケモノ】スキル』


「【起死回生】!」


『【起死回生】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』


「【中級攻撃魔法】!」


『【中級攻撃魔法】スキルは完全に消滅しますが、よろしいですか?』


「うん!」


『【中級攻撃魔法】スキルと【起死回生】スキルを入れ替えました。』




(よし。
 …【ナマケモノ】はなんか匂うから、やめとこう。)

もう1つスキルを奪ったところで、再びティナの急所攻撃。


「ぐえ…っ!」


カエルもロックもまだ動けない。

三度ティナの攻撃。


息も絶え絶えだが、なんとか生きている。

動けるようになったロックがトドメ。



『レベルが上がりました。』



************

名前:ロック
パーティ:ラフリンクス
Lv:31→34
HP:5930→6529
MP:591→647
体力:571→631
力:579→639
素早さ:600→657
器用さ:584→646
魔力:572→633
スキル:
【起死回生 ★★★★】
【成長促進(パッシブ) ★★★★★】
【隠密 ★★★】
【麻痺針 ★★】
【スキルスナッチ ★★★★★ 】

************

************

名前:ティナ
パーティ:ラフリンクス
Lv:27→32
HP:2039→2387
MP:308→361
体力:207→244
力:189→226
素早さ:203→240
器用さ:243→288
魔力:320→374
スキル:
【   】
【慈愛の祈り ★★★】
【全能力50%UP ★★★★】

************



「「え!?」」

レベルアップしたステータスを確認した2人はびっくりして大声が出てしまった。


なぜなら、すごいレベルアップしてたから。


「あのモンスター、そんなに強かったのかしら?」

「いや、耐久力もそんなになかったし、素早さなんか普通の人以下だったよね?」

「カイルとディランを倒した時より上がってるわ…。」

「奪ったスキル見てみよう…。」



++++++++++++

【起死回生 ★★★★】・・HPが0になる攻撃を受けた時、HPが1残り、攻撃力・魔攻力を倍増、MP消費がなくなる。その状態で1分間生き残れば、完全回復した状態に戻る。

++++++++++++



「★4!!」

「この能力…、反則ね…。」

「これに中級攻撃魔法があったら、倒すの難しいね…。」


もしこの能力を奪わずに、HPを1の状態にしていたら、ロックは死んでいただろう。

「このスキルは万が一のためにあったらかなり心強いね。
 ただ、次スキルを奪った時に、どれといれかえるかが難しいな…。」

「【麻痺針】はどう?」

「うーん。
 でも、【隠密】と【麻痺針】のコンボはかなり強力だからな…。」

「そうなんだけど、複数でいる敵には使えないし、ランクが上がってくると耐性がある敵も出てくると思う。
 【下級回復魔術】でも麻痺は治すことができるし。
 それにこの戦術に頼りすぎちゃうと、戦いの勘が鈍っちゃう。

 …なにより、動けなくなるリスクが高いわ。
 今回のようなことがまたあって、ロックが動けないまま危険に晒されるのは耐えられない。」

「ティナ…。」

「お願い。」

「…ありがとう。

 わかったよ。
 次にスキルを奪ったら、【麻痺針】と入れ替えるね。」

「うん。
 ところであのカエル、スキルスナッチでスキルを奪えば安定して倒せるから、お金稼ぎによさそうね!」

「確かに!」

「今日はロックがダメージ受けてるから、今日は戻って、明日に備えましょう!」

「そうしよう!」


ワニゲーターマン2匹とカエル1匹を仕留め、3日目の狩りが終わった。
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