66 / 283
第二章 美少女とはじめる、むっつりスケベの冒険
第65話 魔武器を求めて13
しおりを挟む
「う~し、じゃあ早速本題に入るか。」
「お願いします!」
「まずロック、お前はもうS級冒険者でも上位のステータスだ。
力を十分に引き出す武器や防具は、
…今のところ作れない。」
「…それは素材がない、ということですか?」
「そうだ。
ボスモンスターはおろか、S級モンスターの素材もなかなか手に入らない。
まず、魔武器を作るには基本的にこの生息域にいるゴーレムの素材がベースとなる。
Sランクのゴーレムは魔法系の素材になる。
ミスリル以上の強さの剣を作るにはボスモンスターを倒すしかない。
つまり、お前らが狩ってきたミスリルゴーレムの素材が今のところ最高素材、ということだな。」
「なるほど…。」
「そして、それをベースに特殊効果をつけていく。
この特殊効果は複数つけることも可能だ。
ボスモンスターの素材が手に入ったら、特殊効果を移すこともできる。」
「ではこの素材で作っていただけるんですか?」
ロックは前日に倒したミスリルゴーレムの素材であるミスリルを取り出した。
「いや、お前の力にあった武器じゃない以上、わざわざ新しく作る必要はない。
約束通りくれてやる。
もちろん、防具もな。」
そう言ってイシュメルは【アイテムボックス】から1対の武器と防具を取り出した。
妖艶な雰囲気すら感じる美しい直剣と、動きやすそうな軽鎧。
「俺がミスリルで作った剣と、ライトアーマーだ。
剣には力20%UP効果、防具の方には体力20%UPの効果がある。
ステータスUPの上限は20%だから、一応最高級品だ。
買えば1つ最低2億はするぞ。」
「に、に、2億!?
2つだと、よ…。」
「安くてそんくらいだな。」
「やっぱりお金払った方が…。
分割で100回払いくらいならなんとか…。」
「いいって。
後でお釣りがくるくらいの素材を持ってきてもらう予定だからな。
あ、そのディランの素材で作った剣と革鎧くれよ。」
「剣は折れてしまいましたけど…。」
「大丈夫大丈夫。
初めて見る特殊効果だからな。
それと交換にしてやるよ。」
「わかりました。」
(ここまでお世話になりました。
村の皆さん、ありがとうございます…。)
感謝の気持ちを剣と鎧にこめて、そしてイシュメルに手渡した。
「うん。
次に…、ティナだな。」
「はい。」
「ティナにやる装備は…、
…ない。」
「え!?」
声を上げたのはロック。
ティナの武器を求めてきたのに、自分だけもらってしまっては意味がない。
「最低でBランクにならないと…、ということですね。」
「そうだが…、Bランクで使える魔武器もたかがしれてる。
完全な魔力特化タイプで魔法が使えないなら、魔源武器じゃないとこの先は戦えないだろうな。」
はっきりと告げられるティナ。
「そう…、ですか。」
「まあお前らが成長すればボスモンスターを倒すことは可能だろう。
だが、ボスモンスターが倒されなくなったのは、魔族への対応で手が回らないだけじゃない。」
「…なんでですか?」
「ボスモンスターを討伐へ行くと、必ず魔族が参戦してくるらしい。
そして、強力な敵の増援にほとんどの冒険者はやられてしまう。」
「ボスモンスターだけでも強敵なのに、魔族がきてしまったら勝ち目は薄いですよね…。」
「それだけじゃない。
生き残ったやつの話によると、冒険者は殺されるんじゃなく、連れ去られていったらしい。」
「…それ、魔族の防衛戦の話でも同じことを聞きました。
連れ去られたものは魔族になってしまうとも…。」
「だから、ボスモンスターを倒して魔源武器を手に入れたいなら、圧倒的な強さが必要だ。
ボスモンスターを軽く倒せるくらいのな。」
「…。」
黙り込むティナ。
「ティナ、やろう。」
ロックがティナの両肩に手をかけて、真っ直ぐ見つめる。
「どっちにしてもそれぐらい強くならなきゃ僕らの目的は果たせない。」
ティナも見つめ返す。
「…そのつもりよ!
いつまでも、何度も落ち込んでられないわ!」
「うん!
頑張ろう!」
その様子を見てイシュメルがニヤリと笑う。
「やっぱりお前ら面白えな。
いい素材が手に入ったら持ってこい!
俺が最高の装備作ってやる!」
「イシュメルさん!!!
ありがとうございます!!」
それからロックとティナは1日かけてモンスター生息域の入り口まで辿り着いた。
その後、馬車がないため4日かけてフォーレンの街まで帰った。
魔武器を求めて奔走したヴァラーハ坑道の冒険が、一旦終わりを迎えたのだった。
「お願いします!」
「まずロック、お前はもうS級冒険者でも上位のステータスだ。
力を十分に引き出す武器や防具は、
…今のところ作れない。」
「…それは素材がない、ということですか?」
「そうだ。
ボスモンスターはおろか、S級モンスターの素材もなかなか手に入らない。
まず、魔武器を作るには基本的にこの生息域にいるゴーレムの素材がベースとなる。
Sランクのゴーレムは魔法系の素材になる。
ミスリル以上の強さの剣を作るにはボスモンスターを倒すしかない。
つまり、お前らが狩ってきたミスリルゴーレムの素材が今のところ最高素材、ということだな。」
「なるほど…。」
「そして、それをベースに特殊効果をつけていく。
この特殊効果は複数つけることも可能だ。
ボスモンスターの素材が手に入ったら、特殊効果を移すこともできる。」
「ではこの素材で作っていただけるんですか?」
ロックは前日に倒したミスリルゴーレムの素材であるミスリルを取り出した。
「いや、お前の力にあった武器じゃない以上、わざわざ新しく作る必要はない。
約束通りくれてやる。
もちろん、防具もな。」
そう言ってイシュメルは【アイテムボックス】から1対の武器と防具を取り出した。
妖艶な雰囲気すら感じる美しい直剣と、動きやすそうな軽鎧。
「俺がミスリルで作った剣と、ライトアーマーだ。
剣には力20%UP効果、防具の方には体力20%UPの効果がある。
ステータスUPの上限は20%だから、一応最高級品だ。
買えば1つ最低2億はするぞ。」
「に、に、2億!?
2つだと、よ…。」
「安くてそんくらいだな。」
「やっぱりお金払った方が…。
分割で100回払いくらいならなんとか…。」
「いいって。
後でお釣りがくるくらいの素材を持ってきてもらう予定だからな。
あ、そのディランの素材で作った剣と革鎧くれよ。」
「剣は折れてしまいましたけど…。」
「大丈夫大丈夫。
初めて見る特殊効果だからな。
それと交換にしてやるよ。」
「わかりました。」
(ここまでお世話になりました。
村の皆さん、ありがとうございます…。)
感謝の気持ちを剣と鎧にこめて、そしてイシュメルに手渡した。
「うん。
次に…、ティナだな。」
「はい。」
「ティナにやる装備は…、
…ない。」
「え!?」
声を上げたのはロック。
ティナの武器を求めてきたのに、自分だけもらってしまっては意味がない。
「最低でBランクにならないと…、ということですね。」
「そうだが…、Bランクで使える魔武器もたかがしれてる。
完全な魔力特化タイプで魔法が使えないなら、魔源武器じゃないとこの先は戦えないだろうな。」
はっきりと告げられるティナ。
「そう…、ですか。」
「まあお前らが成長すればボスモンスターを倒すことは可能だろう。
だが、ボスモンスターが倒されなくなったのは、魔族への対応で手が回らないだけじゃない。」
「…なんでですか?」
「ボスモンスターを討伐へ行くと、必ず魔族が参戦してくるらしい。
そして、強力な敵の増援にほとんどの冒険者はやられてしまう。」
「ボスモンスターだけでも強敵なのに、魔族がきてしまったら勝ち目は薄いですよね…。」
「それだけじゃない。
生き残ったやつの話によると、冒険者は殺されるんじゃなく、連れ去られていったらしい。」
「…それ、魔族の防衛戦の話でも同じことを聞きました。
連れ去られたものは魔族になってしまうとも…。」
「だから、ボスモンスターを倒して魔源武器を手に入れたいなら、圧倒的な強さが必要だ。
ボスモンスターを軽く倒せるくらいのな。」
「…。」
黙り込むティナ。
「ティナ、やろう。」
ロックがティナの両肩に手をかけて、真っ直ぐ見つめる。
「どっちにしてもそれぐらい強くならなきゃ僕らの目的は果たせない。」
ティナも見つめ返す。
「…そのつもりよ!
いつまでも、何度も落ち込んでられないわ!」
「うん!
頑張ろう!」
その様子を見てイシュメルがニヤリと笑う。
「やっぱりお前ら面白えな。
いい素材が手に入ったら持ってこい!
俺が最高の装備作ってやる!」
「イシュメルさん!!!
ありがとうございます!!」
それからロックとティナは1日かけてモンスター生息域の入り口まで辿り着いた。
その後、馬車がないため4日かけてフォーレンの街まで帰った。
魔武器を求めて奔走したヴァラーハ坑道の冒険が、一旦終わりを迎えたのだった。
18
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる