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第三章 魔王の真実
第140話 フラグ回収
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「この勝負、もらったね!」
思わずリッチェルがそう言ってしまうほど、地上での戦いは優勢に進んだ。
一方、上空では…。
フォースドラゴンに乗るティナと、グリフォンに乗る魔族の弓矢の攻撃による応酬が繰り広げられていた。
グリフォンは地上への【光輝の壁】を使う余裕がない。
魔族側からの矢はロックの分裂体が防ぎ、フォースドラゴンであるファルクは当たっても【再生】スキルにより回復していた。
だがティナの攻撃も、S級モンスターであるヒッポグリフの【上級回復魔法】で回復されていた。
さらに、ヒッポグリフは鋭い爪でフォースドラゴンに張り付くように攻撃してきた。
【吸魔】のスキルを持っているため、ファルクのMPが吸い取られていく。
【龍化】の変身時にはMPを消費しないが、飛行にはMPが必要なファルクは空中でフラフラと不安定になってしまう。
分裂体がヒッポグリフに攻撃をするが、【深淵の闇】スキルにより吸収されてしまう。
足場が安定しなくなり、ティナの矢の命中度も下がってしまった。
「ちょっとファルク!
しっかり飛びな!」
イーザが檄を飛ばす。
「グゥオオオ!!」
ファルクは力任せにヒッポグリフを引き離した。
ズドンッ…!
その瞬間、ヒッポグリフから【深淵の闇】による闇球が飛んでくる。
ファルクは翼でガードし、ティナとイーザを守る。
「ファルク大丈夫かい!?」
「これは厳しいわね…。」
冒険者優勢の地上戦は、いよいよマンティコアの影分身が尽きようとしていた。
「もらった!」
リッチェルが闇球をマンティコア本体へ放った、その時。
「キャァッ!」
ドガンッ!!
ロック本体の周りに配置した分裂体とミラが突然弾き飛ばされた。
陣形が崩れた瞬間、落雷の魔法が動けないロックを襲った。
「うあっ!!」
ロックは直撃を受け、デルベルトへの【乗り移り】が解除されてしまった。
「ふう…。
危なかった…。
まさか乗り移られるとはな…。」
デルベルトが自分の周りの分裂体を一掃する。
かと思ったらロックたちに攻撃をしたS級モンスター、麒麟がデルベルトの側へ移動していた。
「いつの間に!?
攻撃の瞬間も近づいたのに気づかなかった…!」
そのスピードはロックはおろか、デルベルト以上だった。
「どうにか分離させたかったのだが、勝手に別れてくれて助かったよ。」
デルベルトはそう言うと、麒麟に跨り上空へ飛んでいった。
「ま、待て!」
上空に行かれてはロックに追いかける術はない。
そう思ったが、今ロックの隣には【スキルコピー】を持つリッチェルがいた。
「ファルク、ちょっとスキル借りるよ!
<龍化>!」
「リッチェルさん!
失礼します!」
フォースドラゴンとなるリッチェルに分裂体2体と乗り込むロックとミラ。
残りの分裂体に地上の敵を任せて、デルベルトを追いかける。
しかし、上空に上っていた麒麟が、また目に負えないほどのスピードに加速した。
一瞬見失うロックとリッチェル。
その姿を捉えた時、デルベルトを乗せた麒麟はファルクの背中の上にいた。
「え!?」
突然現れた敵に完全に不意をつかれたティナとイーザ。
分裂体がデルベルトに飛びかかるが、一撃でやられてしまう。
もう1体の分裂体も麒麟のスピードに翻弄されて魔法の衝撃で怯んだ隙に、デルベルトにやられてしまった。
「チッ!」
イーザは咄嗟に後ろにいたティナを突き飛ばした。
「イーザ!?」
ティナはファルクの背中から落下する。
「イーザー!!」
ティナは自分を助けようとしたイーザの名を叫ぶ。
「さて。」
麒麟から降りたデルベルトが槍を構える。
「くっ!」
イーザも構える。
ファルクもなんとかしようともがくが、背中にいる2人へは何もできない。
落下したティナを龍化したリッチェルが背中でキャッチし、すぐさまファルクの方へ向かう。
ファルクも少しでもロックたちと早く合流させるため、飛んでくるリッチェルの方へ進路を取る。
しかし…。
「がっ…。」
デルベルトの槍に反応することもできず、…イーザが倒れた。
「「「イーザーーー!!!!」」」
ロックたちがイーザの名を叫ぶ。
「グゥゥウウオオオオオ!!!」
ファルクも…、叫ぶことしかできない…。
「リッチェルさん!
早く!
回復しなきゃ…!!」
ミラがリッチェルに訴える。
リッチェルも0.1秒でも早く着くように飛んでいる。
おもむろにイーザを脇に抱え、麒麟に跨るデルベルト。
「悪いな。
命令なんだ。」
そう言って、消えてしまった。
グリフォンに乗っていた魔族やヒッポグリフもいつの間にか姿を消していた。
MPが限界を迎え、地上に降りるファルク。
それにリッチェルも続く。
地上では分裂体が魔族とマンティコアを倒したところだった。
その場に残ったのは、イーザを…、仲間を攫われたロックたちだけだった。
思わずリッチェルがそう言ってしまうほど、地上での戦いは優勢に進んだ。
一方、上空では…。
フォースドラゴンに乗るティナと、グリフォンに乗る魔族の弓矢の攻撃による応酬が繰り広げられていた。
グリフォンは地上への【光輝の壁】を使う余裕がない。
魔族側からの矢はロックの分裂体が防ぎ、フォースドラゴンであるファルクは当たっても【再生】スキルにより回復していた。
だがティナの攻撃も、S級モンスターであるヒッポグリフの【上級回復魔法】で回復されていた。
さらに、ヒッポグリフは鋭い爪でフォースドラゴンに張り付くように攻撃してきた。
【吸魔】のスキルを持っているため、ファルクのMPが吸い取られていく。
【龍化】の変身時にはMPを消費しないが、飛行にはMPが必要なファルクは空中でフラフラと不安定になってしまう。
分裂体がヒッポグリフに攻撃をするが、【深淵の闇】スキルにより吸収されてしまう。
足場が安定しなくなり、ティナの矢の命中度も下がってしまった。
「ちょっとファルク!
しっかり飛びな!」
イーザが檄を飛ばす。
「グゥオオオ!!」
ファルクは力任せにヒッポグリフを引き離した。
ズドンッ…!
その瞬間、ヒッポグリフから【深淵の闇】による闇球が飛んでくる。
ファルクは翼でガードし、ティナとイーザを守る。
「ファルク大丈夫かい!?」
「これは厳しいわね…。」
冒険者優勢の地上戦は、いよいよマンティコアの影分身が尽きようとしていた。
「もらった!」
リッチェルが闇球をマンティコア本体へ放った、その時。
「キャァッ!」
ドガンッ!!
ロック本体の周りに配置した分裂体とミラが突然弾き飛ばされた。
陣形が崩れた瞬間、落雷の魔法が動けないロックを襲った。
「うあっ!!」
ロックは直撃を受け、デルベルトへの【乗り移り】が解除されてしまった。
「ふう…。
危なかった…。
まさか乗り移られるとはな…。」
デルベルトが自分の周りの分裂体を一掃する。
かと思ったらロックたちに攻撃をしたS級モンスター、麒麟がデルベルトの側へ移動していた。
「いつの間に!?
攻撃の瞬間も近づいたのに気づかなかった…!」
そのスピードはロックはおろか、デルベルト以上だった。
「どうにか分離させたかったのだが、勝手に別れてくれて助かったよ。」
デルベルトはそう言うと、麒麟に跨り上空へ飛んでいった。
「ま、待て!」
上空に行かれてはロックに追いかける術はない。
そう思ったが、今ロックの隣には【スキルコピー】を持つリッチェルがいた。
「ファルク、ちょっとスキル借りるよ!
<龍化>!」
「リッチェルさん!
失礼します!」
フォースドラゴンとなるリッチェルに分裂体2体と乗り込むロックとミラ。
残りの分裂体に地上の敵を任せて、デルベルトを追いかける。
しかし、上空に上っていた麒麟が、また目に負えないほどのスピードに加速した。
一瞬見失うロックとリッチェル。
その姿を捉えた時、デルベルトを乗せた麒麟はファルクの背中の上にいた。
「え!?」
突然現れた敵に完全に不意をつかれたティナとイーザ。
分裂体がデルベルトに飛びかかるが、一撃でやられてしまう。
もう1体の分裂体も麒麟のスピードに翻弄されて魔法の衝撃で怯んだ隙に、デルベルトにやられてしまった。
「チッ!」
イーザは咄嗟に後ろにいたティナを突き飛ばした。
「イーザ!?」
ティナはファルクの背中から落下する。
「イーザー!!」
ティナは自分を助けようとしたイーザの名を叫ぶ。
「さて。」
麒麟から降りたデルベルトが槍を構える。
「くっ!」
イーザも構える。
ファルクもなんとかしようともがくが、背中にいる2人へは何もできない。
落下したティナを龍化したリッチェルが背中でキャッチし、すぐさまファルクの方へ向かう。
ファルクも少しでもロックたちと早く合流させるため、飛んでくるリッチェルの方へ進路を取る。
しかし…。
「がっ…。」
デルベルトの槍に反応することもできず、…イーザが倒れた。
「「「イーザーーー!!!!」」」
ロックたちがイーザの名を叫ぶ。
「グゥゥウウオオオオオ!!!」
ファルクも…、叫ぶことしかできない…。
「リッチェルさん!
早く!
回復しなきゃ…!!」
ミラがリッチェルに訴える。
リッチェルも0.1秒でも早く着くように飛んでいる。
おもむろにイーザを脇に抱え、麒麟に跨るデルベルト。
「悪いな。
命令なんだ。」
そう言って、消えてしまった。
グリフォンに乗っていた魔族やヒッポグリフもいつの間にか姿を消していた。
MPが限界を迎え、地上に降りるファルク。
それにリッチェルも続く。
地上では分裂体が魔族とマンティコアを倒したところだった。
その場に残ったのは、イーザを…、仲間を攫われたロックたちだけだった。
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