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第四章 世界中が敵
第182話 A級モンスター狩り
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一行はA級モンスターが出現するエリアまで移動した。
一度には乗り切れなかったため、フォースドラゴンになったファルクが不貞腐れながらも二往復。
ミラの【気配察知】でモンスターを探しながら奥へと進んだ。
「獣系のモンスターは剣術や斧術なんかの武器スキルは持ってないですよね。
この辺りで目ぼしいスキル持っているモンスターはいますか?」
「ここらのA級は割合としては、魔法を主体とするモンスターの方が多い。
ランやスーの中級魔法スキルを上級にできたらいいね。
あとは【ミラーシールド】を使う奴がいたから、それもあったらいいと思うけど、2人はどうだい?」
「私たちより、ハンナさんを優先で…!」
「そうですよ!」
「もちろん私もお願いするけど、私だけが優先ってことはしないよ。
パーティなんだしさ。」
「ハンナさん…。」
「ハンナ姐!
あたいは早く強いスキルが欲しい!」
「キニア、焦るなって。」
ロックたちと話している時はキツ目の受け答えだったハンナだが、普段は面倒見のいいタイプのようだ。
「スキルを奪った後、基本的にはゆっくりと渡す相手を選んでる暇がありません。
後で入れ替えも可能ですので、魔法系スキルと物理系スキルを優先的に渡す人を決めていてもらえますか?」
「じゃあ、ランとキニアでいいかい?」
ハンナの問いかけに3人はオッケーを出した。
「わかりました!」
「敵がいたよー!
あっちの方に3体!」
「よし!
行こうぜ!」
向かった先には牛のモンスター1体とイタチのモンスターが2体いた。
モンスターを視認できるギリギリの距離にいるため、まだ気付かれていないようだ。
「クジャタと鎌鼬だね。」
「わかりました。
じゃあ、ちょっと行ってきます。」
「ちょ、ちょっと待ちなよ。
1人で行く気かい?」
1人で行こうとするロックをハンナが止める。
「そうですね。
ハンナさんたちは新しいスキルになってから戦った方がいいかと思いまして。」
「そ、そうだけど、あんたたちは行かないのかい!?」
ティナ、ミラ、ファルクの3人が行く気がないことに疑問を抱いているようだ。
「まあ、あれくらいの相手ならロックだけで十分だよ!」
ミラがなんでもないことのように、さらっと流す。
S級冒険者であることはわかっているし、同じS級でもロックが格上なのは感じる。
しかし、それでもA級モンスター3体を1人で相手にするのは危険なはずだ。
「せ、せめて私も一緒に…。」
ハンナが加勢を買って出る。
「ありがとうございます。
でも、大丈夫ですよ。
もし危なくなったら助けてくださいね。」
そう言ってロックはモンスターへ近づいていった。
その動きはバフをかけたハンナ以上の速さ。
「え!?
いつの間にかバフをかけたのかい!?」
「いえ、あれはロックの通常時の速さですよ。」
驚くハンナたちにティナが説明する。
ハンナたちは声が出ない。
ロックはある程度近づくと、【分裂】により6体の分裂体を生み出す。
そして分裂体はモンスターをあっという間に取り囲んだ。
「【分裂】を使えるのかい!?
あれはモンスターのスキルじゃ!?」
「モンスターも含めてスキル選び放題…。
やっぱ反則だよな、あのスキル。」
驚きが止まらないハンナたちにファルクも同調する。
分裂体はあっという間にモンスター3体を追い詰めた。
そして、分裂体が戦っている間にロック本体がみんなのところへ戻ってきた。
「ひとまず【魔力50%UP】を奪ってきました。
上級の魔法スキルは鎌鼬の【上級攻撃魔法】だけで、あとは中級でした。
どうします?」
「も、もう奪ってきたのかい!?
ていうか、ゆっくり選ぶ時間あるじゃないか!」
「相手によりますね。
今回はいけましたが、A級モンスターでもスキルによっては油断はできませんし…。」
「う、うん…、う~ん?」
理解が追いつかないが、特殊なスキルを持っていないA級モンスターなら余裕、ということなんだろう…と無理矢理納得するハンナたち。
【成長促進】によるステータスの限界突破をまだ伝えていないので、この反応は当然ではある。
「ま、【魔力50%UP】なら、攻撃魔法を使うスーがいいかもね?
どう?」
ハンナが確認すると、ランが頷いた。
「じゃあ、スーさんに渡します。」
「は、はい。」
ハンナたちの戸惑いをよそに、ロック1人でA級モンスターたちから安定してスキルを奪って行くことができた。
ハンナ
++++++++++++
【弓聖 ★★★★】・・弓術が上級レベルになる。
【奥義 ★★★】・・[武技]の威力を20%上乗せする。
【ウェポンマスター ★★★】・・どんな武器でも装備できる。
++++++++++++
キニア
++++++++++++
【斧術師 ★★★】・・斧術が中級レベルになる。
【護身術 ★★★】・・身を守るための技術が上昇し、ダメージが常時20%減る。また、防具の強さが20%UPする。
【力10%UP ★】・・力が10分間10%UPする。MPを10分の1消費する。
【再生 ★★★★】・・HPや傷が回復する。回復量などは魔力に依存する。
++++++++++++
スー
++++++++++++
【上級攻撃魔法 ★★★★】・・上級までの攻撃魔法を全て使用できる。
【上級回復魔法 ★★★★】・・上級までの回復魔法を全て使用できる。
【魔力50%UP ★★★】・・魔力が20分間50%UPする。MPを5分の1消費する。
++++++++++++
ラン
++++++++++++
【剣聖 ★★★★】・・剣術が上級レベルになる。
【上級特殊魔法 ★★★★】・・上級までの特殊魔法を全て使用できる。
【ミラーシールド ★★★★】・・魔法攻撃を反射するシールドを生成する。相手の魔力が使用者の1.2倍を超えると反射できない。
++++++++++++
一度には乗り切れなかったため、フォースドラゴンになったファルクが不貞腐れながらも二往復。
ミラの【気配察知】でモンスターを探しながら奥へと進んだ。
「獣系のモンスターは剣術や斧術なんかの武器スキルは持ってないですよね。
この辺りで目ぼしいスキル持っているモンスターはいますか?」
「ここらのA級は割合としては、魔法を主体とするモンスターの方が多い。
ランやスーの中級魔法スキルを上級にできたらいいね。
あとは【ミラーシールド】を使う奴がいたから、それもあったらいいと思うけど、2人はどうだい?」
「私たちより、ハンナさんを優先で…!」
「そうですよ!」
「もちろん私もお願いするけど、私だけが優先ってことはしないよ。
パーティなんだしさ。」
「ハンナさん…。」
「ハンナ姐!
あたいは早く強いスキルが欲しい!」
「キニア、焦るなって。」
ロックたちと話している時はキツ目の受け答えだったハンナだが、普段は面倒見のいいタイプのようだ。
「スキルを奪った後、基本的にはゆっくりと渡す相手を選んでる暇がありません。
後で入れ替えも可能ですので、魔法系スキルと物理系スキルを優先的に渡す人を決めていてもらえますか?」
「じゃあ、ランとキニアでいいかい?」
ハンナの問いかけに3人はオッケーを出した。
「わかりました!」
「敵がいたよー!
あっちの方に3体!」
「よし!
行こうぜ!」
向かった先には牛のモンスター1体とイタチのモンスターが2体いた。
モンスターを視認できるギリギリの距離にいるため、まだ気付かれていないようだ。
「クジャタと鎌鼬だね。」
「わかりました。
じゃあ、ちょっと行ってきます。」
「ちょ、ちょっと待ちなよ。
1人で行く気かい?」
1人で行こうとするロックをハンナが止める。
「そうですね。
ハンナさんたちは新しいスキルになってから戦った方がいいかと思いまして。」
「そ、そうだけど、あんたたちは行かないのかい!?」
ティナ、ミラ、ファルクの3人が行く気がないことに疑問を抱いているようだ。
「まあ、あれくらいの相手ならロックだけで十分だよ!」
ミラがなんでもないことのように、さらっと流す。
S級冒険者であることはわかっているし、同じS級でもロックが格上なのは感じる。
しかし、それでもA級モンスター3体を1人で相手にするのは危険なはずだ。
「せ、せめて私も一緒に…。」
ハンナが加勢を買って出る。
「ありがとうございます。
でも、大丈夫ですよ。
もし危なくなったら助けてくださいね。」
そう言ってロックはモンスターへ近づいていった。
その動きはバフをかけたハンナ以上の速さ。
「え!?
いつの間にかバフをかけたのかい!?」
「いえ、あれはロックの通常時の速さですよ。」
驚くハンナたちにティナが説明する。
ハンナたちは声が出ない。
ロックはある程度近づくと、【分裂】により6体の分裂体を生み出す。
そして分裂体はモンスターをあっという間に取り囲んだ。
「【分裂】を使えるのかい!?
あれはモンスターのスキルじゃ!?」
「モンスターも含めてスキル選び放題…。
やっぱ反則だよな、あのスキル。」
驚きが止まらないハンナたちにファルクも同調する。
分裂体はあっという間にモンスター3体を追い詰めた。
そして、分裂体が戦っている間にロック本体がみんなのところへ戻ってきた。
「ひとまず【魔力50%UP】を奪ってきました。
上級の魔法スキルは鎌鼬の【上級攻撃魔法】だけで、あとは中級でした。
どうします?」
「も、もう奪ってきたのかい!?
ていうか、ゆっくり選ぶ時間あるじゃないか!」
「相手によりますね。
今回はいけましたが、A級モンスターでもスキルによっては油断はできませんし…。」
「う、うん…、う~ん?」
理解が追いつかないが、特殊なスキルを持っていないA級モンスターなら余裕、ということなんだろう…と無理矢理納得するハンナたち。
【成長促進】によるステータスの限界突破をまだ伝えていないので、この反応は当然ではある。
「ま、【魔力50%UP】なら、攻撃魔法を使うスーがいいかもね?
どう?」
ハンナが確認すると、ランが頷いた。
「じゃあ、スーさんに渡します。」
「は、はい。」
ハンナたちの戸惑いをよそに、ロック1人でA級モンスターたちから安定してスキルを奪って行くことができた。
ハンナ
++++++++++++
【弓聖 ★★★★】・・弓術が上級レベルになる。
【奥義 ★★★】・・[武技]の威力を20%上乗せする。
【ウェポンマスター ★★★】・・どんな武器でも装備できる。
++++++++++++
キニア
++++++++++++
【斧術師 ★★★】・・斧術が中級レベルになる。
【護身術 ★★★】・・身を守るための技術が上昇し、ダメージが常時20%減る。また、防具の強さが20%UPする。
【力10%UP ★】・・力が10分間10%UPする。MPを10分の1消費する。
【再生 ★★★★】・・HPや傷が回復する。回復量などは魔力に依存する。
++++++++++++
スー
++++++++++++
【上級攻撃魔法 ★★★★】・・上級までの攻撃魔法を全て使用できる。
【上級回復魔法 ★★★★】・・上級までの回復魔法を全て使用できる。
【魔力50%UP ★★★】・・魔力が20分間50%UPする。MPを5分の1消費する。
++++++++++++
ラン
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【剣聖 ★★★★】・・剣術が上級レベルになる。
【上級特殊魔法 ★★★★】・・上級までの特殊魔法を全て使用できる。
【ミラーシールド ★★★★】・・魔法攻撃を反射するシールドを生成する。相手の魔力が使用者の1.2倍を超えると反射できない。
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