借金まみれの【予知者】、レアアイテムを集めて返済してたら救世主になってました

玉ねぎサーモン

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第一章【予知者】覚醒

第17話 借金 5080万8305ゴル

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「はあ。
 穏便に私たちのおもちゃにしてあげようとしていたのに、馬鹿な女ですね。」

「それが本音か。」

「まあな。
 1人浮いてる美味そうな女がいたから、俺らが有効活用してやろうと思ったんだがな。」

「…反吐が出る…。」

「ちなみにお前が浮いてたのはその性格のせいもあるが、俺らが根も葉もない悪い噂流しまくったからだけどな!」

「「ぎゃははは!!!」」


「…もう喋るな。」

テレージアは剣を構えた3人組の1人に斬りかかった。

「くっ!」



ガキィ…ン!



なんとか斬撃を受け止める男。

それを見てもう1人がテレージアに斬りかかる。

紙一重で避けるテレージア。


2人に対して1人で対抗しているテレージアの剣の技量は、相手より格上のようだ。

しかし、2対1では分が悪い。

さらに、後ろにはもう1人控えている。


「ほれほれ!
 さっきの勢いはどうした?」

「おいおい、まだ殺すなよ?
 後で楽しむんだからな!」

「この…!」



ザシュッ!



「ぐおっ!?」

剣を持った男の1人の背中が斬られた。


ニクラスだ。

言うことを聞かない身体を無理矢理動かして、精一杯の一撃を放った。

もう動けないと思い3人とも完全にノーマークだったのだ。

ニクラスは身体を支えることができず、そのままテレージアの横に倒れ込んだ。


「この野郎!!」

激昂する男。

斬られはしたが、傷は浅かったようだ。

しかし、この隙を見逃すテレージアではない。


「くらえ!」

「っ…やば…!」


ボウッ!


テレージアの剣が男を捉えようとする瞬間、後ろに控えていた3人目の男が火の玉を放った。

「ふうっ!
 危ないところでした。」

「くそっ!」

千載一遇のチャンスを逃してしまったテレージアは切羽詰まった表情になっている。


「テレージアさん!」

横に倒れていたニクラスがテレージアに剣を投げた。

「それを使ってください!」

「こ、これは…。」

テレージアは剣を手にした瞬間身体が軽くなるような感覚を覚えた。

「くらえっ!」

剣を渡した隙をついて男たちが攻撃を繰り出してきた。


キキィ……ン


その攻撃をあっさりと払いのけるテレージア。

「この剣は…、すごい…な…。」

小さな少年から渡された剣が自分の愛剣よりもはるかに高い性能を持っていることに驚きを隠せない。

「これなら…、いける!」

一気に攻勢に転じるテレージア。

2人の男を相手にしても完全に優勢だ。


「下がってください!」


後ろにいた男が、仲間に声を掛ける。

詠唱を終えた先ほどよりも強力な魔法がテレージアに放たれる。


「テレージアさん、盾も!」

ニクラスが盾もテレージアに投げて渡す。


ドォ………ン


大きな火の玉はテレージアに直撃した。

爆発で煙が立ち込める。


「よし!」

「ポーションで火傷治してから可愛がらねえとなっ!」

下衆な2人がテレージアに斬りかかる。


「ぐあっ…!」


斬られたのは…、下衆の方だった。

「な、何!?
 がっ…!」

隣にいた下衆が斬られて驚いている下衆をテレージアが切り捨てる。


「あれをくらって平気なんて!?」

魔法を放った丁寧な口調の下衆が慄く。


「…盾の性能も凄まじいな。」

ニクラスが渡した盾により、テレージアは全くの無傷であった。


「さてと。」

丁寧な下衆に近寄るステージア。

「ひっ!」

最大威力の魔法を無効化されて、なす術がない丁寧な下衆。

「お前には、一言言いたいことがある。」

「な、なんですか!?」

「誰が…、誰が変人だ~~!!」
 
イワトリを大事に抱えているのは変人だと言われたことを根に持っていたテレージアは、今日一番の鋭い斬撃を丁寧な下衆にお見舞いした。


「終わったな…。」

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